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【発明の名称】 体脂肪減少装置
【発明者】 【氏名】三輪 博秀

【氏名】三輪 博昭

【氏名】木野 正人

【要約】 【課題】哺乳類への超音波照射による主として局所の脂肪分解で発生したFFAを運動しないで燃焼し、また一方電気筋肉刺激装置の消費するFFAを該局所脂肪分解のFFA主体とする。確実に局所の脂肪を運動しないで分解減少させる。

【解決手段】超音波照射で照射局部の脂肪を分解し,その局部で発生したFFAを電気筋肉刺激で消費燃焼させる。熱産生剤や熱産生助剤服用を併用し効果を高める。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 哺乳類に対して超音波照射による脂肪分解と電気筋肉刺激による脂肪分解生成物の消費とを併用することを特徴とする脂肪減少方式とその装置。
【請求項2】 請求項1の併用がいずれかの適用と同時,又はその有効効果の残留中に他を適用することを特徴とする超音波照射装置又は電気筋肉刺激装置。
【請求項3】 請求項1において超音波照射アプリケータと電気筋肉刺激電極とが一体にされた事を特徴とする脂肪減少装置。
【請求項4】 請求項1において超音波アプリケータの皮膚表面接触部が電気筋肉刺激電極をかねていることを特徴とする脂肪減少装置。
【請求項5】 請求項1において更に熱産生剤(カプサイン等)、熱産生助剤(カルニチン等)投与効果有効期間中に少なくとも超音波照射、電気筋肉刺激のいずれかを適用するか,又はいずれかの適用効果存続期間中に熱産生剤を投与することを特徴とする脂肪減少方式とその装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】哺乳類の肥満を解消する分野に属し、機械的および又は電気的刺激装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】本発明者等はPCT国際出願公開WO99/39677に特定周波数と強度の超音波を照射して脂肪が分解し遊離脂肪酸がすることを開示した。これはその後の追試でラットへの10分程度の照射で血中の遊離脂肪酸(FFA)が約倍増する事、また超音波照射が照射部位の交感神経を刺激して脂肪分解ホルモンであるノルエピネフリン(NE)がやはり倍増する事が確認された。NEは脂肪細胞の脂肪分解を生起しFFAとグリセロールを血中に放出すると推定される。
【0003】ヒト右大腿部、腹部臍右の10分間/日、10日間の超音波照射で照射部局所の皮下脂肪厚が非照射の左大腿、腹部臍左に比して約12〜18%減少が確認されている。これはFFA燃焼のために照射後約60kcalの運動をしたが、一部運動しないヒトも20%の減少を見せた。1日の運動量約2000Kcalであるから60kcalの意義は明確でない。
【0004】一方シーメンス社は電気筋肉刺激装置を開示し、商品としてステレオダイネータSD−828を発売している。これは約15kHzの電流を体表に接触させた電極から筋肉に流しこの刺激で筋肉収縮を生起し之を繰り返す事で筋肉を運動させたと同様の効果を得ることを目的としている。20〜50mAを約30〜40分適用する。体表温度の4℃程度の上昇と約1時間の継続が観察されている。
【0005】長時間の筋肉の運動はまず食物摂取からの血中糖質を消費し、やがてエネルギー備蓄源の脂肪を分解しての血中脂肪酸の消費を開始する。これは血中エネルギー源補給の要求が脳に達し視床下部から脂肪分解ホルモンの生成指令が出され、脂肪細胞で脂肪が分解してFFAの生成が結果されると考えられる。この脂肪分解が筋運動局所近傍で生じるか、全身的に生じるかは明確でない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】超音波照射における発生血中FFAを確実に燃焼する方式望ましくはヒトや動物にとって大儀な運動等を要せずに燃焼する方式が望まれる。一方電気筋刺激では局所的な脂肪分解を明確に確保する必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】手段1: 哺乳類に対して超音波照射による脂肪分解と電気筋肉刺激による脂肪分解生成物の消費とを併用することを特徴とする脂肪減少方式とその装置を用いる。
【0008】手段2: 手段1の併用がいずれかの適用と同時,又はその有効効果の残留中に他を適用することを特徴とする超音波照射装置又は電気筋肉刺激装置を用いる。
【0009】手段3: 手段1において超音波照射アプリケータと電気筋肉刺激電極とが一体にされた事を特徴とする脂肪減少装置を用いる。
【0010】手段4: 手段1において超音波アプリケータの皮膚表面接触部が電気筋肉刺激電極をかねていることを特徴とする脂肪減少装置を用いる。
【0011】手段5: 手段1において更に熱産生剤(カプサイン等)、熱産生助剤(カルニチン等)の投与効果有効期間中に少なくとも超音波照射、電気筋肉刺激のいずれかを適用するか,又はいずれかの適用効果存続期間中に熱産生剤を投与することを特徴とする脂肪減少方式とその装置を用いる。
【0012】
【発明の実施の形態】態様1:手段1により超音波照射機器と電気筋肉刺激装置とを併用する。先ず超音波照射によりFFAを血中に生成する。これは10分程度の照射で既に発生する。ついで電気筋肉刺激装置を併用すれば発生FFAは既存の摂食糖質とともに同時に消費される。したがって電気筋肉刺激装置の適用を長時間行い先ず摂食糖質の消費後の脂肪分解を待つ必要がなく短時間で脂肪減少がえられる。
【0013】態様2:手段2に示すごとく超音波と電気刺激を同時に適用してよい。摂食糖質の消費とFFAの発生が同時に起こるがFFAの存在と電気筋肉刺激によるFFA消費が同時に存在すればよい。何れもその状態はかなりの時間存続するので相互の時間ずれはゆるされる。即ち夫々の有効期間に他の有効期間が重なればよいので相互に前後してよい。
【0014】態様3:超音波照射機と電気筋肉刺激機とは夫々別個でもよく手段3に示すように夫々のアプリケータが同一体とされていてもよい。この場合は取り扱いが便利である。哺乳類の腹部等をなるべく広く照射するには圧電セラミック等の単位トランスデューサーを複数配列した広いアプリケータが望ましい。このアプリケータに適宜数の電気刺激電極を設ける事ができる。
【0015】態様4:また手段4に示すごとく超音波照射アプリケータ表面が電気刺激機の電極を兼ねていてもよい。これは超音波アプリケータの表面を超音波吸収の少ない薄い導電層としこれに筋刺激電気を与えればよい。材質は皮膚接触障害の少ない貴金属、炭素等がのぞましい。超音波ゼリーも有機性導電性成分を含有させるとよい。筋刺激電流は20〜50mA程度であり電極、ゼリーともそれほどの電気伝導度は必要ない。
【0016】態様5:上述のPCT出願には肥満解消剤と超音波照射とを複合する照射機が開示されている。本特許でも同様に肥満解消剤特に服用によりFFAを燃焼するカプサイシンのような熱産生剤,FFAを利用してエネルギーに変換し最終的には熱とする即ち燃焼する筋肉細胞中のミトコンドリアにFFAを運ぶ込むカルニチンのような熱産生助剤の併用が効果を増進する。服用後適宜の時間経過して吸収されその効果があらわれる。この効果が持続している間に手段1を実施するとよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば超音波照射で照射部のNE放出付近の脂肪細胞の分解によるFFAの発生と血中移行、電気筋肉刺激による血中FFAの消費燃焼が一貫して行われ、哺乳類が特に運動することなく脂肪を減少する事ができる。哺乳類の生体局所の皮下脂肪減少即ち局部痩せが実現できる。
【出願人】 【識別番号】596015343
【氏名又は名称】有限会社三輪サイエンス研究所
【出願日】 平成12年4月6日(2000.4.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−286484(P2001−286484A)
【公開日】 平成13年10月16日(2001.10.16)
【出願番号】 特願2000−104323(P2000−104323)