| 【発明の名称】 |
携帯型体脂肪測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 健夫
【氏名】神崎 隆司
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| 【要約】 |
【課題】体脂肪率の測定を随時に容易かつ迅速に行うことのできる携帯型体脂肪率測定装置を提供する。
【解決手段】体脂肪測定装置は、ケース1とこのケース1の相対向する側部に係止された一対のベルト16、17とで構成されている。ケース1の相対向する他の両側部には、キー入力部51〜54が設けられている。ケース1の表面側には、中央部にLCDからなる表示部4が配置され、ベルト17寄りに一対の電極2、3が配置されている。この一対の電極2、3は、一方の電極2が高周波電流出力用であって、他方の電極3電圧検出用であり、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。また、ケース1の裏面側には、一対の電極6、7が配設されている。この一対の電極6、7は、電極6は高周波電流出力用であって、他方の電極7が電圧検出用であり、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 高周波電流を出力するための一対の出力用電極と、電圧を検出するための一対の検出用電極とを備え、前記一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、前記一対の検出用電極で形成される前記人体を経由するループより大きくなるように前記一対の出力用電極を前記人体の皮膚に接触させて、前記検出用電極から検出される電圧に基づき体脂肪を測定する体脂肪測定装置であって、前記人体の腕に装着可能な装着体の腕と接触する裏面側に、前記一対の出力用電極の一方、及び前記一対の検出用電極の一方を配置し、前記装着体の表面側に前記一対の出力用電極の他方、及び前記一対の検出用電極の他方を配置することを特徴とする携帯型体脂肪測定装置。 【請求項2】 前記装着体は、装置本体と、この装置本体の両端部に係着され前記人体の腕に巻き付け可能な帯状体とで構成され、前記電極を前記装置本体に配置したことを特徴とする請求項1記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項3】 前記装着体は、装置本体と、この装置本体の両端部に係着され前記人体の腕に巻き付け可能な帯状体とで構成され、前記電極を前記帯状体に配置したことを特徴とする請求項1記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項4】 前記装着体は、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づき前記電極を前記出力用電極と前記検出用電極とに切り換える制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項5】 前記検出手段は、心電波を検出する心電波検出手段であり、この検出した心電波に基づき、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出することを特徴とする請求項4記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項6】 前記装着体の表面側に前記一対の出力用電極の他方、及び前記一対の検出用電極の他方をそれぞれ2つ配置し、前記検出手段は、これらの電極のうちいずれに人体が接触したかに基づき、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出することを特徴とする請求項4記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項7】 前記装着体は、回動可能なベゼルを前記表面側に備え、前記検出手段は、このベゼルの回転方向に基づいて、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出することを特徴とする請求項4記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項8】 測定者の個人データと対応付けて当該測定者が前記装着体を左右いずれの腕に装着するかを記憶する記憶手段と、この記憶手段の記憶内容に基づいて前記電極を前記出力用電極と前記検出用電極とに切り換える制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項9】 前記装置本体の表面側に、測定結果を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項10】 前記装置本体の表面側に、前記他方の出力用電極及び検出用電極を配置するとともに、前記装置本体の表面を開閉自在に覆う蓋体を設けたことを特徴とする請求項2記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項11】 前記蓋体に、前記体脂肪の測定結果を表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項10記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項12】 前記蓋体の前記装置本体の表面を覆う一面側に、前記体脂肪の測定結果を表示する第1の表示手段を設けるとともに、他面側に時刻を表示する第2の表示手段を設けたことを特徴とする請求項10記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項13】 前記表示手段は、前記体脂肪の測定結果をレベル表示する表示部を有することを特徴とする請求項9、11又は12記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項14】 前記蓋体の開を検出して、前記測定を開始させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項10、11、又は12記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項15】 高周波電流を出力するための一対の出力用電極と、電圧を検出するための一対の検出用電極とを備え、前記一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、前記一対の検出用電極で形成される前記人体を経由するループより大きくなるように前記一対の出力用電極を前記人体の皮膚に接触させて、前記検出用電極から検出される電圧に基づき体脂肪を測定する体脂肪測定装置であって、装置本体と、この装置本体に設けられ、押圧されてオン動作するスイッチ機能と前記各電極としての機能とを併有する複数の操作手段と、を備えたことを特徴とする携帯型体脂肪測定装置。 【請求項16】 前記装置本体を腕に装着するための装着手段をさらに備えたことを特徴とする請求項15記載の携帯型体脂肪測定装置。 【請求項17】 前記複数のスイッチのオン動作を検出して、前記測定を開始させる制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項15記載の携帯型体脂肪測定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、体脂肪測定装置に関し、詳細には、所謂4端子電極法により、人体の体脂肪を測定する携帯型体脂肪測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、4端子電極法を用いた携帯型体脂肪測定装置として、登録実用新案 第3028986号公報に開示されたものが知られている。この携帯型体脂肪測定装置は、装置本体とこの装置本体の両側に折り畳み可能に取り付けられた一対の把持部とで構成され、各把持部に各々2つの電極が配置されている。したがって、非測定時には把持部を折り畳むことにより小型化してポケット等にいれて持ち運ぶことができる。また、測定時には把持部を展開して把持することにより、把持部の電極に手のひらが密着して、体脂肪を測定することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の携帯型体脂肪測定装置にあっては、測定に際しては装置をポケット等から取り出し、把持部を展開してからこれを各把持部を把持しなければならない。したがって、測定時の操作が煩雑であり、体脂肪率の測定を容易かつ迅速に行うことができない。 【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、体脂肪率の測定を随時に容易かつ迅速、そして正確に行うことのできる携帯型体脂肪率測定装置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、高周波電流を出力するための一対の出力用電極と、電圧を検出するための一対の検出用電極とを備え、前記一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、前記一対の検出用電極で形成される前記人体を経由するループより大きくなるように前記一対の出力用電極を前記人体の皮膚に接触させて、前記検出用電極から検出される電圧に基づき体脂肪を測定する体脂肪測定装置であって、前記人体の腕に装着可能な装着体の腕と接触する裏面側に、前記一対の出力用電極の一方、及び前記一対の検出用電極の一方を配置し、前記装着体の表面側に前記一対の出力用電極の他方、及び前記一対の検出用電極の他方を配置することを特徴としている。したがって、装着体を腕に装着すると、一方の前記出力用電極及び前記検出用電極とが腕と接触する。よって、他方の手指を他方の前記出力用電極及び前記検出用電極とに接触させれば、体脂肪の測定が可能となり、体脂肪率の測定を随時に容易かつ迅速に行うことができる。 【0006】また、請求項2記載の発明にあっては、前記装着体は、装置本体と、この装置本体の両端部に係着され前記人体の腕に巻き付け可能な帯状体とで構成され、前記電極を前記装置本体に配置してある。したがって、電極への電力を直接装置本体から供給でき、回路が簡略化する。 【0007】また、請求項3記載の発明にあっては、前記装着体は、装置本体と、この装置本体の両端部に係着され前記人体の腕に巻き付け可能な帯状体とで構成され、前記電極を前記帯状体に配置してある。したがって、帯状体を腕に巻き付けると、電極が腕の皮膚に密着し、エラーなく測定が可能となる。 【0008】また、請求項4記載の発明にあっては、前記装着体は、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づき前記電極を前記出力用電極と前記検出用電極とに切り換える制御手段とをさらに備える。したがって、この装着体を人体の左右いずれの腕に装着した場合であっても、電極が出力用電極と検出用電極とに切り換えられることにより、一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるようにすることができる。よって、装着体を左右いずれの腕に装着した場合であっても、4端子電極法を用いて体脂肪を正確に測定することができる。 【0009】また、請求項5記載の発明にあっては、前記検出手段は、心電波を検出する心電波検出手段であり、この検出した心電波に基づき、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出する。すなわち、左右両腕から誘導される心電図第一誘導の特徴的なQRST波形の特にR波の極性を判定することにより、装着体の装着腕を検出する。 【0010】また、請求項6記載の発明にあっては、前記装着体の表面側に前記一対の出力用電極の他方、及び前記一対の検出用電極の他方をそれぞれ2つ配置し、前記検出手段は、これらの電極のうちいずれに人体が接触したかに基づき、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出する。つまり、測定に際しては、装着体を一方の腕に装着し、他方の手指を2つずつ配置された出力用電極のいずれか1つと、検出用電極のいずれか1つとに接触させることとなる。このとき、それぞれ2つずつ配置された出力用電極と検出用電極のうち、例えば右手の指で接触し易い1つの出力用電極と検出用電極電極とに手指が接触されたならば装着体は左手に装着されており、左手の指で接触し易い1つの出力用電極と検出用電極電極とに手指が接触されたならば装着体は左手に装着されていると検出することができる。 【0011】また、請求項7記載の発明にあっては、前記装着体は、回動可能なベゼルを前記表面側に備え、前記検出手段は、このベゼルの回転方向に基づいて、前記人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出する。つまり、測定に際しては、装着体を一方の腕に装着し、他方の手でベゼルを回転させる。このとき、当該他方の手でベゼルを回転させやすい方向があるから、その方向を検出することにより、装着体が装着されている腕が左右いずれであるかを検出し得る。 【0012】また、請求項8記載の発明にあっては、測定者の個人データと対応付けて当該測定者が前記装着体を左右いずれの腕に装着するかを記憶する記憶手段と、この記憶手段の記憶内容に基づいて前記電極を前記出力用電極と前記検出用電極とに切り換える制御手段とをさらに備える。したがって、前述と同様に、この装着体を人体の左右いずれの腕に装着した場合であっても、電極を出力用電極と検出用電極とに切り換えられることにより、一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるようにすることができる。 【0013】また、請求項9記載の発明にあっては、前記装置本体の表面側に、測定結果を表示する表示手段をさらに備える。したがって、測定結果を容易かつ迅速に視認することができる。 【0014】また、請求項10記載の発明にあっては、前記装置本体の表面側に、前記他方の出力用電極及び検出用電極を配置するとともに、前記装置本体の表面を開閉自在に覆う蓋体を設けてある。したがって、非測定時には蓋体により電極が覆われて汚れが防止され、測定時に接触不良によるエラーの発生を未然に防止し得る。 【0015】また、請求項11記載の発明にあっては、前記蓋体に、前記体脂肪の測定結果を表示する表示手段を設けてある。したがって、蓋体を任意の角度に開くことにより、表示手段を見易い角度で視認することができる。 【0016】また、請求項12記載の発明にあっては、前記蓋体の前記装置本体の表面を覆う一面側に、前記体脂肪の測定結果を表示する第1の表示手段を設けるとともに、他面側に時刻を表示する第2の表示手段を設けてある。したがって、非測定時には蓋を閉めておけば、腕時計として機能する。 【0017】また、請求項13記載の発明にあっては、前記表示手段は、前記体脂肪の測定結果をレベル表示する表示部を有する。したがって、このレベル表示により、測定結果に対する評価を示すことができる。 【0018】また、請求項14記載の発明にあっては、前記蓋体の開を検出して、前記測定を開始させる制御手段を備えている。したがって、蓋体により電極を保護しつつ、測定をスムーズに開始させることができる。 【0019】また、請求項15記載の発明にあっては、高周波電流を出力するための一対の出力用電極と、電圧を検出するための一対の検出用電極とを備え、前記一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、前記一対の検出用電極で形成される前記人体を経由するループより大きくなるように前記一対の出力用電極を前記人体の皮膚に接触させて、前記検出用電極から検出される電圧に基づき体脂肪を測定する体脂肪測定装置であって、装置本体と、この装置本体に設けられ、押圧されてオン動作するスイッチ機能と前記各電極としての機能とを併有する複数の操作手段とを備える。したがって、スイッチを操作するように各操作手段を同時に操作することにより、体脂肪の測定に必要な電極と人体との接触状態が形成される。 【0020】また、請求項16記載の発明にあっては、前記装置本体を腕に装着するための装着手段をさらに備え、よって、携帯にも便利となる。 【0021】また、請求項17記載の発明にあっては、前記複数のスイッチのオン動作を検出して、前記測定を開始させる制御手段をさらに備える。よって、スイッチを操作するように各操作手段を同時に操作することにより、体脂肪の測定に必要な電極と人体との接触状態が形成されるとともに、スムーズに測定が開始される。 【0022】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示すものであり、この体脂肪測定装置は腕時計と同様の外部構成であって、ケース1とこのケース1の相対向する側部に係止された一対のベルト16、17とで構成されている。ケース1の相対向する他の両側部には、キー入力部51、52、53、54が設けられている。ケース1の表面側には、同図(a)に示すように、中央部にLCDからなる表示部4が配置され、ベルト17寄りに一対の電極2、3が配置されている。 【0023】この一対の電極2、3は、一方の電極2が高周波電流出力用、他方の電極3が電圧検出用であり、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。また、ケース1の裏面側には、同図(b)に示すように、一対の電極6、7が配設されている。この一対の電極6、7は、一方の電極6が高周波電流出力用、他方の電極7が電圧検出用であり、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。 【0024】前記表示部4には、図2に拡大して示したように、「やせ」「普通」「軽肥満」「肥満」の文字が印刷されているとともに、これら各文字に対応してセグメント4aが設けられている。また、表示部4には、後述する処理により図示のように「FAT」及び「BMI」が表示される。「FAT」は体脂肪率(%)であるが、キー入力部51、52、53、及び54の何れかの所定操作を検出することにより脂肪量(kg)に表示切り替えすることもできる(図7(a)参照)。また、「BMI」は、肥満度をチェックする方法として広く知られているBMI(Body Mass Index)」によって算出される指数であり、例えば、RAM8に予め記憶された被測定者の体重/(身長)2の値が表示される。 【0025】図3は、ケース1内に配置されている本実施の形態にかかる体脂肪測定装置の回路の構成を示すブロック図である。このブロック図において、発振回路15とV/I回路は高周波電流発生回路である(詳細には、15は発振回路であり、V/I回路14は発振回路で発振された交流電圧から高周波電流を生成する回路である)。 V/I回路14は高周波電流出力用電極2、6に接続されている。また、電圧検出用電極3、7は、フィルタを含む信号増幅器11、進行積算器12、A/D変換器13を介してCPU10に接続されている。CPU10には、前記キー入力部51〜54及び表示部4が接続されているとともに、RAM8とROM9とが接続されている。CPU10は、ROM9に格納されているプログラムに従って、時刻情報表示処理、及び後述の体脂肪測定処理を実行することにより、時刻情報の表示、及びモード切替による体脂肪測定を制御するものである。RAM8はCPU10のワーク用(時刻情報用レジスタ)として使用されるとともに、キー操作により予め入力された被測定者の身長、体重、年齢、性別等のデータを格納するメモリとして使用される。 【0026】以上の構成にかかる本実施の形態において、被測定者はこのベルト16、17にて左腕に装着しておく。これにより、裏面側の電極6、7が被測定者の左腕の皮膚に接触する。そして、体脂肪測定を行うに際しては、所定のキー操作を行って、モード切替を行なって測定モードを設定した後、右手の手指をそれぞれ表面側の電極2、3に接触させる。これにより、図3に示したように、高周波電流出力用電極2、6と電圧検出用電極3、7と被測定者の人体とでループを形成して導通した状態となる。 【0027】一方、CPU10はROM9に格納されているプログラムに基づき、図4に示すフローチャートに従って動作し、測定モードの設定を検出するまで待機する(ステップS1)。そして、測定モードが検出されると、ワークエリアにおける前回の測定データを初期化する(ステップS2)。次に、RAM8より当該ユーザの身長、体重、年齢、性別等の各データを順次読み出し(ステップS3)、この読み出した体重と身長とに基づき、BMI指数を算出する(ステップS4)。 【0028】しかる後に、測定を開始して、電圧検出用電極3、7間の電位を取り出し(ステップS5)、その際、電極、2、3、6、7における接触不良による測定エラーの有無を検出する(ステップS6)。測定エラーが検出された場合には、表示部4にエラー表示を行うとともに(ステップS9)、このエラー表示を一定時間経過するまで継続する(ステップS10)。 【0029】測定エラーが検出されない場合には、前述のステップS5で取り出した電圧検出用電極3、7間の電位から身体インピーダンスを求め、この身体インピーダンスと前記ステップS3で読み出した身長及び体重に基づき、周知の演算を行って体脂肪率を算出する(ステップS7)。しかる後に、前記ステップS4で算出したBMIとこのステップS7で算出した体脂肪率とを表示部4に表示させる(ステップS8)。 【0030】このとき、算出した体脂肪率に応じて、「やせ」「普通」「軽肥満」「肥満」の順に対応するセグメント4aを点灯させる。したがって、このステップS8で処理により表示部4には、図2に例示したように、「FAT 23.5%」「BMI 21」の表示がなされるとともに、算出された体脂肪率、及びBMI指数に応じて、セグメント4aが順次点灯する。よって、この体脂肪測定装置を腕に装着しておけば、測定モードの設定して他方の手指を表面側の電極2、3に接触させることにより、体脂肪率の測定を随時に容易かつ迅速に行うことができる。また、点灯したセグメント4aに対応する印刷文字を視認することにより、被測定者自身の体脂肪率がどのレベルであるかを認識することができる。なお、前述のように所定のキー操作による表示切り替えにより、FATに代えて被測定者人体に対する脂肪量の割合(%)を表示することもできる。 【0031】図5は、本発明の第1の実施の形態において表面側に配置される電極2、3の配置例を示すものである。すなわち、同図(a)はケース1において表示部4の両側に電極2、3を配置した例である。(b)は右上隅部と左下隅部とに配置した例であり、(c)は左上隅部と右下隅部とに配置した例である。(d)はベルト17に配置した例であり、(e)はベルト16とベルト17とに、電極2、3の一方をそれぞれ配置した例である。これら変形例に示すように、電極2、3はこの体脂肪測定装置をベルト16、17にて腕に装着した状態において当該腕には接触せず、他方の手指により接触可能であり、測定時に被測定者の左腕に当該体脂肪測定装置を装着した際に、被測定者の人体を基準に電極2が電極3よりも外側になるような位置にあれば、いかなる位置であってもよい。但し、電極2、3をケース1側に配置した場合には、電極2、3への電流供給及び電圧検出が容易となり、回路が簡単化する利点がある。 【0032】また、図6は、本発明の第1の実施の形態において裏面側に配置される電極6、7の配置例を示すものである。すなわち、同図(a)はケース1の裏面において横方向に電極6、7を配置した例である。(b)は右斜め方向に配置した例であり、(c)は左斜め方向に配置した例である。(d)は一方のベルト17に配置した例であり、(e)は他方のベルト16に配置した例であり、(f)はベルト16とベルト17とに、電極6、7の一方をそれぞれ配置した例である。この変形例に示すように、電極6、7はこの体脂肪測定装置をベルト16、17にて腕に装着した状態において当該腕の皮膚に接触可能であり、測定時に被測定者の左腕に当該体脂肪測定装置を装着した際に、被測定者の人体を基準に電極6が電極7よりも外側になるような位置にあれば、いかなる位置であってもよい。 【0033】無論、図5(a)〜(d)に示した配置例と図6(a)〜(f)に示した配置例を適宜組み合わせて用いることができる。 【0034】尚、本実施の形態においては、算出した体脂肪率、及びBMI指数に応じて、「やせ」「普通」「軽肥満」「肥満」に対応するセグメント4a順次点灯させるようにしたが、「やせ」「普通」「軽肥満」「肥満」の何れかに対応するセグメント4aを点灯させるようにしてもよく、これらの測定結果の表示については、ドットマトリクスによるキャラクター表示や、アニメーション表示等、適宜変更可能である。 【0035】(第2の実施の形態)図7は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。同図(a)に示すように、この体脂肪測定装置はケース1がケース本体1aと蓋1bとで構成されている。ケース本体1aには、前記実施の形態と同様に、一対のベルト16、17が係止され、キー入力部51、52、53、54が設けられるとともに、表面に前記電極2、3が配置されている。蓋1bは、ケース本体1aの一側縁に任意の角度に開閉自在に枢支されており、ケース本体1aには所定角度以上ケース本体1aと蓋1bとが開いたことを検出するためのセンサー55が配設されている。このセンサー55は、蓋1bが開くことにより変化するケース本体1a上の照度により所定角度以上ケース本体1aと蓋1bとが開いたことを検出する光量検出センサーであるが、接点スイッチであっても良い。また、この蓋1bには、これを閉じた状態で前記ケース本体1aに接面する裏面側に、前記実施の形態と同様の表示部4が配置され、表面側に図示しない時刻表示部が設けられている。また、ケース本体1aの裏面側に前記電極6、7が配置されている。 【0036】なお、この実施の形態においては、ケース本体1a内に図3に示した回路を備えると共に、図示しないが、蓋1b側には前記時刻表示部に時刻を表示させるための時計回路部が内蔵されている。 【0037】以上の構成にかかる本実施の形態において、被測定者は普段(時刻情報等を見る場合)はこのベルト16、17にて一方の腕に装着しておき、その際蓋1bを閉じた状態にしておく。これにより、蓋1bの表面に配置されている時刻表示部が上面に位置し、通常の腕時計として使用することができる。そして、体脂肪測定を行うに際しては、図7(a)に示したように、蓋1bを所定角度以上開いて起立させる。すると、蓋1bが所定角度以上開となったことをセンサー55が検出してこの検出信号をCPU10に出力し、CPU10は自動的に時刻表示モードから測定モードに切り換える。したがって、図4に示したフローチャートにおいてステップS2以降の処理が実行されて、BMI及び体脂肪率が表示される。 【0038】また、本実施の形態によれば、ケース本体1aの表面全体を利用して電極2、3を配置することができることから、電極2、3を大型にして測定精度を高めることができる。また、非測定時には蓋1bを閉じておくことにより、電極2、3の汚れを防止して、測定時におけるエラーの発生を抑制することができるとともに、電極2、3が隠蔽されデザイン的にも有利となる。さらに、蓋1bを開いた際に、自動的に測定モードに移行させることができ、これによりスムーズに測定を開始して脂肪率の測定をより容易かつ迅速に行うことができる。 【0039】さらに、ケース本体1b側には図3に示した回路、蓋1b側には時計回路部(不図示)をそれぞれ備えさせることで、例えば電流発生回路(発振回路15、及びV/I回路14)において発生する高周波電圧もしくは高周波電流による、時計回路部へのノイズの影響を受けにくくする、所謂、シールド効果を期待することもできる。 【0040】又、上記第1の実施の形態、及び第2の実施の形態によれば、被測定者は体脂肪測定の為に、わざわざ測定装置を出す準備をしたり、両手をフリーの状態にしなくてはならないという煩わしさを解消することができるので、何時でも手軽に体脂肪測定が可能となる。 【0041】(第3の実施の形態)図8は、本発明の第3の実施の形態を示すものであり、この体脂肪測定装置は第1の実施の形態と同様に、ケース110とこのケース110の相対向する側部に係止された一対のベルト16、17とで構成され、ケース110の表面側に表示部4が配置されている。しかし、第1の実施の形態とは異なり、ケース110の一側部に設けられたキー入力部53、54が高周波電流出力用電極2、6を兼ねており、他側部に設けられたキー入力部51、52が電圧検出用電極3、7を兼ねている。 【0042】以上の構成にかかる本実施の形態において、通常、現在時刻を表示する際は図8(a)に図示するように、12-6時方向を縦方向として表示すると共に、体脂肪測定を行うに際しては、この体脂肪測定装置を腕から取り外し、例えば図8(b)に図示するように、左の親指601と人差し指602で挟むようにしてキー入力部51、53を押圧し、右の親指701と人差し指702で挟むようにしてキー入力部52、54を押圧する。これにより、左手が高周波電流出力用電極2と電圧検出用電極3とに接触し、かつ、右手が高周波電流出力用電極6と電圧検出用電極7とに接触する。その結果、図3に示したように、高周波電流出力用電極2、6が人体を介して電圧検出用電極3、7と導通した状態となる。 【0043】また、このようにして両手でキー入力部51〜54を押圧すると、これら4個のキー入力部51〜54が同時押しの状態となる。すると、CPU10がキー入力部51〜54の全同時押しを検出して、表示部4を3―9時方向を縦方向(3時方向が上)表示に設定し、自動的に測定モードに切り換える。したがって、図4に示したフローチャートにおいてステップS2以降の処理が実行されて、BMI及び体脂肪率が表示される。 【0044】この場合、表示部4はドットマトリクス液晶で構成され、上記第1、第2の実施の形態において、表示部4に印刷されていた、「やせ」「普通」「軽肥満」「肥満」の文字の代わりとして、これら4段階の中で、測定結果に対応した内容を選択して、表示部4に表示させるようにする。 【0045】また、本実施の形態によれば、ケース110自体に複数の電極2、3、6、7を別途配置する必要がないことから、デザイン的、スペース的に有利であるとともに、キー入力部51〜54と兼用しているので、全同時押し時に、自動的に測定モードに移行して、かつ、そのまま体脂肪率の測定を開始することできより一層、容易かつ迅速に体脂肪率の測定を行うことができる。 【0046】又この第3の実施の形態の場合、キー入力部51、52、53、54の夫々に対応して、電極2、3、6、7を配置しても良い。 【0047】(第4の実施の形態)図9〜図13は、本発明の第4の実施の形態を示すものであり、腕時計型の体脂肪測定装置において、その測定原理に反することなく正確な測定を容易に行えるようにしたものである。すなわち、4端子電極法を用いた体脂肪測定においては、高周波電流を出力するための一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるように、各電極を人体の皮膚に接触させることが必要である。しかし、例えば図1(b)に示した電極6、7の配置構成において、左手首に装着した場合には電極6が手先側、電極7がこれよりも胴体に近い手元側となり、右手に装着した場合には逆に電極6が手元側、電極7が手先側となる。したがって、電極6が高周波出力用であるとすると、左手に装着した場合には、高周波電流を出力するための一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるが、右手に装着した場合にはそうはならず、正確な測定が困難となる。 【0048】したがって、当該装置が左右どちらの腕に装着されているかが、正確な測定を可能するための重要な要件となる。そこで、本実施の形態においては、左右両腕から誘導される心電図第一誘導の特徴的なQRST波形の特にR波の極性を判定することにより、当該装置の装着腕を特定し、この特定結果に応じて4つの電極の役割、つまりいずれの電極を高周波電流を出力するための一対の出力用電極とし、電圧を検出するための一対の検出用電極とするかを決定するようにしたものである。 【0049】以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。図9に示すように、本実施の形態にかかる体脂肪測定装置は前述した第1の実施の形態と同様の外部構成であって、ケース120とこのケース120の相対向する側部に係止された一対のベルト16、17とで構成されている。ケース120の相対向する他の両側部には、キー入力部51、52、53、54が設けられている。ケース120の表面側には、同図(a)に示すように、中央部にLCDからなる表示部4が配置され、ベルト17寄りに一対の電極2、3が左右に配置されており、この一対の電極2、3は、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。また、ケース120の裏面側には、同図(b)に示すように、一対の電極6、7が左右に配設されており、この一対の電極6、7も、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。 【0050】図10は、ケース120内に配置されている本実施の形態にかかる体脂肪測定装置の回路における電極近辺の詳細を示す回路図である。すなわち、図3に示したCPU10の入力ポートに差動増幅回路18(詳細は後述の図11に示す)と前記V/I回路14とが接続されており、CPU10の出力ポートにスイッチ制御回路19、20が接続されている。スイッチ制御回路19は、スイッチSW1、SW2、SW5、SW6を制御するものであり、スイッチ制御回路20はスイッチSW3、SW4、SW7、SW8を制御するものである。 【0051】そして、スイッチSW1とSW3の可動端子、及びSW2とSW4の可動端子とが接続されているとともに、SW5の可動端子は電極3に、SW6の可動端子は電極7に接続され、SW7とSW8の可動端子は前記信号増幅器11の入力部に、各々接続されている。なお、信号増幅器11は図3に示したように、進行積算器12に接続されている。 【0052】また、スイッチSW1は、V/I回路14に接続された固定端子C1と、差動増幅回路18、及び、スイッチSW5の固定端子C9に接続された固定端子C2とを有しており、スイッチSW2は、V/I回路14に接続された固定端子C3と、差動増幅回路18に接続された固定端子C4とを有している。スイッチSW3は、電極3とスイッチSW5間に接続された固定端子C5と、電極2に接続された固定端子C6とを有しており、スイッチSW4は、電極6に接続された固定端子C7と、電極7とスイッチSW6間に接続された固定端子C8とを有している。スイッチSW5は、前記スイッチSW1の固定端子C2に接続された固定端子C9と、スイッチSW7の固定端子C14に接続された固定端子C10とを有しており、スイッチSW6は、スイッチSW8の固定端子C15に接続された固定端子C11と、差動増幅回路18に接続された固定端子C12とを有している。スイッチSW7は、前記スイッチSW1の固定端子C6と電極2間に接続された固定端子C13と、スイッチSW5の固定端子C10に接続された固定端子C14とを有しており、スイッチSW8は、スイッチSW6の固定端子C11に接続された固定端子C15と、前記スイッチSW4の固定端子7と電極6間に接続された固定端子C16とを有している。 【0053】図11は、前記差動増幅回路18の詳細を示す回路図であり、差動増幅器181、182、183、及び信号増幅器184で構成されている。差動増幅器181の一方の入力端には、前記スイッチSW1、SW3、SW5の状態に応じて電極2又は電極3が接続され、差動増幅器182の一方の入力端には、前記スイッチSW6の状態に応じて電極7が接続される。差動増幅器181、182の他方の入力端には、スイッチSW及びSW4の状態に応じて電極6が接続される。また、差動増幅器181、182の出力端は差動増幅器183の入力端に接続されているともに、差動増幅器183の出力端は信号増幅器184の入力端に接続され、この信号増幅器184からの出力がCPU10に与えられるように構成されている。 【0054】以上の構成にかかる本実施の形態において、被測定者はこのベルト16、17にて一方の腕に装着しておく。これにより、裏面側の電極6、7が被測定者の一方の腕の皮膚に接触する。そして、体脂肪測定を行うに際しては、所定のキー操作を行って、体脂肪測定モードを設定した後、他方の手指を表面側の電極2、3に接触させる。これにより、図10に示したように、電極2、6が人体を介して電極3、7と導通した状態となる。 【0055】一方、体脂肪測定モードが設定されるとCPU10はROM9に格納されているプログラムに基づき、図12に示すフローチャートに従って動作を開始し、ワークエリアにおける前回の測定データを初期化する(ステップS11)。次に、RAM8より当該ユーザの身長、体重、年齢、性別等の各データを順次読み出し(ステップS12)、この読み出した体重と身長とに基づき、BMI指数を算出する(ステップS13)。 【0056】しかる後に、スイッチSW1、SW2、SW5、SW6の可動接点が各々固定接点C2、C4、C9、C12と接続した状態となるように、スイッチ制御回路19を制御するとともに(ステップS14)、スイッチSW3、SW4の可動接点が各々固定接点C6、C7と接続した状態となるように、スイッチ制御回路20を制御する(ステップS15)。これにより、表面側に配置されている電極2、3が一時的に短絡し、裏面側に配置されている電極6、7のうち電極7が心電波検出用の誘導電極として作用し、電極6が当該装置の心電波検出用の共通電極としてそれぞれ作用する。 【0057】このような電極配置で第一誘導心電波を得るには、図11に示したように差動増幅回路18により、電極6を信号の共通レベル若しくは基準と見なして、電極2(3)の電位を得る。同時に、電極7の電位を得るとともに、電極2(3)と電極7との電位差を得る。このようにして得られた電位差は数ミリボルト程度の強さであるため、検出し易くするために信号増幅器184により増幅してCPU10に供給する。 【0058】これにより、CPU10は図13(a)又は(b)に示すように特徴的なQRST波形が含まれる第一誘導心電波を得ることができる。そこで、次のステップS16では、電極2、3よ心電波を検出し得たか否か、特に次のステップS18で判断するR波を検出し得たか否かを判断する(ステップS16)。そして、検出し得ない場合には、表示部4にエラー表示を行って(ステップS17)、図4のステップS10に進みこのエラー表示を一定時間経過するまで継続する。 【0059】また心電波、特にR波を検出し得たならば、R波の極性を判断し(ステップS18)、R波の棘状信号が正負いずれの方向であるかを識別する(ステップS19)。すなわち、このR波の棘状信号は、当該装置装着した腕が左右いずれかによって、その極性が逆転し、当該装置を左手首に装着して右手指を電極2(3)に接触させながら信号を検出したときには、図13(a)に示すように、R波は負の棘状信号となる。また、逆に当該装置を右手首に装着して左手指を電極2(3)に接触させながら信号を検出したときには、同図(b)に示すように、R波は正の棘状信号となる。 【0060】したがって、ステップS19での判別の結果、R波の棘状信号が負方向であれば、本実施の形態にかかる体脂肪測定装置を左手首に装着して、右手指で電極2、3に触れた場合である。この場合には、スイッチSW1、SW2、SW5、SW6の可動接点が各々固定接点C1、C3、C10、C11と接続した状態となるように、スイッチ制御回路19を制御する(ステップS20)。さらに、スイッチSW3、SW4、SW7、SW8の可動接点が各々固定接点C6、C7、C14、C15と接続した状態となるように、スイッチ制御回路20を制御する(ステップS21)。これにより、電極2と電極6とを高周波電流出力用電極として設定し、かつ、電極3と電極7とを電圧検出用電極として設定する(ステップS22)。 【0061】このとき、前述のようにこの体脂肪測定装置を左手首に装着した状態においては、電極6(高周波電流出力用とした電極)が胴体から遠い手先側、電極7(電圧検出用とした電極)がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、右手第2指で電極3に触れ、かつ、第2指よりも長い第3指で電極2に触れると、電極2(高周波電流出力用とした電極)が胴体から遠く、電極3(電圧検出用とした電極)がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極2、6で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極3、7で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定を開始することにより(ステップS23)、正確に体脂肪を測定することができる。 【0062】他方、ステップS19での判別の結果、R波の棘状信号が正方向であれば、本実施の形態にかかる体脂肪測定装置を右手首に装着して、左手指で電極2、3に触れた場合である。この場合には、前述のステップS20と同様に、スイッチSW1、SW2、SW5、SW6の可動接点が各々固定接点C1、C3、C10、C11と接続した状態となるように、スイッチ制御回路19を制御する(ステップS24)。さらに、スイッチSW3、SW4、SW7、SW8の可動接点が各々固定接点C5、C8、C13、C16と接続した状態となるように、スイッチ制御回路20を制御する(ステップS25)。これにより、電極3と電極7とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極2と電極6とを電圧検出用電極として設定する(ステップS26)。 【0063】このとき、前述のようにこの体脂肪測定装置を右手首に装着した状態においては、電極7(高周波電流出力用とした電極)が胴体から遠い手先側、電極6(電圧検出用とした電極)がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、右手第2指で電極2に触れ、かつ、第2指よりも長い第3指で電極3に触れると、電極3(高周波電流出力用とした電極)が胴体から遠く、電極2(電圧検出用とした電極)がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極3、7で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極2、6で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定を開始することにより(ステップS23)、正確に体脂肪を測定することができる。 【0064】(第5の実施の形態)図14〜図17は、本発明の第5の実施の形態を示すものである。図14に示すように、本実施の形態にかかる体脂肪測定装置も腕時計と同様の外部構成であって、ケース130とこのケース130の相対向する側部に係止された一対のベルト16、17とで構成されている。ケース130の相対向する他の両側部には、キー入力部51、52、53、54が設けられている。ケース130の表面側には、中央部にLCDからなる表示部4が配置され、ベルト16寄りの両隅部に表面部から側面部に亙って各々電極22、1が配置され、ベルト17寄りの両隅部に表面部から側面部に亙って各々電極31、32が配置されている。これら電極21、22、31、32は、相互に絶縁されている。また、ケース130の裏面側には、一対の電極61、71が左右に配設されており、この一対の電極61、71も、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。 【0065】図15は、ケース130内に配置されている本実施の形態にかかる体脂肪測定装置の回路の構成を示すブロック図である。このブロック図に示すように、V/I回路14はスイッチ切換制御回路30を介して前記電極6、21、22に接続されている。前記電極7、31、32は、スイッチ切換制御回路34を介してフィルタを含む信号増幅器11に接続されており、両スイッチ切換制御回路30、34は相互に接続されている。このスイッチ切換制御回路30、34は、ゲート等あるいはソフト制御されるLSIチップ等で構成され、CPU10からの制御信号により後述するフローチャートに示すように切換動作するものである。また、電極31、32での検出電圧がスイッチ切換制御回路34からCPU10に入力されるように構成されている。なお、他の回路構成すなわち発振回路15、進行積算器12、A/D変換器13、RAM8、ROM9及び表示部4、キー入力部51〜54を備えることは、前述した図3に示した実施の形態と同様である。 【0066】以上の構成にかかる本実施の形態において、被測定者はこのベルト16、17にて一方の腕に装着しておく。これにより、裏面側の電極61、71が被測定者の一方の腕の皮膚に接触する。そして、体脂肪測定を行うに際しては、所定のキー操作を行って、体脂肪測定モードを設定する。すると、CPU10はROM9に格納されているプログラムに基づき、図16に示すフローチャートに従って動作を開始し、ワークエリアにおける前回の測定データを初期化する(ステップS11)。次に、RAM8より当該ユーザの身長、体重、年齢、性別等の各データを順次読み出し(ステップS12)、この読み出した体重と身長とに基づき、BMI指数を算出する(ステップS13)。 【0067】しかる後に、両スイッチ切換制御回路30、34を制御して電極6、7をV/I回路14に接続し、この電極6、7において高周波電流を出力する(ステップS35)。次に、切換制御回路34を制御して電極31、32を信号増幅器11に接続し、この電極31、32のいずれかにおいて電圧が検出されたか否かを判断する(ステップS35)。そして、電極31、32のいずれにおいても電圧が検出されなかった場合には、表示部4にエラー表示を行って(ステップS36)、図4のステップS10に進みこのエラー表示を一定時間経過するまで継続する。 【0068】また、ステップS35で電極31、32のいずれかにおいて電圧が検出された場合には、正常な信号が検出されたのは電極31と電極32のいずれであるかを判断する(ステップS37)。すなわち、前述のように本実施の形態にかかる体脂肪測定装置においては、ケース130のベルト16寄りの両隅部に各々電極22、21が配置され、ベルト17寄りの両隅部に各々電極31、32が配置されている。したがって、図17(a)に示すように、当該装置を左手首61に装着して、右手70を一対の電極に接触させる場合、図示のように右手第1指701を電極31に接触させるとともに、右手第2指702を対角線上の電極21に接触させ、右手第1指701と右手第2指702とで、電極31、21を挟み込むようにすることが、自然な接触形態である。 【0069】したがって、ステップS37での判断の結果、正常な信号が検出されたのが電極31であったならば、図17(a)に示したように、当該装置を左手首61に装着して、右手第1指701を電極31に接触させるとともに、右手第2指702を対角線上の電極21に接触させた、自然かつ適正な接触形態が形成されていると見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路30、34を制御して、電極21と電極6とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極31と電極7とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS38)。 【0070】このとき、この体脂肪測定装置を左手首61に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極6が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極7がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、右手第1指701で電極31に触れ、かつ、第1指よりも長い第2指702で電極21に触れると、高周波電流出力用とした電極21が胴体から遠く、電圧検出用とした電極31がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極21、6で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極31、7で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができる。 【0071】他方、ステップS37での判別の結果、正常な信号が検出されたのが電極32であったならば、図17(b)に示したように、当該装置を右手首71に装着して、左手60の第1指601を電極32に接触させるとともに、第2指602を対角線上の電極22に接触させた、自然かつ適正な接触形態が形成されていると見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路30、34を制御して、電極22と電極7とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極32と電極6とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS39)。 【0072】このとき、この体脂肪測定装置を右手首に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極7が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極6がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、左手第1指601で電極32に触れ、かつ、第1指よりも長い第2指602で電極22に触れると、高周波電流出力用とした電極22が胴体から遠く、電圧検出用とした電極32がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極22、7で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極32、6で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができる。 【0073】(第5の実施の形態の変形例)図18及び図19は、本発明の第5の実施の形態の変形例を示すものであり、被測定者がベルト16、17にて一方の腕に装着して、体脂肪測定モードを設定すると、CPU10はROM9に格納されているプログラムに基づき、図18に示すフローチャートに従って動作を開始する。このフローチャートにおいて、ステップS11〜S13、ステップS34及びステップS36の処理は、図16に示したフローチャートと同様である。そして、ステップS34に続くステップS45では、切換制御回路34を制御して電極21、22を信号増幅器11に接続し、この電極21、22のいずれかにおいて電圧が検出されたか否かを判断する(ステップS45)。そして、電極21、22のいずれにおいても電圧が検出されなかった場合には、表示部4にエラー表示を行って(ステップS36)、図4のステップS10に進みこのエラー表示を一定時間経過するまで継続する。 【0074】また、ステップS45で電極21、22のいずれかにおいて電圧が検出された場合には、正常な信号が検出されたのは電極21と電極22のいずれであるかを判断する(ステップS47)。すなわち、本実施の形態においては、図19(a)に示すように、当該装置を左手首61に装着した場合、右手第2指72を電極22に接触させるとともに、右手第3指73を対角線上の電極32に接触させることが、適正な接触形態であるとする。 【0075】したがって、ステップS47での判断の結果、正常な信号が検出されたのが電極22であったならば、図19(a)に示したように、当該装置を左手首61に装着して、右手第2指72を電極22に接触させるとともに、右手第3指73を対角線上の電極32に接触させ、適正な接触形態が形成されていると見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路30、34を制御して、電極32と電極6とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極22と電極7とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS48)。 【0076】このとき、この体脂肪測定装置を左手首61に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極6が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極7がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、右手第2指72で電極22に触れ、かつ、第2指よりも長い第3指73で電極32に触れると、高周波電流出力用とした電極32が胴体から遠く、電圧検出用とした電極22がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極32、6で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極22、7で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができる。 【0077】また、本実施の形態においては、図19(b)に示すように、当該装置を右手首71に装着した場合、左手第2指62を電極21に接触させるとともに、左手第3指63を対角線上の電極31に接触させることが、適正な接触形態であるとする。したがって、ステップS47での判別の結果、正常な信号が検出されたのが電極21であったならば、図19(b)に示した適正な接触形態が形成されていると見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路30、34を制御して、電極31と電極7とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極21と電極6とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS49)。 【0078】このとき、この体脂肪測定装置を左手首61に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極6が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極7がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、左手第2指62で電極21に触れ、かつ、第2指よりも長い第3指63で電極31に触れると、高周波電流出力用とした電極31が胴体から遠く、電圧検出用とした電極21がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極31、7で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極21、6で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができる。 【0079】(第6の実施の形態)図20〜図23は、本発明の第6の実施の形態を示すものである。図20に示すように、本実施の形態にかかる体脂肪測定装置も腕時計と同様の外部構成であって、ケース140とこのケース140の相対向する側部に係止された一対のベルト16、17とで構成されている。ケース140の相対向する他の両側部には、キー入力部51、52、53、54が設けられている。ケース140の表面側には、中央部にLCDからなる表示部4が配置され、周部にベゼル40が回動可能に装着されている。ベゼル40の相対向するベルト16側端部とベルト17側端部には、電極23と電極33とが設けられており、これら電極23、33は、相互に絶縁されている。また、ケース140の裏面側には、図9に示した実施の形態と同様の、一対の電極6、7が左右に配設されており、この一対の電極6、7も、適宜の間隔をもって配置されることにより相互に絶縁されている。 【0080】図21は、ケース140内に配置されている本実施の形態にかかる体脂肪測定装置の回路の構成を示すブロック図である。このブロック図に示すように、V/I回路14はスイッチ切換制御回路90を介して前記電極6、23に接続されている。前記電極7、33は、スイッチ切換制御回路91を介してフィルタを含む信号増幅器11に接続されており、両スイッチ切換制御回路90、91は相互に接続されている。このスイッチ切換制御回路90、91は、図15に示したスイッチ切換制御回路30、34と同様にゲート等あるいはソフト制御されるチップで構成され、CPU10からの制御信号により後述するフローチャートに示すように切換動作するものである。ベゼル回転方向検出部92は、ベゼル40の回転方向を検出してCPU10に出力するものであり、ここでベゼル40の回転方向は図22(a)に示すように、時計方向を負(−α)方向とし、同図(b)に示すように、反時計方向を正(α)方向としている。なお、他の回路構成すなわち発振回路15、進行積算器12、A/D変換器13、RAM8、ROM9及び表示部4、キー入力部51〜54を備えることは、前述した図3に示した実施の形態と同様である。 【0081】以上の構成にかかる本実施の形態において、被測定者はこのベルト16、17にて一方の腕に装着しておく。これにより、裏面側の電極6、7が被測定者の一方の腕の皮膚に接触する。そして、体脂肪測定を行うに際しては、所定のキー操作を行って、体脂肪測定モードを設定する。すると、CPU10はROM9に格納されているプログラムに基づき、図23に示すフローチャートに従って動作を開始し、ワークエリアにおける前回の測定データを初期化する(ステップS11)。次に、RAM8より当該ユーザの身長、体重、年齢、性別等の各データを順次読み出し(ステップS12)、この読み出した体重と身長とに基づき、BMI指数を算出する(ステップS13)。 【0082】次に、内部のタイマーをスタートさせ(ステップS54)、しかる後にベゼル40の回転が検出されたか否かを判断する(ステップS55)。ベゼル40の回転が検出されない場合には、タイムアップとなったか否かを判断し(ステップS56)、タイムアップとなった場合には表示部4にエラー表示を行って(ステップS57)、図4のステップS10に進みこのエラー表示を一定時間経過するまで継続する。 【0083】このとき、被測定者がこの体脂肪測定装置を左腕に装着し、図17(a)に示したと同様に、右手第1指701を本実施の形態におけるベゼル40の一方の電極33に接触させるとともに、右手第2指702を他方の電極23に接触させ、右手第1指701と右手第2指702とで、電極33、23を挟み込むようにすることが、適正な接触形態であるとする。そして、この状態で両腕を伸ばすと、腕の角度が変化し、第1指701と右手第2指702とで電極33、23を挟み込んだ右手は、図22(a)に示すように、ベゼル40を負方向(−α)に回動させるように自然に動作する。 【0084】したがって、ステップS55でベゼル40の回転が検出され、ステップS58でその回転方向が負(−α)方向であることが判明すれば、当該装置を左手首に装着して、右手第1指701を電極33に接触させるとともに、右手第2指702を電極23に接触させた、適正な接触形態で腕を伸ばしたものと見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路90、91を制御して、電極23と電極6とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極33と電極7とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS59)。 【0085】このとき、この体脂肪測定装置を左手首に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極6が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極7がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、右手第1指701で電極33に触れ、かつ、第1指よりも長い第2指702で電極23に触れると、高周波電流出力用とした電極23が胴体から遠く、電圧検出用とした電極33がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極23、6で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極33、7で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができ、しかも両腕を伸ばした状態で測定がなされることから、測定値をより正確なものにすることができる。 【0086】他方、ステップS58での判別の結果、図22(b)に示すようにベゼル40の回転方向が正(α)方向であったならば、当該装置を右手首に装着して、図17(b)に示したと同様に、左手第1指601を本実施の形態におけるベゼル40の一方の電極33に接触させるとともに、左手第2指702を電極23に接触させた、適正な接触形態で腕を伸ばしたものと見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路90、91を制御して、電極23と電極7とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極33と電極6とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS60)。 【0087】このとき、この体脂肪測定装置を右手首に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極7が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極6がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、左手第1指601で電極33に触れ、かつ、第1指よりも長い第2指602で電極23に触れると、高周波電流出力用とした電極23が胴体から遠く、電圧検出用とした電極33がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極23、7で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極33、6で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができ、しかも両腕を伸ばした状態で測定がなされることから、測定値をより正確なものにすることができる。 【0088】(第7の実施の形態)図24〜図26は、本発明の第7の実施の形態を示すものである。図24に示すように、ベゼル40のベルト17側に、相互に絶縁された電極23と電極33とが並設されており、これ以外の構成は前述した第6の実施の形態と同様である。また、ベゼル40は図24に示した状態が初期状態であって、図25(a)に示す反時計方向である正(β)方向と、同図(b)に示す時計方向である負(−β)方向とに各々±90°回転可能である。そして、前記ベゼル回転方向検出部40は、ベゼル40が45≦β≦90°、及び−45≦−β≦−90である場合に、ベゼル40の回転を検出するように構成されている。 【0089】以上の構成にかかる本実施の形態において、被測定者はこのベルト16、17にて一方の腕に装着しておく。これにより、裏面側の電極6、7が被測定者の一方の腕の皮膚に接触する。そして、体脂肪測定を行うに際しては、所定のキー操作を行って、体脂肪測定モードを設定する。すると、CPU10はROM9に格納されているプログラムに基づき、図26に示すフローチャートに従って動作を開始し、ワークエリアにおける前回の測定データを初期化する(ステップS51)。次に、RAM8より当該ユーザの身長、体重、年齢、性別等の各データを順次読み出し(ステップS52)、この読み出した体重と身長とに基づき、BMI指数を算出する(ステップS53)。 【0090】次に、内部のタイマーをスタートさせ(ステップS54)、しかる後にベゼル40の回転が検出されたか否かを判断する(ステップS55)。ベゼル40の回転が検出されない場合には、タイムアップとなったか否かを判断し(ステップS56)、タイムアップとなった場合には表示部4にエラー表示を行って(ステップS57)、図4のステップS50に進みこのエラー表示を一定時間経過するまで継続する。 【0091】このとき、被測定者がこの体脂肪測定装置を左腕に装着し、図19(a)に示したと同様に、右手第2指72を本実施の形態におけるベゼル40の一方の電極32に接触させるとともに、右手第3指73を他方の電極33に接触させ、この状態でベゼル40を回転させようとすると、ベゼル40を負(−β)方向に回転させることは困難であり、正(β)方向に回転させることのみが容易となる。 【0092】したがって、ステップS55でベゼル40の回転(45≦β≦90°又は−45≦−β≦−90)が検出され、ステップS58でその回転方向が正(β)方向であることが判明すれば、当該装置を左手首に装着して、右手第2指72を電極32に接触させるとともに、電極33に右手第3指73を接触させた状態にあると見なすことができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路90、91を制御して、電極33と電極6とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極23と電極7とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS61)。 【0093】このとき、この体脂肪測定装置を左手首に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極6が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極7がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、右手第2指72で電極23に触れ、かつ、第2指よりも長い第3指73で電極33に触れると、高周波電流出力用とした電極33が胴体から遠く、電圧検出用とした電極23がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極33、6で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極23、7で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができ、しかも両腕を伸ばした状態で測定がなされることから、測定値をより正確なものにすることができる。 【0094】他方、被測定者がこの体脂肪測定装置を右腕に装着し、図19(b)に示したと同様に、左手第2指62を本実施の形態におけるベゼル40の一方の電極33に接触させるとともに、左手第3指62を他方の電極23に接触させ、この状態でベゼル40を回転させようとすると、ベゼル40を正(β)方向に回転させることは困難であり、負(−β)方向に回転させることのみが容易となる。 【0095】したがって、ステップS55でベゼル40の回転(45≦β≦90°又は−45≦−β≦−90)が検出され、ステップS58でその回転方向が負(−β)方向であることが判明すれば、当該装置を右手首に装着して、左手第2指62を電極33に接触させるとともに、電極23に左手第3指63を接触させた状態にあると推定することができる。そして、この場合には両スイッチ切換制御回路90、91を制御して、電極23と電極7とを高周波電流出力用電極とし、かつ、電極33と電極6とを電圧検出用電極として、体脂肪の測定演算を実行する(ステップS62)。 【0096】このとき、この体脂肪測定装置を左手首に装着した状態においては、前述と同様に高周波電流出力用とした電極6が胴体から遠い手先側、電圧検出用とした電極7がこれよりも胴体に近い手元側となる。また、左手第2指62で電極33に触れ、かつ、第2指よりも長い第3指63で電極23に触れると、高周波電流出力用とした電極23が胴体から遠く、電圧検出用とした電極33がこれよりも胴体に近い側となる。したがって、高周波電流を出力するための一対の電極23、7で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の電極33、6で形成される人体を経由するループより大きくなる。よって、この状態で測定演算を実行することにより、正確に体脂肪を測定することができ、しかも両腕を伸ばした状態で測定がなされることから、測定値をより正確なものにすることができる。 【0097】(第8の実施の形態)図27、28は、本発明の第8の実施の形態を示すものである。図24に示すように、前記RAM8には、時刻データ記憶エリア81、個人データ記憶エリア82、及び測定値記憶エリア83が設けられている。時刻データ記憶エリア81は、時計モードにおいて使用されるエリアであって、現在時刻等をカウントするカウンタ、及びバッファが含まれる。測定値記憶エリア83には、前述した各フローに従った処理により測定された体脂肪の測定値が記憶される。 【0098】個人データ記憶エリア82には、「身長」「体重」「生年月日」及び「装着する腕」の各データが記憶され、「装着する腕」は対応する「右腕」又は「左腕」に“1”で装着することを示すフラグデータを書き込むことにより行われる。これらの各データは、ユーザがキー入力部51〜54を操作することにより予め記憶されたものである。 【0099】かかる実施の形態によれば、当該装置が左右どちらの腕に装着されているかを検出することなく、記憶されている「装着する腕」のデータに基づき、一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるように、各電極を高周波電流出力用あるいは電圧検出用として、適正に設定することができる。また、「生年月日」のデータから測定時における測定者の現在年齢を算出して、体脂肪の演算に加味することができ、これによって、より正確な測定結果を得ることができる。 【0100】なお、この実施の形態においては、当該装置を装着する腕を示すデータを記憶させておくようにしたが、4個の電極のうちいずれの電極を高周波電流出力用あるいは電圧検出用とするかを記憶させておき、これに基づき各電極を切換制御するようにしてもよい。 【0101】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、高周波電流を出力するための一対の出力用電極出力用電極で形成される人体を経由するループが、電圧を検出するための一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるようにして、体脂肪を測定する体脂肪測定装置であって、人体の腕に装着可能な装着体の腕と接触する裏面側に、前記一対の出力用電極の一方、及び前記一対の検出用電極の一方を配置し、前記装着体の表面側に前記一対の出力用電極の他方、及び前記一対の検出用電極の他方を配置するようにしたことから、他方の手指を他方の出力用電極及び検出用電極とに接触させれば、体脂肪の測定が可能となり、体脂肪率の測定を随時に容易かつ迅速に行うことができる。 【0102】また、電極を装置本体に配置することにより、電極への電力を直接装置本体から供給可能にして回路が簡略化を図ることができ、帯状体に配置することより、電極と腕の皮膚との密着性を確保して、エラーなく測定が可能となる。 【0103】また、装置本体の表面側に、測定結果を表示する表示手段を設けるようにしたことから、測定結果を容易かつ迅速に視認することができる。 【0104】また、装置が人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出し、あるいは左右いずれの腕に装着するかを記憶しておき、これに基づき電極を出力用電極と検出用電極とに切り換えるようにしたことから、装置を人体の左右いずれの腕に装着した場合であっても、一対の出力用電極で形成される人体を経由するループが、一対の検出用電極で形成される人体を経由するループより大きくなるようにすることができる。よって、装着体を左右いずれの腕に装着した場合であっても、4端子電極法を用いて体脂肪を正確に測定することができる。 【0105】また、心電波を検出してこれに基づき人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出することにより、外観に影響を与えることなく人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出することができる。 【0106】また、装着体の表面側に一対の出力用電極の他方、及び一対の検出用電極の他方をそれぞれ2つ配置しておくことにより、簡単な構成によって、人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出することができる。 【0107】また、回動可能なベゼルの回転方向に基づいて、人体の左右いずれの腕に装着されたかを検出するようにしたことから、ベゼルを有する腕時計においてベゼルを有効利用して、検出手段を達成することができる。 【0108】また、装置本体の表面側に電極を配置し、これを開閉自在な蓋体で覆うようにしたことから、非測定時には蓋体により電極の汚れが防止でき、測定に接触不良によるエラーの発生を未然に防止することができるとともに、電極が隠蔽されることにより、デザイン的にも有利となる。 【0109】また、蓋体に測定結果を表示する表示手段を設けることにより、蓋体を任意の角度に開いて見易い角度で測定結果を視認することが可能となる。 【0110】また、蓋体の装置本体の表面を覆う一面側に、体脂肪の測定結果を表示する第1の表示手段を設け、他面側に時刻を表示する第2の表示手段を設けることにより、外観上は腕時計と同様となり、違和感なく携帯することできる。 【0111】また、体脂肪の測定結果をレベル表示するようにしたことから、このレベル表示により、一見して測定結果に対する評価を認識することが可能となる。 【0112】また、前記蓋体の開を検出して、前記測定を開始させるようにしたことから、蓋体により電極を保護しつつ、測定をスムーズに開始させることができる。 【0113】また、押圧されてオン動作するスイッチ機能と前記各電極としての機能とを併有する複数の操作手段を設けるようにしたことから、スイッチを操作するように各操作手段を同時に操作することにより、体脂肪の測定に必要な電極と人体との接触状態が形成され、エラーなく測定を行うことができる。加えて、これら複数のスイッチのオン動作を検出して、測定を開始させるようにしたことから、さらにスムーズに測定を開始することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月15日(1999.10.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088100 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 千明
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| 【公開番号】 |
特開2001−145607(P2001−145607A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月29日(2001.5.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−294441 |
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