| 【発明の名称】 |
グリル装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 良和
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| 【要約】 |
【課題】タイマー手段により加熱時間を設定することができると共に、その加熱時間の最後の所定時間内には、ガスバーナーを弱火にするよう制御することができるグリル装置を提供する。
【解決手段】ガスバーナー11による加熱時間を設定するタイマー手段22を備えたグリル装置1において、そのタイマー手段22により設定した加熱時間の残り時間が予め設定した弱火加熱時間に達すると、前記ガスバーナー11を弱火にするよう制御する制御手段21を設ける。このガスバーナー11には、電磁弁により開閉可能な火力調節弁17を有する主ガス供給管16と、その主ガス供給管16と並列に設けられたオリフィス18とを接続し、弱火加熱時間内は前記制御手段により前記電磁弁を閉じ、前記オリフィス18を経由させてガスを供給する。前記弱火加熱時間を手動操作で増減設定する設定手段23を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ガスバーナーによる加熱時間を設定するタイマー手段を備えたグリル装置において、該タイマー手段により設定した加熱時間の残り時間が予め設定した弱火加熱時間に達すると、前記ガスバーナーを弱火にするよう制御する制御手段を備えたことを特徴とするグリル装置。 【請求項2】前記ガスバーナーには、電磁弁により開閉可能な火力調節弁を有する主ガス供給管と、該主ガス供給管に並列に設けられたオリフィスとを接続し、弱火加熱時間内は前記制御手段により前記電磁弁を閉じ、前記オリフィスを経由させてガスを供給することを特徴とする請求項1記載のグリル装置。 【請求項3】前記弱火加熱時間を手動操作で増減設定する設定手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のグリル装置。 【請求項4】加熱時間の残り時間が予め設定した弱火加熱時間に達したときに、それを報知するランプやブザーなどの報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3記載のグリル装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバーナーにより加熱して主に魚等を調理するグリル装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、タイマー手段を備え、これにより設定した加熱時間が経過すると自動的にガス弁を閉じてガスバーナーの炎を消火し、加熱を停止させることができるグリル装置が知られている。このグリル装置は、加熱時間を設定するタイマー手段が制御手段に接続されており、設定した加熱時間が経過すると、この制御手段が、前記ガス弁の電磁弁を閉弁させることによりガスバーナーへのガスの供給を遮断し、ガスバーナーを消火するものである。このものにあっては、予め加熱時間を設定しておくことで、自動的に消火することができるので、ガスバーナーを消火し忘れることが無く、便宜に調理を行うことができるものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従来のグリル装置においては、タイマー手段により加熱時間を設定することができるが、このタイマー手段によっては、加熱を停止させることができるのみであり、加熱時間中の火力は一定であった。グリル装置により魚等を調理する場合には、調理時間の最後数分間のみ火力を弱くして、蒸らすようにして弱火で焼く方が、表面を必要以上に焦がすことが無く、美味しく仕上がることが知られているが、このような調理を行う場合には、タイマー手段で加熱時間を設定した場合であっても、別途加熱時間を計測しておき、所定の時間に達すると手動で火力を調節する必要があった。 【0004】本発明は、上記事由に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、タイマー手段により加熱時間を設定することができると共に、その加熱時間の最後の所定時間内には、ガスバーナーを弱火にするよう制御することができるグリル装置を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明にあっては、ガスバーナーによる加熱時間を設定するタイマー手段を備えたグリル装置において、そのタイマー手段により設定した加熱時間の残り時間が予め設定した弱火加熱時間に達すると、前記ガスバーナーを弱火にするよう制御する制御手段を設ける。 【0006】また、前記ガスバーナーには、電磁弁により開閉可能な火力調節弁を有する主ガス供給管と、該主ガス供給管と並列に設けられたオリフィスとを接続し、弱火加熱時間内は前記制御手段により前記電磁弁を閉じ、前記オリフィスを経由させてガスを供給するようにしてもよい。 【0007】また、前記弱火加熱時間を手動操作で増減設定する設定手段を設けたり、加熱時間の残り時間が予め設定した弱火加熱時間に達したときに、それを報知するランプやブザーなどの報知手段を設けるようにしてもよい。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態のグリル装置を備えたガステーブルの全体構成図である。ここで、11はグリル装置用ガスバーナー、31、32、33はグリル装置に併設されるガスコンロ用ガスバーナーであり、順に弱火バーナー、温度センサー付き標準バーナー、強火バーナーである。 【0009】これらガスバーナー11、弱火バーナー31、標準バーナー32、強火バーナー33にはそれぞれガス弁14,38などを介してガス管51が接続されて、ガスが供給されている。52はガス入口である。 【0010】グリル用ガスバーナー11には、電磁弁を備えこれを開閉させることでガスの供給、停止および火力調節が可能なガス弁14、制御手段21に制御されて開閉可能な電磁弁を備えた火力調節弁17を有する主ガス供給管16、主ガス供給管16と並列に設けられた弱火用のオリフィス18を介してガス管51が接続されている。 【0011】ガスバーナー11には、スパークプラグ12及び点火用バーナー13が併設されており、スパークプラグ12及び点火用バーナー13によりガスバーナー11を点火させることができる。 【0012】制御手段21は、CPUなどにより構成され、ガス弁14、火力調節弁17の電磁弁を制御している。この制御手段21には、タイマー手段22が接続されており、タイマー手段22は、ガスバーナー11の炎を自動的に消火する時間(加熱時間)を設定するものである。タイマー手段22により、加熱時間を設定した場合には、設定した加熱時間が経過したときに制御手段21がガス弁14の電磁弁を閉弁し、ガスを遮断してガスバーナー11の炎を消火する。 【0013】制御手段21には、更に設定手段23が接続されており、弱火加熱時間を手動操作で設定することができる。この弱火加熱時間は、タイマー手段22により設定した加熱時間の最後を弱火に調節する時間である。この設定手段23により弱火加熱時間を設定した場合には、加熱時間の残り時間がその設定した弱火加熱時間に達したときに、制御手段21が火力調節弁17の電磁弁を閉弁し、主ガス供給管16からのガスの供給が停止される。このとき、ガスは細く絞られたオリフィス18を経由して供給されるのみとなり、供給されるガスの量が少なくなることによりガスバーナー11は弱火となる。さらにその弱火加熱時間の終了、すなわち加熱時間の終了により、制御手段21がガス弁14の電磁弁を閉弁し、ガスの供給が停止してガスバーナー11の炎を消火することができる。 【0014】尚、弱火バーナー31、標準バーナー32、強火バーナー33にもそれぞれガス弁38を介してガス管51が接続されているが、標準バーナー32にはさらに温度センサー34が設けられており、この温度センサ34により検知した温度に基づき、温度調節弁36を開閉して、火力を自動調節することができる。すなわち、温度センサー34が所定の温度より高温であることを検知したときには、温度調節弁36を閉弁し、オリフィス35を経由させて少量のガスを供給することにより弱火とし、温度センサー34が所定の温度より低温であることを検知した場合には、温度調節弁36を開弁して標準量のガスを供給することにより、標準の火力とする。この制御を繰り返すことにより、調理物の温度を一定にしたり、過加熱を防止したりすることができる。 【0015】図2は、タイマー手段22と、設定手段23の操作パネルの一例を示している。左側は、加熱時間を設定するタイマー手段22の操作部であり、右側は弱火加熱時間を設定する設定手段23の操作部である。 【0016】使用者がタイマーボタン61を操作すると、タイマー表示LED62に標準加熱時間として「10」(分)が表示されると共に、コンロLED63a、63bまたはグリルLED64a、64bのいずれかが点灯し加熱時間タイマーが選択されたことを表示する。この標準加熱時間は、適宜設定すればよいが、標準設定時間に代えて、前回設定した時間が最初に表示されるようにしても良い。タイマーボタン61を操作したとき、選択された側が、使用者が加熱時間の設定を希望する側と異なるときには、さらにタイマーボタン61を操作することで、加熱時間の設定をコンロ側あるいはグリル側に切り替えることができる。 【0017】この状態でアップダウンボタン65を操作することにより加熱時間を設定することができ、その時間がタイマー表示LED62に表示される。加熱時間の設定は、アップダウンボタン65を5秒間操作せずに放置するか、希望の時間が表示された状態で、アップダウンボタン65を軽く押すことにより確定し、確定と同時にタイマー手段22の計時がスタートする。また、とりけしボタン66を操作すると、加熱時間の設定をキャンセルすることができる。 【0018】加熱時間を設定した後、さらに、右側の設定手段23の操作部を操作することにより、弱火加熱時間を設定することができる。弱火加熱時間を設定する場合には、まず弱火仕上げボタン71を操作する。弱火仕上げボタン71を操作すると、弱火時間表示LED72に標準弱火加熱時間「2.0」(分)が表示され、弱火加熱時間設定が選択されたことが表示される。次にアップダウンボタン73を操作することにより、弱火加熱時間を手動操作で増減させることができ、その時間が弱火加熱時間表示LED72に表示される。アップダウンボタンは、一回操作する毎に、0.5分ずつ増減する。また、とりけしボタン74を操作すると、弱火加熱時間の設定をキャンセルすることができる。尚、弱火中LED75は、火力調節弁17が閉鎖するのと略同時に点灯し、弱火加熱時間中であることを報知する報知手段である。 【0019】このグリル装置1の操作について、図3に基づき説明する。ステップS1でガステーブルの点火ボタンを操作にすると、ステップS2でガス弁14が開弁するとともに、スパークプラグ12からなる点火器が作動し、ガスバーナー11が点火する。その状態でタイマー手段22にて加熱時間を設定すると(ステップS3)、タイマー手段22が計時を開始する。続いて設定手段23にて弱火加熱時間を設定する(ステップS4)。 【0020】ステップS5では、点火状態の確認が行われ、ガスバーナー11の炎に立ち消えが発生した場合などには、ブザー音が鳴動し(ステップS5a)、ガス弁14が閉鎖される(ステップS5b)。そして、残り加熱時間と、設定した弱火加熱時間との長短が比較され(ステップS6)、残り加熱時間>弱火加熱時間の場合には、ステップS5に戻り、適宜周期でステップS5、S6を繰り返す。残り加熱時間<弱火加熱時間の場合には、ブザー音が鳴動すると共に、弱火中LED75が点灯して弱火加熱時間中であることを報知する(ステップS7)。続いて火力調節弁17が閉弁され(ステップS8)、火力が弱火となって弱火加熱が開始する。このときにもステップS5と同様に、点火状態が確認され(ステップS9)、ガスバーナー11の炎に立ち消えが発生した場合などには、ブザー音が鳴動し(ステップS9a)、ガス弁14が閉弁される(ステップS9b)。そして加熱時間が終了したか否かが判断され、加熱時間が終了していないときには、ステップS9に戻り、適宜周期でステップS9、S10を繰り返す。加熱時間が終了すると、ブザー音が鳴動すると共に(ステップS11)、ガス弁14が閉弁される(ステップS12)。 【0021】このように本実施の形態のグリル装置1は動作するので、加熱時間の設定に加えて、弱火加熱時間を設定することができ、加熱調理の最後の数分間を自動的に弱火にすることができる。これにより、加熱時間の最後の所定時間を弱火にするような調理を行う場合でも、従来のように別途計時を行って、手動操作でガスバーナー11の炎を調節する必要が無く、手間を少なくして便宜に弱火調理を行うことができる。 【0022】本実施の形態では、設定手段23により、弱火加熱時間を手動操作で増減させることができるようにしたが、この設定手段23を省略し、弱火加熱時間設定スイッチのみを設けて、そのスイッチを操作すると、所定の弱火加熱時間(例えば2分間)が自動的に設定されるようにしてもよい。 【0023】 【発明の効果】本発明のグリル装置は、上述の実施態様の如く実施されて、請求項1記載の発明によると、弱火加熱時間を設定することにより、自動的にガスバーナーを弱火にすることができ、別途計時して手動操作で火力を調節する必要が無い。 【0024】請求項2記載の発明によると、主ガス供給管の電磁弁を閉弁することで、火力を弱火にすることができる。 【0025】請求項3記載の発明によると、弱火加熱時間を手動操作で増減設定することができるので、弱火加熱時間を任意の時間にすることができる。 【0026】請求項4記載の発明によると、報知手段により弱火加熱に移行したことが報知されるので、調理者はこれを光や音により確認することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月27日(2000.3.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111556 【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−269271(P2001−269271A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月2日(2001.10.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−85601(P2000−85601) |
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