| 【発明の名称】 |
電子内視鏡装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山谷 高嗣
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、不要なノイズの発生と不要なノイズの混入を充分に抑制ないし低減化する電子内視鏡装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による内視鏡装置は、固体撮像素子を内蔵すると共に、複数の金属部材で内部構造体を形成した電子内視鏡1と、この電子内視鏡1を着脱自在に接続できるビデオプロセッサ2とで構成される内視鏡装置であって、電子内視鏡接続時に外装近傍の上記内部構造体を一括で、ビデオプロセッサ2内の患者回路基板の患者回路GND面65に電気的に導通させた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電子内視鏡の先端部に撮像素子が配置され、この撮像素子とプロセッサ内の患者回路とが信号ケーブルで接続され、その信号ケーブルの外側に電子内視鏡各部の構造体である外装金属が設けられている電子内視鏡装置において、電子内視鏡の各部の外装金属をプロセッサとの接続状態で、プロセッサ側電気コネクタの外装金属を介して、プロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通するようにしたことを特徴とする電子内視鏡装置。 【請求項2】上記電子内視鏡の各部の外装金属を隣り合う外装金属同志で導通させたことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。 【請求項3】少なくとも上記撮像素子が絶縁された状態で保持されている撮像素子保持部材までを先端部の外装金属に導通させたことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置。 【請求項4】固体撮像素子用の信号ケーブルの外側を覆う一括シールドを設け、一括シールドは、電子内視鏡単体状態では外装金属に対し絶縁状態とし、プロセッサとの接続状態でプロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通し、電子内視鏡の外装金属と同電位となるようにした請求項1又は請求項2又は請求項3記載の電子内視鏡装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子内視鏡装置に係り、特に不要輻射ノイズの放射及び混入を低減するようにした電子内視鏡装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、電子内視鏡は、挿入部の先端部分に対物レンズ及び固体撮像素子(CCD)が設けられており、観察像は対物レンズを介してCCDに結像され、ここで光電変換される。光電変換された観察像を示す電気信号はプロセッサで適宜映像信号に変換され、モニタTVに観察像を表示させる。 【0003】尚、従来、ファイバースコープの接眼部に装着されるビデオコンバータがあるが、このビデオコンバータもプロセッサに接続して使用される。 【0004】近年、病院内などで用いられる電気機器装置などに対しても、EMC(電磁妨害を与える問題(EMI)と電磁妨害(EMS)との総称)対策が充分に施されることが益々望まれている。このため、電子内視鏡及びプロセッサについてもEMC対策が技術的に重要な事項の1つに挙げられる。 【0005】不要な輻射ノイズの発生及び混入を抑制ないしは低減するための具体的な従来の技術として、電子内視鏡の外周の少なくとも一部を電磁波を吸収する磁性体が混入された可撓性樹脂材で被覆するようにした電子内視鏡が提示されている(特開平7−51224号公報参照)。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平7−51224号公報に示された内視鏡装置では、電子内視鏡で発生したノイズがプロセッサー内に混入し、例えば映像信号にノイズが混入して画像を劣化させたり、制御信号にノイズが混入して誤動作を起こさせたり、また、プロセッサの筐体の隙間などから外部に放射され、他の電気機器を誤動作させる可能性がある。このように、電子内視鏡だけを電磁波を吸収する磁性体を含んだ樹脂で覆ってもEMC対策としては不充分であった。 【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、不要なノイズの発生と不要なノイズの混入を充分に抑制ないし低減化する電子内視鏡装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段及び作用】請求項1に係る発明は、電子内視鏡の先端部に撮像素子が配置され、この撮像素子とプロセッサ内の患者回路とが信号ケーブルで接続され、その信号ケーブルの外側に電子内視鏡各部の構造体である外装金属が設けられている電子内視鏡装置において、電子内視鏡の各部の外装金属をプロセッサとの接続状態で、プロセッサ側電気コネクタの外装金属を介して、プロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通するようにしたことを特徴とする電子内視鏡装置である。 【0009】請求項2に係る発明は、上記電子内視鏡の各部の外装金属を隣り合う外装金属同志で導通させたことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置である。 【0010】請求項3に係る発明は、少なくとも上記撮像素子が絶縁された状態で保持されている撮像素子保持部材までを先端部の外装金属に導通させたことを特徴とする請求項1記載の電子内視鏡装置である。 【0011】請求項4に係る発明は、撮像素子用の信号ケーブルの外側を覆う一括シールドを設け、一括シールドは、電子内視鏡単体状態では外装金属に対し絶縁状態とし、プロセッサとの接続状態でプロセッサ内患者回路のグラウンド部に導通し、電子内視鏡の外装金属と同電位となるようにした請求項1又は請求項2又は請求項3記載の電子内視鏡装置である。 【0012】この構成によれば、ビデオプロセッサの接続部から撮像素子までのほぼ全域を患者回路基板のグラウンド電位でシールドされ、不要ノイズの発生と不要なノイズの混入を充分抑制ないし低減する。 【0013】ここではファイバースコープや硬性鏡に装着されるビデオコンバータも電子内視鏡に含まれるものと定義する。 【0014】 【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1ないし図3を参照して本発明の第1実施形態に係る電子内視鏡装置について説明する。 【0015】図1は、電子内視鏡装置の全体的構成を示す説明図である。同図1において、1は電子内視鏡、2はビデオプロセッサ、3はTVモニタである。電子内視鏡1は体腔内に挿入できるように可撓性を有する細長の挿入部4を有し、挿入部4の先端部分には、対物レンズ5(図2)と、撮像素子としての固体撮像素子、例えばCCD6(図2)が配設されている。挿入部4の後端には、操作部7が形成されており、操作部7からはユニバーサルコード8が延出している。上記挿入部4は先端部11と湾曲部12と可撓管部13からなり、湾曲部12は操作部7に設けたアングルノブ14によって湾曲させられるようになっている。 【0016】上記ユニバーサルコード8の末端にはビデオプロセッサ2に接続されるコネクター部20が設けられており、このコネクター部20にはライトガイドコネクタ21と電気コネクタ22などが設けられている。ライトガイドコネクタ21はビデオプロセッサ2内の光源部(図示せず)から発する照明光を受けて、電子内視鏡1内に配置したライトガイドファイバー(図示せず)に照明光を入射させるための接続部である。ライトガイドファイバーに入射した照明光はそのライトガイドファイバーを通じて挿入部4の先端部分に設けた照明窓(図示せず)に導かれる。 【0017】また、電気コネクタ22は電子内視鏡1内に配置した信号ケーブル23(図2)を通じて、CCD6(図2)に駆動信号を送り、また、CCD6からの出力をビデオプロセッサ2へ伝送するための接続部である。CCD6からの撮像信号はビデオプロセッサ2において映像信号に変換され、映像信号は他の信号ケーブル24を介してTVモニタ3に伝送される。 【0018】図2は電子内視鏡1の各構成部同志の電気的なつながり具合を示した回路図である。電子内視鏡1の外表面は点線ないし2点鎖線で示されるように電気的絶縁材30で覆われている。絶縁材30の内側には金属からなる構造体があり、以下、これを外装金属31と呼ぶ。 【0019】挿入部4は大きく分けて先端部11、湾曲部12および可撓管部13の3つの部分からなるが、それらの部分には上記外装金属31が設けられている。 【0020】操作部7の内部には、金属からなる操作部構造体35があり、この操作部構造体35の外側には電気的絶縁材からなる操作部外装ケース36が配置され、操作部外装ケース36は操作部構造体35に直接または間接的に固定されている。この場合、上記操作部構造体35を操作部7における外装金属31と位置付ける。また、操作部外装ケース36を操作部7における電気的絶縁材30と位置付ける。 【0021】ユニバーサルコード8にも、上記挿入部4と同様、外装金属31が存在し、この外装金属31の外表面は、電気的絶縁材30で覆われている。 【0022】この実施形態でのコネクター部20は、第1のケース41と第2のケース42の2体で構成されており、第1のケース41と第2のケース42の材質は共に金属で作られていて、両ケース41,42共に、コネクター部20における外装金属31と位置付ける。 【0023】ビデオプロセッサ2との接続時の電気的安全性を考慮して、第1のケース41の外表面には電気的絶縁塗装を施すことにより、第1のケース41の外表面を覆う電気的絶縁材30が形成されている。 【0024】また、第2のケース42の面は、ビデオプロセッサ2との接続状態では外側に露出しない所なので、例えばSUS材のままで、ここには第1のケース41のような電気的絶縁塗装等の処理を施さなくても構わない。 【0025】上述したところより知れるように、コネクター部20の外装金属31は第1のケース41の母材であり、また、第2のケース42の母材でもある。また、第2のケース42にはライトガイドコネクタ21が固定されており、さらに電気コネクタ22の部分の外装金属31が電気的に導通された状態で固定されている。 【0026】再度、図2を全体的に見ると、電子内視鏡1を構成している各部分の外装金属31が各々電気的に導通した状態で接続されている。つまり、電子内視鏡1の全体が同一電位の金属体で覆われている。 【0027】引き続き図2についての構成を説明する。挿入部4の先端部11に配設されたCCD6には回路基板(図示せず)を介して信号ケーブル23の各電線が接続されている。図2は信号ケーブル23の導体のみを示したものであり、また、全ての線を図示したものではない。 【0028】信号ケーブル23の電線には、シールド線と単純線があり、それらの電線の外側には一括シールド45が配設され、一括シールド45の内側には、図2で示すように、GND線46と、CCD6からの入出力線47が設けられている。 【0029】上記入出力線47は主にシールド線で形成されており、その内部導体48および外部導体49は直接または回路基板(図示せず)を介してCCD6に配線されている。図2では更にGND線46と外部導体49とが電気的に接続されている。 【0030】更に、CCD6回りの電気的なつながり具合について引き続き図2を参照して説明する。すなわち、CCD6回りには、対物レンズ5を保持する対物レンズ枠51、CCD6を電気的に絶縁した状態で保持するCCD保持部材52、CCD6の後方の電装部53を遮蔽するシールド枠54がある。 【0031】対物レンズ枠51、CCD保持部材52、シールド枠54は各々金属部材で作られている。対物レンズ枠51、CCD保持部材52、シールド枠54は互いに電気的に導通しており、更に対物レンズ枠51を介して先端部11の外装金属31に電気的に導通している。つまり、各枠51,52,54は先端部11の外装金属31に電気的に落ちている。一括シールド45については、先端部側ではシールド枠54及び各電線に対しても電気的に絶縁された状態で保持されている。 【0032】次に、電気コネクタ22の内部について引き続き図2を参照して説明する。信号ケーブル23の一括シールド45、GND線46、入出力線47の内部導体48及び外部導体49は各々指定の接点に配線されている。更に、例えば、操作部7に設けられたリモートスイッチ56からの2本の電線57も同様に指定の接点に配線されている。また、信号ケーブル23のコネクター部20側付近部分の外周には、ノイズ吸収体であるフェライト58が設けられている。 【0033】次に、図3を参照して、電子内視鏡1をビデオプロセッサ2に接続した時の電気的なつながり具合を説明する。その前に、ビデオプロセッサ2自体の構成について説明する。すなわち、ビデオプロセッサ2の筐体60には、電子内視鏡1のライトガイドコネクタ21が接続される第2のライトガイドコネクタ61と、電子内視鏡1の電気コネクタ22が接続される第2の電気コネクタ63とが設けられている。第2のライトガイドコネクタ61と第2の電気コネクタ63とは電気的に絶縁された状態で筐体60に保持されている。 【0034】ビデオプロセッサ2には患者回路GND面65と患者回路66が設けられており、グラウンド部としての患者回路GND面65はコンデンサ68を介して筐体60に電気的に導通している。 【0035】第2の電気コネクタ63の内部には各接点ピン(図示せず)があり、その外周には外装金属31が設けられており、外装金属31は導通用金属部材67を介して患者回路GND面65に対し電気的に導通した接続状態になっている。導通用金属部材67は単純な太目の電線でもメッシュ状のシールド線でも金属部材でも電気的導通部材であれば何でも構わない。 【0036】電子内視鏡1のライトガイドコネクタ21と電気コネクタ22は各々第2のライトガイドコネクタ61と第2の電気コネクタ63に対して着脱自在に接続される。図3はそれらを接続した状態を示す。 【0037】図3に示すように接続すると、電子内視鏡1の全体の外装金属31がビデオプロセッサ2の第2の電気コネクタ63の外装金属31を通じて患者回路GND面65に導通する。また、信号ケーブル23内のGND線46、入出力線47の外部導体49、及び一括シールド45は各々の接点ピン(図示せず)を介して上記同様に接続され、患者回路GND面65に導通する。 【0038】尚、本実施形態の要旨とは直接関係のない他の信号線(図示せず)及びリモートスイッチ56からの電線57は第2の電気コネクタ63を介してビデオプロセッサ2の筐体60内の患者回路66に導かれている。 【0039】上記までの説明では、電子内視鏡1の各部の外装金属31が隣り合う外装金属同志に導通しているが、そうした構造でなくても例えば電線等を介して部分的にまとめたものを更にまとめて結果的に電子内視鏡1の全体の主要な外装金属を同電位にした構造でも構わない。 【0040】このような構成、つまり、CCD駆動時、CCD6、信号ケーブル23を含めた患者回路全体を患者回路66のグラウンド(GND)と同電位な外装金属全体で覆うこと、つまり、シールドすることで、システムからの不要輻射ノイズの放射及びシステムへの不要輻射ノイズの混入を低減できる。 【0041】電子内視鏡1の外装金属31をビデオプロセッサ2の第2の電気コネクタ63の外装金属部材を介して、ビデオプロセッサ2内で患者回路GND面65に短絡させた。すなわち、短絡のさせ方が電子内視鏡1内ではなくビデオプロセッサ2内で電子内視鏡1の外装金属31を患者回路GND面65に短絡させているため、電子内視鏡1内で行うよりもスペース上の制約が少なく、表面積の大きい導通部材でしっかりと導通が可能であり、その結果、従来技術よりもシールドの効果及び安定性も高い。 【0042】[第2実施形態]図4を参照して本発明の第2実施形態に係る電子内視鏡装置について説明する。本実施形態はファイバースコープ70とビデオコンバータ71を組み合わせて構成する電子内視鏡装置の例である。図4はファイバースコープ70とビデオコンバータ71をビデオプロセッサ2に接続した状態を示す。 【0043】ビデオコンバータ71はカメラヘッド72を有し、カメラヘッド72内にはCCD6が内蔵されている。また、カメラヘッド72はファイバースコープ70の接眼部73に対し着脱自在に接続される。 【0044】ファイバースコープ70の先端部11の対物レンズ(図示せず)からイメージガイドファイバー(図示せず)を介して接眼部73に導かれた像はカメラヘッド72内のCCD6で光電変換される。光電変換された信号は、ビデオコンバータ71内の信号ケーブル23を介して、電気コネクタ22、第2の電気コネクタ63内を経由し、ビデオプロセッサ2内で信号処理されて像としてTVモニタ3(図1)上に映し出される。 【0045】ビデオコンバータ71には、湾曲部、可撓管部、及び操作部がないため、ユニバーサルコード75が先端部であるカメラヘッド72に直接に接続されている。 【0046】ビデオコンバータ71の内部の電気的なつながり具合及びビデオコンバータ71とビデオプロセッサ2との接続時の電気的なつながり具合は図4に示した通りであり、図3の場合と全く同じである。また、CCD6及び信号ケーブル23の外側全体を覆う外装金属31が接続時にビデオプロセッサ2の第2の電気コネクタ63の外装金属31を通じて患者回路GND面65に導通する構造になっている。 【0047】図4ではファイバースコープ70が接続されているが、別にファイバースコープ70でなくても、挿入部4が硬性な硬性鏡等でもビデオコンバータ71に接続可能なものであれば何でも構わない。 【0048】尚、図4の中で図3と同一番号が付されているものは、図3の番号のものと同じ物であるため、その説明は省略する。また、作用・効果は、前述した第1実施形態と同じため、ここでの説明は省略する。 【0049】図5は電子内視鏡1のコネクター部20における電気コネクタ22の電線配線部分について示すものである。図5は電気コネクタ22の後方(内方)電線配線部における各接点ピン80を示した斜視図である。 【0050】各種接点ピン80は接点ピン保持部材81に固定され、後方へ平行に突き出している。接点ピン保持部材81に対する各種接点ピン80の固定方法は接着でもねじ止めでも圧入でも何でも構わない。接点ピン保持部材81は電気絶縁材で作られている。 【0051】各接点ピン80は接点ピン保持部材81を貫通しており、内方他端にはCCD6へつながる各種電線82が直に半田付けで接続されて配線されている。 【0052】各種電線82が配線される側の接点ピン80の、接点ピン保持部材81からの突出長さは異なる。具体的には外周側のものよりも中央部側のものの方が長くなっている。すなわち、R1>R2>R3であるとき、それぞれの接点ピン80の長さが、L1<L2<L3の数値関係になっている。 【0053】このように接点ピン80の配線側突出長を、外側のものよりも中央側のものを長くしたことで、電線82の配線作業の改善、特に中央部の接点ピン80の配線作業を容易に行える。 【0054】また、図5において、ビデオプロセッサ2側に突き出す接点ピン80の突出長さも一部異なる。具体的には少なくともCCD6のGNDラインの接点ピン80がCCD6の電源ラインの接点ピン80よりも長くなっており、ビデオプロセッサ2の接続時に電源ラインよりもGNDラインの方が最初に接続されるようになっている。このように構成すれば、ビデオプロセッサ2の駆動状態で、電子内視鏡1の電気コネクタ22を抜き差しした時に発生する突入電圧によるCCD6の破壊を防止できる。 【0055】図6は電子内視鏡1のコネクター部20における電気コネクタ22と、この部分に着脱自在に装着できる内視鏡用防水キャップ85を示したものである。 【0056】防水キャップ85の口元には取付用ねじ部材86が形成され、これよりも内側には水密用のパッキン87が設けられている。また、電気コネクタ22の外観形状は図6で示すように、先端開口部側部分88が一段細くなっており、また、根元部分89の基端部外周には上記取付用ねじ部材86のねじ部と螺合するねじ部90が形成されている。電気コネクタ22の先端開口部側部分88の径Aと、パッキン87の内径Bと、電気コネクタ22の根元部分89の径Cとの寸法関係は、A<B<Cとなっている。 【0057】電気コネクタ22の先端開口部側部分88と、パッキン87と、電気コネクタ22の根元部分89とが上記関係に設定したことにより、電気コネクタ22に防水キャップ85を取付けた時、パッキン87のシール面は電気コネクタ22の根元部分89の外周面に初めて直接に嵌合して圧接することにより達成される。このため、電気コネクタ22への防水キャップ85の着脱性の改善とパッキン87の耐久性の向上が図れる。つまり、防水キャップ85の取付け時、パッキン87と電気コネクタ22との接触部を短くすることで、着脱性能が良くなる。また、パッキン87に与えるダメージを少なくしてパッキン87そのものの耐久性も向上させる。 【0058】図7は電子内視鏡1のコネクター部20における電気コネクタ22に装着する内視鏡用防水キャップ85を使用しないとき、その内視鏡用防水キャップ85を置くための防水キャップ置き場91を上記コネクター部20に設けたものである。上記防水キャップ置き場91はコネクター部外装部品92の上面一部を利用して凹部93を形成している。防止キャップ85はチェーン95を介してコネクター部20の根元に接続されている。図7は防水キャップ置き場91に防水キャップ85が保持されている状態を示す。 【0059】また、コネクター部外装部品92の表面上には、注意事項、製品名、製造元などが記載された表示ラベル94が貼り付けられている。表示ラベル94は上記防水キャップ置き場91に防水キャップ85を置いたとき、その防水キャップ85が接触するコネクター部外装部品92の表面上に一部延出された形で、貼り付けられている。 【0060】このように防水キャップ85が接触するコネクター部外装部品92の表面上に一部延出された形で、表示ラベル94を貼り付けると、電子内視鏡1の外観部品の耐薬表面処理が防水キャップ85を置く動作の繰り返しで傷つかず、耐薬性を維持できる。また、不用意にコネクター部20をぶつけたりして、防水キャップなどの付属品を取り付け/保持する際に、外観部品の耐薬表面処理を誤って剥がしてしまうことも防止できる。 【0061】表示ラベル94の材質はビニールでも金属製のものでも何でも構わない。また、表示ラベル94の貼る位置はコネクター部20に限定されない。 【0062】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、撮像時に、撮像素子や信号ケーブルを含めた患者回路全体を患者回路のGNDと同電位な外装金属全体で覆った(シールド)ことで、システムからの不要輻射ノイズの放射及びシステムへの不要輻射ノイズの混入を低減できる。 【0063】電子内視鏡(ビデオプコンバータ含む)の外装金属を、ビデオプロセッサの第2の電気コネクタの外装金属部材を介し、ビデオプロセッサ内で患者回路のGNDに短絡させた。すなわち、電子内視鏡内ではなくビデオプロセッサ内で短絡させているため、スペース上の制約が比較的少なく、表面積の大きい導通部材でしっかりと導通が可能となり、しいてはシールドの効果及び安定性を高められる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月1日(1999.11.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−128936(P2001−128936A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−311109 |
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