| 【発明の名称】 |
医療用のハンドピース |
| 【発明者】 |
【氏名】竹原 礼子
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| 【要約】 |
【課題】取り扱いが容易で、治療時における良好な操作性が確保できる医療用ハンドピースを提供すること。
【解決手段】工具受入れ孔11aから挿入される医療用工具13に回転駆動力を伝達するシャフト19を備えた第一の部材11と、後端に接続されるモーターユニットからの駆動力により回転可能に設けられたシャフト16を備えた第二の部材12とを備え、第一の部材と第二の部材とは角度可変に接続され、第一の部材と第二の部材の両シャフトはユニバーサルジョイント30により連結される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 工具受入れ孔から挿入される医療用工具に回転駆動力を伝達するシャフトを備えた第一の部材と、後端に接続される回転駆動源からの駆動力により回転可能に設けられたシャフトを備えた第二の部材とを備え、前記第一の部材と前記第二の部材とは角度可変に接続され、第一の部材と第二の部材の前記両シャフトはユニバーサルジョイントにより連結されたことを特徴とする医療用のハンドピース。 【請求項2】 前記第一の部材と前記第二の部材とのいずれか一方の部材の端部に開口を備える中空の球状部材を設け、他方の部材の端部には前記球状部材が挿入可能な受け口を設け、前記球状部材と前記受け口との間には、前記球状部材と相補な曲面を備えるブッシュ材を設けたことを特徴とする請求項1記載の医療用のハンドピース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、医療用のハンドピースに関し、更に詳細には、本体部分が曲折可能かつ角度可変に形成されたハンドピースに関する。 【0002】 【従来の技術】歯あるいは骨を切削するための医療用ハンドピースは、患部の切削を術者が容易に行なえるように、曲折した形状に形成されることがあり、例えば、図5のような医療用ハンドピース60では、前方グリップ65と後方のシーズ部75とが曲折部ケーシング68を介して、曲折する形状に連結されている。そして、前方グリップ65には、ベアリング62などにより回転可能に支持されたシャフト63が設けられ、このシャフト63の後端には歯車64が一体に設けられ、先端には工具受入れ孔66から挿入される治療工具67が固定ピン(図示せず)などにより連結される。一方、シーズ部75にもベアリング72で支持されたシャフト73が設けられ、その先端には前記歯車64に噛合するように歯車74が設けられ、さらに、シャフト73の後端にはカップリング76が連設されている。 【0003】上記従来の医療用ハンドピース60において、シーズ部75に接続されるモーターユニット(図示せず)からの駆動力は、カップリング76を介してシャフト73に伝わり、歯車74と歯車64とが噛み合って、シャフト63から治療工具67に回転駆動力として伝達される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の医療用ハンドピース60では、歯車64,74の噛み合わせにより、二本のシャフト63,73の交差角度が決まってしまい、この交差角度にしたがって、前方グリップ65とシーズ部75との曲折部が形成されている。しかしながら、前方グリップ65とシーズ部75の曲折角度が固定された従来のハンドピースでは、切削箇所あるいは治療形態によっては使いにくく操作性が悪くなるという問題があった。 【0005】したがって、本発明の課題は、取り扱いが容易で、治療時における良好な操作性が得られる医療用ハンドピース提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明では、工具受入れ孔から挿入される医療用工具に回転駆動力を伝達するシャフトを備えた第一の部材と、後端に接続される回転駆動源からの駆動力により回転可能に設けられたシャフトを備えた第二の部材とを備え、前記第一の部材と前記第二の部材とは角度可変に接続され、第一の部材と第二の部材の前記両シャフトはユニバーサルジョイントにより連結されたことを特徴とする医療用のハンドピースを提供する。 【0007】ここで、前記ユニバーサルジョイントは、従来、自在軸継手、フックの万能軸継手またはカルダン軸継手などとよばれるものを使用することができる。 【0008】本発明の医療用ハンドピースでは、開口を備える中空の球状部材を前記第一の部材と前記第二の部材とのいずれか一方の部材の端部に設け、他方の部材の端部には前記球状部材が挿入可能な受け口を設け、前記球状部材と前記受け口との間には、前記球状部材と相補な曲面を備えるブッシュ材を設けても良い。このように、第一の部材と第二の部材の端部を形成することにより、シャフト間を連結するユニバーサルジョイントの作用と共に、球状部材がブッシュ材に摺動して、第一の部材と第二の部材とは角度可変となる。 【0009】 【発明の実施の態様】以下、実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。図1は本発明の一実施例である医療用ハンドピースの外観を示した側面図であり、図2は図1の医療用ハンドピースの一部を破断して示した断面図であり、図3は曲げた状態の医療用ハンドピースを示す断面図である。医療用ハンドピース10は、歯あるいは骨を切削するためのものであって、図1及び図3に示したように、第一の部材11と第二の部材12とが曲折部20において角度可変に接続されてなり、第一の部材11の先端には工具受入れ孔11aが形成されており、この工具受入れ孔11aに医療用工具13が挿入され、第二の部材12の後端には、図示しないモーターユニットを挿入するための受け口14aが設けられる。 【0010】ここで、前記第一の部材11には、ベアリング18などにより回転可能に支持されたシャフト19がほぼ全長にわたって延設され、このシャフト19の先端には固定ピン(図示せず)などにより治療工具13が連結され、シャフト19の後端にはユニバーサルジョイント30が設けられる。また第一の部材11の後端には、ケーシング材により受け口23が設けられ、この受け口23の内部に、前記シャフト19の後端とユニバーサルジョイント30が配置される。 【0011】また前記第二の部材12では、シーズ部14内にベアリング15で回転可能に支持されたシャフト16が延設され、このシャフト16の先端はユニバーサルジョイント30に接続され、シャフト16の後端にはカップリング17が接続され、このカップリング17にはモーターユニットのカップリング(図示せず)が接続される。またシーズ部14の先端14bには球状端部21が固定され、この球状端部21が受け口23内に挿入されてブッシュ材24を介してネジ22で押圧固定される。なお、ブッシュ材24と球状端部21とは、図示の如く固定された場合、相互に摺動可能になるように相補な曲面形状に形成される。 【0012】さらに、前記ユニバーサルジョイント30は、図4に示した部品を組み立てて形成する。すなわち、軸端部材31,34を二股状に形成し、その先端にはそれぞれ貫通孔31a,34aを穿設し、それぞれシャフト19,16の先端に固定する。また連結部材35は、軸端部材31,34の二股状先端に挿入可能な大きさの立方体に形成し、十字に交差するように貫通孔35a,35bを穿設する。そして、軸端部材31,34の二股状先端を組み合わせると共に、その間に連結部材35を配置し、貫通孔31aと35aとにはピン33、貫通孔34aと35bとにはピン32を挿入すれば、軸端部材31,34は連結される。 【0013】以上の医療用ハンドピース10に外力を加えて、直線状に延びる図1の状態から、第一の部材11と第二の部材12との軸方向が180°未満の所定角度を為す、図3のような状態まで曲げると、球状端部21はブッシュ材24の内面を摺動し、ユニバーサルジョイント30はピン32,33を中心にして軸端部材31,34が回動する。そして、この医療用ハンドピース10を曲げた状態で、カップリング17を介してシャフト16を回転駆動させると、ユニバーサルジョイント30により、回転駆動力はシャフト19に伝わり、先端の治療工具13を回転させる。 【0014】 【発明の効果】上述したように、本発明の医療用ハンドピースでは、第一の部材と第二の部材とが角度可変に接続され、第一の部材と第二の部材とにそれぞれ設けられたシャフトがユニバーサルジョイントにより連結されているので、第一の部材と第二の部材とが180°未満の角度を為すように、医療用ハンドピースを曲げた状態でも、医療用工具を回転駆動させることができる。したがって、曲折角度が固定された従来のハンドピースに比べて、本発明の医療用ハンドピースでは、治療時における格段の操作性が得られる。 【0015】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000150327 【氏名又は名称】株式会社ナカニシ
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| 【出願日】 |
平成11年7月5日(1999.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081514 【弁理士】 【氏名又は名称】酒井 一
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| 【公開番号】 |
特開2001−17446(P2001−17446A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月23日(2001.1.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−190207 |
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