トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 生体情報監視装置
【発明者】 【氏名】水野 康文

【氏名】横山 清子

【要約】 【課題】人の運転や操縦の状態、また患者の容態を正確に判断することができる。

【解決手段】生体情報監視装置3は、人が操作する機器4への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部33と、機器4の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部30と、入力された生体情報と機器操作情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部31と、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部32とを備える。また、生体情報監視装置3は、人が操作する機器4から出力される機器情報を入力する機器情報入力部35と、機器4の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部30と、入力された生体情報と機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部31と、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部32とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】人が操作する機器への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器操作情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを備えることを特徴とする生体情報監視装置。
【請求項2】人が操作する機器から出力される機器情報を入力する機器情報入力部と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを備えることを特徴とする生体情報監視装置。
【請求項3】出力される機器情報を入力する機器情報入力部を備え、前記情報制御部は入力された生体情報と機器操作情報に加え機器情報に基づき音楽情報を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。
【請求項4】前記音楽情報出力部は、監視者に加え前記機器の操作者にも音楽として認知可能な信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報監視装置。
【請求項5】入力された生体情報に基づき視覚情報を制御する情報制御部と、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部を備えるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報監視装置。
【請求項6】前記情報制御部は、入力された生体情報に加え、機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき視覚情報を制御するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の生体情報監視装置。
【請求項7】前記映像情報出力部は、監視者に加え前記機器の操作者にも映像情報として認知可能な信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の生体情報監視装置。
【請求項8】前記情報制御部は、入力された生体情報と、機器操作情報あるいは及び機器情報を記録する記録部と、この記録部に記録された生体情報と、機器操作情報あるいは及び機器情報とを取り出し可能とする情報読取部とを備え、前記情報読取部からの情報に基づき音楽、情報を制御すると共に、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報監視装置。
【請求項9】入力された生体情報に基づき視覚情報を制御する情報制御部と、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部を備え、前記情報制御部は、前記情報読取部からの情報に基づき視覚情報を制御するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の生体情報監視装置。
【請求項10】人が操作する機器への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部あるいは及び前記機器から出力される機器情報を入力する機器情報入力部の少なくとも1方と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、制御された音楽情報を記録する記録部と、この記録部に記録された音楽情報を取り出し可能とする情報読取部とを有し、この情報読取部からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを配置したことを特徴とする生体情報監視装置。
【請求項11】人が操作する機器への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部あるいは及び前記機器から出力される機器情報を入力する機器情報入力部の少なくとも1方と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、この情報制御部から制御された音楽情報を遠隔地に転送する遠隔データ転送装置と、遠隔地に配置され、遠隔データ転送装置からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを配置してなることを特徴とする生体情報監視装置。
【請求項12】制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部を備え、この映像情報出力部は、前記情報読取部あるいは遠隔データ転送装置からの音楽情報に基づき視覚情報を出力するようにしたことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の生体情報監視装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生体情報監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷業等の生産ラインにおける印刷機械の運転状態や、医療分野における患者の容態を監視する方法として、監視対象物や生体から出力される状態情報信号波形に、BGMを同期させて音楽を演奏させ「MIDI変調」、あるいは、状態情報信号が音響信号からなる場合、この音響信号をMIDIという音符情報に変換して聞き取りやすい音色に変換した後スピーカーから出力させ、これら変調音楽あるいは変換音楽を監視員にモニタリングさせ、異常検知させようとするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにモニタリング装置で、二輪車を含む自動車、船舶あるいは飛行機等の乗り物の操縦者や、その他の機械類の運転者の状態、患者の容態を外部の人が監視し、異常事態に対応させることが考えられる。しかし、外部の人が監視して異常が認められる場合に、人に注意を促したり、運転を交代するのみでは、円滑な運転操縦が不可能な場合がある。また、患者の容態を正確に判断することができない場合がある。
【0004】この発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、運転時や操縦時、人の状態、また患者の容態を正確に判断することができる生体情報監視装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0006】請求項1に記載の発明は、『人が操作する機器への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器操作情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを備えることを特徴とする生体情報監視装置。』である。
【0007】請求項1に記載の発明によれば、運転操作により機器の運転状態が変化し、人体の状態は運転操作そのものあるいは変化する機器の運転状態により影響を受け、人体の状態の変化は計測機器により検知できる生体情報に反映する場合と、検知される生体情報に反映しない場合があるが、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に機器の運転操作情報を加えて加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、『人が操作する機器から出力される機器情報を入力する機器情報入力部と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを備えることを特徴とする生体情報監視装置。』である。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に機器情報を加えて加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても機器の運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、『出力される機器情報を入力する機器情報入力部を備え、前記情報制御部は入力された生体情報と機器操作情報に加え機器情報に基づき音楽情報を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置。』である。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に加え、運転操作情報及び機器情報を使って加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても運転操作及び運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、『前記音楽情報出力部は、監視者に加え前記機器の操作者にも音楽として認知可能な信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報監視装置。』である。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、監視者に運転者の状態を音楽として認知させるのに加え、運転者に自身の状態を音楽として認知させるので、運転そのものが適正化できる。
【0014】請求項5に記載の発明は、『入力された生体情報に基づき視覚情報を制御する情報制御部と、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部を備えるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報監視装置。』である。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、監視者に音楽として認知させるのみでなく、検知された生体情報に基づく映像も認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。患者の診断においても音楽に映像も組み合わせることにより患者の状態を顕在化させることができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、『前記情報制御部は、入力された生体情報に加え、機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき視覚情報を制御するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の生体情報監視装置。』である。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、映像が音楽と同様に、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に加え、運転操作情報あるいは及び機器情報を使って加工されるので、映像と音楽の相関性が増し、より正確に人体の状態を把握監視することができる。患者の診断においても音楽に映像も組み合わせ、さらに映像と音楽の相関性を増すことにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、『前記映像情報出力部は、監視者に加え前記機器の操作者にも映像情報として認知可能な信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の生体情報監視装置。』である。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、監視者に運転者の状態を音楽に加え映像として認知させるのに加え、操作者に自身の状態を映像として認知させるので、運転そのものが適正化できる。
【0020】請求項8に記載の発明は、『前記情報制御部は、入力された生体情報と、機器操作情報あるいは及び機器情報を記録する記録部と、この記録部に記録された生体情報と、機器操作情報あるいは及び機器情報とを取り出し可能とする情報読取部とを備え、前記情報読取部からの情報に基づき音楽、情報を制御すると共に、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生体情報監視装置。』である。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、音楽、情報を制御すると共に、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場合のみでなく、自由なタイミングで運転者の運転時における状態を監視者に音楽として認知させることができる。
【0022】請求項9に記載の発明は、『入力された生体情報に基づき視覚情報を制御する情報制御部と、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部を備え、前記情報制御部は、前記情報読取部からの情報に基づき視覚情報を制御するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の生体情報監視装置。』である。
【0023】請求項9に記載の発明によれば、入力された生体情報に基づき視覚情報を制御すると共に、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場合のみでなく、自由なタイミングで運転者の運転時における状態を監視者に音楽及び映像として認知させることができる。
【0024】請求項10に記載の発明は、『人が操作する機器への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部あるいは及び前記機器から出力される機器情報を入力する機器情報入力部の少なくとも1方と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、制御された音楽情報を記録する記録部と、この記録部に記録された音楽情報を取り出し可能とする情報読取部とを有し、この情報読取部からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを配置したことを特徴とする生体情報監視装置。』である。
【0025】請求項10に記載の発明によれば、情報読取部からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場合のみでなく、自由なタイミングで運転者の運転時における状態を監視者に音楽として認知させることができる。
【0026】請求項11に記載の発明は、『人が操作する機器への機器操作情報を入力する機器操作情報入力部あるいは及び前記機器から出力される機器情報を入力する機器情報入力部の少なくとも1方と、前記機器の操作者の生体情報を検知入力する生体情報入力部と、入力された生体情報と機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき音楽情報を制御する情報制御部と、この情報制御部から制御された音楽情報を遠隔地に転送する遠隔データ転送装置と、遠隔地に配置され、遠隔データ転送装置からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力する音楽情報出力部とを配置してなることを特徴とする生体情報監視装置。』である。
【0027】請求項11に記載の発明によれば、遠隔地に配置され、遠隔データ転送装置からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場所から遠隔の場所にいる監視者に、運転者の運転時における状態を音楽として認知させることができる。
【0028】請求項12に記載の発明は、『制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部を備え、この映像情報出力部は、前記情報読取部あるいは遠隔データ転送装置からの音楽情報に基づき視覚情報を出力するようにしたことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の生体情報監視装置。』である。
【0029】請求項12に記載の発明によれば、情報読取部あるいは遠隔データ転送装置からの音楽情報に基づき視覚情報を出力し、運転者が機器を運転中の場所から遠隔の場所にいる監視者にも、運転者の運転時における状態を音楽及び映像として認知させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の生体情報監視装置を図面に基づいて詳細に説明するが、この発明はこの実施の形態に限定されない。
【0031】図1は生体情報監視システムの概略構成図である。
【0032】この生体情報監視システム1では、人2が機器4を運転、操縦、あるいは操作する。生体情報監視装置3は機器4の運転状態を監視しさらに運転を支援するものとして使用される。機器4としては、二輪車を含む自動車、船舶あるいは飛行機等の乗り物である。また、医療現場で、主としてICU(集中治療室)、NICU(新生児集中治療室)、CCU(循環器疾患治療室)、手術室、救急処置室、救急車、ドクターカー等において患者が操作可能な機器4があり、生体情報監視装置3は患者に機器を操作させることにより、より正確に診断する診断装置として用いられる。
【0033】人2は、目、耳、手足等の感覚器20と、脳21と、心臓等の臓器、血管、筋肉、その他の器官22を有し、感覚器20からの情報に基づき、脳21の潜在意識で気持ちの変化により行動決定のための意識を形成する。また、人2は、感覚器20からの情報と、脳の潜在意識とに基づき顕在意識で判断し、行動決定のための意識を形成する。心臓等の臓器、血管、筋肉、その他の器官22では、脳21の行動決定のための意識に基づき、生理反射、心理反射、行動を行なう。この行動により機器4を操作する。
【0034】生体情報監視装置3は、生体情報入力部30と、機器操作情報入力部33と、機器情報入力部35と、情報制御部31及び音楽情報出力部32とを備えている。
【0035】生体情報入力部30では、生理反射、心理反射等の運転操縦の生体情報を入力し、この生体情報を計測する。例えば、脈拍、心拍、呼吸、血圧、体温等を電気的に時系列で計測する。
【0036】機器操作情報入力部33では、人2が運転、操縦、あるいは操作する機器4への機器操作情報を入力する。
【0037】機器情報入力部35では、人2の手足の動きや音声を直接計測して得られる操作情報、あるいは、手足の動きや音声が機器4に加えられてから、不図示のアクチュエータの制御がなされるまでの途中の変位、歪み、圧力・力、電圧、電流等の物理量あるいはアクチュエータの変化を捕らえた操作情報からなる機器情報を入力する。
【0038】情報制御部31には、所定の音楽を構成する音符情報を記憶するBGMデータMIDIファイルと、音符情報に基づいて所定の音楽を再生するMIDIシーケンサ及びMIDI音源を有し、入力された生体情報、機器操作情報及び機器情報に基づき再生する音楽のリズム等の音楽情報を制御する。
【0039】音楽の選定基準としては、行進曲、ワルツといった体の動作を伴うリズミカルな曲が良く、特に人2の正常な心音リズムが二拍子であるため、不整脈の検出には行進曲など2拍子の曲が適しているが、これはあくまでガイドラインであり、音楽の嗜好性や聴覚能力(音感など)には個人差が大きいため、変拍子やリズムが不規則な現代曲を除けば大抵の曲は選定候補になる。
【0040】音楽情報出力部32では、制御された音楽情報を人2に音楽として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、例えば音響出力装置から音楽を流す。
【0041】人2は、感覚器20により生体状態を反映する知覚情報、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を得て、脳21の潜在意識で気持ちの変化により行動決定のための意識を形成し、また感覚器20からの情報と、脳の潜在意識とに基づき顕在意識で判断し、行動決定のための意識を形成し、生理反射、心理反射、行動を行なう。
【0042】このように、入力された生体情報、機器操作情報及び機器情報に基づき音楽情報を制御し、制御された音楽情報を音楽として認知させ、フィードバックすることで、生体情報監視装置3は運転補助装置として用いる場合には、円滑な運転、操縦、あるいは操作を可能にする。また、生体情報監視装置3は、診断装置として用いる場合には、医療現場の監視者6である診断者が患者の容態を、患者が機器4を操作する場合における状態を監視することにより、正確に判断することができる。
【0043】運転操作により機器4の運転状態が変化し、人体の状態は運転操作そのものあるいは変化する機器4の運転状態により影警を受ける。人体の状態の変化は計測機器により検知できる生体情報に反映する場合と、検知される生体情報に反映しない場合があるが、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に機器4の運転操作情報を加えて加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0044】このように、生体情報監視装置3は、機器4が二輪車を含む自動車、船舶あるいは飛行機等の乗り物の機器の場合には、運転補助装置として用いられ、医療現場の主としてICU(集中治療室)、NICU(新生児集中治療室)、CCU(循環器疾患治療室)、手術室、救急処置室、救急車、ドクターカー等においては、診断装置として用いられ、機器4は診断のために患者に操作させるものとなる。
【0045】図2は生体情報監視システムの他の実施の形態の概略構成図である。この実施の形態の生体情報監視システム1は、図1と同様に構成されるが、生体情報監視装置3には、音楽情報出力部32に加えて映像情報出力部34が備えられている。
【0046】情報制御部31には、所定の映像を構成する視覚情報を記憶する映像データファイルと、視覚情報に基づいて所定の映像を再生する映像シーケンサ及び映像源を有し、入力された生体情報、機器操作情報及び機器情報に基づき再生する視覚情報としての映像情報を制御する。
【0047】映像情報出力部34は、制御された視覚情報を映像として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、表示装置から映像を流す。
【0048】このように映像情報出力部34は、入力された生体情報に基づき制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力することで、監視者に音楽として認知させるのみでなく、検知された生体情報に基づく映像も認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。患者の診断においても音楽に映像も組み合わせることにより患者の状態を顕在化させることができる。
【0049】また、情報制御部31は、入力された生体情報に加え、機器操作情報あるいは及び機器情報に基づき視覚情報を制御するようにしたから、映像が音楽と同様に、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に加え、運転操作情報あるいは及び機器情報を使って加工されるので、映像と音楽の相関性が増し、より正確に人体の状態を把握監視することができる。患者の診断においても音楽に映像も組み合わせ、さらに映像と音楽の相関性を増すことにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0050】また、映像情報出力部34は、監視者に加え機器4の操作者にも映像情報として認知可能な信号を出力するようにし、監視者に運転者の状態を音楽に加え映像として認知させるのに加え、操作者に自身の状態を映像として認知させるので、運転そのものが適正化できる。
【0051】図3乃至図6は車両に備える生体情報監視システムを示し、図3は車両の側面図、図4はハンドルの正面図、図5は車両に備える生体情報監視システムのブロック図、図6は生体情報監視装置のブロック図である。
【0052】この実施の形態では、生体情報監視システム1の生体情報監視装置3が機器としての車両の運転状態を監視しさらに運転を支援するものとして使用される。
【0053】車両204には、車体251に運転席252が設けられ、人2は運転席252に座った状態でハンドル253の操作と、アクセル254を踏み、センサS1を介してエンジン等の駆動装置255を駆動して走行する。
【0054】この車両204には、生体情報監視装置3が備えられ、この生体情報監視装置3には、センサS1からアクセル254のペダル踏力が機器操作情報として機器操作情報入力部233に入力される。
【0055】また、生体情報監視装置3には、人2の耳に設けた生体情報センサS2で脈拍数を検出し、ハンドル253に備えられた脈拍数を生体情報センサS3で検出し、これらから生体情報が生体情報入力部230に入力される。
【0056】ハンドル253に備えられる生体情報センサS3は、図4に示すように、ハンドル外周に複数配置され、人2が手で操作時に握るときに脈拍数を検出する。
【0057】この生体情報監視システム1では、車両204がセンサS1、入力部204a、入力に基づき出力を制御する制御部204bと、制御された所定の出力をする出力部204cと、エンジン等の駆動装置255の燃料供給装置、ブレーキランプ、ウインカー等の制御対象を有する。出力部204cからのアシスト力は機器情報として生体情報監視装置3の機器情報入力部235に入力される。
【0058】人2は、目、耳、手足等の感覚器20と、脳21と、心臓等の臓器、血管、その他の器官22aと、筋肉22bを有し、エンジン等の駆動装置255の制御対象の作動による刺激を受け、感覚器20からの情報に基づき、脳21の潜在意識で気持ちの変化により行動決定のための意識を形成する。また、人2は、感覚器20からの情報と、脳の潜在意識とに基づき顕在意識で判断し、行動決定のための意識を形成する。
【0059】心臓等の臓器、血管、その他の器官22aからは、脳21の行動決定のための意識に基づき、生理反射、心理反射し、その生体情報が出力されて車両204の入力部204aに入力されると共に、生体情報監視装置3の生体情報入力部230に入力される。また、人2の脳21の行動決定のための意識に基づき、筋肉22bが行動を行ない、機器操作情報である踏力が出力され、車両204のセンサS1に入力され、車両204を操作する。
【0060】生体情報監視装置3には、生体情報入力部230、機器情報入力部233、機器情報入力部235、情報制御部240、音楽情報出力部232及び映像情報出力部234が備えられている。
【0061】生体情報入力部230には、生理反射、心理反射等の運転や操縦の生体情報を入力され、機器情報入力部233には、ペダル踏力の機器情報が入力され、機器情報入力部235には、車両204の機器からの出力であるアシスト力の機器情報が入力され、情報制御部240はこれらの入力された生体情報と機器操作情報及び機器情報に基づき音楽情報及び視覚情報を制御する。
【0062】この情報制御部240からの制御された音楽情報を音楽情報出力部232で音楽として認知可能な信号に変換して監視者に出力し、また情報制御部240からの制御された視覚情報を映像情報出力部234で映像情報として認知可能な信号に変換して監視者に出力する。
【0063】即ち、情報制御部240では、所定の音楽を構成する音符情報を記憶するBGMデータMIDIファイルと、音符情報に基づいて所定の音楽を再生するMIDIシーケンサ及びMIDI音源を有し、入力された生体情報と機器操作情報及び機器情報に基づき音楽情報及び視覚情報を制御する。
【0064】この情報制御部240は、図6に示す遅延式生体情報監視装置3Aの情報制御部240Aと同様に、データ記録部240aと、データ加工部240b、加工プログラムメモリ部240cを有する。但し、データ記録部240aはない。生体情報入力部230、機器情報入力部233及び機器情報入力部235からのデータはデータ加工部240bにより加工プログラムメモリ部240cに記憶された加工プログラムによって処理され、制御された音楽情報と視覚情報が得られる。
【0065】音楽情報出力部232では、MIDIインターフェースを有し、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、音響出力装置から音楽を流す。
【0066】また、映像情報出力部234は、制御された視覚情報を映像として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、表示装置から映像を流す。
【0067】人2は、感覚器20により生体状態を反映する知覚情報、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を得て、脳21の潜在意識で気持ちの変化により行動決定のための意識を形成し、また感覚器20からの情報と、脳の潜在意識とに基づき顕在意識で判断し、行動決定のための意識を形成し、生理反射、心理反射、行動を行なう。
【0068】このように、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に加え、運転操作情報及び機器情報を使って加工し、人2の運転中車両204に同乗する監視者6に音楽及び映像として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても運転操作及び運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0069】また、図6に示す遅延式生体情報監視装置3Aにおいては、データ記録部240aにデータを記憶し、あるいは記録部241に制御された音楽情報あるいは映像情報を記録し、情報読取部242により車両204の運転が終了してから任意のタイミングで再生して診断が可能となる。
【0070】この場合には遅延式生体情報監視装置3Aの接続部A1,B1を車両204の機器の接続部A2,B2と接続し、機器情報入力部233に車両204の機器からの出力であるアシスト力の機器情報を入力し、また操作力であるペダル踏力の機器情報を入力し、また生体情報監視装置3の接続部C1に人2の所定の部位C2を接続し、人2から生体情報を生体情報入力部230に入力できるようにする。
【0071】次に、遠隔診断が可能な生体情報監視システムの実施の形態について説明する。図7は生体情報監視システムのブロック図、図8は診断装置の概略構成図である。
【0072】この実施の形態の生体情報監視システム1では、図3乃至図6の実施の形態と同様に車両204の機器が構成されるから説明を省略するが、生体情報監視装置3が図7に示す運転支援装置Aと図8に示す診断装置Bとから構成される。
【0073】人2から生体情報が生体情報入力部230を介して、また車両204の機器からの出力であるアシスト力の機器情報が機器情報入力部233を介して、さらに車両204の機器から操作力であるペダル踏力の機器操作情報が機器操作情報入力部235を介して情報制御部231に入力される。
【0074】情報制御部231では、生体情報、機器情報及び機器操作情報に基づき音楽情報を制御し、音楽情報出力部232では、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、音響出力装置から音楽を流す。
【0075】この制御された音楽情報を音楽として認知させ、フィードバックすることで、円滑な運転操縦を可能にすることができる。
【0076】また、情報制御部231から音楽情報がデータ記録装置261に記録され、遠隔データ転送装置262から図8に示す診断装置Bの遠隔データ入力部270へ入力される。
【0077】また、データ記録装置261を設けないで、情報制御部231からの音楽情報を直接遠隔データ転送装置262に送り、この遠隔データ転送装置262から図8に示す診断装置Bの遠隔データ入力部270へ入力するようにしてもよい。
【0078】図8に示す診断装置Bは、データ加工部271、加工プログラムメモリ部272、音楽情報出力部273及び映像情報出力部274を有する。
【0079】遠隔データ入力部270からの音楽情報は、データ加工部271により加工プログラムメモリ部272に記憶された加工プログラムによって処理し、音楽情報と視覚情報を得る。
【0080】音楽情報出力部273では、MIDIインターフェースを有し、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、音響出力装置から音楽を流す。
【0081】また、映像情報出力部274は、制御された視覚情報を映像として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力し、また無意識に生体に好ましい状態に維持・改善する知覚情報を出力し、表示装置から映像を流す。
【0082】音響出力装置からの音楽及び表示装置からの映像から、監視者260は解析、評価、診断、遠隔医療診断を行なうことで、患者の容態を正確に判断でき医療診断にも用いることができる。
【0083】診断装置Bでは、データ記録装置275を設けてもよく、この場合遠隔データ入力部270からの音楽情報をデータ記録装置275に記憶し、情報制御部231とは別の制御を行うデータ加工部271に送る。データ加工部271を設けることにより、より適確な診断を可能とできる。また、遠隔データ入力部270からの音楽情報を直接音楽情報出力部273へ送り、音楽情報出力部273で音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し、生体状態を反映する知覚情報を出力しても良い。
【0084】このように、診断装置Bが遠隔地に配置され、遠隔データ転送装置262からの音楽情報を音楽情報出力部273で音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場所から遠隔の場所にいる監視者に、運転者の運転時における状態を音楽として認知させることができる。
【0085】また、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力する映像情報出力部274を備え、この映像情報出力部274は音楽情報に基づき視覚情報を出力し、運転者が機器を運転中の場所から遠隔の場所にいる監視者にも、運転者の運転時における状態を音楽及び映像として認知させることができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明では、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に機器の運転操作情報を加えて加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0087】請求項2に記載の発明では、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に機器情報を加えて加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても機器の運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0088】請求項3に記載の発明では、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に加え、運転操作情報及び機器情報を使って加工し、監視者に音楽として認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。また、患者の診断においても運転操作及び運転操作を組み合わせることにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0089】請求項4に記載の発明では、監視者に運転者の状態を音楽として認知させるのに加え、運転者に自身の状態を音楽として認知させるので、運転そのものが適正化できる。
【0090】請求項5に記載の発明では、監視者に音楽として認知させるのみでなく、検知された生体情報に基づく映像も認知させるので、より正確に人体の状態を把握監視することができる。患者の診断においても音楽に映像も組み合わせることにより患者の状態を顕在化させることができる。
【0091】請求項6に記載の発明では、映像が音楽と同様に、生体情報入力部から取り込まれる検知された生体情報に加え、運転操作情報あるいは及び機器情報を使って加工されるので、映像と音楽の相関性が増し、より正確に人体の状態を把握監視することができる。患者の診断においても音楽に映像も組み合わせ、さらに映像と音楽の相関性を増すことにより、より患者の状態を顕在化させることができる。
【0092】請求項7に記載の発明では、監視者に運転者の状態を音楽に加え映像として認知させるのに加え、操作者に自身の状態を映像として認知させるので、運転そのものが適正化できる。
【0093】請求項8に記載の発明では、音楽、情報を制御すると共に、制御された音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場合のみでなく、自由なタイミングで運転者の運転時における状態を監視者に音楽として認知させることができる。
【0094】請求項9に記載の発明では、入力された生体情報に基づき視覚情報を制御すると共に、制御された視覚情報を映像情報として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場合のみでなく、自由なタイミングで運転者の運転時における状態を監視者に音楽及び映像として認知させることができる。
【0095】請求項10に記載の発明では、情報読取部からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場合のみでなく、自由なタイミングで運転者の運転時における状態を監視者に音楽として認知させることができる。
【0096】請求項11に記載の発明では、遠隔地に配置され、遠隔データ転送装置からの音楽情報を音楽として認知可能な信号に変換し監視者に出力し、運転者が機器を運転中の場所から遠隔の場所にいる監視者に、運転者の運転時における状態を音楽として認知させることができる。
【0097】請求項12に記載の発明では、情報読取部あるいは遠隔データ転送装置からの音楽情報に基づき視覚情報を出力し、運転者が機器を運転中の場所から遠隔の場所にいる監視者にも、運転者の運転時における状態を音楽及び映像として認知させることができる。
【出願人】 【識別番号】000010076
【氏名又は名称】ヤマハ発動機株式会社
【出願日】 平成12年6月2日(2000.6.2)
【代理人】 【識別番号】100081709
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴若 俊雄
【公開番号】 特開2001−340319(P2001−340319A)
【公開日】 平成13年12月11日(2001.12.11)
【出願番号】 特願2000−165399(P2000−165399)