| 【発明の名称】 |
超音波診断装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 良彰
|
| 【要約】 |
【課題】超音波プローブ等に設けられたスイッチやフットスイッチ等の機能をユーザが自分の好みに応じて選択できる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】超音波プローブ2等には複数のスイッチ30〜32(SW1〜SW3)等が設けてあり、これらは信号線30a〜32a等で超音波観測装置3のCPU15に接続され、操作卓19の操作でスイッチ機能選択モードに設定して、各スイッチを操作した場合に実行されるスイッチ機能をユーザは自分の好み等で選択設定してスイッチ機能選択テーブル17aに登録でき、その後スイッチを操作した場合、CPU15はこのスイッチ機能選択テーブル17aを参照して対応するスイッチ機能を実行する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生体へ超音波を送受信する超音波プローブと、得られたエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像を表示する超音波画像観測装置とを備えた超音波診断装置において、前記超音波プローブは少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波画像観測装置は、前記スイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段を備える事を特徴とする超音波診断装置。 【請求項2】 前記超音波プローブはさらに光学的な画像情報を得る複合型内視鏡であって、前記複合型内視鏡は少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波観測装置は、前記複合型内視鏡のスイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段、機能通知手段を備える事を特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。 【請求項3】 前記超音波画像観測装置にはフットスイッチ等の追加的な操作部が接続可能であって、前記超音波観測装置は、前記追加的な操作部の機能登録手段、前記追加的な操作部の読取手段、前記追加的な操作部の機能参照手段、機能通知手段を備える事を特徴とする請求項2記載の超音波診断装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は超音波を送受波して診断のための超音波画像を得る超音波診断装置に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、超音波を送受波する超音波振動子(トランスデューサ)を体腔内へ挿入し、超音波振動子のラジアルスキャンが行えるような手段を備えた超音波内視鏡、及び超音波内視鏡から得られたエコー信号を画像化する超音波画像観測装置で構成される超音波診断装置が知られている。 【0003】図7に従来例の超音波診断装置1′の全体ブロック図を示す。この超音波診断装置1′は、超音波の送受信により超音波画像を取得する超音波プローブ2′と、超音波プローブ2′で得られた超音波データを2次元または3次元画像表示するための画像処理を行う超音波画像観測装置3′と、超音波画像を表示するモニタ4とを備えている。 【0004】超音波プローブ2′は体腔内に挿入される細長の挿入部5を有し、この挿入部5のの先端部には、超音波を送受波する超音波振動子(トランスデューサ)6が設けてある。また、超音波振動子6がラジアルスキャンを行えるような駆動手段を超音波プローブ2′は備え、この超音波プローブ2′は超音波画像観測装置3′に接続されている。 【0005】超音波プローブ2′の操作部には、周波数切換SW7、フリーズSW8、レリーズSW9とが設けてあり、それぞれ周波数切換信号線7a、フリーズ信号線8a、レリーズ信号線9aで送受信回路11と接続されている。 【0006】超音波画像観測装置3′は、超音波プローブ2′に対して超音波を送受信する送受信回路11と、送受信回路11で取り込まれた超音波信号をデジタルの超音波データに変換するA/Dコンバータ12と、A/Dコンバータ12で変換されたデジタル超音波データを記憶するフレームメモリ13と、デジタル超音波画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ14と、各部の制御やフレームメモリ13に記憶された画像データを処理するCPU15と、制御プログラムが格納されているROM16と、一時的にデータが格納されるRAM17とが設けてある。 【0007】D/Aコンバータ14の出力画像信号は超音波画像の表示を行う画像表示用モニタ4と、超音波画像を印刷するプリンタ18とに入力されるようにしている。また、CPU15には本装置1をユーザが操作する為の装置操作卓19、フットスイッチ21及びマウス等のポインティングデバイス22に接続されている。また、A/Dコンバータ12、フレームメモリ13、D/Aコンバータ14は制御信号線23を介して送受信回路11により制御され、さらにフレームメモリ13は制御信号線24を介してCPU15により制御される。 【0008】また、送受信回路11とCPU15とは制御線25で接続されている。また、CPU15はプリンタ18と信号線26で接続されている。また、フットスイッチ21は信号線27で送受信回路11とCPU15とに接続されている。従来例の超音波プローブ2′及び超音波画像観測装置3′のフリーズ解除(ライブ)、フリーズ動作を説明する。 【0009】超音波観測を行う際には、超音波プローブ2′の挿入部5を体腔内に挿入する。ユーザがフリーズSW8を操作すると、フリーズ解除信号がフリーズ信号線8aを経由して送受信回路11へ出力され、送受信回路11はライブ状態となる。すると、超音波プローブ2′は、内蔵されたモータを回転させて、超音波プローブ2′の先端に取り付けられた超音波振動子6を回転駆動する。 【0010】超音波振動子6は、超音波信号を送信しながら音響インピーダンスの変化部分で反射された反射超音波を受信する。この超音波信号は超音波信号線10を経由して送受信回路11へと入力される。送受信回路11でフィルタ処理やレベル調整がなされた超音波信号はA/Dコンバータ12でデジタル信号に変換されて一次元のデジタル超音波データとなり、フレームメモリ13へ格納される。 【0011】CPU15は、制御線25経由で送受信回路11がライブ状態になった時を検知すると、フレームメモリ13に格納されたデジタル超音波データを制御線24を介して読み出し、2次元変換処理を施す。2次元化されたデジタル超音波データは、超音波画像データとして、CPU15により再度フレームメモリ13に書き込まれる。 【0012】フレームメモリ13に書き込まれた超音波画像データはD/Aコンバータ14へと出力されてアナログ信号に変換される。そして、アナログ信号化された超音波画像信号はモニタ4へ出力され超音波画像が表示される。再度ユーザがフリーズSW8を操作すると、フリーズ信号がフリーズ信号線8aを経由して送受信回路11へ出力され、送受信回路11はフリーズ状態となる。 【0013】超音波プローブ2′は、内蔵されたモータを停止させて、超音波振動子6の回転駆動を停止させる。CPU15も、制御線25経由で送受信回路11がフリーズ状態になった事を検知すると、前述のフレームメモリ13に格納されたデジタル超音波データの2次元変換処理を停止させる。 【0014】次に従来例における超音波プローブ2′及び超音波画像観測装置3′のレリーズ動作を説明する。ライブ中にレリーズSW9が押された場合、更新中の画像が印刷されてしまう事を防ぐため、ユーザがレリーズSW9を操作すると、レリーズ信号がレリーズ信号線9aを経由して送受信回路11及びCPU15へ出力される。送受信回路11はライブ状態であった場合は一時的に動作を停止して超音波データの更新を停止させる。そして、CPU15は、信号線26を介して出力トリガ信号をプリンタ18へ送出し、プリンタ18は現在表示中の超音波画像を印刷する。 【0015】次に従来例における超音波プローブ2′及び超音波画像観測装置3′の周波数切換動作を説明する。 【0016】超音波振動子6は複数種類が取り付けられ、種類に応じた送信周波数が選択できる超音波プローブ2′である。この場合、ユーザが周波数切換SW7を操作すると、周波数切換信号線7aを介して周波数選択信号が送受信回路11出力される。送受信回路11は選択された周波数種類に応じた送信信号を信号線10を介して超音波プローブ2′へ送出する。以上説明した、フリーズSW7、レリーズSW8はフットSW21にもフリーズ機能SW21a、レリーズ機能SW21bが割り当てられている。 【0017】 【発明が解決しようとする課題】このような従来例において、超音波内視鏡2及びフットSW18に設けられたフリーズSW(8、21a)、レリーズSW(9、21b)、周波数切換SW7の機能をユーザが自分の好みに応じて選択したいという要求が非常に多い。しかしながら、従来例のような構成では、各SW信号により送受信回路11が動作するため、こうしたユーザのカスタマイズ要求に応じる事ができなかった。 【0018】本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、超音波プローブ等に設けられたスイッチやフットスイッチ等の機能をユーザが自分の好みに応じて選択できる超音波診断装置を提供することを目的とする。 【0019】 【課題を解決するための手段】生体へ超音波を送受信する超音波プローブと、得られたエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像を表示する超音波画像観測装置とを備えた超音波診断装置において、前記超音波プローブは少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波画像観測装置は、前記スイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段を設けることにより、前記スイッチの操作に対して所望の機能を登録することにより、ユーザは所望の機能を実行させることができるようにしている。 【0020】また、前記超音波プローブはさらに光学的な画像情報を得る複合型内視鏡であって、前記複合型内視鏡は少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波観測装置は、前記複合型内視鏡のスイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段、機能通知手段を設けることによって、超音波プローブの場合における所望の機能を実行させることができる他に、複合型内視鏡側に対する所望の機能を実行させることができるようにしている。さらに、前記超音波画像観測装置にはフットスイッチ等の追加的な操作部が接続可能であって、前記超音波観測装置は、前記追加的な操作部の機能登録手段、前記追加的な操作部の読取手段、前記追加的な操作部の機能参照手段、機能通知手段を設けることにより、フットスイッチ等の追加的な操作部に対しても、所望の機能を実行させることができるようにしている。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の超音波診断装置の構成を示し、図2はスイッチ機能選択モードでの表示例を示し、図3はスイッチ機能設定テーブルの具体例を示し、図4はスイッチ操作した場合の処理内容を示す。 【0022】図1に示す本発明の第1の実施の形態の超音波診断装置1は、図7で説明した従来例と同様に超音波の送受信により超音波画像を取得する超音波プローブ2と、この超音波プローブ2で得られた超音波データを2次元または3次元画像表示するための画像処理を行う超音波画像観測装置3と、超音波画像を表示するモニタ4とを備えている。 【0023】超音波プローブ2は体腔内に挿入される細長の挿入部5を有し、この挿入部5のの先端部には、超音波を送受波する超音波振動子(トランスデューサ)6が設けてある。また、超音波振動子6がラジアルスキャンを行えるような駆動手段としてのモータ20を備え、この超音波プローブ2は超音波画像観測装置3に接続されている。 【0024】超音波画像観測装置3は、超音波プローブ2に対して超音波を送受信する送受信回路11と、送受信回路11で取り込まれた超音波信号をデジタルの超音波データに変換するA/Dコンバータ12と、A/Dコンバータ12で変換されたデジタル超音波データを記憶するフレームメモリ13と、デジタル超音波画像データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ14と、各部の制御やフレームメモリ13に記憶された画像データを処理するCPU15と、制御プログラムが格納されているROM16と、一時的にデータが格納されるRAM17とが設けてある。 【0025】D/Aコンバータ14の出力画像信号は超音波画像の表示を行う画像表示用モニタ4と、超音波画像を印刷するプリンタ18とに入力されるようにしている。また、CPU15には本装置1をユーザが操作する為の操作卓19、フットスイッチ21及びマウス等のポインティングデバイス22に接続されている。 【0026】また、A/Dコンバータ12、フレームメモリ13、D/Aコンバータ14は制御信号線23を介して送受信回路11により制御され、さらにフレームメモリ13は制御信号線24を介してCPU15により制御される。このCPU15はプリンタ18と信号線26で接続されている。 【0027】超音波プローブ2の操作部には複数の操作スイッチが設けられている。つまり、操作スイッチSW1(30)、SW2(31)、SW3(32)が設けられ、操作スイッチSW1(30)、SW2(31)、SW3(32)は信号を伝達する信号線30a、31a、32aによりCPU15のみに接続されている。 【0028】そして、CPU15は操作されたスイッチをそのスイッチに接続された信号線からのスイッチON信号により検出する(読み取る)ことができるようにしている。このCPU15は送受信回路11と制御信号線33で接続されている。 【0029】また、フットスイッチ34のスイッチFootSW1(34a)、FootSW2(34b)の信号を伝達する信号線35もCPU15のみに接続され、操作されたスイッチを検出することができるようにしている。 【0030】また、送受信回路11は制御信号線36によりモータ20と接続されている。本実施の形態では例えば操作卓19を操作することにより、超音波プローブ2の操作部に設けた複数の操作スイッチ、つまり、操作スイッチSW1(30)、SW2(31)、SW3(32)とフットスイッチ34のFootSW1(34a)、FootSW2(34b)によるスイッチ機能を選択設定(登録)できるスイッチ機能選択モードに設定できるようにしている。 【0031】そして、このスイッチ機能選択モードでの表示面(図2参照)でユーザは所望とする機能を割り付ける(選択設定)ことができ、この割り付けにより生成されたスイッチ機構選択テーブル(スイッチ機能設定テーブル)17aの情報は例えばRAM17に配置される。そして、ユーザが任意のスイッチを操作した場合、CPU15はこのスイッチ機構選択テーブル17aを参照して対応する機能を実行する。このように超音波プローブ2等に設けたスイッチに対してユーザの好み等で所望とする機能を自由に選択設定(登録)できるようにして、使い勝手を向上している。 【0032】本実施の形態における超音波プローブ2及び超音波画像観測装置3のフリーズ解除(ライブ)、フリーズ動作を図1により説明する。後述するスイッチ機能選択モードでSW1(30)、SW2(31)、もしくはFootSW1(34a)、FootSW2(34b)のどれかにフリーズ機能が割り当てられ、かつユーザがフリーズ機能に割り当てたスイッチを操作すると、該当するスイッチ信号がCPU15へ出力され、フリーズスイッチが操作された事をCPU15が検知する。 【0033】するとCPU15は制御信号線33を経由して送受信回路11へ「ライブ命令」を出力し、送受信回路11はライブ状態となる。すると、送受信回路11から制御信号線36を介してモータ始動信号が超音波プローブ2のモータ20へ出力され、超音波プローブ2に内蔵されたモータ20が回転する。 【0034】再度ユーザがフリーズ機能に割り当てたスイッチを操作すると、フリーズ信号がCPU15へ出力され、フリーズスイッチが操作された事をCPU15が検知する。するとCPU15は制御信号線33を経由して送受信回路11へ「フリーズ命令」を出力し、送受信回路11はフリーズ状態となる。 【0035】すると、送受信回路11から制御信号線36を介してモータ停止信号が超音波プローブ2へ出力され、超音波プローブ2に内蔵されたモータ20が回転する。このように、本実施の形態では、送受信回路11のライブ、フリーズ状態はCPU15によってのみ制御される。 【0036】次に本実施の形態における超音波プローブ2及び超音波画像観測装置3のレリーズ動作を説明する。後述で詳細に説明するスイッチ機能選択モードでSW1(30)、SW2(31)、SW3(32)、もしくはFootSW1(34a)、FootSW2(34b)のどれかにレリーズ機能が割り当てられ、かつユーザがレリーズ機能に割り当てたスイッチを操作すると、ユーザがレリーズSWを操作した事をCPU15が検知する。 【0037】ライブ中であった場合、CPU15は、制御信号線33を経由して送受信回路11へ「フリーズ命令」を出力し、送受信回路11はフリーズ状態となる。さらにCPU15は信号線26を介して出力トリガ信号をプリンタ18へ送出し、プリンタ18は現在表示中の超音波画像を印刷する。そして一定時間経過後、CPU15は制御信号線33を経由して送受信回路11へ「ライブ命令」を出力し、送受信回路11は再びライブ状態となる。 【0038】次に本実施の形態における超音波プローブ2及び超音波画像観測装置3の周波数切換動作を説明する。後述するスイッチ機能選択モードでSW1(30)、SW2(31)、SW3(32)、もしくはFootSW1(34a)、FootSW2(34b)のどれかに周波数切換機能が割り当てられ、かつユーザが周波数切換機能に割り当てたスイッチを操作すると、ユーザが周波数切換スイッチを操作した事をCPU15が検知する。CPU15は、制御信号線33を経由して送受信回路11へ「送信周波数設定命令」を出力し、送受信回路11は設定された周波数に応じた送信超音波信号を信号線10を介して超音波プローブ2へ送出する。 【0039】次に、前述のスイッチ機能選択モードを図2により説明する。操作卓19を操作して「スイッチ機能選択モード」に入ると、モニタ4には図2に示すようなスイッチ機能選択画面が表示される。この画面表示では、スイッチ名称40、機能名称41、チェックボタン42、チェックマーク43が表示される。ユーザはポインティングデバイス22を操作して、画面に表示しているカーソル44を選択したい機能名称41の上のチェックボタン42上に移動させ、ポインティングデバイス22のボタン22aを押す。 【0040】すると、カーソル44のあるチェックボタン42にはチェックマーク43が表示され、その機能が選択された事を示す。結果として、図2の例では、図1中の各スイッチは次のように選択された事になる。 【0041】 SW1(30)(スコープSW1)→フリーズ機能SW2(31)(スコープSW2)→レリーズ機能SW3(32)(スコープSW3)→周波数切換FootSW1(34a)(フットSW1)→フリーズFootSW2(34b)(フットSW2)→周波数切換図2のスイッチ機能選択モードが終了すると、CPU15は図1のRAM17にスイッチ機能選択テーブル17aを作成する。図2の選択例をもとに作成されるスイッチ機能選択テーブル17aを図3に示す。 【0042】この図3を説明すると、符号45で示す列には、キーコードが格納されている。キーコードとは、各スイッチが押された時にCPU15に送出される16進数の2Byteデータである。CPU15はこのキーコードにより、どのスイッチが押されたかを判別する。 【0043】符号46で示す列には選択された機能のプログラム開始アドレスが格納される。このアドレスは図1中のROM16のアドレスである。このテーブル17aによりCPU15は押されたスイッチの種別を判別し、その種別に対応したアドレス先へジャンプして対応する機能実行用プログラムに沿ってCPU15が制御動作を行うことにより、対応する機能が実行されることになる。このCPU動作をフローチャートに示したのが図4である。 【0044】図4を説明すると、まずステップS1でスイッチの入力を待つ。ユーザによりスイッチが押されるとステップS2へすすみ、押されたキーコードを取得する。キーコードは図1中の信号線30a、31a、32a、35を介して各スイッチより送出される。 【0045】そして、ステップS3へ進み、ステップS2で取得したキーコードおよび図3のスイッチ機能選択テーブル17aから、押されたスイッチに対応した機能のプログラム開始アドレスを取得する。そして、ステップS4へ進み、CPU15はステップS3で取得したプログラム開始アドレスへジャンプしキーコードに対応した機能を実行する。 【0046】以上の説明では、説明を簡単にするため、機能としてフリーズ、レリーズ、周波数切換を例に挙げたが、本実施の形態により、(a)レンジ切換スイッチ(観測範囲を設定する) (b)ディスプレイ切換スイッチ(取得した超音波画像の表示範囲を設定する)といった、超音波診断装置で必要とされる全ての機能スイッチを、ユーザの好みに応じて、超音波プローブ2に配置されたスイッチやフットスイッチに割り当てる事が可能になる。 【0047】従って本実施の形態は以下の効果を有する。本実施の形態によれば、超音波プローブ2に配置されたスイッチやフットスイッチに対し、ユーザが自分の好み等で所望とする機能を割り当てることができ、その割り当てによりユーザは所望とする機能を実行させることができ、使い勝手或いは操作性を向上できる。 【0048】さらに、図7の従来例の信号線7a、8a、9a及び27と、図1のブロック図の信号線30a、31a、32a、及び35を比較すると、図1の信号線30a、31a、32a、及び35はCPU15にのみ接続されているので、配線が非常に簡素化されている。これによりコストダウンが達成できたという効果もある。 【0049】なお、スイッチ機能選択設定した内容は次の超音波診断を行う時にも使用したい場合には、スイッチ機能選択テーブル17aの内容を例えばROM16を構成する部分として、不揮発性で書き換え可能(オーバライト可能)なフラッシュメモリ部分等に記憶(登録)して、次回にこれを読み出して使用できるようにしても良い。 【0050】また、ユーザ(術者)が複数いるような場合には、ユーザのID等と関連付けて記憶し、次回にはユーザのIDを入力することにより、そのユーザが設定したスイッチ機能選択テーブル17aを読み出して使用できるようにしても良い。 【0051】また、スイッチ30〜32等に対して登録したスイッチ機能をモニタ4に表示される内視鏡画像と共にその画面の一部に表示できるようにして、内視鏡検査中等において、スイッチを操作しようとした場合、どのスイッチが所望とする機能を持つかを視認できるようにしても良い。また、その表示が邪魔と思う場合には表示しないようにできるようにしても良い。つまり、各スイッチにはどの機能が割り付けらているかの対応付けの表示をON/OFFできるようにしても良い。 【0052】上述の説明では超音波画像を得る超音波プローブ2を超音波観測装置3に接続した超音波診断装置1の場合で説明したが、超音波プローブ2による超音波画像の他に(光学的な照明の下で撮像して得られる)内視鏡画像を取得可能にしたものとしての複合型内視鏡(つまり、超音波内視鏡)及び内視鏡画像観測装置が接続される診断装置(つまり、内視鏡/超音波診断装置)にも適応できる。これを以下の第2の実施の形態で説明する。 【0053】(第2の実施の形態)図5は第2の実施の形態の内視鏡/超音波診断装置51の構成を示す。この内視鏡/超音波診断装置51は複合型内視鏡(超音波内視鏡)52と、この複合型内視鏡52が接続される内視鏡観測装置53及び超音波観測装置54と、内視鏡観測装置53及び超音波観測装置54と接続される内視鏡画像及び超音波画像表示用モニタ55、56とからなる。 【0054】複合型内視鏡52は挿入部61を有し、この挿入部61の先端部に超音波振動子62および光学的照明の下で撮像を行う撮像素子63とが設けてあり、超音波振動子62からの超音波信号は超音波信号線64を介して超音波観測装置54へ出力され、撮像素子63からの映像信号は映像信号線65を介して内視鏡観測装置53へ出力される。また、複合型内視鏡52の操作部には操作スイッチ(SW1〜SW5)66〜70が設けられ、スイッチ信号は(簡単化のため1本で示す)スイッチ信号線71を介して超音波観測装置54内部のCPU72へ出力される。 【0055】なお、この複合型内視鏡52はさらに図示しない照明光を伝送するライトガイドケーブルが照明光を発生する光源装置に接続される。そして、撮像素子はこの照明光の下で、撮像を行い内視鏡観測装置53で信号処理されることにより内視鏡画像が生成される。 【0056】さらに超音波観測装置54内部のCPU72と内視鏡観測装置53は、RC232C等のシリアル制御線73(シリアルに限定されるものではなく、SCSI等のパラレル制御線であっても可能)で接続され、ユーザが操作したスイッチが内視鏡観測装置53に対する機能実行に割り当てられていた場合、超音波観測装置54のCPU72はシリアル制御線73を介して内視鏡観測装置53(の図示しないCPU)へコマンドを送出する(つまり、内視鏡観測装置53側に機能を通知する)。そして、コマンドを受信した内視鏡観測装置53(の図示しないCPU)はコマンドに応じた機能を実行する。 【0057】第2の実施の形態においても、図2で説明した「スイッチ機能選択モード」があり、この「スイッチ機能選択モード」により、例えば図6に示すようなスイッチ機能選択テーブルが作成される。(このスイッチ機能選択テーブルは、第1の実施の形態と同様に超音波観測装置54のCPU72が作成するものである。)図5、図6を用いて、第2の実施の形態のCPU72の動作を簡単に説明すると、まずユーザにより例えばSW4(図5の69)が押されると、CPU72は信号線71を介してキーコードを取得して、ユーザにより押されたスイッチの機能実行プログラム開始アドレスを図6のテーブルより取得する。 【0058】この例では、押されたスイッチがSW4(69)なので取得したキーコード=04であり、これに対応する機能は「フリーズ命令送信」である。したがって、CPU72はシリアル制御線73を介して「フリーズ命令」を内視鏡観測装置53(のCPU)へ送信する。「フリーズ命令」を受信した内視鏡観測装置53(内のCPU)は、ライブ状態(映像信号線65から入力された動画画像を表示している)ならフリーズ(動画を停止させる)し、フリーズ中ならライブ状態へと遷移させるように制御する。 【0059】以上が本実施の形態の説明であるが、本実施の形態により複合型内視鏡(超音波内視鏡)52に設置されたスイッチやフットスイッチ等の機能を、ユーザが好みに応じて設定できるようになり、超音波診断及び内視鏡診断する場合の操作性を向上できる。 【0060】[付記] 1.生体へ超音波を送受信する超音波プローブと、得られたエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像を表示する超音波画像観測装置とを備えた超音波診断装置において、前記超音波プローブは少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波画像観測装置は、前記スイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段を備える事を特徴とする超音波診断装置。 2.前記超音波プローブはさらに光学的な画像情報を得る複合型内視鏡であって、前記複合型内視鏡は少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波観測装置は、前記複合型内視鏡のスイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段、機能通知手段を備える事を特徴とする付記1記載の超音波診断装置。 【0061】3.前記超音波画像観測装置にはフットスイッチ等の追加的な操作部が接続可能であって、前記超音波観測装置は、前記追加的な操作部の機能登録手段、前記追加的な操作部の読取手段、前記追加的な操作部の機能参照手段、機能通知手段を備える事を特徴とする付記2記載の超音波診断装置。 4.前記超音波画像観測装置であって、かつ前記複合型内視鏡のスイッチからの信号線が前記超音波画像処理装置内のCPUにのみ接続される構成となっている事を特徴とする付記2記載の超音波診断装置。 【0062】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、生体へ超音波を送受信する超音波プローブと、得られたエコーデータを用いて前記生体内の超音波断層像を表示する超音波画像観測装置とを備えた超音波診断装置において、前記超音波プローブは少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波画像観測装置は、前記スイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段を設けているので、前記スイッチの操作に対して所望の機能を登録することにより、ユーザは所望の機能を実行させることができる。 【0063】また、前記超音波プローブはさらに光学的な画像情報を得る複合型内視鏡であって、前記複合型内視鏡は少なくとも1つのスイッチを備え、前記超音波観測装置は、前記複合型内視鏡のスイッチの機能登録手段、前記スイッチの読取手段、前記スイッチの機能参照手段、機能通知手段を設けることによって、超音波プローブの場合における所望の機能を実行させることができる他に、複合型内視鏡側に対する所望の機能を実行させることができる。さらに、前記超音波画像観測装置にはフットスイッチ等の追加的な操作部が接続可能であって、前記超音波観測装置は、前記追加的な操作部の機能登録手段、前記追加的な操作部の読取手段、前記追加的な操作部の機能参照手段、機能通知手段を設けることにより、フットスイッチ等の追加的な操作部に対しても、所望の機能を実行させることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年10月12日(1999.10.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076233 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 進
|
| 【公開番号】 |
特開2001−104310(P2001−104310A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月17日(2001.4.17) |
| 【出願番号】 |
特願平11−290031 |
|