| 【発明の名称】 |
低摩擦矯正装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ピーター・シー・ケスリング
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| 【要約】 |
【課題】トルクを加えるコントロール部分と、摺動摩擦を減少するための軽減装置を提供する。
【解決手段】一個体のバッカルチューブ15あるいは転用口型チューブの形態の体摩擦矯正装置は、アーチワイヤー20からトルク力を受けるための締まり嵌めのコントロール部分24を一端に含み、他端に隙間嵌めの軽減部分26を含む内腔22を有している。軽減部分26は、摺動摩擦を減少するために、アーチワイヤー20の少なくとも3つの側面と装置15との間にクリアランスを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 歯に固定可能な低摩擦矯正トルク付与装置であって、近遠心に伸び、アーチワイヤーの遠心端を受けるための内腔を備え、前記内腔は、近心端及び遠心端を含み、前記内腔は、前記装置の近心端におけるコントロール部分を有し、前記コントロール部分は、前記アーチワイヤーと前記装置との間にトルクをかけることができるように、前記装置と前記アーチワイヤーとの間に締まり嵌めを画定し、さらに、前記装置は、前記アーチワイヤーの少なくとも3つの側面及び角隅と、前記装置との間にクリアランスを提供し、それによって、前記装置と前記アーチワイヤーとの間の摺動摩擦を減少する、前記装置の遠心端における軽減部分を備えていることを特徴とする低摩擦矯正トルク付与装置。 【請求項2】 請求項1に記載の低摩擦矯正トルク付与装置において、前記軽減部分は、前記アーチワイヤーの表面全体にクリアランスを提供することを特徴とする低摩擦矯正トルク付与装置。 【請求項3】 請求項1に記載の低摩擦矯正トルク付与装置において、前記軽減部分の長さは、前記装置の長さの50乃至99パーセントの範囲にあることを特徴とする低摩擦矯正トルク付与装置。 【請求項4】 請求項1に記載の低摩擦矯正トルク付与装置において、前記低摩擦矯正トルク付与装置は、前記低摩擦矯正トルク付与装置をブラケットに転用するための手段を有していることを特徴とする低摩擦矯正トルク付与装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般的な矯正装置に関するものである。さらに、本発明は、特に、バッカルチューブ(buccal tube)あるいは転用バッカルチューブの形態の低摩擦矯正装置に関するものである。さらに、本発明は、特に、トルクを加えるためのコントロール部分と、摺動摩擦を減少するための軽減部分とを含んでいるアーチワイヤー装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】矯正治療中にアーチワイヤーを固定すると共にトルクをかけるために、複数のバッカルチューブを提供することがよく知られている。矯正治療中、アーチワイヤーは、該バッカルチューブに対して摺動する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】また、従来は、アーチワイヤーとバッカルチューブとの間のトルク調整を生じさせるために長方形のアーチワイヤーを提供することが知られている。トルクが望まれるチューブの内腔は、アーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦は、治療時間に影響を与えるように形成されている。トルクをコントロールしたり、アーチワイヤ部分の周囲に逃げを設けている、従来において知られているチューブとしては、米国特許第4,781,582、米国特許第5,057,012、及び、米国特許第5,727,941が挙げられる。しかしながら、治療時間は、アーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦のレベルに少なくともある程度は依存している。摺動摩擦のレベルを低くすると、治療の質を高め、治療時間を短くする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の改善されたチューブは、チューブの一端にアーチワイヤー用のコントロール部分を設けると共に、アーチワイヤーの少なくとも3つの面の周囲に逃げ(リリーフ)を画定する軽減部分をチューブの他端に設けることによって、アーチワイヤーとチューブとの間の最大限に軽減された摺動摩擦を提供する。本発明は、バッカルチューブあるいは転用バッカルチューブの形態である低摩擦矯正装置を提供している。本発明のバッカルチューブあるいは転用バッカルチューブにおいて、チューブの内腔は、トルク力を生じさせることができるコントロール部分を一端に有し、摺動摩擦を減少するためにアーチワイヤーの少なくとも3つの面に沿ってクリアランスを画定する軽減部分を他端に含んでいる。コントロール部分は、チューブの近心端(口の前方)にあるのが好ましいが、チューブの遠心端(口の奥方)にあってもよい。転用しないバッカルチューブの形態では、軽減部分は、アーチワイヤーの全ての面及びエッジに対してクリアランスを提供し、転用バッカルチューブの形態では、軽減部分は、アーチワイヤーの少なくとも3つの側面に対してクリアランスを提供する。従って、トルクをかけるバッカルチューブの摺動摩擦は、一個体(ワンピース)のバッカルチューブと転用バッカルチューブの双方共に、本発明によって最小限に抑えられ、これによって、バッカルチューブの治療適応性を最大にすることができる。 【0005】従って、本発明の目的は、アーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦を減少する、新規かつ改善された、矯正治療に利用されるバッカルチューブを提供することである。 【0006】さらに、本発明の目的は、アーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦を減少し、それによって、患者の矯正治療の効率を最大にする、バッカルチューブあるいは転用バッカルチューブの形態の矯正装置を提供することである。 【0007】さらに、本発明の目的は、チューブの一端にトルクコントロール部分を含み、アーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦を最小限に抑えるための軽減部分をチューブの他端に含む、低摩擦バッカルチューブを提供することである。 【0008】さらに、本発明の目的は、チューブの一端にトルクコントロール部分を含み、アーチワイヤーの少なくとも3つの側面と装置との間にクリアランスを提供する軽減部分をチューブの他端に含む、転用バッカルチューブを提供することである。 【0009】本発明の他の目的、特徴、及び利点は、同じ参照符号は同じ部分を参照している、添付の図面と共に、以下の詳細な開示から理解することができるであろう。 【0010】また、本発明は、歯に固定されるように適用される低摩擦矯正トルク付与装置であって、近遠心に伸び、それを通じて、アーチワイヤーの遠心端を受けるための内腔を備え、前記内腔は、近心端及び遠心端を含み、前記内腔は、前記装置の近心端あるいは遠心端の一方の端におけるコントロール部分を有し、前記コントロール部分は、前記アーチワイヤーと前記装置との間にトルクがかかるように、前記装置と前記アーチワイヤーとの間に締まり嵌めを画定し、さらに、前記装置は、前記アーチワイヤーの少なくとも3つの側面と、前記装置との間にクリアランスを提供し、それによって、前記装置と前記アーチワイヤーとの間の摺動摩擦を減少する、前記装置の近心端あるいは遠心端の一方の端における軽減部分を備えていることを特徴とする、低摩擦矯正トルク付与装置を提供する。 【0011】前記軽減部分は、アーチワイヤーの表面全体にクリアランスを提供してもよい。軽減部分の長さは、装置の長さの略80パーセントにしてもよい。軽減部分の長さは、装置の長さの50〜99パーセントの範囲にしてもよい。コントロール部分の近遠心の幅は、装置の長さの1から50パーセントにしてもよい。コントロール部分は、長方形状にしてもよい。コントロール部分は、正方形状にしてもよい。コントロール部分は、装置の近心端にあってもよい。コントロール部分は、装置の遠心端にあってもよい。コントロール部分は、アーチワイヤーと接触する潜在的連続部を有していてもよい。コントロール領域は、唇舌側の調整及び歯肉の咬合調整をアーチワイヤーに及ぼしてもよい。装置は、一個体のバッカルチューブの形態であってもよい。装置は、転用バッカルチューブの形態であってもよい。 【0012】さらに、本発明は、歯に固定されるように適用される一個体の低摩擦バッカルチューブであって、近遠心に伸び、それを通じて、アーチワイヤーの遠心端を受けるための内腔を備え、前記内腔は、近心端及び遠心端を含み、前記内腔は、前記チューブの近心端あるいは遠心端の一方の端におけるコントロール部分を有し、前記コントロール部分は、前記アーチワイヤーと前記チューブとの間にトルクがかかるように、前記チューブと前記アーチワイヤーとの間に締まり嵌めを画定し、さらに、前記チューブは、前記アーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦を低減し、前記アーチワイヤーの少なくとも3つの側面の周りに軽減領域を有している内腔内の手段を備えていることを特徴とする、一個体の低摩擦バッカルチューブを提供する。 【0013】さらに、本発明は、低摩擦転用バッカルチューブであって、近遠心に伸び、それを通じて、アーチワイヤーの遠心端を受けるための内腔を備え、前記内腔は、近心端及び遠心端を含み、前記内腔は、前記チューブの近心端あるいは遠心端の一方の端にコントロール部分を有すると共に、前記チューブの近心端あるいは遠心端の他方の端に軽減部分を有し、前記コントロール部分は、前記アーチワイヤーと前記チューブとの間にトルクがかかるように、前記チューブと前記アーチワイヤーとの間に締まり嵌めを画定し、前記軽減部分は、前記アーチワイヤーと前記チューブとの間との摺動摩擦を減少し、さらに、前記チューブは、連結ウイングと、前記チューブを、連結ウイングにかかったリガチャーによって保持可能なアーチワイヤーを受けるための頬側開口を含むブラケットに転用するための、取り外し可能な転用キャップとを備えていることを特徴とする、低摩擦転用バッカルチューブを提供する。 【0014】コントロール部分の近遠心の幅は、該チューブの長さの1〜50パーセントの範囲にしてもよい。 【0015】 【発明の実施の形態】図面、特に、図1乃至図5の実施態様を参照すると、一個体のバッカルチューブの形状をした低摩擦矯正装置は、その全体が符号15で示されていて、バンド16に適当に取り付けられて示されている。バンド16は、さらに、歯17に接着固定されている。バッカルチューブ15は、バンド16に適当な方法で固定されていてもよいということを理解することができるであろう。また、バッカルチューブ15及びバンド16は、共に、適当な金属であるということを理解することができるであろう。従って、バッカルチューブ15及びバンド16を歯17上に取り付ける前に、バッカルチューブ15は、バンド16に適当に半田付け及び/又はろう付けされていてもよい。また、バッカルチューブ15は、結合基部に取り付けられていてもよいし、歯に結合されていてもよいということを理解することができるであろう。歯17は、臼歯して示されており、図には上右側の臼歯を示している。歯17は、アーチワイヤー20の遠心端用のアンカー(固定装置)として働く。同様に、アーチワイヤー20の他端は、左側にある対向臼歯に通常取り付けられたバッカルチューブに固定されているということを理解することができるであろう。 【0016】また、以下に述べるように、バッカルチューブ15に具体的に表されたコントロール機構の効力によって、歯17に対してトルク力を提供することができるように、アーチワイヤー20は、長方形状にできるということを理解することができるであろう。任意の適当なタイプの長方形あるいは正方形のアーチワイヤーを、本発明のバッカルチューブ15と一緒に用いてもよい。この点で、アーチワイヤー20は、好ましくは金属であるが、金属、プラスチック、あるいは、繊維ガラスにすることができる。同様に、バッカルチューブ15は、金属、プラスチック、あるいは、セラミックにしてもよいが、好ましくは、ステンレス鋼のような金属である。さらに、バッカルチューブ15のコントロール部分が、アーチワイヤー20を密接に支持するように適当な大きさに形成されていれば、任意の適当な大きさのアーチワイヤー20を用いてもよい。この図示の例では、アーチワイヤー20の遠心端20aが曲がっているので、アーチワイヤー20がバッカルチューブ15を通して近心側に引っ込むことが抑制される。 【0017】バッカルチューブ15は、横断面が長方形であるが、任意の望まれた横断面形にすることができる。アーチワイヤー20と同様に、バッカルチューブ15は、好ましくはステンレス鋼のような適当な金属から成るが、プラスチック、セラミックとすることもでき、あるいは、そのような材質を組み合わせてもよい。 【0018】バッカルチューブ15は、近心端にコントロール部分24を含み、遠心端に軽減部分26を含んでいる。また、バッカルチューブ15は、バッカルチューブ15を通って近心及び遠心に伸びた内腔22を有している。そして、コントロール部分24とアーチワイヤー20との間の摺動を許容するように、コントロール部分24は、アーチワイヤー20よりも僅かに大きい寸法に形成されている。また、アーチワイヤー20と内腔22との摩擦を本質的に除くために、軽減部分26は、アーチワイヤー20よりも十分に大きい寸法に形成されている。しかしながら、コントロール部分24は、遠心端に配置することができ、軽減部分26は、近心端に配置することができるということを理解することができるだろう。コントロール部分24は、バッカルチューブ15の近心端に配置されるのが好ましい。 【0019】コントロール部分24は、アーチワイヤー係合部分30によって画定されている。アーチワイヤー係合部分30は、一方の側に近心の斜面あるいはフレア状部分28を含み、他方の側に遠心の斜面あるいはフレア状部分32を含んでいる。バッカルチューブ15の内腔22に初めて挿入するときに、近心の斜面部分28は、アーチワイヤー20に案内作用を提供し、これによって、係合あるいは接触部分30を通してアーチワイヤー20は案内される。アーチワイヤー20とバッカルチューブ15と摺動関係を許容している間、アーチワイヤー20とバッカルチューブ15との間にトルクコントロールをもたらすように、係合部分30あるいはコントロール部分24は、アーチワイヤー20の外周寸法よりも僅かに大きい寸法に形成されている。また、トルクコントロールを維持している間、摺動摩擦が最小限度に抑えられるように、係合部分30あるいはコントロール部分24は、近遠心の幅がかなり狭くなっている。遠心の斜面部分32は、軽減あるいは緩和部分26に通じている。アーチワイヤー20が通常は軽減部分26の側壁の一つより多くとは係合しないように、軽減あるいは緩和部分26は、アーチワイヤー20の外周の横断面寸法よりも十分に大きい寸法に形成されている。図3に示すように、アーチワイヤー20が軽減部分26の中心に位置するときに、アーチワイヤー20の周囲に潜在的に等しいクリアランスを提供する側壁34a,34b,34c,34dを軽減部分26は有している。そのため、軽減部分26は、アーチワイヤー20の周囲全体にクリアランスを提供している。軽減部分26の長さは、好ましくは、バッカルチューブ15の長さの少なくとも80パーセントは伸びている。しかしながら、軽減部分26の長さは、バッカルチューブ15の長さの50〜99パーセントの範囲にしてもよい。同様に、コントロール部分24の近遠心の幅は、バッカルチューブ15の長さの1〜50パーセントの範囲にしてもよい。 【0020】遠心の斜面部分32は、患者の治療中、アーチワイヤー20の取り出しを容易にする。つまり、遠心の斜面部分32において、アーチワイヤー20の遠心端は、アーチワイヤー20の軸線から僅かに曲がることができるからである。 【0021】係合部分30は、アーチワイヤー20と概ね接触するエッジを含むように図示されているが、係合部分30の縦方向の長さは、図6乃至図11の実施態様に概ね示されているように、前記エッジよりも僅かに長くてもよいということを理解することができるであろう。しかしながら、アーチワイヤー20と接触する係合部分30は、トルクコントロールを提供する間、アーチワイヤー20とバッカルチューブ15との間の摩擦を抑えるために、十分に滑らかな面であることが望ましい。 【0022】図6乃至図11の転用バッカルチューブ40の実施態様を参照すると、本発明は、このような転用バッカルチューブ40の摩擦を減少するために、アーチワイヤー20の少なくとも3つの側面が、内腔50の内壁から一定の間隔を置いて配置されているようなチューブに具体化してもよいということを理解することができるであろう。転用キャップ45は、転用バッカルチューブ40の一つの側面として作用すると共に、アーチワイヤー20を受ける開口スロットを形成するために、選択的に取り外し可能である。連結ウィングが、連結ウィングがブラケット状態にあるときに転用バッカルチューブ40にアーチワイヤー20を保持するためのリガチャー(結合体)を受けるために設けられている。転用バッカルチューブ40は、転用バッカルチューブ40内にアーチワイヤー20を第一に単に固定したい場合に用いられると共に、その後、より進んだ治療の段階で、当該装置をエッジワイズブラケットとして使えるようにしたということを理解することができるであろう。 【0023】本発明の転用バッカルチューブは、その全体が符号40で示されていて、上連結ウィング42及び下連結ウィング43を含んでいる胴体41を有している。転用キャップ45は、転用バッカルチューブ40に固定されたときに、アーチワイヤースロット48と共に作用して、内腔50を画定する。従って、転用バッカルチューブ40は二つの個体のユニット(2ピースユニット)であるが、転用キャップ45が所定の位置に取り外し可能に固定されるように取り付けられたときには、転用バッカルチューブ40は一個体のユニット(1ピースユニット)状態になる。遠心に向いたフック52は、図6には転用バッカルチューブ40に設けられて示されているが、一方、残りの図7乃至図11には、構成を簡単にするためにフック52が設けられていない転用バッカルチューブ40が示されている。望むのであれば、いくつかの種類のフックを連結ウイング42上に設けてもよいし、また、必要でないならばフックを取り外し可能にしてもよいということを理解することができるであろう。さらに、上連結ウィング42は、2本のウィングとして示されていて、一方、下連結ウィング43は、1本のウィングとして示されているが、上連結ウィング42及び下連結ウィング43は、双方共に、2本のウィングにしてもよいし、あるいは、1本のウィングとしてもよいということを理解することができるであろう。 【0024】転用キャップ45は、形状が長方形であり、転用バッカルチューブ40の胴体41に取り付けられたときに、上切り欠き溝54および下切り欠き溝55と合致する。転用キャップ45は、転用バッカルチューブ40をブラケットとして転用するために治療中取り外し可能にする場合を除いて、溶接あるいは半田付けによって所定の位置に適当に固定されていてもよい。図7、図8、図9、及び図10には、転用キャップ45は、転用バッカルチューブ40の胴体41に取り付けられた態勢が図示されており、この態勢において内腔50を画定する。内腔50は、転用バッカルチューブ40の近心端にコントロール部分58を有し、コントロール部分58の遠心に軽減部分59を有している。コントロール部分58は、水平かつ上下平行に対向された隆起部58a、58b、及び、垂直方向に伸びて隆起部58aと隆起部58bとを連結している隆起部58cによって画定されている。コントロール部分58の4番目の面は、転用キャップ45によって画定されている。特に、図8に示すように、アーチワイヤー20の頬側の面は、少なくとも時々は、転用キャップ45の内面に当接してもよいので、図9及び図10に示すように、軽減部分59は、アーチワイヤー20の三面の周りにのみ伸びていてもよい。軽減部分59は、上下に対向された壁50a、50b、及び、垂直側壁50cによって画定されている。軽減部分59は、転用キャップ45によって閉じられている。好ましくは、軽減部分59は、内腔50の長さの少なくとも80パーセント伸びているが、第1実施態様のように、内腔50の長さの50〜99パーセントであってもよい。また、図6乃至図10の実施態様に示されているコントロール部分58は、転用バッカルチューブ40の近心端にあるが、図1乃至図5の実施態様でその可能性に関して説明したように、転用バッカルチューブ40の遠心端に配置することもできる。コントロール部分58の面58a、58b、及び58cは、転用バッカルチューブ40とアーチワイヤー20との間にトルク力をかけるような面であるので厳密に設定する必要はあるが、コントロール部分58の面58a、58b、及び58cの幅は、変更してもよい。アーチワイヤー20とコントロール部分58との間の係合の長さが縮小されているため、アーチワイヤー20と転用バッカルチューブ40との間の摩擦は、最小値に減少され、それによって、患者の治療内容を高めることができる。一例として、転用バッカルチューブが0.175インチ(4.445mm)の長さを含んでおり、コントロール部分の近遠心の接触エッジ幅が0.005インチ(0.127mm)であれば、軽減部分は、転用バッカルチューブの長さの略97パーセントである。 【0025】転用バッカルチューブ40が、バッカルチューブとしてその目的を果たし、そして、転用バッカルチューブ40をブラケットとして利用する必要があれば、転用キャップ45は、水平あるいは頬側に開口したアーチワイヤースロットを提供するために取り外され、その場合に、図11に示された弾力性のあるリガチャー62のようなリガチャーによって、アーチワイヤー20はアーチワイヤー開口スロットに保持される。コントロール部分58は、ブラケットとアーチワイヤー20との間にトルク関係を提供するように機能し続け、また、治療段階の間、アーチワイヤー20と転用バッカルチューブ40との間の摩擦を減少するように機能し続ける。 【0026】従って、図6乃至図11の実施態様の転用バッカルチューブ40は、減少された摩擦機能を有するバッカルチューブとして働く機能を有するだけでなく、減少された摩擦機能を有するブラケットとしても働く機能を有している。 【0027】変更態様及び変形態様は、本発明の新規な概念の範囲に反しないで実施できることを理解できるだろうが、本願は、添付されたクレームの範囲だけに限定されない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501043887 【氏名又は名称】ピーター・シー・ケスリング
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| 【出願日】 |
平成13年1月31日(2001.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089705 【弁理士】 【氏名又は名称】社本 一夫 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−258905(P2001−258905A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月25日(2001.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2001−23627(P2001−23627) |
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