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【発明の名称】 ビデオスコープ付き歯磨き装置
【発明者】 【氏名】河村 達朗

【氏名】中山 浩

【要約】 【課題】ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が、一致していることを実際に画像で確認することは難しかった。

【解決手段】対象物からの光を結像するプリズムミラー10および対物レンズ9と、結像された光を電気信号に変換するCCDユニット8と、操作者が保持するための握り部7とを有するビデオスコープと、空洞部分4が設けられているブラシ部と操作者が保持するための握り部とを有する歯ブラシと、ビデオスコープによって撮像された画像を表示する表示部とを備え、握り部7に歯ブラシの握り部が一体化されており、プリズムミラー10が、操作者が歯を磨くさいに、その歯がビデオスコープによって鮮明に撮像される位置に設けられている。ブラシ部に設けた空洞部分4を通じて撮像して、歯ブラシ部分と撮像部分を独立して握り部7に据え付けることにより、歯磨き動作中においても撮像可能とした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 対象物からの光を結像する結像手段と、前記結像手段によって結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、操作者が保持するための第1握り部とを有するビデオスコープと、ブラシ部と、操作者が保持するための第2握り部とを有する歯ブラシと、前記ビデオスコープによって撮像された画像を表示する表示部とを備え、前記第1握り部と前記第2握り部は一体化されており、前記結像手段の一部は、前記操作者が歯を磨くさいに、その歯が前記ビデオスコープによって鮮明に撮像される位置に設けられていることを特徴とするビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項2】 前記結像手段の一部は、前記ブラシ部のブラシが植毛されている部分の裏側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項3】 被写体を照明する照明手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項4】 前記歯ブラシは所定の光学的空洞部分を有し、前記対象物からの光は前記光学的空洞部分を通って前記結像手段に入射することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項5】 前記光学的空洞部分は、前記ブラシ部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項6】 前記光学的空洞部分は、前記歯ブラシの前記ブラシ部と前記第2握り部との中間部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項7】 照明光は、前記光学的空洞部分を通じて前記対象物を照明することを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項8】 前記光学的空洞部分は、前記ブラシ部と、そのブラシ部と前記第2握り部との中間部とに設けられており、前記対象物からの光は、前記ブラシ部および前記中間部のうちの一方の前記光学的空洞部分を通って前記結像手段に入射し、照明光は、前記ブラシ部および前記中間部のうちの他方の前記光学的空洞部分を通じて前記対象物を照明することを特徴とする請求項4に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項9】 前記ビデオスコープは、撮像画像の端部分に前記ブラシ部の先端が位置するように画像を撮像することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項10】 前記歯ブラシは電動歯ブラシであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項11】 前記電動歯ブラシの少なくとも前記ブラシ部は、前記第1握り部とは独立して可動であることを特徴とする請求項10に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項12】 前記撮像された画像は、所定の電波により前記表示部に伝送されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【請求項13】 前記表示部は、前記電動歯ブラシを充電するための充電器に、または未使用時に前記第1握り部および前記第2握り部を保持するための保持器に、設けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のビデオスコープ付き歯磨き装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔内を撮像するCCD等の撮像素子を内蔵したビデオスコープと、歯ブラシ特に電動歯ブラシとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、歯科や口腔外科などにおける口腔内の患部の診療に、更に操作者が自身の歯や歯茎の状況を観察するのに、照明しながら局所を撮像できるCCDを用いたビデオスコープが用いられる。また、家庭での歯磨きにおいては電動歯ブラシが広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような局所撮像を行うビデオスコープ及び電動歯ブラシには、片手で保持して操作できる取り扱い易いものが求められる。
【0004】従来は、ビデオスコープと電動歯ブラシは独立して使用されていた。すなわち、ビデオスコープで、歯垢や食べ残しが付着している歯や歯茎を観察して、その部分を電動歯ブラシで磨き、更に磨いた結果をビデオスコープで確認する必要が有った。この場合、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が、一致していることを実際に画像で確認することは難しかった。
【0005】また、通常は歯磨き作業は、洗面所等の限られたスペースで行われるため、一般家庭においては、新たにビデオスコープの画像を表示する表示部を設置するスペースを確保することが困難なことが多い。
【0006】さらに、歯すべてを満遍なく観察したり磨くためには、ビデオスコープや歯ブラシの持ち替えや回転等の複雑な操作が必要になるため、コードレスが望ましい。
【0007】本発明はこのような点に鑑みて、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が一致していることを実際に画像で確認しながら歯磨き作業ができるビデオスコープ付き歯磨き装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明は、第1の本発明(請求項1に対応)は、対象物からの光を結像する結像手段と、前記結像手段によって結像された光を電気信号に変換する撮像素子と、操作者が保持するための第1握り部とを有するビデオスコープと、ブラシ部と、操作者が保持するための第2握り部とを有する歯ブラシと、前記ビデオスコープによって撮像された画像を表示する表示部とを備え、前記第1握り部と前記第2握り部が一体化されており、前記結像手段の一部が、前記操作者が歯を磨くさいに、その歯が前記ビデオスコープによって鮮明に撮像される位置に設けられていることを特徴とするビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0009】第2の本発明(請求項2に対応)は、前記結像手段の一部が、前記ブラシ部のブラシが植毛されている部分の裏側に設けられていることを特徴とする第1の本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0010】第3の本発明(請求項3に対応)は、被写体を照明する照明手段を備えたことを特徴とする第1または第2の本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0011】第4の本発明(請求項4に対応)は、前記歯ブラシが所定の光学的空洞部分を有し、前記対象物からの光が前記光学的空洞部分を通って前記結像手段に入射することを特徴とする第1から第3のいずれかの本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0012】第5の本発明(請求項5に対応)は、前記光学的空洞部分が、前記ブラシ部に設けられていることを特徴とする第4の本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0013】第6の本発明(請求項6に対応)は、前記光学的空洞部分が、前記歯ブラシの前記ブラシ部と前記第2握り部との中間部に設けられていることを特徴とする第4の本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0014】第7の本発明(請求項7に対応)は、照明光が、前記光学的空洞部分を通じて前記対象物を照明することを特徴とする第4から第6のいずれかの本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0015】第8の本発明(請求項8に対応)は、前記光学的空洞部分が、前記ブラシ部と、そのブラシ部と前記第2握り部との中間部とに設けられており、前記対象物からの光が、前記ブラシ部および前記中間部のうちの一方の前記光学的空洞部分を通って前記結像手段に入射し、照明光が、前記ブラシ部および前記中間部のうちの他方の前記光学的空洞部分を通じて前記対象物を照明することを特徴とする第4の本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0016】第9の本発明(請求項9に対応)は、前記ビデオスコープが、撮像画像の端部分に前記ブラシ部の先端が位置するように画像を撮像することを特徴とする第1から第8のいずれかの本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0017】第10の本発明(請求項10に対応)は、前記歯ブラシが電動歯ブラシであることを特徴とする第1から第9のいずれかの本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0018】第11の本発明(請求項11に対応)は、前記電動歯ブラシの少なくとも前記ブラシ部が、前記第1握り部とは独立して可動であることを特徴とする第10の本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0019】第12の本発明(請求項12に対応)は、前記撮像された画像が、所定の電磁波により前記表示部に伝送されることを特徴とする第1から第11のいずれかの本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0020】第13の本発明(請求項13に対応)は、前記表示部が、前記電動歯ブラシを充電するための充電器に、または未使用時に前記第1握り部および前記第2握り部を保持するための保持器に、設けられていることを特徴とする第1から第12のいずれかの本発明に記載のビデオスコープ付き歯磨き装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1から図8を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけるビデオスコープ付き歯磨き装置の歯ブラシであって、ブラシが植毛された頭部に空洞部分を有する歯ブラシを示した図である。図1において、1はブラシ、2はブラシ1が植毛された頭部、3は頭部2を支える頚部である。4は、頭部2に設けられた空洞部分で、ブラシ1の方向に中心軸を有する円柱状の空洞である。
【0023】図4は、図1に示した歯ブラシを用いた本発明の実施の形態1におけるビデオスコープ付き歯磨きの側面図である。図4の1〜4は、図1の1〜4と同じものである。6は台で頚部3と握り部7との間にあり動力等を伝達する。例えば、台6ごと歯ブラシ全体を往復運動させたり、台6、頚部3、頭部2内に動力伝達機構を備えて、ブラシ1を回転運動させたりすることで、歯磨き動作をさせる。握り部7には、電源、歯ブラシ駆動用のモーター、及びビデオスコープ用の信号処理回路、画像伝送回路、照明制御回路などが内臓されている。
【0024】8は、固体撮像素子であるCCDを先端に配置してその各端子に駆動回路及び信号処理回路基板を配したCCDユニットである。9は対物レンズで画像をCCDユニット8のCCDの受光面に結像させる。10はプリズムミラーで撮像光を反射する。対物レンズ9とプリズムミラー10との間には虹彩絞りを設け視野角や焦点深度などを調整するが、本図では省略する。
【0025】これらCCDユニット8、対物レンズ9、プリズムミラー10により撮像系を構成する。撮像光は、空洞部分4を通じてこの撮像系に入射する。11は、被写体を照明する白色LEDで、この白色LED11の照明光も空洞部分4を通じて被写体を照明する。この撮像系と照明手段によりビデオスコープのヘッド部12を構成する。13はビデオスコープ台でこれを通じてヘッド部12が握り部7に据え付けられている。このビデオスコープ台13内には、各種信号や電力を供給する電気配線が施されているが、本図では省略する。
【0026】そして、ビデオスコープによって撮像された画像は、所定の電波によって図8に示す表示部18に伝送され表示される。なお、図8は、図4に示したビデオスコープと歯ブラシとが一体化したものと、ビデオスコープによって撮像された画像を表示する表示部18とを示している。つまり図8は、本発明の実施の形態1におけるビデオスコープ付き歯磨き装置の全体図である。図8の7は図4の7と同じ握り部で、17は充電器及び設置器で、ビデオスコープで撮像した画像を表示する表示部18を備えている。握り部7内には、撮像された画像を伝送する伝送回路も組み込まれている。また、充電器及び設置器17の内部には、伝送されてきた画像を受像する受像回路及び表示回路も組み込まれている。
【0027】以上の様に、ビデオスコープ付き歯ブラシ部分をコードレスにして表示部18を備えた充電器及び設置器17に画像を伝送することで、扱い性及び省スペース化が可能になり、家庭等における普及を促進することができる。
【0028】次に、本実施の形態におけるビデオスコープ付き歯ブラシ部分で、実際に歯を観察しながら、歯磨きを行うさいの動作について説明する。歯ブラシ台6、ビデオスコープ台13から先が口腔内に進入して、歯や歯茎を撮像するとともに歯磨き動作を行う。歯ブラシを特定の歯を磨く状態に配置した時、撮像画像の周辺部分または四隅にブラシ1の先端部分が位置して、中央部分に磨く歯が位置する様に撮像系の視野角や焦点距離、深度及び照明手段の照明角度、強度を調整する。
【0029】以上の様に、歯ブラシの頭部2の空洞部分4より、撮像及び照明して、撮像画像の周辺部分または四隅にブラシ1の先端部分が位置して、中央部分に磨く歯が位置する様に撮像系及び照明手段を調整することで、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が一致していることを実際に画像で確認しながら歯磨き作業ができる。また、歯ブラシの台6とビデオスコープ台13とに別れて握り部7に固定されているので、歯ブラシが往復運動の動作をしている最中においても、撮像可能なため、実用的効果は極めて大きい。
【0030】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の形態2におけるビデオスコープ付き歯磨き装置の歯ブラシであって、頭部を支える頚部に空洞部分を有する歯ブラシを示した図である。図2において、1、2、3は図1の1、2、3と同じものである。5は、頚部3に設けられた空洞部分で、ブラシ1の方向に中心軸を有するだ円柱状の空洞である。
【0031】図5は、図2に示した歯ブラシを用いた本発明の実施の形態2におけるビデオスコープ付き歯磨きの側面図である。図5の1〜3、5は、図2の1〜3、5と同じものである。また、6、7、12、13は図4の6、7、12、13と同じものであるが、ビデオスコープのヘッド部12の配置が図4とは異なる。すなわち、頚部3に設けられた空洞部分5より撮像光が撮像系に入射し、照明光もこの空洞部分5を通じて被写体を照明できるようにヘッド部12を配置する。この部分が、実施の形態1と異なるところである。したがって、他の点は実施の形態1と同じであるので、説明を省略する。
【0032】次に、本実施の形態におけるビデオスコープ付き歯ブラシ部分で、実際に歯を観察しながら、歯磨きを行うさいの動作について説明する。歯ブラシ台6、ビデオスコープ台13から先が口腔内に進入して、歯や歯茎を撮像するとともに歯磨き動作を行う。歯ブラシを特定の歯を磨く状態に配置した時、撮像画像の端部分にブラシ1の先端部分が位置して、残りの部分に磨く歯が位置する様に撮像系の視野角や焦点距離、深度及び照明手段の照明角度、強度を調整する。
【0033】以上の様に、歯ブラシの頚部3の空洞部分5より、撮像及び照明して、撮像画像の端部分にブラシ1の先端部分が位置して、残りの部分に磨く歯が位置する様に撮像系及び照明手段を調整することで、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が一致していることを実際に画像で確認しながら歯磨き作業ができる。また、歯ブラシの台6とビデオスコープ台13とに別れて握り部7に固定されているので、歯ブラシが往復運動の動作をしている最中においても、撮像可能なため、実用的効果は極めて大きい。また、本実施の形態の場合、頚部3に空洞部分5を設けるため、実施の形態1よりもブラシの配置の自由度が大きい。
【0034】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の形態3におけるビデオスコープ付き歯磨き装置の歯ブラシであって、ブラシが植毛された頭部と頭部を支える頚部に空洞部分を有する歯ブラシを示した図である。図3において、1、2、3、4、5は図1、2の1、2、3、4、5と同じものである。
【0035】図6は、図3に示した歯ブラシを用いた本発明の実施の形態3におけるビデオスコープ付き歯磨きの側面図である。図6の1〜5は、図3の1〜5と同じもので、図6の6、7、13は図4の6、7、13と同じものである。14はビデオスコープのヘッド部であるが、図4に示したビデオスコープのヘッド部12と違い照明手段である白色LED11を備えていない。このビデオスコープのヘッド部14へは、歯ブラシの頭部2に設けられた空洞部分4を通じて撮像光が入射する。15は例えば透明アクリル樹脂等の材料からならるライトガイドで、頚部3に設けられた空洞部分5を通じて照明光を被写体に投射する照明手段である。このライトガイド15の出射側の反対側には集光手段や光源が配置されている。
【0036】上述したように、本実施の形態では、空洞部分4と空洞部分5が設けられており、空洞部分5から光が対象物に発せられ、その対象物からの反射光が、空洞部分4を通り、プリズムミラー10、対物レンズ9を介してCCDユニット8に受光されるようになっているところが、実施の形態1や2と異なる。他の点は実施の形態1または2と同じであるので、説明を省略する。
【0037】次に、本実施の形態におけるビデオスコープ付き歯ブラシ部分で、実際に歯を観察しながら、歯磨きを行うさいの動作について説明する。歯ブラシ台6、ビデオスコープ台13から先が口腔内に進入して、歯や歯茎を撮像するとともに歯磨き動作を行う。歯ブラシを特定の歯を磨く状態に配置した時、撮像画像の周辺部分または四隅にブラシ1の先端部分が位置して、中央部分に磨く歯が位置する様に撮像系の視野角や焦点距離、深度及び照明手段であるライトガイド15の角度、照明強度を調整する。
【0038】以上の様に、歯ブラシの頭部2の空洞部分4より撮像し、歯ブラシの頚部3の空洞部分5より照明して、撮像画像の端部分にブラシ1の先端部分が位置して、残りの部分に磨く歯が位置する様に撮像系及び照明手段を調整することで、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が一致していることを実際に画像で確認しながら歯磨き作業ができる。また、歯ブラシの台6とビデオスコープ台13とに別れて握り部7に固定されているので、歯ブラシが往復運動の動作をしている最中においても、撮像可能なため、実用的効果は極めて大きい。また、本実施の形態の場合、撮像系と照明手段を分離して配置したため、照明光が直接撮像系に入り込むことを防止しやすい。
【0039】(実施の形態4)図7は、図3に示した歯ブラシを用いた本発明の実施の形態4におけるビデオスコープ付き歯磨きの側面図である。図7の1〜7は図6の1〜7と同じものである。また、図7の13、14は、図6の13、14と同じものであるが、ビデオスコープのヘッド部14の配置が図6とは異なる。すなわち、頚部3に設けられた空洞部分5を通じて撮像光が撮像系に入射するように配置されている。16も15と同じく例えば透明アクリル樹脂等の材料からならるライトガイドで、頭部2に設けられた空洞部分4を通じて照明光を被写体に投射する照明手段である。このライトガイド16の出射側の反対側には集光手段や光源が配置されている。なお、ビデオスコープのヘッド部14の配置位置およびライトガイド16以外については、上述した実施の形態3と同じであるので、説明を省略する。
【0040】次に、本実施の形態におけるビデオスコープ付き歯ブラシ部分で、実際に歯を観察しながら、歯磨きを行うさいの動作について説明する。歯ブラシ台6、ビデオスコープ台13から先が口腔内に進入して、歯や歯茎を撮像するとともに歯磨き動作を行う。歯ブラシを特定の歯を磨く状態に配置した時、撮像画像の端部分にブラシ1の先端部分が位置して、残りの部分に磨く歯が位置する様に撮像系の視野角や焦点距離、深度及び照明手段であるライトガイド16の角度、照明強度を調整する。
【0041】以上の様に、歯ブラシの頚部3の空洞部分5を通じて撮像し、歯ブラシの頭部2の空洞部分4を通じて照明して、撮像画像の端部分にブラシ1の先端部分が位置し、残りの部分に磨く歯が位置する様に撮像系及び照明手段を調整することで、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が一致していることを実際に画像で確認しながら歯磨き作業ができる。
【0042】また、歯ブラシの台6とビデオスコープ台13とに別れて握り部7に固定されているので、歯ブラシが往復運動の動作をしている最中においても、撮像可能なため、実用的効果は極めて大きい。また、本実施の形態の場合、撮像系と照明手段を分離して配置したため、照明光が直接撮像系に入り込むことを防止しやすい。また、実施の形態3と違い、ビデオスコープの先端部分に撮像系よりも軽量化が容易な照明手段であるライトガイド16を配置したことで、慣性モーメントを低下でき、操作感が軽快になる。さらに、ビデオスコープの先端部分に撮像系よりも小型化が容易な照明手段であるライトガイド16を配置したことで、歯ブラシを含めた先端部分全体を小型化できるので、奥歯及びその周辺の観察や磨きに有利である。
【0043】以上のように、各実施の形態のビデオスコープ付き歯磨き装置を用いれば、口腔内の観察やチェックと歯磨き等のメンテ作業が同時に実施でき、実用的効果は極めて大きい。
【0044】なお、上述した実施の形態では、本発明のビデオスコープ付き歯磨き装置の、ビデオスコープの結像手段の一例として、対物レンズ9、プリズムミラー10および虹彩絞りを用いた。また、上述した実施の形態では、本発明のビデオスコープ付き歯磨き装置の、ビデオスコープの第1握り部および歯ブラシの第2握り部の一例として握り部7を用いた。
【0045】また、実施の形態1で説明した図8は、その実施の形態1のビデオスコープ付き歯磨き装置の全体図であるとしたが、実施の形態2から4の各ビデオスコープ付き歯磨き装置の全体図でもある。また、その図8に示す表示部18は、充電器及び設置器17に設けられているものと限定するものではない。
【0046】また、上述した実施の形態では、ビデオスコープによって撮像された画像は、電波によって表示部18に伝送されるとしたが、電波によってのみ表示部18に伝送されるものと限定するものではない。
【0047】また、上述した実施の形態では、歯ブラシは電動歯ブラシであるとして説明してきたが、歯ブラシは電動歯ブラシでなくてもよい。さらに、歯ブラシが電動歯ブラシである場合であっても、必ずしも充電式のものであると限定することはない。
【0048】また、上述した実施の形態では、ビデオスコープには、白色LEDやライトガイド等の照明手段が設けられているとしたが、照明手段は設けられていなくてもよい。
【0049】さらに、上述した実施の形態における、CCDユニット8や、歯ブラシ駆動用のモーター、ビデオスコープ用の信号処理回路、画像伝送回路などの配置位置は、図や上述した説明で示した位置に配置されるものと限定することはない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなように、本発明は、ビデオスコープで観察した個所と歯ブラシで磨く個所が一致していることを実際に画像で確認しながら歯磨き作業ができるビデオスコープ付き歯磨き装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年11月19日(1999.11.19)
【代理人】 【識別番号】100092794
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 正道
【公開番号】 特開2001−145645(P2001−145645A)
【公開日】 平成13年5月29日(2001.5.29)
【出願番号】 特願平11−330524