| 【発明の名称】 |
磁気共鳴イメージング装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井上 和明
【氏名】吉野 仁志
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| 【要約】 |
【課題】被験者は診断装置の寝台に容易に乗り降りができ、かつ、寝台は撮影可能領域に容易に入出できるようにすると共に、診断装置周辺の空間を広く確保できるようにする。
【解決手段】基盤11と、この基盤11上に配置された継鉄柱12と、この継鉄柱12の上下に設けられた磁石13とよりなり、この磁石13の間に撮影可能領域14を形成した装置において、被験者20を寝載する寝台15の天板19を昇降させる昇降機構を寝台15の脚部17に設け、天板を撮影可能領域に入出させる接続機構21を基盤11と寝台15の脚部17との間に設ける構成とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検体を寝載する寝台と、対向配置された磁石とを有する磁気共鳴イメージング装置において、前記寝台は、被検体を寝載する天板部と、該天板部の長手方向の両端部に備えた脚部とにより構成され、前記寝台の脚部と連結して前記天板部を前記対向配置された磁石間に案内すると共に前記両端部の脚部を前記磁石を挟んで対向する位置に案内するガイド機構を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 【請求項2】 前記寝台は、脚部に天板を昇降させる昇降機構を備えた請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。 【請求項3】 前記ガイド機構は、前記寝台の移動を制御する駆動機構を備えた請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。 【請求項4】 前記寝台は、前記寝台の移動を制御する駆動機構を脚部に備えた請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴イメージング装置の寝台に係り、特に、寝台周辺における診療に好適な寝台の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の磁気共鳴イメージング装置とその寝台は、被検者が乗り降りし易くするための昇降機構を診断装置の周辺に固定して設置し、被検者を載置する天板部分のみを医用画像を取得するための撮影可能領域へ移動する構成のものか、被検者が乗り降りし易くするための昇降機構を備えず、載置した被検者を診断装置の撮影可能領域内と診断装置の撮影可能領域外との間を移送する手段のみの構成のものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】診断装置用寝台としては、被検者が乗り降りし易く、診察を行う際には診察者の移動行為の妨げとならないものが要望されているが、昇降機構を診断装置周辺に設置したのでは、被検者を載置した天板を診断装置の撮影可能領域へ移動しても、診断装置近傍に据え付けた寝台の本体部は移動しないから、診断装置周辺が狭く、診察を行う者にとって移動行為の妨げとなる。しかし、昇降機構を備えないのでは、被験者の乗り降りに負担がかかる。本発明は、診断装置周辺の空間を広く確保し、被験者が乗り降りのし易い診断装置用寝台を提供することを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、被検体を寝載する寝台と、対向配置された磁石とを有する磁気共鳴イメージング装置において、前記寝台は、被検体を寝載する天板部と、該天板部の長手方向の両端部に備えた脚部とにより構成され、前記寝台の脚部と連結して前記天板部を前記対向配置された磁石間に案内すると共に前記両端部の脚部を前記磁石を挟んで対向する位置に案内するガイド機構を備えたものである。 【0005】また、前記寝台は、脚部に天板を昇降させる昇降機構を備えたものである。また、前記ガイド機構は、前記寝台の移動を制御する駆動機構を備えたものである。また、前記寝台は、前記寝台の移動を制御する駆動機構を脚部に備えたものである。 【0006】また、被検体を寝載する寝台と、対向配置された磁石とを有する磁気共鳴イメージング装置において、前記寝台は、被検体を寝載する天板部と、該天板部の長手方向の両端部に自在移動可能な車輪を備えた脚部と、天板部を昇降させる昇降駆動機構と、天板部を長手方向に移動する天板駆動機構と、車輪を駆動する車輪駆動機構と、各駆動機構を一括操作する操作部とにより構成され、前記寝台の脚部と連結して前記天板部を前記対向配置された磁石間に案内すると共に前記両端部の脚部を前記磁石を挟んで対向する位置に案内するガイド機構を備えたものである。 【0007】また、被検体を寝載する寝台と、対向配置された磁石とを有する磁気共鳴イメージング装置において、前記寝台は、被検体を寝載する天板部と、該天板部の長手方向の両端部に自在移動可能な車輪を備えた脚部と、天板部を昇降させる昇降駆動機構とにより構成され、前記脚部と連結して前記天板部を前記対向は位置された磁石間に案内すると共に前記両端部の脚部を前記磁石を挟んで対向する位置に案内するガイド機構と、前期寝台を移動する駆動機構を備えたものである。 【0008】また、被検体を寝載する寝台と、対向配置された磁石とを有し、被検体を側方から磁石間に配置可能な磁気共鳴イメージングにおいて、前記寝台は、被検体を寝載する天板部と、該天板部の長手方向の両端部に備えた脚部とにより構成され、前記寝台の天板部を前記磁石間に、前記寝台の脚部を前記磁石の側方の磁石を挟んで対向する位置に直動可能に案内するガイド機構を備えたものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施例を説明する。図1および図2は全体構成を示すものであって、磁気共鳴イメージング装置10と被験者20を寝載する寝台15とよりなっている。医用画像診断装置10は基盤11上に配置された継鉄柱12と、この継鉄柱12の上下端に取付けられれた超電導磁石または永久磁石13とにより構成され、上下の磁石13とにより静磁場空間、すなわち、撮影可能領域14が形成されている。 【0010】一方、寝台15は複数の車輪16を有する脚部17と、この脚部17に支持されたフレーム18と、このフレーム18に対してその長手方向に摺動自在に取付けられた天板19とにより構成されている。 【0011】本発明においては、寝台15の脚部17に昇降機構を設け、この機構により、図1に示すように、被験者20を天板19に寝載させるときは、寝台15を降下させて、被験者20が天板19に容易に乗ることができるようにする。その後、昇降機構により、天板19を所定の位置まで上昇させるようにする。診断装置10と寝台15との間には接続機構21を設け、これにより、被験者20を寝載した寝台15(天板19)を診断装置10の撮影可能領域14に移動させるようにする。撮影終了後は、接続機構21および昇降機構の作用により、寝台は元の位置に戻り、被験者20は寝台15より容易に降りることができる。 【0012】図3は、昇降機構の一実施例を示すもので、寝台15の脚部17の内部に昇降機構30を設けたものである。車輪16を取付けた支持板31,31’を配置し、その上に天板19のフレーム18を上下方向に移動案内する直動ガイド32,32′を設け、さらに、支持板31上には、直動ガイド32,32’に沿って油圧シリンダ33,33’を配置し、このシリンダ33,33’の軸34,34’をフレーム18に固着し、シリンダ33,33’の作用により、軸34,34’が上下に移動し、フレーム18は直動ガイド32,32’により上下方向に移動案内されるように構成する。 【0013】シリンダ33に矢印35の上昇の油を入力すると、シリンダ33は上昇し、入力された量の油をシリンダ33’に対して出力する。これにより、シリンダ33’は、シリンダ33と全く同量の上昇を行う。反対に、シリンダ33’に矢印36の下降の油を入力すると、シリンダ33’は下降し、入力された量の油をシリンダ33に対して出力する。これにより、シリンダ33はシリンダ33’と全く同量の下降を行う。油圧シリンダの代わりにモータで駆動するボールネジを用いても、電気的に同期をとることにより目的を達成することができる。 【0014】以上述べたように、シリンダ33,33’に対する油圧の入力により、フレーム18を所定の位置に昇降させることができる。 【0015】図4は、診断装置10の撮影可能領域14に寝台15を入出させるための接続機構21の一例を示す。筐体40の一端は、診断装置10の基盤11に取付け、その内部には公知の2段階に伸縮する油圧シリンダ41を収納する。このシリンダ41には、これによって作動される2段階に伸縮する第1および第2の直動ガイド42および43を設ける。第1の直動ガイド42には、筐体40に設けた案内溝に嵌合するガイド44を有する第1のブロック45を取付ける。さらに、第2の直動ガイド43には、第1のブロック45に形成した溝に嵌合するガイド46を有する第2のブロック47を取付ける。第2のブロック47の先端部分48はガイド46をもっておらず、この側面に寝台15の脚部21を固着する(図1および図2参照)。油圧シリンダ41の油圧の入出力パイプ49,50により、油圧シリンダ41が作動し、第1および第2の直動ガイド42,43が筐体40内に収められるように移動すると、これにともない、第1および第2のブロック45、47も移動する。従って先端部分48に固着された寝台15の脚部17も移動し、寝台15を撮影可能領域14に移動する。撮影終了後は、直動ガイド43,45が伸びて寝台15を元の位置に戻す。 【0016】図5に天板19の長手方向左右の移動機構の一例を示す。寝台15の一方の脚部17に滑車50を取付けた駆動軸51を有するモータ52を内蔵し、フレーム18には滑車53を設け、そして滑車50と53との間をチェーン54で結ぶ。このチェーン54に接続部55を設け、これを天板19と接続し、モータ52を駆動することにより、チェーン54を介して天板19を左右に移動できるように構成する。 【0017】図6は寝台15を診断装置10の撮影可能領域14に入出させる本発明の他の実施例を示す。図6は、図3の天板直動ガイド機構にギャーモータ60を設けたものである。すなわち、2つの車輪16に、それぞれ、これらを駆動するためのギャーモータ60を取付け、このモータの駆動により、寝台を撮影可能領域14に入出させるように構成したものである。この場合、ギャーモータ60で直接寝台を移動するように構成したので、図1に示した接続機構21の入出力パイプ49,50、さらには油圧シリンダ41は不要になる。 【0018】図7は、図5の天板19のフレーム18の任意の場所、特に操作者が操作し易いところに設けた操作指示器例えばグリップ70であって、これを操作者がその手で操作することにより、図6のモータ60を駆動して寝台を移動させ、さらに、図5のモータ52を駆動して天板19を左右に移動させるものである。図7(a)において、グリップ70は四角柱の軸71に取付けられている。軸71は公知の球面軸受72を介してフレーム18に設けた固定軸73に取付けられている。軸71の各面には圧電素子74,75が設けられている。この圧電素子74,75の周囲には、これを取り囲むような支持板(図示せず)が配置されており、グリップ70の操作により軸71が転倒したときに、素子74,75がこの支持板に当接して、電気信号を発生し、この信号により、モータ52,60を駆動するように構成する。グリップ70はその軸71が球面軸受72で保持されているので矢印80(操作グリップ動作方向)で示すように全ての方向に転倒する動作が可能になっている。図7(b)において、グリップ70に操作力として、矢印77で示す力が作用すると、圧電素子74,75は、それぞれ矢印78と矢印79の力で押しつぶされる。圧電素子が押しつぶされた量を電気信号として取り出すことにより、寝台に備えた各駆動機構に対して必要量の駆動制御を行う。 【0019】この場合、矢印78のベクトル(X方向検出量)は素子74に加えられる力であり、これにより素子74によりこの力に相応する電気信号が発生してモータ60を駆動し、また、矢印79の(Y方向検出量)ベクトルは、素子74より電気信号を発生させ、モータ52を駆動する。このように、グリップ70を操作することにより、寝台および天板を所望の位置に移動させることが出来る。圧電素子より電気信号を検出してモータを駆動制御する回路は公知の手段で実現できるので図示省略した。なお、図5、図6および図7の実施例では操作者がグリップ70を操作することにより、モータを駆動して寝台、天板を移動させるようにしたが、図1、図2、図3、および図4の実施例では、診断装置の操作卓よりシリンダ作動を制御することにより寝台および天板の移動を遠隔操作することができる。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、被検者の乗り降りがし易く、従来技術のように医用画像診断装置の周辺に診断装置用寝台の本体構成部分を残置することなく、診察行為者に対する広い診察作業空間を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000153498 【氏名又は名称】株式会社日立メディコ
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| 【出願日】 |
平成11年12月16日(1999.12.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−170021(P2001−170021A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月26日(2001.6.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−357287 |
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