| 【発明の名称】 |
体腔内超音波探触子 |
| 【発明者】 |
【氏名】小泉 順
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| 【要約】 |
【課題】二つ以上の振動子を有する体腔内超音波探触子において、振動子を切り替えて互いに異なる断面を描出する際に、被験者に対して苦痛を与えにくくし、診断者の操作性も向上させる。
【解決手段】二つ以上の振動子1、11を互いに近接させるために複数の振動子1、11と一つの音響レンズ7で構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 二つ以上の複数の振動子と、前記複数の振動子に対応する前記複数の振動子の被検体側に設けられた一つの音響レンズとを有する体腔内超音波探触子。 【請求項2】 二つ以上の複数の振動子と、前記複数の振動子に対応する前記複数の振動子の被検体側に設けられた複数の音響レンズ部を接合して一体型として構成された音響レンズとを有する体腔内超音波探触子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は医療用超音波診断装置等に装着する体腔内超音波探触子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】体腔内超音波探触子を使用しての体腔内診断においては、複数の振動子を使用して、診断部位全体をシャフトに平行な面とそれに直交した面の両方で描出すること、また同じ部位の直交する断面を描出することは診断をより正確に行なうためにきわめて重要なことである。 【0003】従来の体腔内超音波探触子に備えられている振動子は、特開平11−76242号公報に示すような構成が一般的である。 【0004】以下、従来の体腔内超音波探触子の構成について図3および図4を参照しながら説明する。なお、図3および図4において、便宜上振動子および音響レンズのハッチングは省略している。 【0005】図3および図4に示すようにバイプレーンといわれる体腔内超音波探触子は二つのアレイ型の振動子31、41を有している。ここで振動子31、41は補強板32、42上の背面負荷材34、44の上面に圧電振動体35、45、音響整合層36、46を設けた複合体で構成している。振動子31、41にはそれぞれ音響整合層36、46の上面に音響レンズが設けられている。振動子41の長辺はシャフト33の中心軸と平行になるように配置され、振動子31の長辺はシャフト33の中心軸に対し直角方向に交差するように配置され、シャフト33にそれぞれ固定されている。 【0006】次に従来例の動作について説明する。 【0007】通常、診断者は探触子のシャフト33に平行に設けられた振動子41または、シャフト33に直交した振動子31の両方を使用し、シャフト33の中心軸に平行な面およびシャフト33の中心軸に直交した面の診断部位の断面画像を見ることにより診断を行う。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例においては、振動子31と振動子41は5mm〜10mm程度のブリッジ部38である間隔をおいてシャフト33に固定されている。そのため、振動子31で描出した臓器の断面に対し直交する断面を振動子41で描出するためには少なくとも5mm〜10mm余分に探触子を移動させなければならない。 【0009】そのためシャフト33に平行の面を描出するためには体腔内に挿入する挿入距離が長くなるため、被検者に苦痛を与えたり、また、操作性が悪くなったりするという問題をひき起こしていた。 【0010】本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、被検者の苦痛を軽減するとともに診断者の操作性をも向上させた体腔内超音波探触子を提供することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の体腔内超音波探触子は上記目的を達成するために、二つ以上の複数の振動子と、前記複数の振動子に対応する前記複数の振動子の被検体側に設けられた一つの音響レンズとを有する。 【0012】この構成により、余分なスペースを無くし挿入距離を最小限にしたことにより、被検者の苦痛を軽減するとともに診断者の操作性をも向上させることができる。 【0013】本発明の体腔内超音波探触子は、二つ以上の複数の振動子と、前記複数の振動子に対応する前記複数の振動子の被検体側に設けられた複数の音響レンズ部を接合して一体型として構成された音響レンズとを有する。 【0014】この構成により、余分なスペースを無くし挿入距離を最小限にしたことにより、被検者の苦痛を軽減するとともに診断者の操作性をも向上させることができる。 【0015】この1つの音響レンズが取り付けられた体腔内超音波探触子を提供することにより、診断部位の互いに異なる断面を切り替えて描出する際、または診断部位の全てをシャフトに平行な面の画像で描出する際に、体腔内に挿入する距離を最小限にし被験者の苦痛を軽減するとともに診断者の操作性も向上させるという効果が得られる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図1および図2を用いて説明する。 【0017】図1は本発明の第1の実施の形態の構成を示す体腔内超音波探触子の概略図面であり、互いに直交する断面を表示するための二つの振動子を有するバイプレーンの超音波探触子である。 【0018】図1においてコンベックス型の振動子1は、シャフト3に直交する面の画像を描出する。リニア型の振動子2は、シャフト3に平行な面の画像を描出する。 【0019】振動子1と振動子11はそれぞれ補強板2、12の上に設けられた背面負荷材4、14の上面に圧電振動体5、15が設けられ、圧電振動体5、15の上面に音響整合層6、16が設けられた構成となっている。補強板2、12は、金属あるいは硬い樹脂材料でできており、振動子1と振動子11は補強板2、12を利用し、ネジ等により機械的に固定されるかまたは接着剤などにより互いに接合あるいは、密着した状態でシャフトに固定されている。さらに振動子1,11の上面には二つの振動子に合わせて表面を覆う一体型に成形された音響レンズ7が設けられている。 【0020】上記体腔内超音波探触子を用いて、シャフト3に直交する面の画像を先に描出する場合は、次のようにして行なう。 【0021】まず診断者は振動子1を使用して診断部位のシャフト3に直交する面の画像を描出する。その後、探触子をさらに挿入することによりシャフト3に平行な面の診断部位の画像を描出する。 【0022】以上のように本発明の実施の形態によれば、一体型として成形された音響レンズ7で振動子1と振動子11をカバーし、互いの振動子1、11の距離を1mm程度以下まで接近させたバイプレーンの体腔内超音波探触子を提供することにより、診断部位の直交する断面を描出する際に、探触子を移動させる距離を最小限にし、また、シャフト3に平行な面で診断部位全体を描出する際にも体腔内に挿入する距離を最小限にすることにより、被験者への苦痛を軽減するとともに診断者の操作性をも向上させることができる。 【0023】なお、振動子1、11はフェイズドアレイ型かコンベックスアレイ型あるいはリニアアレイ型のいずれかの振動子であってよい。 【0024】また、振動子1,11の上面に設けられた音響レンズ7が、接着により結合されて一体型とした場合についても同様の効果を得ることができる。 【0025】図2は本発明の第2の実施の形態の体腔内超音波探触子を示す概略図面である。図2に示すようにシャフト3と直交する断面を描出するためのコンベックスアレイ型の振動子1に対し、シャフト3と平行の面を描出するためのコンベックスアレイ型の振動子21が探触子先端部に設けられた超音波探触子についても上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。 【0026】なお、振動子21はフェイズドアレイ型の振動子であっても同様の効果を得ることができる。 【0027】また、振動子1,21の上面に設けられた音響レンズ27が、接着により接合され一体型とした場合についても同様の効果を得ることができる。 【0028】第1の実施の形態と同じ機能を有するものについては図1と同一の符号を付した。 【0029】なお、図1および図2において、振動子および音響レンズは便宜上ハッチングを省略している。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の体腔内超音波探触子によれば互いの振動子の距離を接近あるいは密着させた複数の振動子と一つの音響レンズで構成したバイプレーンの体腔内超音波探触子を提供することにより、診断部位の直交する断面を描出する際に、探触子を移動させる距離を最小限にし、また、シャフトに平行な面で診断部位全体を描出する際にも体腔内に挿入する距離を最小限にすることにより、被験者への苦痛を軽減するとともに診断者の操作性をも向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月2日(1999.11.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−128979(P2001−128979A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−311987 |
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