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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】太田 勝之

【氏名】副島 雅邦

【氏名】黒木 義貴

【氏名】小川 貴昭

【要約】 【課題】低騒音の電気掃除機を提供する。

【解決手段】電動送風機5の下方を覆うカバー体19と、本体上10に設けられ前記カバー体19の上方開口部分を閉鎖する仕切壁16を備え、前記電動送風機5の一部ファン部3までを覆うウレタン等の材質で形成した略円筒状の防音材21を設け、前記防音材21を介して前記電動送風機5の前部を防振する前方防振体11と前記カバー体19とを当接して前方開口部を閉鎖したものである。それにより、ウレタンのクッション性で振動音を抑え、開口部は確実に埋めることができ、遮音筒の効果を充分に上げることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機の下方を覆うカバー体と、前記本体上に設けられ前記カバー体の上方開口部分を閉鎖する仕切壁を備え、前記仕切壁もしくは前記カバー体の少なくとも一方に排気が排出される排気口を設けた電気掃除機において、前記電動送風機のモーター部とファン部の一部の外周を覆うウレタン等の材質で形成した略円筒状の防音材を設け、前記電動送風機の前部を防振、保持する発泡ゴム材等で形成した前方防振体と前記カバー体の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み前記カバー体の前方開口部を閉鎖した電気掃除機。
【請求項2】 カバー体の前方開口部の周縁に電動送風機の中心軸に直交する方向に向かってリブ体を左右対称に設けた請求項1記載の電気掃除機【請求項3】 電動送風機のモーター部及びファン部の一部の外周を覆うウレタン等の材質で形成した防音材を設け、前記防音材の一部を折り返して前記モーター部の下方を覆うカバー体の前方開口部の周縁外周部に引っかけ前記カバー体を保持した請求項1及び2記載の電気掃除機。
【請求項4】 モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機のモーター部とファン部の一部を覆うウレタン等の材質で形成した防音材を設け、さらにその外周を樹脂で形成した略円筒状の遮音筒で覆い、前記電動送風機の前方を防振、保持する発砲ゴム材等で形成した前方防振体と前記遮音筒の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み前記遮音筒の前方開口部を閉鎖した電気掃除機。
【請求項5】 電動送風機の前部に防振、保持する目的で設けた発砲ゴム材で形成した前方防振体の外周にウレタン等の材質で形成した防振材を設け、前記電動送風機の外周を覆う遮音筒の前方開口部を、前記防振材を介して前記防振体と当接することにより閉鎖した電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低騒音化を図った電気掃除機に関するものである【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機の防音構成として、例えば特開平1−158924号公報に示されるものがあった。以下図6を用いて説明する。
【0003】ファン部101とモーター部102よりなる電動送風機103を内蔵し、本体下104と前記本体下104の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上105と前記電動送風機103の外周をウレタン等の材質で形成した吸音材106で覆い、さらにその外周を覆う前記電動送風機103からの音を遮音する目的の略円筒状の遮音筒107で構成した電気掃除機であり、前記電動送風機103の防振、保持するために前記電動送風機103の前部に設けた発砲ゴムで形成した前方防振体108の外周に前記遮音筒107の前方開口部を図のように当接させるか、もしくは前記前方防振体108の後面に当接させて(図示せず)その遮音筒107の前方開口部を閉鎖した構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、遮音筒107と発砲ゴム材で形成した前方防振体108とを当接させているため、前方防振体108の材質が発砲ゴム材とは言え幾らか電動送風機103からの振動が伝播してしまい、振動音が出てしまい、また、電動送風機103から出るリード線を前記遮音筒107の外に出すために前記遮音筒107の側壁に切り欠き穴等を設ける必要があり、その部分からの音の漏れ等があり、前記電動送風機103の外周を完全に包む状態はできなかった。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、遮音筒の防音効果を上げ、さらなる低騒音化を図った電気掃除機の本体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機の下方を覆うカバー体と、前記本体上に設けられ前記カバー体の上方開口部分を閉鎖する仕切壁を備え、前記仕切壁もしくは前記カバー体の少なくとも一方に排気が排出される排気口を設けた電気掃除機において、前記電動送風機のモーター部とファン部の一部の外周を覆うウレタン等の材質で形成した略円筒状の防音材を設け、前記電動送風機の前部を防振、保持する発泡ゴム材等で形成した前方防振体と前記カバー体の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み、前記カバー体の前方開口部を閉鎖したものである。
【0007】上記構成によって、本体上に設けた仕切壁は、従来の遮音筒の略上半分を本体上に一体に形成したことに相当するため、その分軽量化を図ることができ、カバー体の前方開口部はウレタンで形成した防音材を介して前方防振体もしくはファン部に当接させているため、従来の発泡ゴム材に当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で振動は伝播せず振動音を抑えることができる。また、ウレタンの圧縮性を利用して、モーター部からのリード線を外に出すためのカバー体に設けた切り欠き穴を塞ぐことができ、カバー体もしくは仕切壁に設けた排気口以外に開口した部分は閉鎖され遮音筒の効果を充分に上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機の下方を覆うカバー体と、前記本体上に設けられ前記カバー体の上方開口部分を閉鎖する仕切壁を備え、前記仕切壁もしくは前記カバー体の少なくとも一方に排気が排出される排気口を設けた電気掃除機において、前記電動送風機のモーター部及びファン部の一部の外周を覆うようにウレタン等の材質で形成した略円筒状の防音材を設け、前記電動送風機の前部を防振、保持する発泡ゴム材等で形成した前方防振体と前記カバー体の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み、前記カバー体の前方開口部を閉鎖したものであり、それにより、本体上に設けた仕切壁は、従来の遮音筒の略上半分を本体上に一体に形成したことに相当するため、その分軽量化を図ることができ、カバー体の前方開口部はウレタンで形成した防音材を介して前方防振体に当接させているため、従来の発泡ゴム材に当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で振動は伝播せず振動音を抑えることができる。また、ウレタンの圧縮性を利用して、モーター部からのリード線を外に出すためのカバー体に設けた切り欠き穴を塞ぐことができ、カバー体もしくは仕切壁に設けた排気口以外に開口した部分は閉鎖され遮音筒の効果を充分に上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、カバー体の前方開口部の周縁に電動送風機の中心軸に直交する方向に向かってリブ体を左右対称に設けたものであり、それにより防音材を内側に寄せるため、電動送風機のファン部に掛かっている防音材で電動送風機の中心より上部分において吸音材が前方防振体もしくはファン部に沿って内側に倒れるような形となり、カバー体と仕切壁との合わせ部分で吸音材が内側に収まり、確実に開口部を埋めることができ、組立による防音材のはみ出しによるバラツキといった歩留まりが減少する。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、電動送風機のモーター部及びファン部の一部の外周を覆うウレタン等の材質で形成した防音材を設け、前記防音材の一部を折り返して前記カバー体の前方開口部の周縁外周に引っかけたものであり、それにより、カバー体の前方開口部は防音材を介して前方防振体と当接し閉鎖すると同時に、そのはみ出している 防音材を折り返して前記カバー体の前側を引っかけているためカバー体が下方にズレることはなく、確実に前方を閉鎖することができる。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機のモーター部とファン部の一部を覆うウレタン等の材質で形成した防音材を設け、さらにその外周を樹脂で形成した略円筒状の遮音筒で覆い、前記電動送風機の前方を防振、保持する発砲ゴム材で形成した前方防振体と前記遮音筒の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み、前記前方開口部を閉鎖したものであり、それにより、遮音筒の前方開口部はウレタンで形成した防音材を介して前方防振体に当接させているため、従来の発砲ゴム材に当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で振動は伝播せず振動音を抑えることができ、また、ウレタンの圧縮性を利用して、モーター部からのリード線を外に出すため遮音筒に設けた切り欠き穴を設ける必要はなく、遮音筒とリード線との空間を埋め、遮音筒に設けた排気口以外に開口した部分は閉鎖され遮音筒の効果を充分に上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0012】本発明の請求項5記載の発明は、電動送風機の前部に防振、保持する目的で設けた発砲ゴム材で形成した前方防振体の外周ウレタン等の材質で形成した防振材を設け、前記電動送風機の外周を覆う遮音筒の前方開口部を前記防振材を介して前記前方防振体と当接して前記前方開口部を閉鎖したものであり、それにより、遮音筒の前方開口部を閉鎖するために防振体を別部品で設けることで確実に閉鎖する事ができ組立によるバラツキは発生しない。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図1及び2を用いて説明する。
【0014】図において、掃除機本体1は、前部に塵埃を集塵するための集塵室2、後部にファン部3とモーター部4よりなる電動送風機5を収納する電動送風機室6を設けている。この集塵室2内には集塵袋7を取付け、蓋体8によって開閉自在に覆われている。電動送風機室6内で電動送風機5を本体下9と本体上10とで狭持し固定している。
【0015】電動送風機5の前部にはその外周面と前面周端とにまたがるように断面L字形で形成されたリング状でゴム製の前方防振体11を設けている。電動送風機5のモーター部4を金属製のカバー体で覆っており、電動送風機5の背面に樹脂製の後方保持体12をビス締結により取付けている。後方保持体12は電動送風機5の背面方向に凸体を形成しており、その凸体形状に一致してその中心部分を開口しかつ外周を四角形状にした後部防振体13を前記凸体に嵌合させている。
【0016】前記後部防振体13の外周には断面形状が略コの字状となる溝部を並設して設けている。前記電動送風機5は本体下9の内壁より突設させた前方リブ体14で前記前方防振体11を介して前方を支持され、本体下9の内壁より突設し切り欠き部を設けた後部保持体15により、その切り欠き部を前記後部防振体13の後側の溝部に嵌合させ電動送風機5の後方を保持している。
【0017】本体上10の内壁より前記電動送風機5の上方全周を囲うように下方を開口した仕切壁16を突設し、前壁17の周縁を前記前方防振体11の外周形状に合わせて前記電動送風機5の前部を支持しており、前記仕切壁16の後壁18には前記後部防振体13の溝部形状に合わせて切り欠き部を設けており、その切り欠き部を前記溝部に嵌合して前記電動送風機5の後部を保持している。19は電動送風機5の下方全周を覆う略円筒形の上方及び前方部を開口したカバー体であり、前方開口部の周縁に電動送風機5の中心軸に直交する方向に向かってリブ体20を左右に延設したものである。
【0018】21は、電動送風機5のモーター部4の外周を覆う円筒状の材質がウレタンの防音材であり、一部ファン部3に掛かるまでの長さに形成している。図2に示すようにファン部3まで伸びた防音材21はリブ体20により内側に寄せられ、前方防振体11の外周に沿って倒れ、カバー体19の前方開口部は防音材21を介して前方防振体11に当接し、かつ仕切壁16、カバー体19と前方防振体11との間の空間を吸音材で埋められ、カバー体19の前方開口部分を完全に閉鎖している。
【0019】カバー体19の上方開口部分の周縁は本体上10の前記仕切壁16の両側壁及び背面壁の周縁と当接させており、電動送風機5から排出される排気風はカバー体19の底部に設けた排気口22より排出され、排気通路23を通って本体上10の後部に設けた排気格子24より外に排出させる。
【0020】上記構成による作用は以下の通りである。
【0021】電動送風機5から排出された排気風は、仕切壁16カバー体19とで囲われた空間内に排出され、仕切壁16、カバー体19と衝突しながらその空間内の排気圧が高まりカバー体19の底部に設けた排気口22より排出され排気通路23を通って排気格子24より外に排出されるが、電動送風機5は仕切壁16とカバー体19との両側面及び背面との当接部25と前方防振体11と仕切壁16の前壁17との当接面、カバー体19の前方開口部分の周縁と前方防振体11との当接面とがつながるように構成しているため、電動送風機5から排出された排気風にのって出てくる電動送風機5からの騒音は壁との衝突を繰返して減衰し、電動送風機5の全周を覆った仕切壁16とカバー体19とは遮音効果を示す。
【0022】また、この構成により、従来同様の効果が得られる電動送風機5の全周を覆っていた遮音筒と比べ、遮音筒の外壁と電動送風機5の支持及び保持壁との間で生じることのあったビビリ音が、従来の遮音筒の略上半分に相当する仕切壁16の前壁17、後壁18を電動送風機5の支持及び保持壁と兼ねていることで、そういった振動音は発生せず、さらに低騒音化を図ることができ、また、本体上10に電動送風機5の前後の保持も兼ねた仕切壁16を一体に形成したことで、電動送風機5の上方外周を覆うための別部品を設ける必要はなく、その分、掃除機本体1の軽量化を図ることができ、電動送風機5の上部において、従来、別部品の遮音筒を収納するために必要であった空間も削減でき、掃除機本体1の小型化も図ることができる。
【0023】また、カバー体19の前方開口部はウレタンで形成した防音材21を介して前方防振体11に当接させているため、従来の発砲ゴム材に遮音筒を当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で振動は伝播せず振動音を抑えることができ、ウレタンの圧縮性を利用して、モーター部4からのリード線26を外に出すためのカバー体19に設けた切り欠き穴27を塞ぐことができ、カバー体19に設けた排気口22以外に開口した部分は防音材21によって確実に閉鎖され、仕切壁16とカバー体19とで構成される遮音筒の効果を充分に上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0024】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を図3を用いて説明する。なお、上記実施例と同一な構成部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】図3において、電動送風機5の外周をモーター部4及びファン部3の一部まで覆う長さのウレタンで形成した略円筒状の防音材28を設け、カバー体19の前方開口部は防音材28を介して前方防振体11に当接しており、防音材28の前方を折り返してカバー体19の前側を引っかけたものである。
【0026】上記構成による作用は以下の通りである。
【0027】カバー体19の前方開口部は防音材28を介して前方防振体11に当接してその開口部を閉鎖すると同時に、防音材28の折り返し部分29でカバー体19は下方にズレるのを抑えられ、カバー体19前方開口部がズレて開口部が生じ遮音筒の効果が減少することはない。
【0028】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を図4を用いて説明する。なお、上記実施例と同一な構成部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0029】図4において、電動送風機5のモーター部4の外周を覆う略円筒状の遮音筒30を設けており、電動送風機5のファン部3外周に設けた防振、保持を目的とした発砲ゴムで形成した前方防振体11が配設されている。32は電動送風機5のモーター部4の外周を覆う円筒状の材質がウレタンの防音材であり、一部ファン部3に掛かるまでの長さに形成している。遮音筒30の前方開口部は防音材32の一部を挟んで前方防振体11に当接させており、それにより遮音筒30の前方開口部を閉鎖したものである。
【0030】上記構成による作用は以下の通りである。
【0031】遮音筒30の前方開口部はウレタンで形成した防音材32の一部を挟んで前方防振体11に当接させているため、従来の発砲ゴム材に当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で電動送風機5からの振動は伝播せず振動音を抑えることができる。また、モーター部4からのリード線26を外に出すために従来のように遮音筒30に切り欠き穴を設ける必要は無く、防音材32のウレタンの圧縮性を利用して、遮音筒30と防音材32の間にリード線26を挟んでも防音材32のウレタンがリード線26の形状に合わせて変形し、開口部を作らずに埋めてしまい、遮音筒30前方開口部は確実に閉鎖され、遮音筒30の効果を上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0032】また、前方防振体11と遮音筒30との当接部分に別部品の防音材32を挟んでいるため、組立におけるバラツキは生じないため、生産性が安定する。
【0033】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を図5を用いて説明する。なお、上記実施例と同一な構成部品については同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】図5において、電動送風機5のモーター部4の外周を覆う略円筒状の遮音筒30を設けており、電動送風機5のファン部3外周に設けた防振、保持を目的とした発砲ゴムで形成した前方防振体11の外周にウレタンで形成した防振材31を設け、遮音筒30の前方開口部は防振材31を介して前方防振体11に当接させており、それにより遮音筒30の前方開口部を閉鎖したものである。
【0035】上記構成による作用は以下の通りである。
【0036】遮音筒30の前方開口部はウレタンで形成した防振材31を介して前方防振体11に当接させているため、従来の発砲ゴム材に当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で電動送風機5からの振動は伝播せず振動音を抑えることができる。また、モーター部4からのリード線26を外に出すために従来のように遮音筒30に切り欠き穴を設ける必要は無く、防振材31のウレタンの圧縮性を利用して、遮音筒30と防振材31の間にリード線26を挟んでも防振材31のウレタンがリード線26の形状に合わせて変形し、開口部を作らずに埋めてしまい、遮音筒30の前方開口部は確実に閉鎖され、遮音筒30の効果を上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0037】また、前方防振体11と遮音筒30との当接部分に別部品の防振材31を介しているため、組立におけるバラツキは生じないため、生産性が安定する。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機の下方を覆うカバー体と、前記本体上に設けられ前記カバー体の上方開口部分を閉鎖する仕切壁を備え、前記仕切壁もしくは前記カバー体の少なくとも一方に排気が排出される排気口を設けた電気掃除機において、前記電動送風機のモーター部とファン部の一部の外周を覆うようにウレタン等の材質で形成した略円筒状の防音材を設け、前記電動送風機の前部を防振、保持する発泡ゴム材等で形成した前方防振体と前記カバー体の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み前記カバー体の前方開口部を閉鎖したことで、本体上に設けた仕切壁は、従来の遮音筒の略上半分に相当するため、その分軽量化を図ることができると同時に、カバー体の前方開口部はウレタンで形成した防音材を介して前方防振体に当接させているため、、ウレタンのクッション性で振動音を抑えることができ、モーター部からのリード線を外に出すためのカバー体に設けた切り欠き穴を塞ぐことができ、排気口以外に開口した部分は確実に閉鎖され遮音筒の効果を充分に上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、カバー体の前方開口部の周縁に電動送風機の中心軸に直交する方向に向かってリブ体を左右対称に設けたことで、電動送風機のファン部に掛かっている電動送風機の中心より上部分の防音材は前方防振体もしくはファン部に沿うようにして内側に倒れ、カバー体と仕切壁との合わせ部分で吸音材が内側に収まり、確実に開口部を埋めることができ、組立による防音材のはみ出しによるバラツキといった歩留まりが減少する。
【0040】請求項3記載の発明によれば、電動送風機のモーター部及びファン部の一部の外周を覆うウレタン等の材質で形成した防音材を設け、前記防音材の一部を折り返して前記カバー体の前方開口部の周縁外周に引っかけたことで、カバー体の前方開口部は防音材を介して前方防振体と当接し閉鎖すると同時に、防音材を折り返して前記カバー体の前側を引っかけているためカバー体が下方にズレることはなく、確実に前方を閉鎖することができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、モーター部とファン部よりなる電動送風機を内蔵する本体下と、前記本体下の上方開口部の少なくとも一部を覆う本体上と、前記電動送風機のモーター部とファン部の一部を覆うウレタン等の材質で形成した防音材を設け、さらにその外周を樹脂で形成した略円筒状の遮音筒で覆い、前記電動送風機の前方を防振、保持する発砲ゴム材で形成した前方防振体と前記遮音筒の前方開口部の周縁との間で前記防音材の一部を挟み前記前方開口部を閉鎖したことで、従来の発砲ゴム材に当接させている場合と比べ、ウレタンのクッション性で振動は伝播せず振動音を抑えることができ、また、モーター部からのリード線を外に出すため遮音筒に設けた切り欠き穴は設ける必要はなく、ウレタンの圧縮性を利用して遮音筒とリード線との空間を埋め、遮音筒に設けた排気口以外の開口した部分は確実に閉鎖され遮音筒の効果を充分に上げることができ、さらなる低騒音化を図ることができる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、電動送風機の前部に防振、保持する目的で設けた発砲ゴム材で形成した前方防振体の外周にウレタン等の材質で形成した防振材を設け、前記電動送風機の外周を覆う遮音筒の前方開口部を前記防振材を介して前記前方防振体と当接させたことで、遮音筒の前方開口部を閉鎖するために防振体を別部品で設けているため、組立によるバラツキの発生もなく確実に閉鎖する事ができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年10月28日(1999.10.28)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−120471(P2001−120471A)
【公開日】 平成13年5月8日(2001.5.8)
【出願番号】 特願平11−306693