| 【発明の名称】 |
カーテンレール |
| 【発明者】 |
【氏名】寺西 志朗
【氏名】熊谷 克直
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| 【要約】 |
【課題】伸縮式カーテンレールにおいて、大レールと小レールとの接続部をランナーがスムーズに通過させることを課題とする。
【解決手段】大レール内1に小レール2を装着して伸縮自在とし、前記大レール1及び小レール2の下側に形成した長溝3にランナーを装着したカーテンレールにおいて、大レール1の溝縁4を上方へ立ち上げて前記大小のレールの溝縁の上縁高さを同等とし、又はランナーに段差を設けることにより、ランナーがレールの接続部を段差の影響を受けないようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 大レール内に小レールを装着して伸縮自在とし、前記大レール及び小レールの下側に形成した長溝にランナーを装着するようにしたカーテンレールにおいて、前記大小のレールの溝縁の上縁高さを同等とした、カーテンレール【請求項2】 ランナーは、その係止頭部の幅を小レールの内幅と同等とした、請求項1記載のカーテンレール【請求項3】 ランナーは、カーテンレールの長溝にはまる首部の幅を大レールの溝幅と同等とした、請求項1または2に記載のカーテンレール【請求項4】 大レール内に小レールを装着して伸縮自在とし、前記大レール及び小レールの下側に形成した長溝にランナーを装着するようにしたカーテンレールにおいて、大レールの溝幅を小レールの溝幅よりも狭くし、前記ランナーは前記大レール内面に当接する突出部と前記小レールの内面に当接する凹入部とを有するものとした、カーテンレール【請求項5】 大レール及び小レールは合成樹脂製とし、上部にブラケットの係止爪に係止する1対の係止凸条を設け、この係止凸条をブラケット係止爪に押し付けることにより、レールの弾性変形によって係止凸条がブラケットの係止爪に係止するようにした、請求項1ないし4の何れかに記載のカーテンレール |
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、伸縮式のカーテンレールに関するものである。 【0002】 【従来の技術】様々な窓寸法に対応できるように、大レール内に小レールを装着して伸縮自在としたカーテンレールは広く用いられている。カーテンレールの構造としては、大きく分けて、カーテンレールの外側にリング状の吊り具を取り付けてカーテンを吊すようにしたものと、カーテンレールの下側に長溝を設け、この長溝にランナーを装着してカーテンを吊すようにしたものがある。後者のタイプのカーテンレールは、長溝の溝縁の上縁でランナーの係止頭部下面を支承し、ランナーは溝縁の上縁に接しつつ移動する。 【0003】ところで、伸縮式のカーテンレールにおいては、従来、大小のレール51、52の長溝53、54の幅を一致させることを第一に設計されているので、長溝の上面は水平に処理されている(図7参照)。そのために、大小のレールがはまり合った状態において、長溝の上縁の位置は小レールの方が大レールよりも上方に位置することとなり、両者間に段差55が生じている。この段差の大きさは、レールの素材の厚さに起因するものであり、素材が肉厚とならざるを得ないプラスチックやアルミ製のカーテンレールでは、肉厚が薄い鉄製のものに比べて大きくなる。そのために、コロを有しないランナーにおいては段差の通過が困難で、カーテンのスムーズな開閉に支障を来すものとなっている。このような問題点を解決するものとして、特開平11−9434号に示されるように、大レールと小レールとは長溝の上下位置を独立させ、ランナーにも二つの係止頭部を設けて段差を解消した技術が提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記特開平11−9434号の構造は、段差を解消しランナーのスムーズな移動を可能にするものではあるが、二つの係止頭部を有する専用のランナーが必要であり、また上下寸法が大きくならざるを得ないという問題点があった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、大レール内に小レールを装着して伸縮自在とし、前記大レール及び小レールの下側に形成した長溝にランナーを装着したカーテンレールにおいて、大レールの溝縁を上方へ立ち上げて前記大小のレールの溝縁の上縁高さを同等とすることにより、ランナーを支承する長溝上縁の段差を解消したものである。この発明においては、大レールと小レールとで長溝の幅が異なるので、前記ランナーは、その係止頭部の幅を小レールの内幅と同等としたり(請求項2)、カーテンレールの長溝にはまる首部の幅を大レールの溝幅と同等とする(請求項3)ことにより、ランナーが長溝の中心線上を移動するようにするとよい。 【0006】請求項4の発明は、大レール内に小レールを装着して伸縮自在とし、前記大レール及び小レールの下側に形成した長溝にランナーを装着するようにしたカーテンレールにおいて、大レールの溝幅を小レールの溝幅よりも狭くし、前記ランナーは大レール内面に当接する突出部と、前記小レールの内面に当接する凹入部とを有する構成としたものである。 【0007】請求項5の発明は、大レール及び小レールは合成樹脂製とし、上部にブラケットの係止爪に係止する1対の係止凸条を設け、この係止凸条をブラケット係止爪に押し付けることにより、レールの弾性変形によって係止凸条がブラケットの係止爪に係止するようにしたものである。 【0008】 【作用】請求項1ないし3の発明において、大小のレールの溝縁の上縁高さが同等であるから、両レールの継ぎ目に段差は生じず、ランナーはスムーズに移動する。また、請求項2、3の発明においては、ランナーの位置はその係止頭部又は首部によって規制されるので、大小のレールの溝幅が異なってもランナーは溝の中心線に沿って移動する。また、請求項4の発明において、ランナーは大レールの内面に当接する突出部と小レールの内面に当接する凹入部とを有しているので、段差の影響を受けることなくスムーズに移動する。また、請求項5の発明によれば、ネジなどの金具を用いずに、カーテンレールをブラケットに取り付けることができる。 【0009】 【発明の実施の形態1】大レール1と小レール2とを伸縮自在にはめ合わせてカーテンレールAを構成している。大レール1は、略方形の枠状の型材であって、下側に長溝3が形成してあり、溝縁4は上方に立ち上がり、その上縁5は小レール2の肉厚をわずかにこえた高さに位置している。一方、小レール2は、前記大レール1の内側にがたつきなくはまる大きさであり、その下側に長溝6が形成してある。この長溝6の溝縁7は前記大レールの溝縁4の内側面に接する位置としてあり、わずかに隆起した上縁8は前記大レールの溝縁の上縁5と同等の高さとしてある。 【0010】上記大レール1及び小レール2の構成により、ランナー支承する大レール1の溝縁上縁5と小レール2の溝縁上縁8とは同等の高さとなり、大小のレールの連結部分の溝縁上縁に段差は生じず、ランナーはスムーズに連結部を通過することができる。 【0011】上記大レール1と小レール2とは長溝の幅が異なる。したがって、溝幅の狭い大レールに対応した首部を持つランナーは溝幅の広い小レールにおいては多大な遊びが生じ、移動の安定性が損なわれるおそれがある。そこで、以下のような構造のランナーを用いることが好ましい。 【0012】図2はランナーを示すもので、レールの縁部上縁に支承され係止する円盤状の係止頭部11の下方に長溝にはまる円柱状の首部12を連接し、首部12の下方にカーテン金具を係止する吊部13を連接して構成してある。前記係止頭部11の直径は、小レール2の中空部9に対応した長さ(すなわち、中空部9と同等で若干の遊びがある)であり、首部12の直径は、大レール1の長溝4の幅に対応した長さ(すなわち、長溝の幅と同等で若干の遊びがある)としてある。 【0013】このような構成のランナーBは、前記大レール1部分を移動するときには、首部12が大レールの長溝4に規制されるので、長溝4のほぼ中心線に沿って移動する。また小レール2部分を移動するときには、係止頭部11が小レール2の中空部9の内壁に規制されるので、長溝6のほぼ中心線に沿って移動する。したがって、大レールと小レールとの溝幅が異なるにも関わらず、ランナーBは常時長溝の中心線に沿って移動することとなる。 【0014】図3は、ブラケットCの取り付け状態を示すものであり、請求項4に対応した実施形態を示すものである。なお、以下大レール1を例にとって説明するが、小レールも同様の構造とすることができる。大レール1はプラスチック製であって、上部には溝21が形成してあり、溝21の上縁に一対の係止凸条22、22が対向して設けてある。このそして、前記溝21部分は弾性変形可能としてある。この弾性変形可能とする構造としては、以下に例示する薄肉の他、該部に軟質材を使用することが考えられる。一方、ブラケットCの下面には前記係止凸条22が係止する係止爪23が形成してある。この係止爪23の外側面は前記係止凸条22の挿入を容易とするために傾斜面としてある。 【0015】上記において、ブラケットCを所定の位置に固定した後、ブラケットの係止爪23に大レール1に係止凸条22をあてがい、大レールを上向きに押し付ける。このとき大レール1の溝21部分は薄肉に構成してあるので、弾性変形し、対向する係止凸条22間の間隔が開き、係止凸条22は係止爪23に係止し、レールはブラケットに固定される。レールをブラケットから外すときは、大レール1の両側壁を内側へ強く押すと、前記溝21部分が変形し、係止凸条22の間隔が拡がるので、レールをブラケットから取り外すことができる。なお、弾性変形の程度は、取付のみ可能な程度としてもよい。 【0016】上記実施形態では、小レール2の溝縁も若干立ち上げたので、大レール1,小レール2共にその溝縁上縁とランナーBの係止頭部11下面とは線接触となり、移動時の摩擦抵抗が小さく移動がスムーズになるが、小レール2の溝縁は立ち上げなくともよい。また、上記実施形態ではレールの断面形状を方形状としたが、図4に示すように断面円形状とすることもできるなど、レールの断面形状に制約はない。更に、ランナーの係止部及び首部の寸法を上記実施形態のようにすると、レール長溝の中心線に沿った円滑な移動が得られるが、このような構成は必須ではない。また、ランナーにはコロランナーを使用することもできる。 【0017】 【発明の実施の形態2】図5において、大レール1と小レール2とを伸縮自在にはめ合わせてカーテンレールAを構成している。前記大レール1の長溝3は小レール2の長溝6よりも幅が狭く構成してある。そして、この実施形態では実施形態1と異なり、大レール1と小レール2の連結部では、レール内面の高さが異なり、小レールの厚さ分だけ段差が生じる。 【0018】前記小レール2の上面には溝15が設けてあり、大レール1をネジ取付タイプのブラケットに固定する際に、ネジ頭を逃げられるようにしてある。このように、小レールに溝15を設けることにより、伸縮タイプのカーテンレールであってもネジ取付タイプのブラケットを使用することが可能となる。 【0019】図6はランナーBを示すものである。このランナーBは軸16の両側にコロ17を設けたコロランナーであり、前記軸16に吊具(図示しない)が取り付けられる。前記コロ17は、その軸16側が大レールの内面を転動する大径の突出部18、外側が小レールの内面を転動する小径の凹入部19としてあり、突出部は凹入部よりも小レールの肉厚分だけ突出し、大レール転動時と小レール転動時との軸16の高さが変化しないようにしてある。また、前記軸16の両側に設けられた二つの突出部の外面間の長さは、前記大レール1の長溝3の幅よりもわずかに小さいものとしてある。 【0020】この実施形態において、ランナーBが大レール1を転動するときには突出部18のみがレールに当接し、大レール1と小レール2の嵌まり合い部分を転動するときには、突出部18と凹入部19の双方がそれぞれ対応するレールに当接し、小レール2を転動するときには凹入部19のみがレールに当接する。したがって、大レールと小レールとの段差の影響を受けることなくランナーはスムーズに移動する。 【0021】ランナーが小レール2を転動するとき、突出部18は小レール2の長溝6内に位置する。そのために、この突出部18はランナーが小レールの中心線に沿って移動させるためのガイドとしても機能する。 【0022】上記においては、コロランナーを例として説明したが、コロのない実施形態1で例示したスライドタイプのランナーに適用することもできる。また、大レールの上部には係止爪を設けて、第一の実施形態のようにブラケットに係止するようにすることもできる。 【0023】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、大レールの溝縁を立ち上げてその上縁を小レールの溝縁上縁と同等としたので、大レールと小レールとの接続部においてランナーを支承する溝縁上縁に段差が生じない。したがって、コロランナーを用いずともスムーズな移動が可能となり、カーテンの開閉をスムーズに、かつカーテンに無理な引っ張り力を加えることなく無理なく行うことができる。 【0024】請求項4の発明によれば、ランナーび内側と外側の高さを変えたので、大レールにはランナーの内側が当接し、小レールにはランナーの外側が当接することとなり、段差の影響を受けることなく移動する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592226475 【氏名又は名称】日東産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月31日(2000.1.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085693 【弁理士】 【氏名又は名称】峯 唯夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−70137(P2001−70137A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月21日(2001.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−21137(P2000−21137) |
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