| 【発明の名称】 |
歯科の保存治療に用いるブラシ |
| 【発明者】 |
【氏名】フェリックス アシュマン
【氏名】ビート エイ、フォン ヴァイゼンフルー
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| 【要約】 |
【課題】歯科治療で、より詳しく言えば復元歯科治療で使用するためのブラシ、それも従来のブラシの欠点の少なくとも1つが改善されたブラシを得ること。
【解決手段】前記ブラシが、少なくとも1つの事実上薄片状の研磨部材7を含み、この研磨部材7が、ホルダ3の頭部5に取り付けられ、かつ少なくとも1つの切り込み18有しており、それにより研磨部材7が少なくとも2つの、事実上独立的に互いに屈曲可能な剛毛部分15に分割されるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表面の処置、より詳しく言えば充填材の処置のために歯科の保存治療で使用するブラシにおいて、前記ブラシが、少なくとも1つの実質的に薄片状の研磨部材(7)を含み、該研磨部材が、ホルダ(3)の頭部(5)に取り付けられ、かつ少なくとも1つの切り込み(18)を有しており、これにより前記研磨部材(7)が、実質的に独立して互いに屈曲可能な少なくとも2つの剛毛部分(15)に分割されている、歯科の保存治療で使用するブラシ。 【請求項2】 前記研磨部材(7)が、前記頭部(5)にセメント付け、固締、特に頭部が合成材料製の場合には射出モールド成形のいずれか、またはすべてによって固定されている、請求項1に記載されたブラシ。 【請求項3】 前記研磨部材(7)が、実質的に矩形の輪郭を有し、かつ好ましくは、該研磨部材の両側(12,13)のうちの一方の側(13)を介して前記頭部(5)内に固定されている、請求項1に記載されたブラシ。 【請求項4】 前記研磨部材(7)のうちの少なくとも1つの、好ましくはすべての前記研磨部材の前記切り込み(18)のうちの大半の、好ましくはすべての切り込みが、予定したブラシ回転軸線と実質的に平行である、請求項1に記載されたブラシ。 【請求項5】 前記研磨部材(7)のうちの少なくとも1つの、好ましくはすべての研磨部材の前記切り込み(18)のうちの大半の、好ましくはすべての切り込みが、予定したブラシ回転軸線と実質的に直角である、請求項1に記載されたブラシ。 【請求項6】 前記研磨部材(7)が、金属、合成材料、紙のいずれか、またはすべてによって作られており、かつまた一方の側または双方の側に研磨材粒子が被着されている一方、ブラシの前記研摩部材の大半、より好ましくはすべてが、等しい材料で作られている、請求項1に記載されたブラシ。 【請求項7】 前記剛毛部分の大半、好ましくはすべてが、ブラシに予定されている作業方向に対し実質的に横方向に配置されており、その結果、該方向に前記剛毛部分を曲げるのに要する力が低減される、請求項1に記載されたブラシ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、表面の処置、より具体的に言えば充填材の処置のために、歯科保存治療(restrative dentistry)で使用されるブラシに関するものである。 【従来の技術】歯科保存治療においては、充填材を使用した後に、ダイアモンドカッタによる解剖学的形状の粗加工から始まって充填材表面の研磨にいたるまでの数段階で、充填材の所望の形状と表面構造とを造り出すのが普通である。この過程には、多くの器具変更が含まれているが、それは、粗付形(coarse shaping)から研磨作業までの間に、異なる粒度の器具が必要とされるからである。 【0002】別の問題は、歯の表面が複雑な形状を有していて、普通の研磨器具では裂溝のある表面(fissured surfaces)に十分には適合しないので、器具を注意深く案内して、研磨を要するあらゆる部分に届くようにせねばならない。この点での重要な改善は、剛毛に研摩材を被着させたブラシを使用することで達せられた。これらのブラシによって、ダイアモンドカッタによる粗付形のすぐ後で、単一段階で充填材を研磨することが可能になる。更に加えて、著しく鋭い縁部を有し、かどばった構造部分にも、器具の特別な案内なしで器具を届かせることが可能になる。 【0003】しかし、これらのブラシは、主に、剛毛が研摩粒子のために比較的太く(thick)なっていることによるいくつかの重大な欠点を有している。:すなわち、1. ブラシが堅く扱いにくいこと、2. ブラシが工業用ブラシの性格を有し、口腔内に使用するには不便に思われること、3. ブラシが歯肉を著しく損傷する(堅いため) 4. ブラシに、かなりの押圧力を加えないと、歯の表面に適合しないこと、5. 剛毛が太いため、どのような形状をも造れるわけではないこと、6. 太い剛毛は弾性的でなく、高い応力が加わると破損すること、7. ブラシは衛生上問題があること:つまり使い捨てには高価すぎ、滅菌しても清浄にはならない。 歯の補綴材、例えば歯冠、インレー、ブリッジ等の製造分野、すなわち歯科技工の分野も、似たような要求に直面している。したがって、既述のことは、この分野用の研磨器具にも適用される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の目的は、歯科治療で、より詳しく言えば歯科保存治療で使用するためのブラシ、それも前記の複数問題点の少なくとも1つが改善されたブラシを得ることにある。 【課題を解決するための手段】この目的は、次のようなブラシによって達成された。すなわち、少なくとも1つの実質的に薄片状の研磨部材を含み、この研磨部材が、ホールダの頭部に取り付けられ、かつ少なくとも1つの切り込み有しており、それによって研磨部材が少なくとも2つの、実質的に独立して互いに屈曲可能な剛毛部分に分割されているようなブラシである。本発明の好適実施例は、従属請求項に記載されている。別の言葉でいえば、本発明による解決策は、より曲げ易い(flexible)であるにも拘わらず、研磨が可能な剛毛を製造する形式を得ることにある。本発明によれば、これらの剛毛は、研摩材を被着させたシートに、適宜な間隔で一定深さの切り込みを入れ、それにより端部のところで互いに結合された多くの薄片状帯片(strip)を形成することで得ることができる。 【0005】 【発明の実施の形態】以下で、図示の実施例につき本発明を更に説明する。ブラシ1は、実質的に、研磨帯片7が取り付けられた頭部5を有するホルダ3から成っている。その他の点では、ホルダ3は、市販のブラシに対応している。ホルダ3は、頭部5のほかに、軸部9を有し、軸部9の遠位端には、歯科技術作業用の従来式駆動装置に接続するためのアダプタ10が備えられている。 【0006】図2には、研磨帯片7が拡大して示されている。この研磨帯片は箔形式の支持体から成り、該支持体には点で象徴的に示された研磨粒子が被着されている。支持体は、金属、合成材料あるいは紙のような種々の材料で作ることができる。研摩材の被覆は片側または両側にしてもよい。研磨帯片7は、一方の狭幅側12から、他方の狭幅側13までほとんど延在する切り込みによって規則的な細片部分に分けられ、その結果、端部16で、すなわち狭幅側13で互いに結合された薄片状剛毛15が得られる。この点で、研磨帯片7は、ラメッタ帯片(lametta strip)に似ている。切り込み18の数は、広い限度内で変更可能である。切り込みは、1〜20でよいが、例えば、あるいはより多くの数でもよい。切り込み18は、一定の間隔で配置することが最も明白でさえあるが必ずしも規則的な間隔に配置する必要はない。 【0007】ブラシは、頭部5に直立的に取り付けられた多くの研磨帯片7によって形成されている。例えば、結合端部16は、頭部5内に固締するか、頭部5が合成材料の場合には、射出モールド成形により頭部5に固定するかが可能である。図3および図4は、頭部5内での研磨帯片7の2つの異なる配置例を示している。これらの図で、矢印20は、器具が意図されている回転方向を示している。好ましくは、研磨帯片は、運動方向に対しほぼ横方向に配置されている。研磨帯片の実質的な半径方向の配置により、剛毛が、遠心力方向に比較的高い剛性を有することになるので、外向きの曲げは防止され、ブラシは、その規定輪郭を高速回転時にさえも維持する。 【0008】この形式の前述の実施例は、充填材を処理する際の歯科医にも、歯科技工士にも適している。図5および図6には、特に歯科技工士用に意図された第2の実施例が示されている。このブラシ30の研磨帯片7は、切り込み18が、ひいては薄片状剛毛15が、半径方向外向きに向くように配置されている。特徴的なこのほかの部材は、図5及び図6の実施例として示され、等しい符号で示されている。 【発明の効果】ブラシの回転に対し接線方向に曲がる能力が、例えばほぼ円形の横断面を有する従来の剛毛の能力より明らかに高い薄手のストリップ形式の剛毛を実現したことにより、ブラシは、複雑な構造に対しても僅かな押圧力で既に十分に適合できるようになった。研磨帯片7は、安価に製造でき、かつほとんどどのような輪郭にも、例えばそれらを所定の形状にカットすることより形成することができる。 【0009】当業者には、本発明の枠を逸脱することなしに、本発明のブラシの極めて多くの変更態様が可能であることは言うまでもない。例えば、研磨帯片を正確にではなく、もっぱら大体のところ半径方向に配置することも可能である。このような配置の場合、交差(cross)配置となり、各アームが2つ以上の平行な研磨帯片から構成される。また、図示の平らな形式の研磨帯片の代わりに、波形の研磨帯片も可能である。通常の回転作業運動のほかに、直線運動、例えば往復運動も考えられる。また、適切な薄片状支持体に被着させるのに適していて、別様に歯科技術の要求に応えられるどのような研磨材料の使用も可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595089341 【氏名又は名称】ハヴエ ネオス デンタル,ドクター.エイチ.ブイ.ヴァイゼンフルー アクチエンゲゼルシャフト
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| 【出願日】 |
平成12年9月19日(2000.9.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066692 【弁理士】 【氏名又は名称】浅村 皓 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−104338(P2001−104338A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月17日(2001.4.17) |
| 【出願番号】 |
特願2000−283330(P2000−283330) |
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