| 【発明の名称】 |
給湯風呂装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松本 朋秀
【氏名】国本 啓次郎
【氏名】桶田 岳見
【氏名】宮田 肇
【氏名】河合 祐
【氏名】中村 一繁
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| 【要約】 |
【課題】浴槽洗浄機能と水浄化機能を併せ持つ給湯風呂装置を実現すること。
【解決手段】浴槽壁面に貫通孔21を介して水密装着され、洗浄剤を浴槽壁面および浴槽蓋の少なくとも一方に向けて噴霧する噴射ノズル46と浴水流入口49および浴水吐出口47を備えた風呂アダプタ20と、浴槽底面に設けられた排水口19に着脱自在に嵌合され、浴水吸引口50と水溜凹部53を有する排水アダプタ23を設けて、これらを連結管48で連通するとともに、循環路29に熱源36、水循環手段34、水浄化手段35を設ける。これによって浴槽に貫通孔を設けるのみの簡易な工事により浴槽洗浄装置が設置可能となるとともに水浄化手段により浴水の清澄度が向上し、快適な入浴が可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】浴槽壁面に貫通孔を介して水密的に装着され、洗浄剤を前記浴槽壁面および浴槽蓋の少なくとも一方に向けて噴霧する噴射ノズルと浴水流入口および浴水吐出口を備えた風呂アダプタと、浴槽底面に設けられた排水口に着脱自在に水密嵌合され、浴水吸引口と浴水排出口を設けた排水アダプタと、前記風呂アダプタの浴水流入口と前記排水アダプタの浴水排出口を連通する連通管を有する浴槽洗浄手段と、前記浴水吐出口に連通する往き管と前記浴水吸入口に連通する戻り管から構成される循環路と、前記循環路に給湯可能に設けられた熱源と、前記循環路に設けられた水循環手段と水浄化手段と、制御手段を設けた給湯風呂装置。 【請求項2】噴射ノズルに連通する洗浄剤供給路に設けられた洗浄剤供給手段を有し、往き管と前記洗浄剤供給路への流路を選択切り換えする第1切換弁を設けた請求項1記載の給湯風呂装置。 【請求項3】循環路の途中に浴水を廃棄する廃棄管を設け、前記循環路側と前記廃棄管側への流路を切り換える第2切換弁を設けた請求項1または2記載の給湯風呂装置。 【請求項4】水浄化手段の上流側に前記水浄化手段を迂回するバイパス路を設け、前記水浄化手段側と前記バイパス路側への流路を切り換える第3切換弁を設けた請求項1ないし3のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項5】排水アダプタに水溜凹部を設け、前記水溜凹部は、浴槽底面よりも低い位置に底面を有するとともに、浴水排出口の開口端を前記水溜凹部に臨設させた請求項1ないし4のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項6】風呂アダプタの浴水流入口と排水アダプタを連通する連通管の少なくとも一部を伸縮自在の可撓性連通管により連通した請求項1ないし5のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項7】洗浄剤供給手段は、洗浄剤タンクと、供給開閉弁と、エジェクタ作用により洗浄剤を吸引混入する供給部から構成した請求項請求項2ないし6のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項8】洗浄剤供給手段は、洗浄剤タンクと、洗浄剤の供給部と、洗浄剤を強制供給するポンプ手段から構成した請求項2ないし6のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項9】洗浄剤供給手段は、洗浄剤生成手段と、洗浄剤供給部から構成した請求項請求項2ないし6のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項10】洗浄剤生成手段は、水を電気分解することで酸性水とアルカリ水を生成する電解手段から構成し、前記酸性水もしくはアルカリ水を択一的に供給部に供給する請求項9項記載の給湯風呂装置。 【請求項11】洗浄剤供給手段は、洗浄剤タンクと、洗浄剤生成手段を有し、これらの異種洗浄剤を択一的に、もしくは混合して供給部に供給する請求項2ないし10のいずれか1項記載の給湯風呂装置。 【請求項12】洗浄剤タンクの洗浄剤を浴槽壁および/または浴槽蓋に噴霧した所定時間後に洗浄剤を水により洗浄し、その後洗浄剤生成手段の電解槽で生成した酸性水を前記浴槽壁および/または浴槽蓋に噴霧する請求項10または11記載の給湯風呂装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、入浴後の浴槽を自動的に洗浄する浴槽洗浄機能と浴水を浄化する浄化機能を併せ持った給湯風呂装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】入浴後の浴槽内を自動的に洗浄する装置としては、浴槽の上部もしくは浴槽蓋に洗浄液を噴射するノズルを設け、このノズルから洗浄液を浴槽壁に噴射して洗浄するものが知られている(例えば、特開昭60−158828号公報、実開昭62−4270号公報、同62−4271号公報、同62−4174号公報、同63−71869号公報、特開平2−57857号公報など)。 【0003】また、洗浄液を節約するために洗浄水を循環利用するように構成した装置も提案されている(例えば、実開昭62−4272号公報、同62−4273号公報、同62−69977号公報など)。 【0004】しかしながら、これらの従来技術では以下に述べる課題がある。 【0005】(1)浴槽に洗浄装置を取り付けるためには配管工事など複雑かつ大掛かりな設備工事が必要であり、既設浴槽に装着することができない。したがって、ユニットバスなどの新築あるいは増改築時にのみ対応できるものである。 【0006】(2)ユニットバスに一体化された浴槽洗浄装置のためイニシャルコストおよび工事費が高価となる。 【0007】(3)浴槽洗浄装置を装着可能な浴槽の種類が限定される。 【0008】これらの課題に対応する技術として図6に示したように、浴槽の縁面上に後付設置可能な浴槽洗浄装置が提案されている(例えば特開平5−49590号公報など)。 【0009】同図において1は浴槽、2は排水口、3はボール弁から構成される排水弁であり、鎖4によって浴槽洗浄装置本体5内に設けられた操作器6に連接されている。 【0010】浴槽洗浄装置本体5には、洗浄剤タンク7の洗浄液を浴槽内に噴射する洗浄ノズル8と、浴槽底部に吸引端9を有する出側循環口管10によって浴水を循環する循環ポンプ11と、制御器12が設けられている。13は、洗浄装置本体5と一体に構成されたカバーである。14は給湯熱源機であり、往き管15、戻り管16によって浴槽1の湯張りが行われ、給湯管17は浴槽洗浄装置本体5に給湯可能に接続されている。 【0011】上記構成において浴槽洗浄は次のように行われる。すなわち、操作器6が作動して排水弁3を開として低水位まで排水し、洗浄ノズル8から洗浄剤を供給する。低水位状態で循環ポンプ11を動作させて出側循環口管10から洗浄ノズル8に至る循環路に湯を循環させて所定時間洗浄が行われる。その後、排水弁3を再度開成して残水を排水し、給湯管17から給湯水を洗浄ノズル8から噴出させて洗浄が完了する。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来例では、特に既設の浴槽に設置できるという利点があるものの、以下に述べる課題があった。 【0013】(1)洗浄装置本体を浴室内の浴槽縁面に設けるため、浴槽空間が狭くなるとともに外観上も美観が損なわれる。また、専用の設置台を準備する必要がある。 【0014】(2)浴室内に電源を引き込む必要があるので、感電の不安がある。またその対応策として絶縁トランスなど安全性向上のための付帯部材が必要となり、高価となる。 【0015】(3)浴槽縁面に設けるため、風呂蓋を完全に締めることができない。このため放熱しやすくなり、湯温維持のためのランニングコストが増加するとともに、浴室内の湿度が上昇し、黴や微生物などが浴室壁に生息しやすい環境となり、浴室の劣化が促進される。 【0016】(4)上記複数の従来技術も含めて、浴槽洗浄機能は有するが浴槽水を浄化する機能を有しておらず、入浴時の浴水清澄度が悪化することで快適入浴が損なわれる。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するものであり、既設の浴槽に簡易な工事で設置できるとともに、浴槽洗浄装置を浴室外に設置可能とし、さらに浴水の浄化機能を併設するものである。 【0018】そのために本発明の給湯風呂装置は、浴槽壁面に貫通孔を介して水密的に装着され、洗浄剤を浴槽壁面および浴槽蓋の少なくとも一方に向けて噴霧する噴射ノズルと浴水流入口および浴水吐出口を備えた風呂アダプタと、浴槽底面に設けられた排水口に着脱自在に水密嵌合され、浴水吸引口と浴水排出口を設けた排水アダプタと、前記風呂アダプタの浴水流入口と排水アダプタの浴水排出口を連通する連通管からなる浴槽洗浄手段と、前記浴水吐出口に連通する往き管と前記浴水吸入口に連通する戻り管から構成される循環路と、前記循環路に給湯可能に設けられた熱源と、前記循環路に設けられた水循環手段と水浄化手段と、制御手段を設けたものである。 【0019】本発明の要点は、簡易工事による浴槽洗浄装置の浴槽設置と排水の自動化および浴水の浄化手段を併設する点にある。 【0020】そして、洗浄装置(風呂アダプタ)の浴槽設置に関しては、洗浄剤を浴槽壁面に向けて噴霧する噴射ノズルと、浴水流入口と浴水を浴槽内に吐出する浴水吐出口とを一体的に設けた風呂アダプタで構成したので、設置工事は浴槽壁に所定直径の貫通孔をあけるのみで設置できる。すなわち近年、自動湯張りおよび追焚機能付きの給湯風呂装置が普及しつつあるが、この給湯風呂装置の風呂アダプタの取付と同様の設置工事で対応でき、既設の浴槽に設置可能となる。 【0021】また、排水の自動化に関しては、浴槽底面に設けられた排水口を利用し、この排水口に浴水吸引口と水溜凹部を設けた排水アダプタを着脱自在に嵌合させ、この排水アダプタと前記洗浄アダプタの浴水排水路とを連通管により外部排水可能に構成したものである。 【0022】さらに浄化手段の併設に関しては、風呂アダプタの浴水吐出口に連通する往き管と浴水吸入口に連通する戻り管から構成される循環路に水循環手段と水浄化手段を設けることで浴水の循環浄化を可能としたものである。 【0023】これにより、風呂アダプタに連通する洗浄剤流入路および浴水排水路から配管を通して洗浄剤供給および排水が可能となり、簡易工事を実現しつつ洗浄装置の浴室外設置が可能となる。 【0024】この結果、人手を煩わすことなく自動的に浴槽洗浄を行うことができ、家事労働が軽減されるとともに、浴槽空間圧迫されることがなく、美観が損なわれることもなくなる。また、外部設置のため感電の不安がなく、絶縁トランスや専用置き台が不要となり、低価格化が図れる。さらに、風呂蓋を完全に締めることが可能となり、湿度上昇による黴や微生物などの浴室壁での繁殖を軽減できる。 【0025】また、上記浴槽洗浄手段に浄化手段を併設したので、入浴時に浴水の清澄度が維持され、快適な入浴が実現されるとともに浴槽洗浄の自動化により家事労働の軽減が図れる。このことは、特に高齢者に好適である。 【0026】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る給湯風呂装置は、浴槽壁面に貫通孔を介して水密的に装着され、洗浄剤を浴槽壁面および浴槽蓋の少なくとも一方に向けて噴霧する噴射ノズルと浴水流入口および浴水吐出口を備えた風呂アダプタと、浴槽底面に設けられた排水口に着脱自在に水密嵌合され、浴水吸引口と浴水排出口を設けた排水アダプタと、前記風呂アダプタの浴水流入口と排水アダプタの浴水排出口を連通する連通管を有する浴槽洗浄手段と、前記浴水吐出口に連通する往き管と前記浴水吸入口に連通する戻り管から構成される循環路と、前記循環路に給湯可能に設けられた熱源と、前記循環路に設けられた水循環手段と水浄化手段と、制御手段を設けたものである。 【0027】そして、浴槽を洗浄する洗浄剤の噴射ノズルと浴水流入口および浴水吐出口を備えた風呂アダプタを設けたので、設置工事は浴槽壁に所定直径の貫通孔をあけるのみで対応できることとなり、従来の給湯風呂装置における風呂アダプタの取付と同様の在来設置工事で可能となる。よって、既設の浴槽に後付設置可能となる。 【0028】また、浴水吸引口と浴水排出口を設けた排水アダプタを浴槽の排水口に着脱自在に水密嵌合させるとともに、この排水アダプタと前記風呂アダプタの浴水流入口とを連通管により外部排水可能に構成したので排水アダプタから風呂アダプタを介して循環路を経て浴室外部への排水が可能となる。 【0029】さらに、循環路に水浄化手段を設けたので浴水の循環浄化が可能となり、清澄な湯への快適入浴が可能となる。 【0030】つまり、上記風呂アダプタと排水アダプタを設けることで簡易工事を実現しつつ洗浄装置の浴室外設置が可能となり、さらに浴水浄化機能を併設することが可能となる。 【0031】本発明の請求項2に係る給湯風呂装置は、噴射ノズルに連通する洗浄剤供給路に設けられた洗浄剤供給手段を有し、往き管と前記洗浄剤供給路への流路を選択切り換えする第1切換弁を設けたものである。そして、第1切換弁を設けて流路切換を行うことで、洗浄剤を噴射ノズルを介して浴槽および風呂蓋に噴射する浴槽洗浄モードと、浴水を循環路を介して水浄化手段へ循環移送して浴水吐出口から浴槽内に吐出する浴水浄化モードの選択切り換えを容易に、しかも自動的に行うことが可能となる。 【0032】本発明の請求項3に係る給湯風呂装置は、循環路の途中に浴水を廃棄する廃棄管を設け、循環路側と廃棄管側への流路を切り換える第2切換弁を設けたものである。そして、第2切換弁によって流路切換を行うことで、浴水排水時には循環手段によって排水アダプタ、風呂アダプタさらに循環路を経てきた排水は廃棄管から自動的に排水され、また、循環浄化時には循環路側に切り換えて浴水浄化モードが実行されることとなる。これにより、排水モードと浴水浄化モードの選択切り換えを容易に、しかも自動的に行うことが可能となる。 【0033】本発明の請求項4に係る給湯風呂装置は、水浄化手段の上流側に前記水浄化手段を迂回するバイパス路を設け、前記水浄化手段側とバイパス路側への流路を切り換える第3切換弁を設けたものである。そして、浴水の排水モードに際して第3切換弁をバイパス路側に流路切り換えすることで排水を水浄化手段を通過させることなく廃棄管から排出することが可能となり、水浄化手段の通過抵抗による排水流量低下が防止され、短時間での排水が可能となる。また排水中に含まれる懸濁物質が水浄化手段に蓄積されるのが防止される。 【0034】本発明の請求項5に係る給湯風呂装置は、排水アダプタに水溜凹部を設け、前記水溜凹部は、浴槽底面よりも低い位置に底面を有するとともに、浴水排出口の開口端を前記水溜凹部に臨設させたものである。そして、浴槽底面より低位置に水溜凹部を設け、浴水排出口の開口端をこの水溜凹部に臨設させたので、浴水は水溜凹部を経由して浴水排出口から排水されることとなる。したがって、浴水を浴槽内に残留させることなく完全に排水できる。 【0035】本発明の請求項6に係る給湯風呂装置は、洗浄アダプタの浴水流入口と排水アダプタを連通する連通管の少なくとも一部を伸縮自在の可撓性連通管により連通するものである。そして、一般的に浴槽のメーカーあるいは種類によって、排水口の取付位置が異なるが、本発明では、連通管を可撓性部材から構成することで、前記浴槽の排水口の取付位置ばらつきに対応できる。すなわち、設置可能な浴槽の種類が限定されることがない。 【0036】本発明の請求項7に係る給湯風呂装置は、洗浄剤供給手段を洗浄剤タンクと供給開閉弁と、エジェクタ作用により洗浄剤を吸引混入する供給部から構成したものである。そして、供給開閉弁を開成し、循環手段によって浴水が供給部を通過することで縮流されて流速が高められ、この高速流によって洗浄剤吸引部に負圧を生じる。この結果、いわゆるエジェクタ作用によって洗浄剤タンクの洗浄剤が循環路に効率的に混入され、洗浄アダプタから浴槽に高圧噴霧される。したがって、浴槽および風呂蓋の全面にほぼ均一に洗浄剤を噴霧することが可能となり、洗浄性能が向上する。 【0037】本発明の請求項8に係る給湯風呂装置は、洗浄剤供給手段を洗浄剤タンクと、洗浄剤の供給部と、洗浄剤を強制供給するポンプ手段から構成したものである。そして、洗浄剤を強制供給するポンプ手段を設けたので、洗浄剤のみを浴槽に噴霧することができる。したがって、高濃度の洗浄剤を浴槽壁に供給できるので、洗浄効率が向上し、洗浄性能がさらに向上するとともに洗浄時間が短縮できる。 【0038】本発明の請求項9に係る給湯風呂装置は、洗浄剤供給手段を洗浄剤生成手段と、洗浄剤供給部から構成したものである。そして、浴槽の洗浄剤を生成する洗浄剤生成手段を設けたので、洗浄剤の補給が不要となり、メンテフリーの浴槽洗浄機能を有する給湯風呂装置を提供できる。 【0039】本発明の請求項10に係る給湯風呂装置は、洗浄剤生成手段を水の電気分解により酸性水とアルカリ水を生成する電解手段から構成し、この酸性水もしくはアルカリ水を択一的に供給部に供給可能としたものである。そして、酸性水は殺菌作用を有し、アルカリ水はタンパク質などの浴槽壁の汚れ成分を分解する作用がある。酸性水とアルカリ水を択一的に浴槽壁に噴霧することで、例えば最初にアルカリ水により汚れ成分を分解して洗浄した後に、酸性水を噴霧することで浴槽壁に付着した細菌・黴などを抑制でき、洗浄のさらなる高質化が図れる。 【0040】本発明の請求項11に係る給湯風呂装置は、洗浄剤供給手段に洗浄剤タンクと、洗浄剤生成手段を設け、これらの異種洗浄剤を択一的に、もしくは混合して供給部に供給する構成としたものである。そして、洗浄剤タンクから浴槽の汚れを化学的に分解する化学洗浄剤を浴槽壁に噴霧して効果的に汚れが分解され、また前後して洗浄剤生成手段から酸性水あるいはアルカリ水を噴霧して洗浄することで、これらの組合せによる最も好適な洗浄モードが実現でき、より効果的に浴槽洗浄が行えるとともに短時間で洗浄が完了し、防菌、防黴効果も得られる。 【0041】本発明の請求項12に係る給湯風呂装置は、洗浄剤タンクの洗浄剤を浴槽壁および浴槽蓋に噴霧した所定時間後に洗浄剤を水により洗浄し、その後洗浄剤生成手段の電解槽で生成した酸性水を前記浴槽壁および浴槽蓋に噴霧するものである。 【0042】そして、洗浄剤タンクから化学洗浄剤を浴槽壁および浴槽蓋に噴霧して所定時間放置することで、化学分解反応が十分に進行し、洗浄作用を効果的に発揮できる。その後浴槽水、水道水あるいは温水などにより化学洗浄剤を洗い流すことで浴槽壁および蓋を予備洗浄し、さらに予備洗浄後に酸性水を噴霧することで酸性水による殺菌作用をより効果的に発揮できる。つまり、化学洗浄剤が残存した状態で酸性水を噴霧すると、被洗浄面で化学洗浄剤と酸性水が化学反応し、例えば酸性度が低下して充分な殺菌性能が得られなくなる。予備洗浄により化学洗浄剤を予め除去することで化学反応が防止され、高い殺菌効果が得られる。このことは特に、細菌、黴が繁殖しやすい風呂蓋洗浄に効果的である。 【0043】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。 【0044】(実施例1)図1は本発明の実施例1における給湯風呂装置の構成図、図2は同装置の風呂アダプタ部の拡大断面図である。同図において、18は底面に排水口19を有する浴槽、20は浴槽18の側壁に設けられた貫通孔21を介してシール部材22によって水密的に装着された後述する構成の風呂アダプタ、23は浴槽18の排水口に着脱自在に水密嵌合された、後述する構成の排水アダプタ、24は洗浄剤供給手段であり、洗浄剤タンク25と供給開閉弁26と供給部27および洗浄剤供給路28を有している。29は往き管30と戻り管31からなる循環路であり、湯温を検出する温度検知手段32、浴槽18の水位を検出する水位検知手段33、循環手段34、浴水を浄化する水浄化手段35が順次設けられている。 【0045】36は循環路29を介して浴槽18に給湯水を供給可能な熱源であり、開閉弁37の開閉動作により循環路29への給湯制御が行われ、給湯端末38からも給湯可能である。 【0046】また、39は洗浄剤供給路28と往き管30側への流路切換を行う第1切換弁、40は第2切換弁であり、循環路29の途中に設けられた廃棄管41側と往き管30側への流路切換可能に設けられている。42は第3切換弁であり、水浄化手段35を迂回するように併設されたバイパス路43側と水浄化手段35側への流路切換を行う。44は上記駆動要素を制御する制御手段である。 【0047】風呂アダプタ20は、浴槽を洗浄するための洗浄剤が供給される洗浄剤供給路28に連通し、洗浄剤を浴槽18の壁面および風呂蓋45に向けて噴霧する噴射ノズル46と、往き管30に連通する浴水吐出口47および排水アダプタ23からの浴水を可撓性材料から構成される連通管48を介して戻り管31側に吸引する浴水流入口49を有している。浴槽洗浄手段20aは風呂アダプタ20と排水アダプタ23と連通管48とから構成する。 【0048】また排水アダプタ23は、浴水を吸引する複数の浴水吸引口50と浴水排出口51および浴槽18の底面52よりも低位置に底面を有する水溜凹部53を有し、浴水排出口51の開口端54は水溜凹部53に臨設されている。 【0049】上記構成において、次に本実施例の動作、作用を説明する。入浴前に湯張りスイッチ(図示せず)を投入することにより熱源36が動作し、開閉弁37が開成して湯が往き管30および戻り管31を経て風呂アダプタ20の浴水吐出口47および排水アダプタ23の浴水吸引口50から浴槽18内に給湯される。なお浴槽18に供給される湯温は温度検知手段32によって、また湯張り水位は水位検知手段33によって検出され、所望の温度、水位に達すると自動的に停止する。 【0050】その後、入浴すると循環手段34が動作して図1中実線矢印に示すように浴水吸引口50から浴水が吸引され、戻り管31を経て水浄化手段35に至り、入浴によって汚濁した浴水が浄化される。浄化された浴水は往き管30を経て浴水吐出口47から再度浴槽18に環流される。一方、入浴後浴槽18を洗浄する必要が生じた際は、スイッチ操作もしくはタイマー手段(いずれも図示せず)によって制御手段44が作動し、第2切換弁40が廃棄管41側に流路切換されるとともに、第3切換弁42がバイパス路43側に切り換えられ、循環手段34が起動されることで図1の破線矢印で示したように、浴水は排水アダプタ23の浴水吸引口50から水溜凹部53、浴水排出口51、連通管48を経て風呂アダプタ20の浴水流入口49に至り、戻り管31およびバイパス路43を通過して廃棄管41から、少なくとも風呂アダプタ20の噴射ノズル46が水面上に露出する程度の水位まで強制排水される。その後第1切換弁39が洗浄剤供給路28側に、また第2切換弁40が往き管30側に切り換えられ、循環手段34が再度動作して、循環路29を介して浴水が循環されることとなり、洗浄剤供給手段24の供給開閉弁26が開成されると洗浄タンク25の洗浄剤が供給部27から洗浄剤供給路28に混入される。洗浄剤の混合液は風呂アダプタ20の噴射ノズル46から高圧噴射され、浴槽壁および風呂蓋45に均一に噴霧される。所定時間噴霧した後、循環手段34が停止され、洗浄液による浴槽壁の汚れに対する分解反応が十分に進行するまで放置される。なお、洗浄動作時の浴水は高温となるほど汚れに対する界面活性作用が高まるため、高温で、つまり入浴後浴水が冷めない状態で実施することが望ましい。 【0051】所定時間経過後、再度排水モードとなり第1切換弁39、第2切換弁40が排水側に切り換えられるとともに、循環手段34が再起動されて洗浄後の汚濁した浴水が排水される。なお、この際に排水アダプタ23の水溜凹部53の底面は、浴槽18の底面52より低位置に設けられており、汚濁水は浴槽18内に残留することなく、完全に排水することができる。 【0052】排水が完了すると、次に仕上げ洗浄モードが開始される。すなわち、循環手段34が停止した状態で、第1切換弁39が洗浄剤供給路28側に切り換えられ、熱源36の開閉弁37が開成して浴槽を劣化させない程度の新鮮な高温水(例えば45℃)が洗浄剤供給路28から噴射ノズル46を通じて浴槽18および風呂蓋45に噴霧供給され、浴槽18および風呂蓋45の表面に残存する洗浄剤が洗い流されて浴槽18の底面に溜まり、所定時間経過後に再度排水モードに移行して循環手段34が動作し、仕上げ洗浄水が完全に外部に廃棄されて浴槽洗浄が完了する。このように高温新鮮水で仕上げ洗浄を行うことで、洗浄効果を向上させることができる。 【0053】以上説明したように本実施例によれば、人手を煩わすことなくスイッチのワンタッチ操作で自動的に湯張りから入浴中の浴水浄化および浴槽洗浄を行うことができ、家事労働が軽減できるとともに、清澄な浴水に入浴できることで快適性が向上する。 【0054】また特に、浴槽18に設けられた排水口19を利用して自動排水を実現し、風呂アダプタ20によって洗浄剤供給と排水および浴水の循環浄化を行うので、浴槽18に貫通孔21を設けるのみの簡易な工事により浴槽洗浄装置を設置できる。したがって、既設浴槽にも設置が可能となり、また浴槽洗浄装置を浴室外に設けるので浴槽空間が圧迫されることがなく、美観が損なわれることもなくなる。また、外部設置のため感電の不安がなく、絶縁トランスや専用置き台が不要となり、低価格化が図れる。さらに、風呂蓋45を通常の浴槽と同様に締めることが可能となり、湿度上昇による黴や微生物などの浴室壁での繁殖を軽減できる。さらに、連通管48を可撓性部材から構成したので、浴槽18の排水口19の取付位置ばらつきに容易に対応できる。 【0055】なお、ここで用いる洗浄剤は例えばバスマジックリン(登録商標)などの市販洗浄剤を随時補給して使用することができる。また、本実施例では、浴水に洗浄剤を混合させて洗浄する形態を説明したが、熱源36からの新鮮給湯水に洗浄剤を混入して洗浄することも可能である。 【0056】(実施例2)図3は本発明の実施例2における給湯風呂装置の構成図を示す。同図において、55は洗浄剤タンク45の上流側に設けられ、洗浄剤を供給部27に強制混入するポンプ手段である。その他の構成は、図1に示した実施例1と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。 【0057】本実施例では、ポンプ手段55によって洗浄剤を強制供給できるので、洗浄剤のみを浴槽内に噴霧することができる。すなわち、洗浄剤と浴水もしくは新鮮水の混合洗浄液でなく、高濃度の洗浄剤を浴槽18および風呂蓋45に噴霧供給できるので、希釈された洗浄液を用いるものに比較して洗浄効率が向上し、洗浄性能が向上するとともに洗浄時間の短縮が図れる効果がある。 【0058】(実施例3)図4は本発明の実施例3における給湯風呂装置の構成図を示す。同図において、56は電気分解により洗浄剤を生成する洗浄剤生成手段であり、熱源36から分岐して給水路57が給水開閉弁58を介して設けられており、出口側は洗浄剤タンク25の供給路と合流して供給部27に連通している。 【0059】図5に洗浄剤生成手段56の具体構成図を示す。同図において、59は給水路57に連通した取水部、60は陽極、61は陰極であり、その中央部には隔膜62が設けられており、取水部59から開口63を介して電解槽64に水が供給され、電気分解によって生成された酸性水およびアルカリ水は、三方弁65、66を経て択一的に供給部27に供給される構成となっている。なお、供給部27に供給されないどちらかの生成水は廃棄路67、68から廃棄される。その他の構成は、図1および図2に示した実施例1と同様であり、同一番号を付して詳細な説明を省略する。 【0060】以上の構成において、次に本実施例の動作、作用について説明する。浴槽洗浄開始時は、図1に示した実施例と同様に、制御手段44が作動し、第2切換弁40が廃棄管41側に流路切換されるとともに、第3切換弁42がバイパス路43側に切り換えられ、循環手段34が起動されることで図4の破線矢印で示したように、浴水は排水アダプタ23の浴水吸引口50から水溜凹部53、浴水排出口51、連通管48を経て風呂アダプタ20の浴水流入口49に至り、戻り管31およびバイパス路43を通過して廃棄管41から、少なくとも風呂アダプタ20の噴射ノズル46が水面上に露出する程度の水位まで強制排水される。その後第1切換弁39が洗浄剤供給路28側に、また第2切換弁40が往き管30側に切り換えられ、循環手段34が再度動作して、循環路29を介して浴水が循環されることとなり、洗浄剤供給手段24の供給開閉弁26が開成されると洗浄タンク25の洗浄剤が供給部27から洗浄剤供給路28に混入される。洗浄剤の混合液は風呂アダプタ20の噴射ノズル46から高圧噴射され、浴槽壁および風呂蓋45に均一に噴霧される。所定時間噴霧した後、循環手段34が停止され、洗浄液による浴槽壁の汚れに対する分解反応が十分に進行するまで放置される。 【0061】所定時間経過後、再度排水モードとなり第1切換弁39、第2切換弁40が排水側に切り換えられるとともに、循環手段34が再起動されて洗浄後の汚濁した浴水が排水される。排水が完了すると、次に予備洗浄工程が開始される。すなわち、循環手段34が停止した状態で、第1切換弁39が洗浄剤供給路28側に切り換えられ、熱源36の開閉弁37が開成して浴槽を劣化させない程度の新鮮な高温水(例えば45℃)が洗浄剤供給路28から噴射ノズル46を通じて浴槽18および風呂蓋45に噴霧供給され、浴槽18および風呂蓋45の表面に残存する洗浄剤が洗い流されて浴槽18の底面に溜まり、所定時間経過後に再度排水モードに移行して循環手段34が動作し、洗浄後の汚水が完全に外部に廃棄される。 【0062】予備洗浄動作が終了すると仕上げ洗浄工程が開始される。すなわち、熱源36の開閉弁37が開成されて新鮮水が給水路57を経て取水部59に供給され、電解槽64内に至る。ここで陽極60と陰極61に通電すると水が電気分解されて、陽極60側には酸性水、陰極61側にはアルカリ水が生成される。すなわち、電気分解により陽極60では水に含まれる水酸化物イオンOH-が消費されて水素イオンH+の濃度が上昇することで酸性となり、陰極61側では逆に水素イオンH+が消費されて水素ガスが生成され、水素イオン濃度が低下してアルカリ性となる。なお隔膜62は、イオン交換作用を有し、電解時間に比例して各々酸性度、アルカリ度を効率的に高めることができる。ここで、所定値以上の酸性水は殺菌作用を有し、アルカリ水はタンパク質などの浴槽壁の汚れ成分を分解する作用がある。 【0063】生成された電解水のうち、まず陰極61側の強アルカリ水が供給部27に供給されるように三方弁65、66が制御される。なお、電気分解により同時に酸性水とアルカリ水が生成されるため、酸性水は廃棄路67から廃棄される。そして、強アルカリ水が風呂アダプタ20の噴射ノズル46から噴霧され、浴槽18および浴槽蓋45が洗浄される。これにより、洗浄剤で完全に分解されなかった浴槽18および浴槽蓋45の汚れが洗浄され、洗浄度が向上する。このように、予備洗浄後にアルカリ水を噴霧することでアルカリ水による汚れ分解洗浄作用をより効果的に発揮できる。つまり、化学洗浄剤が残存した状態でアルカリ水を噴霧すると、被洗浄面で化学洗浄剤とアルカリ水が化学反応し、例えばアルカリ度が低下して充分な洗浄効果が得られなくなる。予備洗浄により化学洗浄剤を予め除去することで化学反応が防止され、効果的な洗浄性能が得られる。 【0064】次に再度新鮮水が浴槽内に噴霧されてアルカリ水が洗い流され、最終工程である殺菌工程が開始される。すなわち洗浄剤生成手段56が再度動作して電気分解が行われ、強酸性水が供給部27を経て浴槽内に噴霧される。上記のように酸性水は殺菌作用を有するため、最終的に浴槽18および風呂蓋45が殺菌され、細菌や黴の繁殖が防止される。このことは特に、細菌や黴が繁殖しやすい風呂蓋45の清浄度維持に効果的である。 【0065】以上のように、本実施例によれば、水を電気分解することで酸性水とアルカリ水を生成する洗浄剤生成手段56を洗浄剤タンク25と併設し、これらの洗浄剤の有する作用を組み合わせることで最も好適な洗浄モードを実現でき、殺菌も含めたより高質な浴槽洗浄を行うことができる。 【0066】なお本実施例では、洗浄剤供給手段24と洗浄剤生成手段56を併設し、化学洗浄剤と電気分解によって生成されるアルカリ水および酸性水を新鮮水による洗浄を介在実施させながら順次使用して洗浄する形態を説明したが、洗浄剤生成手段56のみを設け、洗浄することもできる。これによれば、洗浄剤の補給が不要となり、メンテフリーが実現できる。 【0067】また、アルカリ水を用いることなく、殺菌を目的として酸性水のみを利用することもできる。 【0068】 【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に係る給湯風呂装置によれば、浴槽を洗浄する洗浄剤の噴射ノズルと浴水流入口および浴水吐出口を備えた風呂アダプタを設けたので、設置工事は浴槽壁に所定直径の貫通孔をあけるのみで対応できることとなり、従来の給湯風呂装置における風呂アダプタの取付と同様の在来設置工事で可能となる。よって、既設の浴槽に後付設置可能となる。 【0069】また、浴水吸引口と浴水排出口を設けた排水アダプタを浴槽の排水口に着脱自在に水密嵌合させるとともに、この排水アダプタと前記風呂アダプタの浴水流入口とを連通管により外部排水可能に構成したので排水アダプタから風呂アダプタを介して循環路を経て浴室外部への排水が可能となる。 【0070】さらに、循環路に水浄化手段を設けたので浴水の循環浄化が可能となり、清澄な湯への快適入浴が可能となる。 【0071】つまり、上記風呂アダプタと排水アダプタを設けることで簡易工事を実現しつつ洗浄装置の浴室外設置が可能となり、さらに浴水浄化機能を併設することが可能となる。 【0072】この結果、人手を煩わすことなくスイッチのワンタッチ操作で自動的に湯張りから入浴中の浴水浄化および浴槽洗浄を行うことができ、家事労働が軽減できるとともに、清澄な浴水に入浴できることで快適性の向上が図れる給湯風呂装置を実現できる。このことは特に高齢者に好適である。 【0073】本発明の請求項2に係る給湯風呂装置によれば、第1切換弁を設けて流路切換を行うことで、洗浄剤を噴射ノズルを介して浴槽および風呂蓋に噴射する浴槽洗浄モードと、浴水を循環路を介して水浄化手段へ循環移送して浴水吐出口から浴槽内に吐出する浴水浄化モードの選択切り換えを容易に、しかも自動的に行うことが可能となる。 【0074】本発明の請求項3に係る給湯風呂装置によれば、第2切換弁によって流路切換を行うことで、浴水排水時には循環手段によって排水アダプタ、風呂アダプタさらに循環路を経てきた排水は廃棄管から自動的に排水され、循環浄化時には循環路側に切り換えて浴水浄化モードが実行されることとなる。これにより、排水モードと浴水浄化モードの選択切り換えを容易に、しかも自動的に行うことが可能となる。 【0075】本発明の請求項4に係る給湯風呂装置によれば、浴水の排水モードに際して第3切換弁をバイパス路側に流路切り換えすることで排水を水浄化手段を通過させることなく廃棄管から排出することが可能となり、水浄化手段の通過抵抗による排水流量低下が防止され、短時間での排水が可能となる。また排水中に含まれる懸濁物質が水浄化手段に蓄積されるのが防止される。 【0076】本発明の請求項5に係る給湯風呂装置によれば、排水アダプタに浴槽底面より低位置に底面を有する水溜凹部を設け、浴水排出口の開口端をこの水溜凹部に臨設させたので、浴水を浴槽内に残留させることなく完全に排水できる。 【0077】本発明の請求項6に係る給湯風呂装置によれば、連通管を可撓性部材から構成したので浴槽の排水口の取付位置ばらつきに対応できる。つまり、設置可能な浴槽の種類が限定されることがない。 【0078】本発明の請求項7に係る給湯風呂装置によれば、洗浄剤供給手段を洗浄剤タンクと供給開閉弁と、エジェクタ作用により洗浄剤を吸引混入する供給部から構成したので、エジェクタ作用によって洗浄剤タンクの洗浄剤が循環路に効率的に混入され、風呂アダプタの噴出ノズルから浴槽に高圧噴霧される。したがって、浴槽全面にほぼ均一に洗浄剤を噴霧することが可能となり、洗浄性能が向上する。 【0079】本発明の請求項8に係る給湯風呂装置によれば、洗浄剤を強制供給するポンプ手段を設けたので、洗浄剤のみを浴槽に噴霧することができる。したがって、高濃度の洗浄剤を浴槽壁に供給できるので、洗浄性能がさらに向上するとともに洗浄時間が短縮できる。 【0080】本発明の請求項9に係る給湯風呂装置によれば、浴槽の洗浄剤を生成する洗浄剤生成手段を設けたので、洗浄剤の補給が不要となり、メンテフリーの浴槽洗浄機能付き給湯風呂装置を提供できる。 【0081】本発明の請求項10に係る給湯風呂装置によれば、電気分解により酸性水とアルカリ水を生成し、択一的に浴槽壁に噴霧することで、例えば最初にアルカリ水により汚れ成分を分解して洗浄した後に酸性水を噴霧することで浴槽汚れ成分の分解と、細菌・黴などを抑制でき、洗浄のさらなる高質化が図れる。 【0082】本発明の請求項11に係る給湯風呂装置によれば、洗浄剤タンクと、洗浄剤生成手段を併設したので、化学洗浄剤と酸性水あるいはアルカリ水を効果的に組合せて洗浄することができる。よってより効果的に浴槽洗浄が行え、防菌、防黴効果も得られる。 【0083】本発明の請求項12に係る給湯風呂装置によれば、化学洗浄剤噴霧後所定時間放置することで、化学分解反応が十分に進行し、洗浄作用が効果的に発揮できる。また、その後浴槽水、新鮮水により洗浄剤を洗い流し、さらに酸性水を噴霧することで残存化学洗浄剤と酸性水との化学反応を防止するので酸性水の殺菌効果を有効に発揮できる。これにより、高い殺菌効果が得られる。このことは特に、細菌、黴が繁殖しやすい風呂蓋の洗浄に効果的である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月17日(2000.3.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−258776(P2001−258776A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月25日(2001.9.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−76180(P2000−76180) |
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