| 【発明の名称】 |
運動量計の運動信号発生装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 岩男
【氏名】山崎 貴三代
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| 【要約】 |
【課題】市販の傾斜検知器を運動信号発生部に適用することにより、組立てを容易にすると共に、コンパクトで低価格な2次元の動きを検知できる運動量計を提供する。
【解決手段】傾斜検知器1の入力回路2を計数回路3に接続し、入力回路2と計数回路3を入出力ポート4を介してMPU5に接続する。傾斜検知器1を運動量計に取り付けるときは、45°の角度に傾斜して設置し、ケース11外側の接点電極12を負荷抵抗Rとアース間にクロス接続する。入力回路2は、CR積分回路あるいはフリップフロップのラッチ回路で構成し、接点球13が接点電極12に接触・離間するときに発生するチャタリングの影響を除去する。計数回路3は、チャタリング処理後の接点電極12と接点球13で構成する接触スイッチのオン・オフによって発生する入力パルスをカウントする。また、MPU5からの制御信号によってカウンタをリセットする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 身体の動きを検知して運動信号を発生する運動信号発生部と、この運動信号を入力して運動回数をカウントする運動回数カウント回路を有する運動量計において、この運動量計に容器を具備し、この容器内に、転動自在に球体を収容すると共に、この球体に接触してスイッチを作動する複数の接触スイッチを配備し、しかして、この接触スイッチのオン・オフによって前記運動信号を発生させることを特徴とする運動信号発生装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどに取り付けて傾斜を検知する傾斜検知器を利用して運動信号を発生させる運動量計に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】運動量計は、一般に運動に伴う振動を検知して運動信号を発生させる。図6に、従来の運動量計の運動信号発生部のブロック図を示す。運動信号発生部は、おもりaの付いたばねbにマグネットMを取り付け、このマグネットMの上下左右のそれぞれいずれか一方にホールセンサ、磁気抵抗素子あるいはリードスイッチなどの磁気センサSを配置し、磁気センサSをカウンタ回路cに接続する。この運動量計を身体に付けると、ばねbが上下左右に振動して動くたびにばねbに取り付けたマグネットMが磁気センサSに対して接近・離間を繰り返す。このマグネットMが上下左右に振動して磁気センサSに接近した回数を数えて2次元の運動回数を求める。 【0003】運動信号発生部に使用するおもりaとばねbは、あまり短かったり軽かったりすると運動を検知しないので、人間が動く毎にばねbが振動するようにおもりaの重さとばねbの長さをある程度大きくする必要がある。このため、取り付けスペースが大きくなるという問題があった。また、磁気センサSの中心にちょうどマグネットMがくるように磁気センサSを取り付ける必要がある。このため、磁気センサSを適正な位置に設置する組立て精度が要求された。また、従来の運動信号発生部はこのような専用部品を使用するため、コストが割高であった。 【0004】一方、カメラなどに取り付けて傾斜を検知する傾斜検知器が大量に生産され、高品質、低コスト部品として市販されている。この傾斜検知器は、カメラの正位置、左下縦位置、右下縦位置、下向き、上向きなどの傾斜方向を検知し、これらの傾斜方向によってカメラの露出制御や、下向き上向きなどの姿勢により重力の影響を受けるレンズ駆動制御を行う。 【0005】この傾斜検知器は、容器内に転動自在に接点球を収容し、接点球の前後左右に接点電極を配置している。容器が傾くと、接点球が転がって前後左右に配置した接点電極のいずれかに接触し、スイッチを通電するので前後左右の傾斜方向を検知できる。この傾斜検知器は、このような構造なので傾斜させるだけでなく、振動させても接点球が転がってスイッチをオン・オフする。従って、容器内に接点電極と接点球を収容するだけの簡単な構造の傾斜検知器を使用して2次元の運動を検知することができる。また、この傾斜検知器は小型・軽量なので大きな取り付けスペースを必要としない。 【0006】そこで本発明は、市販の傾斜検知器を運動信号発生部に適用することにより、組立てを容易にすると共に、コンパクトで低価格な2次元の動きを検知できる運動量計を提供することを目的になされたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために本発明は以下のように構成した。 【0008】すなわち、身体の動きを検知して運動信号を発生する運動信号発生部と、この運動信号を入力して運動回数をカウントする運動回数カウント回路を有する運動量計において、この運動量計に容器を具備し、この容器内に、転動自在に球体を収容すると共に、この球体に接触してスイッチを作動する複数の接触スイッチを配備し、しかして、この接触スイッチのオン・オフによって前記運動信号を発生させることを特徴とする運動信号発生装置である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 【0010】図1に、本発明を実施した運動量計のブロック図を示す。運動量計は、傾斜検知器1の入力回路2を計数回路3に接続し、入力回路2と計数回路3を入出力ポート4を介してMPU5に接続する。 【0011】図2と図3に、傾斜検知器1の平面図と側面図を示す。傾斜検知器1は、絶縁性のケース11の隅角部に4片の接点電極12を埋設し、一端をケース11の内側に、他端をケース11の外側に露出する。ケース11内には、転動自在に接点球13を収容し、ケース11の上蓋14と底蓋15の内側に接点球13を係止する凹陥部16を設ける。 【0012】ケース11内側の接点電極12は、接点球13とともに接触スイッチを構成し、隣接する2片が同時に接点球13と接触したときにスイッチをオンにし、片方あるいは両方が接点球13と離間したときにスイッチをオフにする。ケース11外側の接点電極12は、接触スイッチの外部接続端子とする。 【0013】傾斜検知器1を運動量計に取り付けるときは、45°の角度に傾斜して設置し、ケース11外側の接点電極12を負荷抵抗Rとアース間にクロス接続する。 【0014】入力回路2は、CR積分回路あるいはフリップフロップのラッチ回路で構成し、接点球13が接点電極12に接触・離間するときに発生するチャタリングの影響を除去する。 【0015】計数回路3は、チャタリング処理後の接点電極12と接点球13で構成する接触スイッチのオン・オフによって発生する入力パルスをカウントする。また、MPU5からの制御信号によってカウンタをリセットする。 【0016】本発明を実施した運動量計は以上のような構成で、傾斜検知器1の接触スイッチのオン・オフによって発生する入力パルスをカウントして運動回数を計測する。図4の(a)と(b)に、運動に伴う加速度変化と、傾斜検知器1の接触スイッチのオン・オフによって発生する入力パルスのタイミングチャートを示す。加速度は、運動を開始する毎に大きな波が発生し、運動を停止する毎に小さな反動波が発生する。一方、静止時と運動を開始するときは、接点球13が隣接する接点電極12の間に入り込んで傾斜検知器1の接触スイッチがオンのままになり、入力パルスは発生しないが、運動の停止とともに接点球13が上下左右に転動して複数の短い入力パルスが発生する。MPU5は、この運動の停止時に発生する複数の入力パルスを1回と判定して運動回数をカウントずる。 【0017】図5のフローチャートを参照してMPU5の処理について説明する。処理を開始すると、まず、入力パルスがオフからオンに切り換わったかどうかを判定し(ステップ101)、入力パルスがオンのときは、計数回路3に制御信号を出力してカウンタをリセットした後(ステップ102)、入力パルスの数をカウントする(ステップ103)。次に、入力パルスのカウントを開始してから所定時間経過したかどうかを判定し(ステップ104)、所定時間経過しているときは、次に、計数回路3のカウント値が所定値より大きいかどうかを判定する(ステップ105)。そして、カウント値が所定値より大きいときは、運動回数のカウントに1を加えて運動回数をカウントアップする(ステップ106)。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の運動信号発生装置は、傾斜検知器の接触スイッチのオン・オフによって運動信号を発生させる。従って、本発明によれば、市販の量産部品を使用するので、運動量計を高品質で安価なものにすることができる。また、傾斜検知器が容器内に接点電極と接点球を収容するだけの簡単な構造で小型・軽量なので、組立てを容易にすると共に、運動量計を軽くコンパクトにすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000114628 【氏名又は名称】ヤーマン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月6日(2000.6.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077779 【弁理士】 【氏名又は名称】牧 哲郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−346782(P2001−346782A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月18日(2001.12.18) |
| 【出願番号】 |
特願2000−169429(P2000−169429) |
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