| 【発明の名称】 |
骨延具 |
| 【発明者】 |
【氏名】児島 年夫
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| 【要約】 |
【課題】段差のある骨片間の間隔を広げることを可能とする。
【解決手段】一方の骨片101に固定される第1のプレート1と、他方の骨片102に固定される第2のプレート2と、先端が前記第1のプレート101に当接されて係合される(螺子付)シャフト31と、前記第2のプレート102に螺合される第1の螺子付シャフト33と、前記(螺子付)シャフト31と第1の螺子付シャフト33を連結する第1の可撓性の部材32と、更に、任意の骨片に固定される第3のプレート3と、該第3のプレート3に螺合されて延長する第2の螺子付シャフト35と、前記第1の螺子付シャフト33と第2の螺子付シャフト35を前記第2のプレートを連結する第2の可撓性の部材34とから成る。前記第2の螺子付シャフト35を回転して第1の螺子付シャフト33を回転して、前記一方の骨片101と他方の骨片102との間の間隔を広げる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一方の骨片に固定される第1のプレートと、他方の骨片に固定される第2のプレートと、先端が前記第1のプレートに当接されて係合されるシャフトと、前記第2のプレートに螺合されて延長する第1の螺子付シャフトと、前記第1のプレートと第2のプレートの間で前記シャフトと第1の螺子付シャフトを連結する第1の可撓性の弾性部材と、更に、任意の骨片に固定される第3のプレートと、該第3のプレートに螺合されて延長する第2の螺子付シャフトと、前記第2のプレートと第3のプレートとの間で前記第1の螺子付シャフトと第2の螺子付シャフトを連結する第2の可撓性の弾性部材とから成り、前記第2の螺子付シャフトを回転することにより前記第1の螺子付シャフトを回転して前記一方の骨片と他方の骨片との間の間隔を広げるようにしたことを特徴とする骨延具。 【請求項2】 前記可撓性の弾性部材がスプリングであることを特徴とする請求項1に記載の骨延具。 【請求項3】 前記両スプリングの両端が前記シャフト及び螺子付シャフトの端部に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の骨延具。 【請求項4】 前記シャフトの一端側に螺子が形成されており、前記スプリングの端部が該シャフトを含む螺子付シャフトの螺子溝に螺合されて連結されていることを特徴とする請求項2に記載の骨延具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、骨延具、より詳細には、形成外科等において、骨延を行うのに使用して好適な骨延具に図する。 【0002】 【従来の技術】図2は、従来の骨延具の一例を説明するための要部構成図で、図中、10は延長しようとする骨で、101及び102は延長しようとする骨10を分離した骨片、1は延長しようとする骨10の一方の骨片101に固定される第1のプレート、2は延長しようとする骨10の他方の骨片102に固定される第2のプレート、3は先端が前記第1のプレート1に当接し、途中に前記第2のプレート2に螺合する螺子3a部を有する螺子付シャフトで、図示のように、該螺子付シャフト3を第2のプレート2のネジ穴と螺合して突出させ、その先端を第1のプレート1に回転自在に当接させるようにしている。 【0003】従って、図示のように、第1の骨片101と第2の骨片102との間に、螺子付シャフト3を介在させ、該螺子付シャフト3を回転させると、該シャフト3は矢印A方向に進み、その先端が第1の骨片101に固定された第1のプレート1に当接し、該第1の骨片101と第2の骨片102との間の間隔を拡げ、これによって、骨10の長さをLだけ延長可能としている。 【0004】図3は、上述のごとき骨延具を用いて頭蓋骨を延長して顔面を成形する時の様子を示す図で、図中、図2に示した部材と同様の作用をする部分には、図2の場合と同一の参照番号が付してある。図3に示すように、頭骨101と102との間に、前述のごとき骨延具を取り付ける場合、予め、第1プレート1及び第2プレート2の取り付け位置を確定するとともに、螺子付シャフト3の長さ等も決め、これらを予めセットした状態で所定位置に取り付け、その後、螺子付シャフトを回転して、頭骨101と102との間の間隔を拡げるようにしている。 【0005】而して、図3に示すようにして、頭骨101と102との間の間隔を拡げて顔面整形するような場合、螺子付シャフト3の先端部3bが顔面の前方等に突出て、この部分が、目障りであり、また、不注意に物に当たったりして、日常生活において不都合があった。 【0006】上記のごとき不都合(螺子付シャフトの出っ張り)を解消するために、本出願人は、先に、概念的には、図3に鎖線にて示すように、螺子付シャフト3の出っ張り部(第2の固定プレート2よりの出っ張った部分)に可撓性(好ましくは、スプリング)を設け、該出っ張り部を曲げて、第3のプレート4で固定し、出っ張り部が目立たないようにするとともに、該出っ張り部に物が当たらないようにして、日常生活に支障のないようにした骨延具を提案した。 【0007】図4は、本出願人が先に提案した骨延具の一例を説明するための要部概略構成図で、図中、1は第1のプレート、2は第2のプレート、3は螺子付シャフト、4は第3のプレートで、これらの基本的な動作は、図2及び図3に示したものと同じであるが、この場合、シャフト3の一部が可撓性部材、好ましくは、スプリング3cにて形成されており、これにより、図3に示したように、螺子付シャフト3を曲げ、第3のプレート4で所望の骨片(図示例の場合102)に固定し、該螺子付シャフト3の先端部3bが顔面等から出っ張らないようにしている。 【0008】而して、前記可撓性部材3が、図示のように、スプリングである時は、該スプリング3cによって、骨片間に常にテンションをかけることができ、骨片101を少しずつ押すので、より効果的な骨延をすることができる。 【0009】図5は、図4に示した第1のプレート1と螺子付シャフト3の当接部の構成を示す詳細図で、第1のプレート1は、シャフト3の先端部に当接する凹部1′を有するが、その凹部1′は先端が小径になるようなテーパ形状を有しており、螺子付シャフト3の先端部は、該テーパ形状の凹部1′に係合するよう、先細のテーパ形状3′に形成されており、これにより、シャフト3の先端部3′を第1のプレート1のテーパ形状凹部1′に係合させ、シャフト3を第1のプレート1に対して回転可能に当接係合可能としている。 【0010】図6は、前述の螺子付シャフト3の詳細を説明するための図で、該螺子付シャフト3は、前述のように、第1のプレート1の凹部1′に係合する先端部3′と第2のプレート2の螺子穴に螺合する螺子部3″を有する第1の螺子付シャフト3aと、第3のプレート4の螺子穴に螺合する螺子部を有する第2の螺子付シャフト3bと、これら第1の螺子付3aと第2の螺子付シャフト3bとの間に配設されて、これら第1の螺子付シャフト3aと第2の螺子付シャフト3bとを連結する可撓性部材、好ましくは、スプリング3cを有し、該可撓性部(スプリング部)3cで曲げられるようになっている。 【0011】而して、これら第1〜第3のプレートの取り付け位置は、前もって精密検査することにより、予め決められており、従って、螺子付シャフト3の長さも予め決められており、これらを前もって組み立てておき、プレート1,2,4を予め決められた位置に固定するが、可撓部3cが図示のようにスプリングにて構成されている場合は、螺子付シャフト3a,3bとスプリング3cとを分離して構成し、スプリングの端部を螺子付シャフトのネジ溝に螺入させ、螺入先端部のネジ山を潰すことにより、これら螺子付シャフト3a,3bとスプリング3cとを連結するようにしてもよい。 【0012】而して、図5に示したように、可撓性部材として、スプリングを用い、該スプリングを巻き込んで(圧縮して)螺子付シャフト3aを第1のプレート1に押圧させるようにした場合、該スプリング3cには、該第1のプレート1を第2のプレート2から押し放す方向の力が常にかかっており、骨片101と102との間と徐々に広げることができ、効率的な骨延を行うことができる。なお、この場合、螺子付シャフト3bは回転しないように固定しておく。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】而して、本出願人が先に提案した上記骨延具は、第1の骨片101と第2の骨片102が同一面の場合(二次元の場合)を前提としたもので、これら第1の骨片101と第2の骨片102との間に段差がある場合(三次元の場合)は適用することができず、その適用範囲が狭かった。 【0014】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、段差のある(三次元)の骨片間の間隔を広げるのに用いて好適な骨延具を提供することを目的としてなされたものである。 【0015】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一方の骨片に固定される第1のプレートと、他方の骨片に固定される第2のプレートと、先端が前記第1のプレートに当接されて係合されるシャフトと、前記第2のプレートに螺合されて延長する第1の螺子付シャフトと、前記第1のプレートと第2のプレートの間で前記シャフトと第1の螺子付シャフトを連結する第1の可撓性の弾性部材と、更に、任意の骨片に固定される第3のプレートと、該第3のプレートに螺合されて延長する第2の螺子付シャフトと、前記第2のプレートと第3のプレートとの間で前記第1の螺子付シャフトと第2の螺子付シャフトを連結する第2の可撓性の弾性部材とから成り、前記第2の螺子付シャフトを回転することにより前記第1の螺子付シャフトを回転して前記一方の骨片と他方の骨片との間の間隔を広げるようにしたことを特徴としたものである。 【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記可撓性の弾性部材がスプリングであることを特徴としたものである。 【0017】請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記両スプリングの両端が前記シャフト及び螺子付シャフトの端部に固定されていることを特徴としたものである。 【0018】請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記シャフトの一端側に螺子が形成されており、前記スプリングの端部が該シャフトを含む螺子付シャフトの螺子溝に螺合されて連結されていることを特徴としたものである。 【0019】 【発明の実施の形態】図1は、本発明による骨延具の一実施例を説明するための要部構成図で、本発明による骨延具は、段差Hを有する骨片101と102(三次元の骨片)との間隔Lを広げることができるようにしたもので、本発明においては、螺子付シャフト3は、先端部が第1の骨片101に固定される第1のプレート1に当接されて係合される(又は固定される)第1の(螺子付)シャフト31と、第2の骨片102に固定された第2のプレート2に螺合される第2の螺子付シャフト33と、骨片102を含む任意所望の骨片に固定される第3のプレート4に螺合される第3の螺子付シャフト35と、前記第1の(螺子付)シャフト31と第2の螺子付シャフト33とを連結する第1の可撓性部材(例えば、スプリング)32と、第2の螺子付シャフト33と第3の螺子付シャフト35とを連結する第2の可撓性部材(例えば、スプリング)34とから成り、前述の先行技術と同様、第3の螺子付シャフト35を回転することにより、第2の螺子付シャフト33を回転させ、該第2の螺子付シャフト33を第1の骨片101の方向へ押し出し、該第1の骨片101と第2の骨片102との間隔Lを広げる。 【0020】而して、本発明においては、先端が第1のプレート1に係合された第1の(螺子付)シャフト31と第2のプレート2に螺合された第2の螺子付シャフト33との間が可撓性の弾性部材(例えば、スプリング)32で連結されて、これによって、第1の骨片101と第2の骨片102との間に段差Hがあっても、第1の骨片101と第2の骨片102との間の間隔Lを得ることができるようにしている。この場合も、第1のシャフト31のスプリング32との連結側に螺子を設けておき、第1のシャフト3の螺子部と第2のシャフト33の螺子部のネジ溝に、スプリング32の端部を螺入させて、螺入先端部のネジ山を潰すことにより、これらシャフト31と33をスプリング32で連結するようにしてもよく、このようにすると、スプリング32の長さを間隔Lに合わせて予め調整することが可能となり、より効果的に、骨片間の間隔を広げることができる。 【0021】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によると、間隔を広げようとする骨片間に段差があっても、これら骨片間を可撓性の弾性部材にて連結するようにしたので、該段差にもかかわらず、これら骨片間の間隔を効果的に広げることができる。特に、前記可撓性の弾性部材としてスプリングを用いる時は、該骨片間の間隔に対応して該スプリングの長さを調整することにより、段差の大きさ、広げようとする間隔に、より効果的に対応することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000150671 【氏名又は名称】株式会社長田中央研究所
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| 【出願日】 |
平成12年6月9日(2000.6.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079843 【弁理士】 【氏名又は名称】高野 明近 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−346802(P2001−346802A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−173990(P2000−173990) |
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