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【発明の名称】 超音波診断装置
【発明者】 【氏名】宮本 眞一

【要約】 【課題】良好な超音波診断を容易に行うことができ、また、先端の細径化、小型化も可能な限り実現して幅広い診断用途で活用でき、更に組立性や組立後のメンテナンス性にも優れた超音波診断装置を提供する。

【解決手段】超音波内視鏡1は、先端キャップ13、超音波振動子15、スリップリング21、エンコーダ34及びモータ36が、ハウジング31によって先端側から順に直列に配設され且つ一体化されて、超音波走査ユニット37を構成する。そして、この超音波走査ユニット37は、内視鏡先端部6に、ネジ40により着脱可能に取付けられる。ここで、超音波走査ユニット37を内視鏡先端部6に嵌合する時に、コネクタ33とコネクタ45とが結合され、超音波観測装置によって制御可能となり、超音波走査を開始することが可能となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転して超音波を送受信する超音波振動子と、該回転する超音波振動子と他の固定部材との間に介在し信号を伝達自在にする回転型信号伝達手段と、上記超音波振動子の回転位置を検出する回転位置検出手段と、上記超音波振動子を回転する回転駆動手段とを備えた超音波診断装置において、先端に、少なくとも上記超音波振動子と上記回転型信号伝達手段と上記回転位置検出手段と上記回転駆動手段をこの順で先端側から直列に、かつ一体に配設したことを特徴とする超音波診断装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に体腔内の病変等を超音波断層像によって診断する超音波内視鏡や超音波プローブ等の超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動子から発振される超音波ビームを機械的に回転走査させる、超音波内視鏡或いは超音波プローブ等の超音波診断装置が種々提案されており、例えば、従来より一般的に知られている超音波内視鏡の例としては、図12〜図15に示すものがある。
【0003】すなわち、図12の全体図に示すように、超音波内視鏡100では、細長の挿入部101の後端に、操作部102と副操作部103とを備えて構成されており、操作部102からは図示しない光源装置と接続されるユニバーサルコード104が、副操作部103からは図示しない超音波観測装置と接続される超音波コード105がそれぞれ延出されている。
【0004】上記副操作部103は、図13の断面図、図14のXIV−XIV線矢視図に示すように、内部に駆動装置106が配設されている。この駆動装置106は、可撓性シャフト111を回動させるモータ107と、このモータ107の回転位置を検出するエンコーダ108と、スリップリング109とからなり、モータ107の回動はタイミングベルト110により、エンコーダ108、スリップリング109に伝達され、可撓性シャフト111を介して、挿入方向と垂直なラジアル方向の回動を挿入部101の先端部112側に伝達する。
【0005】図15の先端部拡大図に示すように、上記可撓性シャフト111内部には、後述する超音波振動子113に接続された同軸ケーブル114が挿通されており、スリップリング109に接続される。
【0006】上記先端部112の先端面側は、円筒状の先端キャップ115に覆われており、この内部は超音波伝達媒体116で満たされている。そして、先端キャップ115内部で、上記超音波振動子113が挿入方向と平行に回転可能に軸支され、可撓性シャフト111により回動される。こうして、挿入方向と垂直な方向の断層像をとるラジアル走査を行なうことができるようになっている。
【0007】また、上記可撓性シャフト111は、先端部112において振動子保持部材117を介し超音波振動子113に接続されている。先端部112には、可撓性シャフト111を挿通させるための貫通穴118が挿入軸と平行に設けられており、その先端側には、振動子保持部材117を安定して回転させるためにボールベアリング119を配置するための段部120が形成されている。
【0008】このように構成された従来の超音波内視鏡100では、検査中において術者は常にモータ107、スリップリング109、エンコーダ108が内蔵されている副操作部103を手で持ち続ける必要があるため、術者の負担が大きいという問題があった。また、可撓性シャフト111を介して超音波振動子113を回動させているため、内視鏡を体腔内へ挿入し超音波検査を行なっている最中に、可撓性シャフト111にねじれが生じることにより、副操作部103内のエンコーダ108と先端部112の超音波振動子113との間に位相ずれがおこり、超音波画像上に揺れやゆがみなどの不具合を発生させる原因となる可能性がある。
【0009】このため、特開平7−241293号公報では、先端部の先端硬質部内に、超音波振動子に加え、モータと、エンコーダをも内蔵し、超音波振動子をモータによって直接的に回転できるようにした超音波内視鏡が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先行技術では、照明系、撮像系などの内視鏡機能部分の更に先端側にモータ、エンコーダを配置する構成であるため、先端硬質部が長くなってしまうという新たな課題を生じた。また、上記先行技術では、超音波振動子がモータを囲繞するように配置されるので、先端硬質部の外径が大きくなって細径化が困難という問題も生じた。また、この先行技術では、スリップリングの明瞭な構成が記載されておらず、現実的にこの構成での具体的な実現は難しいという問題もあった。
【0011】また、上述の先端硬質部の大型化の問題については、例えば、米国特許5,375,602号で、先端硬質部サイズの小形化が求められる血管カテーテルにおいて、カテーテル先端部に特殊な小型モータを形成し小形化を図ったものが提案されている。この技術によれば、先端部の細径化、小型化は可能となるが、モータの構成部品を先端硬質部に直接組込んでいかなくてはならないため組立性や組立後のメンテナンス性が悪いという問題が生じてしまう。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、良好な超音波診断を容易に行うことができ、また、先端の細径化、小型化も可能な限り実現して幅広い診断用途で活用でき、更に組立性や組立後のメンテナンス性にも優れた超音波診断装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため請求項1記載の発明による超音波診断装置は、回転して超音波を送受信する超音波振動子と、該回転する超音波振動子と他の固定部材との間に介在し信号を伝達自在にする回転型信号伝達手段と、上記超音波振動子の回転位置を検出する回転位置検出手段と、上記超音波振動子を回転する回転駆動手段とを備えた超音波診断装置において、先端に、少なくとも上記超音波振動子と上記回転型信号伝達手段と上記回転位置検出手段と上記回転駆動手段をこの順で先端側から直列に、かつ一体に配設したことを特徴とする。
【0014】上記請求項1記載の超音波診断装置は、回転駆動手段で超音波振動子を回転し、超音波を送受信し、超音波診断する。この際、回転する超音波振動子と他の固定部材との間の信号伝達は回転型信号伝達手段を通じて行われ、超音波振動子の回転位置の検出は回転位置検出手段により行われる。そして、先端に、少なくとも上記超音波振動子と上記回転型信号伝達手段と上記回転位置検出手段と上記回転駆動手段をこの順で先端側から直列に、かつ一体に配設したことにより、術者は副操作部を手で持ち続ける必要もなく、使いやすい。また、回転位置検出手段と超音波振動子との間隔も短いため、位相ずれがおこり、超音波画像上に揺れやゆがみなど発生することもない。また、照明系、撮像系などの内視鏡機能部分の更に先端側に設けることはしないため、先端が長くなることもなく、超音波振動子と回転型信号伝達手段と回転位置検出手段と回転駆動手段をこの順で直列に配設するため、大径化することもなく、先端を小型化できる。また、超音波振動子と回転型信号伝達手段と回転位置検出手段と回転駆動手段は一体化されているため、組立性や組立後のメンテナンス性にも優れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1〜図9は本発明の実施の第1形態を示し、図1は超音波内視鏡の先端部拡大図、図2は超音波内視鏡の全体図、図3は図1のIII−III線断面説明図、図4はスリップリングのリング部拡大図、図5は図4のV−V線断面図、図6は図1のVI−VI線断面図、図7は図6のVII−VII線断面図、図8は一体化した超音波走査ユニットの説明図、図9は超音波走査ユニットの結合部の拡大説明図である。
【0016】本発明の実施の第1形態は、本発明を超音波内視鏡に適用するもので、図2において、符号1は超音波内視鏡を示し、この超音波内視鏡1は、細長の挿入部2の後端に操作部3を備えて構成される。
【0017】上記操作部3の側部からは、ユニバーサルコード4が延出され、図示しない光源装置に接続される。同じく、上記操作部3の側部からは、超音波コード5が延出され、図示しない超音波観測装置に接続され、この超音波観測装置内には図示しない制御装置が設けられていて、後述する先端部6に配置している超音波走査ユニットを制御、駆動させる。
【0018】上記挿入部2は、その先端に設けられた先端部6と湾曲自在の湾曲部7からなり、上記操作部3に設けられた湾曲ノブ8を操作することにより、湾曲部7を湾曲自在になっている。
【0019】上記先端部6は、図1及び図3に示すように、硬質の先端部本体10が設けられ、この先端部本体10には、内視鏡光学系として照明光学系11及び観察光学系12が斜め前方に向けて配設されている。
【0020】上記照明光学系11は、照明光を伝送する図示しないライトガイドと、照明光を拡開して出射する図示しない照明レンズからなり、照明レンズを経て斜め前方に照明光を出射し、体腔内の患部等の被写体を照明する。
【0021】また、観察光学系12は照明された被写体の光学像を結ぶ対物レンズ12aと、結像位置に先端面が配置されたイメージガイド12bを有し、このイメージガイド12bにより光学像を後端面に伝送する。
【0022】上記先端部本体10の先端面は、円筒状の先端キャップ13に覆われており、この先端キャップ13内部は超音波伝達媒体14で満たされている。超音波振動子15は、振動子保持部材16及び振動子シャフト17によって固定されており、振動子シャフト17はブラシ保持部材18に設けられたボールベアリング19によって、挿入軸と平行な方向に回転可能に支持されている。これにより、上記超音波振動子15は、挿入軸と垂直な向きの断層像を得るラジアル走査を行なうことができる構成になっている。
【0023】上記超音波振動子15の同軸ケーブル20は、回転型信号伝達手段としてのスリップリング21のリング部22に接続されている。このスリップリング21のリング部22は、図4及び図5に示すように、リング部本体23、2枚の金属リング24、絶縁部材25、プリント基板26から主に構成されている。そして、上記2枚の金属リング24は、絶縁部材25を挟み、絶縁された状態で上記リング本体23に固定され、内周面には各々ケーブル27がはんだ付けされており、これらのケーブル27は、リング部本体23の切り欠き部を通り、ケーブル27の他端はプリント基板26のパターン面にはんだ付けされている。一方、超音波振動子15の同軸ケーブル20もプリント基板26のパターン面にはんだ付けされるため、上記同軸ケーブル20と金属リング24は電気的に導通される。
【0024】また、上記スリップリング21を上記リング部22と共に構成するブラシ部28は、図6及び図7に示すように、上記ブラシ保持部材18と金属ブラシ29とから主に構成されている。
【0025】また、上記振動子シャフト17は、ブラシ保持部材18に設けられたボールベアリング19に回転可能に、かつOリング30により水密を確保した状態で軸支され、更に、ブラシ保持部材18は、ハウジング31に固定されている。
【0026】そして、この構成により、金属ブラシ29の金属リング24に対する接触荷重は、ブラシ保持部材18のハウジング31に対する位置決め誤差によらず、一意的に決まるので、安定した電気的導通が可能となっている。
【0027】上記スリップリング21の金属ブラシ29は、上記リング部22の金属リング24と弾性的に押圧された状態で接触し、電気的に導通され、他端は同軸ケーブル32にはんだ付けされる。従って、上記超音波振動子15の同軸ケーブル20は、リング部22、金属ブラシ29を経て上記同軸ケーブル32と電気的に導通される。
【0028】上記同軸ケーブル32は、ハウジング31に挿通された穴を通り、先端部本体10内の後述するコネクタ33に接続される。以上のように、スリップリング21を先端キャップ13内の超音波伝達媒体14中に配置したため、前述した従来の超音波内視鏡100の先端キャップ115とほぼ同じ大きさの中に超音波振動子15およびスリップリング21を収納することができる。
【0029】上記振動子シャフト17は、超音波振動子15の回転位置を検出する回転位置検出手段としてのエンコーダ34に接続されており、このエンコーダ34は、軸継手35を介して、回転駆動手段としてのモータ36に結合される。また、上記エンコーダ34およびモータ36は、ハウジング31に固定されている。
【0030】上記エンコーダ34の外径は、先端キャップ13およびスリップリング21の外径よりも小さく形成されている。更に、上記モータ36の外径は、上記エンコーダ34の外径よりも小さく形成され、例えば、直径2〜5mmの大きさで形成されている。
【0031】これは、近年モータの小型化が進み、数mmのモータが市販されるようになってきているが、超音波走査に必要な特性をもつエンコーダのサイズの小型化はモータほど進んでいないのが現状であり、これを考慮したものである。従って、最も細径化が進んでいる要素であるモータを先端部本体側の端部に配置することにより、内視鏡機能部にモータを奥深くまで嵌挿することができる。ここで、前述した従来の超音波内視鏡100においても、先端部112には、可撓性シャフト111およびボールベアリング119を保持するための段部120のある貫通穴118が設けてある。この貫通穴118と同サイズの穴にモータを嵌合させることができるので、従来の超音波内視鏡100の先端部112と同サイズを維持することが可能となる。
【0032】また、本実施の第1形態による、この部分の先端部6の挿入軸と垂直な向きにおける位置関係は、図3に示すような配置となっており、先端部6に、超音波振動子15、スリップリング21、エンコーダ34、モータ36を先端側からこの順で直列に設けたことにより、超音波内視鏡1の先端部本体10のサイズを長くあるいは太くすることなく構成することができるのである。
【0033】而して、上記先端キャップ13、超音波振動子15、スリップリング21、エンコーダ34およびモータ36は、ハウジング31によって一体化されることとなり、図8に示すように、超音波走査ユニット37を構成する。
【0034】そして、上記超音波振動子15用の同軸ケーブル20,32、エンコーダ用の信号ケーブル38、及び図示しないモータ36の電源供給ケーブルは、全てコネクタ33に接続される。
【0035】上記超音波走査ユニット37は、図9(A)に示すように、ネジ40によって先端部本体10に着脱可能に固定される。尚、この先端部本体10への固定方法は、ネジを用いる方法に限ることなく、例えば図9(B)に示すように、スナップフィット部41を形成し、これを利用した固定方法等でもよい。これにより、上記超音波走査ユニット37は、先端部本体10に取外し可能となり、図9のような内視鏡機能部分42の先端部本体10に着脱可能に装着されることとなる。
【0036】また、上記超音波走査ユニット37のハウジング31の側面には、Oリング43が設けられており、このOリング43により、超音波走査ユニット37を先端部本体10へ組込んだ際に、超音波内視鏡1の先端部6の防水が可能となっている。
【0037】このような構成とすることで、超音波走査ユニット37の全体を覆う等、超音波走査ユニット37自体を防水構造とする必要がないので、超音波走査ユニット37をより小サイズ化することができ、また構造を簡略にすることができる。
【0038】一方、上記超音波走査ユニット37の後部に配設される上記コネクタ33は、先端部本体10へ挿通し固定されると同時に、先端部本体10の挿通穴44内に固定されているコネクタ45と結合され導通される。該コネクタ45には、ケーブル46が接続されており、このケーブル46は、挿入部2、操作部3さらに超音波コード5の内部を通り、超音波観測装置に接続されている。
【0039】そして、上述の如く構成される超音波内視鏡1では、先端キャップ13、超音波振動子15、スリップリング21、エンコーダ34およびモータ36はハウジング31によって先端側から順に直列に配設され且つ一体化されて、超音波走査ユニット37を構成する。
【0040】そして、この超音波走査ユニット37は、内視鏡先端部6に、ネジ40により着脱可能に取付けられる。ここで、超音波走査ユニット37を内視鏡先端部6に嵌合する時に、コネクタ33とコネクタ45とが結合され、超音波観測装置によって制御可能となり、超音波走査を開始することが可能となる。
【0041】このように、本実施の第1形態によれば、超音波振動子15とエンコーダ34とが可撓性シャフトを介さずに、振動子シャフト17により直結されるので、超音波画像のゆれや流れが一掃され、超音波診断の質を向上することができる。また、従来の副操作部103等の大型の駆動装置を常に手で持つ必要がないので、術者の負担を軽減することができる。更に、超音波走査ユニット37は、小型のスリップリング21を、従来の超音波内視鏡と同サイズの先端キャップ13内に超音波媒体14に浸漬した状態で収納し、また、従来の超音波内視鏡の先端硬質部に設けられる挿通穴と略同サイズの穴に嵌挿可能な外形サイズに形成して配置するようにしたので、先端部6を従来の超音波内視鏡と略同サイズのままで大型化することなく実現することが可能になる。また、超音波走査ユニット37は、これ以外の内視鏡機能部分42が全て完成した後の最終工程で取付ければ良いので、超音波内視鏡1の組立を簡略化することができ、修理などのメンテナンス性にも優れる。更に、超音波走査ユニット37以外の内視鏡機能部分42は、種々のタイプの内視鏡で構成可能であるため、汎用性に優れ、内視鏡全体の製造コストの削減にも効果がある。
【0042】次に、図10及び図11は本発明の実施の第2形態を示し、図10は超音波プローブの全体概略説明図、図11は超音波走査ユニットの要部拡大説明図である。尚、本実施の第2形態は、本発明を内視鏡光学系を有しない超音波プローブに適用したものである。
【0043】すなわち、これらの図に示すように、超音波プローブ50は、把持部51と硬質な先端部52から構成されており、この先端部52には、前記実施の第1形態と同様に超音波走査ユニット53が装着されるようになっている。
【0044】上記超音波走査ユニット53は、超音波振動子54、スリップリング55、エンコーダ56、及びモータ57が、先端側から順に直列に、且つ一体に配設され構成されている。これら超音波振動子54、スリップリング55、エンコーダ56、及びモータ57とその他の構成部分の詳細は、前記第1形態と略同様であるので説明は省略する。
【0045】このように超音波プローブ50を構成することにより、本実施の第2形態では、前記実施の第1形態の効果に加え、把持部51の大きさを小さくすることができるため、術者が握りやすくなり操作性が向上するという効果を有する。
【0046】[付記]
(1) 回転して超音波を送受信する超音波振動子と、該回転する超音波振動子と他の固定部材との間に介在し信号を伝達自在にする回転型信号伝達手段と、上記超音波振動子の回転位置を検出する回転位置検出手段と、上記超音波振動子を回転する回転駆動手段とを備えた超音波診断装置において、先端に、少なくとも上記超音波振動子と上記回転型信号伝達手段と上記回転位置検出手段と上記回転駆動手段をこの順で先端側から直列に、かつ一体に配設したことを特徴とする超音波診断装置。
【0047】(2) 前記回転型信号伝達手段は、前記超音波振動子を覆って先端に取付けた先端キャップ内に、超音波伝達媒体中に浸漬して配設したことを特徴とする付記項1に記載の超音波診断装置。
【0048】(3) 前記回転駆動手段の外径は前記回転位置検出手段の外径より小さく形成し、且つ、上記回転位置検出手段の外径は前記回転型信号伝達手段の外径より小さく形成したことを特徴とする付記項1又は付記項2の何れかに記載の超音波診断装置。
【0049】(4) 前記一体にした前記超音波振動子と前記回転型信号伝達手段と前記回転位置検出手段と前記回転駆動手段は、外周の所定位置に防水用のOリングを1つ有し、先端に装着することを特徴とする付記項1乃至付記項3の何れか一つに記載の超音波診断装置。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明によれば、先端に、少なくとも超音波振動子と回転型信号伝達手段と回転位置検出手段と回転駆動手段をこの順で先端側から直列に、かつ一体に配設したことにより、術者は副操作部を手で持ち続ける必要もなく、使いやすい。また、回転位置検出手段と超音波振動子との間隔も短いため、位相ずれがおこり、超音波画像上に揺れやゆがみなど発生することもない。また、照明系、撮像系などの内視鏡機能部分の更に先端側に設けることはしないため、先端が長くなることもなく、超音波振動子と回転型信号伝達手段と回転位置検出手段と回転駆動手段をこの順で直列に配設するため、大径化することもなく、先端を小型化できる。また、超音波振動子と回転型信号伝達手段と回転位置検出手段と回転駆動手段は一体化されているため、組立性や組立後のメンテナンス性にも優れるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
【出願日】 平成11年11月5日(1999.11.5)
【代理人】 【識別番号】100076233
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 進
【公開番号】 特開2001−128981(P2001−128981A)
【公開日】 平成13年5月15日(2001.5.15)
【出願番号】 特願平11−315650