| 【発明の名称】 |
歯科治療用マウスガード |
| 【発明者】 |
【氏名】早川 生人
【氏名】小野 一弘
【氏名】清水 徹
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| 【要約】 |
【課題】歯周病治療剤などの歯科用治療剤を患部に適用した場合に、患部滞留性を高めると同時に拡散を抑制できる手段を提供すること。
【解決手段】人の歯型またはその一部に適合させるのに適した形状に形成されたマウスガードであって、歯科疾患を罹患した患者に適用し、該患者の歯及び/又は歯茎に接触する部分に歯科用治療剤を保持するためのマウスガード。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 人の歯型またはその一部に適合させるのに適した形状に形成されたマウスガードであって、歯科疾患を罹患した患者に適用し、該患者の歯及び/又は歯茎に接触する部分に歯科用治療剤を保持するためのマウスガード。 【請求項2】 熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂により形成された、請求項1に記載のマウスガード。 【請求項3】 歯科用治療剤が歯周病治療剤または歯槽膿漏治療剤であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のマウスガード。 【請求項4】 歯科用治療剤が局所用軟膏の形態のものである、請求項1から3の何れか1項に記載のマウスガード。 【請求項5】 マウスガードの着用期間が歯科用治療剤の治療効果を発揮するのに十分な期間である、請求項1から4の何れか1項に記載のマウスガード。 【請求項6】 請求項1から5の何れか1項に記載のマウスガードと少なくとも1種の歯科用治療剤とを含む、歯科治療用キット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は歯科治療用マウスガード、より詳細には、歯科用治療剤を保持するためのマウスガード、並びにそれを用いた歯科治療用キットに関する。 【0002】 【従来技術】現在の歯科治療においては、小児のう蝕予防の一環としてフッ素のゲルを歯の全面に塗布するための道具として、あるいは漂白剤(例えば、カルバミドペルオキシド等)を歯の表面に塗布するための道具として、歯科用トレーが用いられている。 【0003】また、歯科治療時またはボクシングなどの過激な運動時における口腔内の保護、あるいは睡眠時における歯軋りの防止などを目的として、マウスガード、マウスピースあるいはナイトフォームプレガードと称されるものが一般的に用いられている。これらの中でも、特開平6−217996号公報には、熱可塑性樹脂製の歯磨き用マウスガードを加熱して可塑性にし、該マウスガードに歯型に対応する溝部を形成し、該溝部内面に歯磨き剤を塗布して、歯磨き剤をマウスガードにより歯茎に支持可能にすることを特徴とする内面に歯磨き剤が塗布された歯磨き用マウスガードの形成方法が記載されている。しかしながら、マウスガードを歯科治療のために用いることはこれまで報告されていない。 【0004】一方、歯科治療においては、多くの歯科用治療剤が用いられており、例えば、歯周病治療剤としてはペリオクリン歯科用軟膏(塩酸ミノサイクリン)、ヒノポロン、テトラサイクリンCMCペーストなどが販売されている。これらの治療剤は、歯周ポケットに注入したり、歯肉へ塗布することによって患部に適用されるが、患部における滞留時間が短いために薬剤の作用効果が投与量に比例しないという問題や、体内へ拡散していくといった問題を有している。 【0005】従って、歯周病治療剤などの歯科用治療剤を患部に適用した場合に、患部滞留性を高めると同時に拡散を抑制できる新規な治療剤適用手段の開発が求められている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した歯科用治療剤投与に関する問題点を解決することを課題とした。即ち、本発明は、歯周病治療剤などの歯科用治療剤を患部に適用した場合に、患部滞留性を高めると同時に拡散を抑制できる手段を提供することを課題とした。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、マウスガードに歯科用治療剤を塗布して一定条件下で保持時間を調べた結果、歯科治療を効果的に行うのに十分な保持時間を達成できることを見出し、本発明を提供するに至った。即ち、本発明によれば、人の歯型またはその一部に適合させるのに適した形状に形成されたマウスガードであって、歯科疾患を罹患した患者に適用し、該患者の歯及び/又は歯茎に接触する部分に歯科用治療剤を保持するためのマウスガードが提供される。 【0008】好ましくは、本発明のマウスガードは熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂により形成される。本発明において好ましくは、歯科用治療剤は歯周病治療剤または歯槽膿漏治療剤である。本発明において好ましくは、歯科用治療剤は局所用軟膏の形態のものである。好ましくは、本発明のマウスガードの着用期間は、歯科用治療剤の治療効果を発揮するのに十分な期間である。本発明の別の側面によれば、本発明のマウスガードと少なくとも1種の歯科用治療剤とを含む、歯科治療用キットが提供される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施方法および実施態様について説明する。本発明のマウスガードは、人の歯型またはその一部に適合させるのに適した形状に形成されており、歯科疾患を罹患する患者に適用し、該患者の歯及び/又は歯茎に接触する部分に歯科用治療剤を保持するために用いられる。 【0010】本発明の特徴の一つは、マウスガードを歯科用治療剤を保持するために用いる点にある。従来においてマウスガードは主として、運動時における口腔内の保護、睡眠時における歯軋りの防止、あるいは歯磨き剤または漂白剤の投与(なお、歯磨き剤または漂白剤の投与の場合、マウスガードの着用時間は一般的には数分程度の短時間である)などを目的として用いられていた。歯科疾患治療のためにマウスガードを用いることができることは、本発明者により今回初めて見出されたものである。 【0011】以下の理論によって本発明は拘束されることはないが、本発明のマウスガードに歯科用治療剤を塗布して患部に適用し、一定期間着用した場合、着用期間を通じて、歯科用治療剤は患部(歯周ポケット、歯茎、歯肉など)の内部へと吸収されていき、これにより治療剤の作用が発揮されて一定の治療効果を達成することができるものと考えられる。これに対して、従来から知られているように歯磨き剤または漂白剤の投与のためにマウスガードを用いる場合においては、マウスガードは単に歯磨き剤または漂白剤を歯または歯茎の表面に塗布するために用いられており、その着用時間も短時間にすぎなかった。 【0012】即ち、マウスガード上に塗布した歯科用治療剤の治療効果を発揮するのに十分な期間に渡ってマウスガードを着用することによって、治療剤が患部の内部に吸収されて一定の治療効果を達成できるという本発明者による今回の知見は、全く新規で独創的なものである。 【0013】本明細書で言う「マウスガード」とは、口内に装着して歯及び/又は歯茎を覆うことができる道具を意味し、従来から知られている歯科用トレー、マウスガードまたはナイトフォームプレガードなどを全て含む概念である。マウスガードの形状、大きさ、材質などは、本明細書に記載した条件を充足する限り特に限定されないが、好ましくは、呼吸や会話などの口腔機能を妨げることがなく、着脱容易で、装着中は容易に脱落することがなく、違和感なく使用することができるものである。 【0014】マウスガードの構造は、その機能により本体部分と歯型部分(歯及び歯茎に接触する部分)とに分けることができる。本体部分と歯型部分とを誰が成形するかにより、マウスガードは(1)ストックタイプ(本体および歯型部分ともに製造業者により成形される)、(2)マウスフォームドタイプ(本体および歯型部分ともに使用者により成形される)、並びに(3)カスタムメイドタイプ(本体および歯型部分ともに歯科医または技工士などの専門技術者により成形される)の3タイプに分類することができる。本発明のマウスガードは上記3タイプの何れでもよい。 さらに、本発明のマウスガードは、本体部分を製造業者または専門技術者が成形し、歯型部分のみを使用者が成形するといったストックタイプまたはカスタムメイドタイプとマウスフォームドタイプとを組み合わせたタイプなど、上記3タイプを適宜組合せたタイプのものでもよい。 【0015】本発明のマウスガードは人の歯型またはその一部に適合させるのに適した形状に形成されている。「適合させるのに適した形状」とは、マウスガードが平均的な人の歯型に適合するのに適した形状を有していればよいことを意味し(例えば、治療の対象が成人である場合には、平均的な成人の歯型に対応するような大きさと形状を有する大人用マウスガードとして製造したり、治療の対象が子供である場合には平均的な子供の歯型に対応するような大きさと形状を有する子供用マウスガードを製造することができる)、必ずしも特定の一個人の歯型に完全に適合する形状を初めから有していなくてもよいことを意味する。例えば、マウスフォームドタイプのマウスガードの場合には、平均的な人の歯型に適合すさせるのに適した形状を有する熱可塑性樹脂で形成されたマウスガードを作製し、特定の患者への使用直前に、熱によって(例えば、熱水に浸すなどによって)樹脂を可塑化してから該患者の歯型に適合する形状とし、その後に歯科用治療剤をマウスガードに塗布して、それを該患者に適用することができる。 【0016】一方、ストックタイプまたはカスタムメイドタイプのマウスガードの場合には、患者の歯型に適合したマウスガードを最初から作製し、可塑化することなくそのまま使用することができる。このような場合には、マウスガードの材質として熱硬化性樹脂などを用いることができる。 【0017】本明細書で言う「歯型またはその一部」とは、上顎または下顎の歯型の全部に適用するためのマウスガードのみならず、歯型の一部にのみ適用するためのマウスガードも本発明の範囲内に包含されることを意味する。即ち、本発明のマウスガードは、上顎または下顎の左側のみの歯、あるいは前歯のみといった一部の歯型に適合するようなマウスガードでもよい。本発明のマウスガードは治療の対象となる患者の歯型に適合するような形状で患者に適用されるので、一部のみの歯型を対象とするマウスガードでも確実に装着することができる。しかしながら、一部のみの歯型を対象とするマウスガードを使用する場合には、歯に装着した際にマウスガードが容易に外れたり、ずれたりしないような保持手段を用いてもよい。このような保持手段は特に限定されず、患者に苦痛などの不快感を与えることがないか少なく、また治療後に容易にマウスガードを除去することができる手段であればいかなる手段でもよい。このような保持手段としては、金属またはプラスチック等で形成された留め具、接着剤、接着テープなどが挙げられる。 【0018】本発明のマウスガードの作製に用いる材料は特に限定されず、当技術分野で既知の材料を使用することができる。材料としては、耐久性、成形性および衝撃吸収性などが良好で、生体有害性がない(又は少ない)ものが好ましく、また低価格で入手容易なものが好ましい。材質としては、硬質材料(金属、硬質樹脂など)または軟質材料(軟質樹脂など)の何れでもよく、また透明材料でも半透明材料でも着色材料でもよい。材料は、製造するマウスガードの種類(ストックタイプ、マウスフォームドタイプ、カスタムメイドタイプ、またはこれらの組合せ)に応じて適宜選択することができる。 【0019】例えば、ストックタイプまたはカスタムメイドタイプのマウスガードで用いられる比較的高い軟化点を有する材料としては、加硫ゴム、弾性プラスチックなどが挙げられ、より具体的にはシリコンゴム、エチレンビニルアセテート(EVA)またはポリオレフィンなどのゴム弾性体を使用することができる。好ましくは、熱硬化性樹脂を使用することができる。 【0020】また、マウスフォームドタイプで用いられる低軟化点を有する熱可塑性樹脂としては、プラスチック弾性体をベースとしたホットメルト材料で約60℃〜約100℃程度の熱湯で軟化するものを使用することができる。このようなホットメルト材料としては、エチレンビニルアセテート(EVA)などが挙げられる。 【0021】本体部分および歯型部分ともに熱可塑性樹脂から形成されたマウスガード(マウスフォームドタイプ)は、患者自身が使用直前にマウスガードを自分の歯型に適合した形状に容易に成形できるという観点から好ましい。一方、歯科医療の臨床現場で用いる場合には、熱硬化性樹脂から形成されたマウスガード(カスタムメイドタイプ)が好ましく用いられる。 【0022】本発明のマウスガードは、1回使用する毎に捨てる使い捨てタイプ、あるいは使用後に回収し、適宜洗浄などを施した後に再使用する再使用タイプの何れでもよい。材質などを適宜選択することにより、所望により、使い捨てタイプまたは再使用タイプの何れかを作製することができる。 【0023】本発明で言う歯科疾患の種類は特に限定されず、歯および歯茎に生じ得る全ての疾患を包含する。歯科疾患の具体例としては歯周病、歯槽膿漏、虫歯などが挙げられる。 【0024】本発明のマウスガードに保持される歯科用治療剤の種類は特に限定されず、例えば、歯周病治療剤、歯槽膿漏治療剤、ウ蝕の抑制剤、象牙質知覚過敏鈍麻剤などが挙げられ、歯周病治療剤および歯槽膿漏治療剤が特に好ましい。歯周病治療剤の具体例としては、例えば、ペリオクリン歯科用軟膏(塩酸ミノサイクリン)(サンスター)、ヒノポロン(昭和薬品化工)、テトラサイクリンCMCペースト(昭和薬品化工)などが挙げられる。また、ウ蝕の抑制剤としてサホライド(ビーブランドMD)、象牙質知覚過敏鈍麻剤としてダイアデント(昭和薬品化工)、デュラファット(ウェルム)などが挙げられる。 【0025】本発明のマウスガードを用いて患部に保持する場合、上記歯科用治療剤は単独で用いてもよいし、2種類以上の治療剤を組み合わせて用いてもよい。 【0026】歯科用治療剤の剤型は、特に限定されず任意の形態のものを使用できるが、治療剤をマウスガードに塗布し、歯及び/又は歯茎に装着した際に治療剤が漏出することなく患部に保持され易い形態のものが好ましい。歯科用治療剤の好ましい形態としては、例えば、軟膏、粉末、ゲル、ペーストなどが挙げられ、あるいは吸湿するとペースト状になる性質を有する剤型のものを用いることもできる。特に好ましい剤型は、軟膏である。 【0027】歯科用治療剤の塗布量は、薬剤の種類、疾患の種類または症状の度合い、患者の年齢、性別または体重、あるいはマウスガードの着用時間などに応じて適宜選択することができる。 【0028】本発明のマウスガードは少なくとも1種の歯科用治療剤を塗布して使用されるが、その他に(1)治療剤の吸収促進剤、安定化剤または保存剤;(2)患部の消毒剤;または(3)唾液、血液または膿みなどの体液を吸収するための吸収剤;などの任意の補助薬剤を併用してもよい。なお、本発明のマウスガードは歯科疾患を治療するために口内に一定時間保持されているが、その間には、唾液、血液または膿みなどの体液が患部に発生または浸出してくる場合がある。このような体液の存在が、歯科疾患の治療に悪影響を及ぼす可能性がある場合、あるいは患者に不快感などを与えて好ましくない場合などには、これら体液を吸収するための吸収剤を歯科用治療剤と一緒にマウスガードに保持させることが好ましい。 【0029】上記した歯科用治療剤および所望の補助薬剤をマウスガードに保持するための手段は特に限定されない。通常は、マウスガードを歯科疾患を罹患に患者に適用した際に該患者の歯及び/又は歯茎に接触する部分に、予め治療剤および所望の補助薬剤を塗布した後に、マウスガードを口内に装着する。治療剤が軟膏状のものであればそのまま直接マウスガード上に塗布することができ、あるいは接着剤などを併用して治療剤をマウスガードに塗布してもよい。 【0030】本発明のマウスガードの着用期間は特に限定されないが、患者の生活に大きな不便をもたらすことがなく、同時に十分な治療効果を達成できる程度の期間が好ましい。着用期間の具体例としては、数時間(例えば、1時間から10時間など)、数十時間(例えば、10時間から24時間など)、数日間(例えば、1日間から9日間)、あるいは数十日間(例えば、10日間から30日間またはそれ以上)など任意の期間を設定することができる。 【0031】以下、本発明のマウスガードの形状並びに使用方法について、図1を参照してより具体的に説明する。但し、図1に記載のマウスガードは本発明の一実施態様を示すものにすぎず、本発明のマウスガードはこの形状に限定されるものではない。 【0032】マウスガード1は好ましくは熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂から形成されており、歯型に沿って、溝部2が形成されている。この溝部2の一方の側には、顎側および唇側の側壁部3が形成されており、他方の側には、口蓋側の側壁部4が形成されている。なお、側壁部3および4の高さ、並びに端部5までの長さなどは、使用者の歯及び歯茎の長さに応じて適宜調整して作製することができ、あるいは使用直前に鋏などにより適宜裁断して使用することができる。 【0033】マウスガード1が熱可塑性樹脂で形成されている場合には、熱湯を入れた容器を用意し、マウスガード1をその熱湯に浸し、可塑性にした後、上顎あるいは下顎の歯および歯茎に装着して、軽く噛むか、あるいはマウスガードを指で押さえつけるなどして、マウスガード内に歯型をとる。 【0034】次いで、歯型を形成したマウスガードを口から取り出し、溝部2内(即ち、患者の歯及び/又は歯茎に接触する部分)に適量の歯科用治療剤と必要により所望の補助薬剤を塗布して、再度、歯および歯茎に装着する。なお、本発明のマウスガードを使用する際には、マウスガード1を歯および歯茎に密に接触させることができるように、予め歯ブラシで歯磨きを行っておくことが好ましい。 【0035】所定の着用時間が経過した後、マウスガード1を顎から外して、歯および歯茎に付着している薬剤を除去することにより治療を終えることができる。使用後、マウスガード1(再使用タイプの場合)は、温水、洗剤などによりきれいに洗浄し、再使用するまで保存しておくことができる。以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されることはない。 【0036】 【実施例】実施例1:ガラス板面(10cm×10cm)、並びにマウスガード(EVA樹脂製)(商品名デンタルエステチィック・ハーレクイーン;株式会社コジットより入手)内面に軟膏状歯周病治療剤(ヒノポロン軟膏(昭和薬品化工株式会社);2g)を塗布し、日本薬局方崩壊試験器(DISINTEGRATION TESTER:富山産業(株))に固定後、30℃生理食塩水中で1分間に70回上下運動させて治療剤が消失していくのを観察し、消失するまでの保持時間を記録した。その結果、ガラス面では、8分であったのに対し、マウスガード内面では28分であった。 【0037】実施例2:マウスガード(EVA樹脂製)(商品名デンタルエステチィック・ハーレクイーン;株式会社コジットより入手)を、熱水(約70〜80℃)に約15秒間浸し、可塑化した。可塑化したマウスガードを熱水から取り出し、付着した水をよく切り、口に含み、歯にかぶせてくわえ、指でマウスガードを押しながら歯型を形成した。歯に十分に適合する歯型をとった後に、水を口に含めてマウスガードを冷却した。歯型を有するマウスガードを口から取り出し、歯周病治療剤(ヒノポロン軟膏(昭和薬品化工株式会社);2g)をマウスガードの内面(歯および歯茎に接触する部分)に塗布した。治療剤を塗布したマウスガードを再び口に装着し、そのまま維持した。12時間後にマウスガードを口から取り出し、その内面を観察したところ、治療剤は残存していた。上記結果から、本発明のマウスガードは歯科用治療剤を保持するのに適していることが明らかになった。 【0038】 【発明の効果】本発明により、歯科用治療剤を患部に適用した場合に、治療剤の患部滞留性を高めると同時に拡散を抑制できる新規な手段を提供することが可能になった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000187220 【氏名又は名称】昭和薬品化工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月7日(1999.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096219 【弁理士】 【氏名又は名称】今村 正純 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−70325(P2001−70325A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月21日(2001.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願平11−252578 |
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