| 【発明の名称】 |
歯科用フットコントローラ |
| 【発明者】 |
【氏名】石丸 和俊
【氏名】佐土原 俊幸
【氏名】竹本 昌太郎
【氏名】池田 明子
【氏名】中川 雅基
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| 【要約】 |
【課題】手動の設定手段により設定した設定値の出力により作動している歯科用ハンドピースの出力を、煩わしい操作を行うことなく、単に、フット操作のみで、簡単に、前記設定値より増大し又は減少させるようにした。
【解決手段】動力源(例えば、超音波歯石除去の場合は、超音波振動子1)の出力を手動設定手段21により設定し、左右に回動する第1のフットスイッチ1により、設定された出力で駆動する。該第1のフットスイッチ1の下部には、該第1のフットスイッチ1の押下によってオンされる第2のフットスイッチ6を具備し、前記第1のフットスイッチ1が左又は右のいずれか一方の位置にある時に、前記第2のフットスイッチ6を押下した時は、前記動力源の出力を前記設定出力より所定量増大又は減少させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 動力源の出力を設定する手動設定手段と、前記動力源を駆動する左右水平面移動の第1のフットスイッチと、該第1のフットスイッチの垂直方向の押下によってオンされる第2のフットスイッチとを具備し、前記第1のフットスイッチが左右位置のいずれか一方の位置において前記第2のフットスイッチを押下した時は、前記手動設定手段によって設定された動力源の出力を前記設定値より所定量増大させるようにしたことを特徴とする歯科用フットスイッチ。 【請求項2】 前記第2のフットスイッチの押下を解除した時に、前記動力源の出力は、前記手動設定手段によって設定された出力に戻ることを特徴とする請求項1に記載の歯科用フットスイッチ。 【請求項3】 前記第1のフットスイッチを前記左右位置の他方の位置において前記第2のフットスイッチを押下した時は、前記動力源の出力を前記手動設定手段によって設定した出力より所定量減少させることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用フットスイッチ。 【請求項4】 前記第2のフットスイッチの押下を解除した後、所定時間内に、再度、前記第2のフットスイッチを押下した時は、前記動力源の出力が更に所定量増大又は減少することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の歯科用フットスイッチ。 【請求項5】 前記第2のフットスイッチの押下を前記所定時間以上解除した時は、前記動力源の出力が前記手動設定手段によって設定された出力に戻ることを特徴とする請求項4に記載の歯科用フットスイッチ。 【請求項6】 動力源の出力を設定する手動設定手段と、前記動力源を駆動する左右水平面移動の第1のフットスイッチと、該第1のフットスイッチの近傍に配設された第2のフットスイッチとを具備し、該第2のフットスイッチがオンされた時は、前記手動設定手段によって設定された動力源の出力が前記設定値より所定量増大(又は減少)させるようにしたことを特徴とする歯科用フットスイッチ。 【請求項7】 前記動力源は、歯石除去ハンドピースの超音波振動子であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の歯科用フットコントローラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用フットコントローラ、より詳細には、歯科治療に用いる、例えば、超音波歯石除去に用いる超音波振動子の出力を調整するのに使用して好適な歯科用フットコントローラに関する。 【0002】 【従来の技術】歯科治療において、例えば、超音波歯石除去ハンドピースにおいては、超音波振動子の出力を歯石の状況等に応じて、ある所望の出力に手動で設定し、フットスイッチをオンすることにより、ハンドピースからは前記設定された出力が出力されるようになっている。すなわち、歯石除去ハンドピースの超音波振動子は、前記設定された出力で振動されるようになっている。更に、実際の治療中に、歯垢や歯石・着色等が前述のごとくに設定した出力では除去できない場合は、1度フットスイッチから足を外し(オフし)、設定し直してから、再度フットスイッチをオンさせて、設定し直した後の出力で治療に戻るようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のごとき従来技術においては、歯科治療中に、超音波振動子の出力を設定値より大きく、或いは、小さくしようとした場合、前述のように、一度、フットスイッチから足を離して、超音波振動子の駆動をオフ状態にし、その状態で、再度、手動設定器を所望の出力値に設定し直さなければならず、操作が煩雑で、作業勝手が悪く、作業効率が悪かった。 【0004】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、実際の治療中に歯垢や歯石・着色等が、前述のごとくに設定した出力では除去できない場合は、フット操作レバー(第1のフットスイッチ)を水平方向にスライドさせて歯石除去ハンドピースをオンさせたままで該フットスイッチの下にある踏み込みスイッチ(第2のフットスイッチ)を踏み込むことにより、前述の設定値よりパワーがアップ(又はダウン)し、煩わしい操作を行うことなく、単に、フット操作のみで、簡単に、設定値の変更をできるようにしたものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、動力源の出力を設定する手動設定手段と、前記動力源を駆動する左右水平面移動の第1のフットスイッチと、該第1のフットスイッチの垂直方向の押下によってオンされる第2のフットスイッチとを具備し、前記第1のフットスイッチが左右位置のいずれか一方の位置において前記第2のフットスイッチを押下した時は、前記手動設定手段によって設定された動力源の出力を前記所定値より所定量増大させるようにしたことを特徴としたものである。 【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2のフットスイッチの押下を解除した時に、前記動力源の出力は、前記手動設定手段によって設定された出力に戻ることを特徴としたものである。 【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1のフットスイッチを前記左右位置の他方の位置において前記第2のフットスイッチを押下した時は、前記動力源の出力を前記手動設定手段によって設定した出力より所定量減少させることを特徴としたものである。 【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記第2のフットスイッチの押下を解除した後、所定時間内に、再度、前記第2のフットスイッチを押下した時は、前記動力源の出力が更に所定量増大又は減少することを特徴としたものである。 【0009】請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記第2のフットスイッチの押下を前記所定時間以上解除した時は、前記動力源の出力が前記手動設定手段によって設定された出力に戻ることを特徴としたものである。 【0010】請求項6の発明は、動力源の出力を設定する手動設定手段と、前記動力源を駆動する左右水平面移動の第1のフットスイッチと、該第1のフットスイッチの近傍に配設された第2のフットスイッチとを具備し、該第2のフットスイッチがオンされた時は、前記手動設定手段によって設定された動力源の出力が前記設定値より所定量増大(又は減少)させるようにしたことを特徴としたものである。 【0011】請求項7の発明は、請求項1乃至6に記載の発明において、前記動力源は、歯石除去ハンドピースの超音波振動子であることを特徴としたものである。 【0012】 【発明の実施の形態】図1は、本発明による歯科用フットコントローラの一実施例を説明するための要部概略構成図で、図中、10はフットコントローラ、20はコントローラボックス、30は前記フットコントローラ10及びコントローラボックス20によってその動力源の出力が制御される歯科用ハンドピースで、、以下、超音波歯石除去ハンドピースを例に説明する。フットコントローラ10は、フット操作レバー(第1のフットスイッチ)1、該第1のフットスイッチ1を水平方向の左右に回動自在に枢支するための回転軸2、第1の該フットスイッチ(フット操作レバー)1を左右に回動させた時にオンされるスイッチ3,4を有し、これらスイッチ3,4は、例えば、フット操作レバー1を右方向に回動させた時は、スイッチ3がオンし、左方向に回動した時は、スイッチ4がオンする。 【0013】11はフットコントローラ10とコントローラボックス20を結ぶリード線、12は該コントローラボックス20と歯石除去ハンドピース30を結ぶリード線で、該コントローラボックス20は、歯石除去ハンドピース30が歯科治療ユニットのワークテーブル又は該ワークテーブルの近傍に設けられたインスツルメントホルダー、或いは、アシスタント用インスツルメントホルダーに装備されるものであるときは、該歯科治療ユニットのコントローラボックス内に設けてもよいが、図示のように、単独で用いる場合には、専用のコントローラボックス20を装備し、該コントローラボックス20を、例えば、アシスタント用作業テーブルの上等に置いて使用する。 【0014】コントローラボックス20或いはハンドピース30或いはその他任意の所望の場所(図示例の場合はコントローラボックス20)に、ハンドピース30内の動力源(超音波歯石除去ハンドピースの場合は、超音波振動子)の出力を設定する手動の設定器21を有し、使用に先立って、この手動設定器21により、動力源(例えば、超音波振動子)の出力を設定する。この手動設定器21は、例えば、10段階の設定値を有し、例えば、該設定器21の設定値を6とすると、該超音波歯石除去ハンドピースの超音波振動子は、設定値6に対応した出力で振動する。 【0015】上述のごとき歯科用フットコントローラにおいて、従来は、前述のように、手動設定器21により、例えば、超音波歯石除去器の場合、設定器21により、ある出力を手動で設定し、フット操作スイッチ1を左又は右にスライドすること(オンすること)により、ハンドピース30から設定された出力を出力する。而して、従来装置においては、実際の治療中に歯垢や歯石・着色等が任意に設定した出力では除去できない場合、1度、フット操作スイッチから足を外し、設定器21により設定調整してから再度フット操作スイッチをスライドさせ(オンさせ)治療に戻るようにしており、操作が煩雑で、作業効率が悪かった。 【0016】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、図1,図2において、パワーアップ(ダウン)スイッチ(第2のフットスイッチ)6は、本発明によって付加されたもので、上述のごとくして、手動設定器21によって設定された出力で作動しているハンドピース30の出力を、該パワーアップ(ダウン)スイッチ6を押下することにより、該ハンドピース30の出力を、前記作動中の出力より所定量増大或いは減少させることができるようにしたものである。 【0017】例えば、実際の治療中に歯垢や歯石・着色等が前述のごとくして設定した出力では除去できない場合(設定値で数値を表した場合、例えば、6)は、フット操作スイッチ1をスライドさせたままで該フット操作スイッチ1の下にある踏み込みスイッチ(パワーアップ(ダウン)スイッチ)6を踏みこむことにより、設定値より、パワーがアップ(又はダウン)(設定値で数値を表した場合、例えば、パワーアップ(ダウン)数値が1)し、前記手動設定器21により、煩わしい操作を少なくすることができる。 【0018】上述のように、本発明においては、フット操作レバー(第1のフットスイッチ)1を左又は右に移動させて、例えば、超音波歯石除去ハンドピース30を設定出力で駆動中に、該フット操作レバー1を押下して、該パワーアップ(ダウン)スイッチ6を押下すると、押下中、歯石除去ハンドピース30の超音波振動子の出力が所定量増大又は減少する。パワーアップ(ダウン)スイッチ6の押下を解除すると、再び、最初に設定した出力に戻る。なお、歯石除去ハンドピースの出力を上げようとする時は、フット操作しバー1を右側に、下げようとする時は前記と反対の側、具体的には、左側に移動させて、該フット操作レバー1を押下してパワーアップ(ダウン)スイッチ6を押下すると、歯石除去ハンドピースの超音波振動子の出力が、前記設定量より所定量増大又は減少する。 【0019】上述のように、本発明によると、パワーアップ(ダウン)スイッチ6を押下することによって、超音波歯石除去ハンドピース30の超音波振動子の出力を手動設定器21によって設定した設定値より、所定量上げ又は下げることができるものであるが、前述の説明では、設定量より予め定められた所定量しか増減できなかった。しかし、例えば、更に、もう少し出力を上げたい、或いは、下げたい場合がある。その時は、例えば、パワーアップ(ダウン)スイッチ6の押下を一旦解除し、次いで、所定時間内に再度押下することによって、更に、前記所定量(或いは、前記所定量の半分等、任意の量)増大し、或いは、減少させるようにすることもできる。この場合、パワーアップ(ダウン)スイッチ6の押下を解除した後、前述の所定時間以上の時間が経過経過した時に、初期設定出力に戻る。 【0020】図3は、本発明の他の実施例を説明するための要部概略構成図で、この実施例は、図1に示した実施例における第2のフットスイッチ6に代って、第1のフットスイッチ1の近傍に第2フットスイッチ8を設け、この第2のフットスイッチ8を足で押すことにより、前記手動設定器21によって設定された設定値を所定量増大又は減少させるようにしたものであり、使用に先立って或いは使用中に、この第2のフットスイッチ8を押下することにより、ハンドピース30内の動力源の出力を、前述のごとくして手動設定器21によって設定した設定値より、所定量増大又は減少させることができる。増大させるか減少させるかは、図1に示した実施例と同様、フット操作レバー1を右側に移動させるか左側に移動させるかによる。なお、この第2のフットスイッチ8は押すごとにオン・オフを繰り返し、オフにすると、動力源の出力は、手動設定器21によって設定された出力に戻る。 【0021】 【発明の効果】上述のように、本発明によると、例えば、超音波歯石除去ハンドピースを用いて手動設定器によって設定した設定値に対して、作業前に又は実際に歯石除去作業中に、第1のフットスイッチと第2のフットスイッチを踏みこむことにより、前記設定値より所定量出力パワーがアップ又はダウンし、煩雑な操作を伴うことなく、超音波振動子の出力を、一時的に、所望の出力に制御することができる。 【0022】なお、以上には、本発明を歯石除去ハンドピースの超音波振動子の出力を制御するのに適用した例を示したが、本発明は、超音波振動子に限定されるものでなく、例えば、光重合レジンを光重合する時の光源の出力を調整制御する場合等に適用する等、前記実施例に以外の任意所望の動力源に適用可能であることは容易に理解できよう。また、図1に示した実施例においては、第1のフットスイッチ1の下部に第2のフットスイッチ6を配設した例を示したが、本発明は、図示実施例に限定されるものではなく、第1のフットスイッチ6の上下運動と連動してオン・オフされるスイッチならば、何でもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000150671 【氏名又は名称】株式会社長田中央研究所
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| 【出願日】 |
平成11年12月15日(1999.12.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079843 【弁理士】 【氏名又は名称】高野 明近 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−170074(P2001−170074A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月26日(2001.6.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−356605 |
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