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【発明の名称】 照明機構の花器
【発明者】 【氏名】秦野 義也

【要約】 【課題】照明器具を中心にして活けられた生花にやドライフラワー、アートフラワー等を内側からライトアップすることによって冠婚葬祭等の式場の雰囲気や幅広い室内空間の装飾効果を高めるようにした照明機構の花器を提供する。

【解決手段】コード4を内蔵した箱形の花器本体1の底部中心部に、前記コード4を挿通させ、上部に照明具8ヲ設けたソケット受筒6を直立状に設け、このソケット受筒6を中心にして前記花器本体1の上部に、中央部に仕切壁3を設けることによって筒部3aを形成した受け皿2を嵌着し、この受け皿2の外壁2aと仕切り壁3の間の凹陥部2aに花挿着材7を取り付け、前記筒部3aの外側に仕切壁3より高い筒状のガラス管9を設けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コードを内蔵した容器形の花器本体の中心部に、コードを挿通させた照明具付ソケット受筒を直立状に設け、このソケット受筒を中心にして前記花器本体の上部に筒状の仕切壁を中央部に壁を設けることによって筒部を形成した受け皿を挿着し、この受け皿の外壁との間の凹陥部に花挿着材を取り付け、前記筒部の外側に仕切壁より高い筒状のガラス管を設けたことを特徴とする照明機構の花器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は花器の中央上部に照明具を設け、照明具を中心にして活けられた生花やドライフラワー、アートフラワー等を内側からライトアップすることによって冠婚葬祭等の式場その他の催事場等、幅広い室内空間の装飾効果を高めるようにした照明機構の花器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生花、ドライフラワー、アートフラワー等の装飾体をライトアップして装飾効果を高めようとする方法は各種提供されているが、その殆んどが外部から複数の電球又は投光器を使って光を当てるもので、活けられた草花の上方又は下方、側方から光を照射する方法で行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装飾効果を高める方法は、照明具と花器とは別途に設けてあるため、照射した光が装飾体に当って反射するだけのものであり、又、照射する光の色を変化させることによって装飾効果を上げたり、複数の方向から光を照射して装飾体を立体的にライトアップさせているが、何れも装飾体の存在を示す手段に過ぎなかった。本発明は活けた生花、ドライフラワー、アートフラワー等の装飾体の中心部に取り付けた照明具の光が生花、ドライフラワー、アートフラワーの葉や花びらを透過することによって装飾体全体が幻想的に浮かび上がるようにするための照明機構の花器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため本発明は、コード4を内蔵した容器形の花器本体1の中心部に、前記コード4を挿通させた照明具8付きのソケット受筒6を直立状に設け、このソケット受筒6を中心にして前記花器本体1の上部に、筒状の仕切壁3を中央部に設けることによって筒部3aを形成した受け皿2を挿着し、この受け皿2の外壁2aと仕切壁3の間の凹陥部2dに花挿着材7を取り付け、前記筒部3aの外側に仕切壁3より高い筒状のガラス管9を設けたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
【0006】図1は本発明の一部切欠斜視図、図2は本発明の使用状態の縦断面図、図3の各図は本発明の応用例を示した断面図で図中の符号Aは装飾体を示す。
【0007】1は花器本体で、この花器本体1の内部には一端に電源プラグ4aを設けたコード4が内蔵され、コード4の他端は花器本体1の底部中央に直立状に設けられたソケット受筒6の内部に挿通され、ソケット受筒6の上部に設けられたソケット5に連結されている。花器本体1は特定の形状のものではなく図2、図3、に示したように、設置する会場や設置場所等、必要に応じて様々な形状の器を利用できる。
【0008】2は花器本体1の上部に設けられた容器状の受け皿で、この受け皿2は底部2a、外壁2b、縁2cからなり、中心部に前記ソケット受筒6を囲むように仕切壁3を設けることによって筒部3aが形成され、外壁2aと仕切壁3の間に凹陥部2dが形成され、凹陥部2dには花挿着材7が設けられていて、生花、ドライフラワー、アートフラワー等の装飾体を差し込んで活けるようになっている。受け皿2は花器本体1とは別体で、花器本体上部に仕切壁部分が嵌着され、必要に応じて花器本体1から取り外すことができるようになっている。
【0009】仕切壁3の高さは特に限定されるものではないが、生花を活ける際、必要な水を貯めることができる程度であればよい。仕切壁3を設けることによって形成された筒部3aは花器本体1の中央上部に直立状にソケット受筒6が設けられていても受け皿2は花器本体1に自在に着脱できる。
【0010】コード4は花器本体1内に収納されていて、使用する際、電源プラグ4aを設けた一端を花器本体1の側底部から引き出すことができるようになっている。他端は花器本体1の中央部に設けられたソケット受筒6の内部を通してソケット受筒6の上部に設けられたソケット5に連結されている。
【0011】ソケット5の上端部には電球等の照明具8が着脱自在に取り付けられるようになっていて、照明具8の点滅は電源プラグ4aをコンセント(図示せず)に差し込めばよいが、花器本体1又はソケット5にスイッチを設ければ電源プラグ4aを差し込んだままの状態で照明具7を点滅させることができる。
【0012】ソケット受筒6はコード4を挿通できる程度の内径の筒体で、花器本体1中央底部に垂直状に固定されている。ソケット受筒6の高さは照明具8が受け皿2の縁2cより高く、生花、ドライフラワー、アートフラワー等の装飾体Aのライトアップ効果の最も高い位置が望ましいが、活けられる装飾体Aは高さが一定ではないので、高さを調整できるような機構にしておくことが望ましい。
【0013】花挿着材7は特に選定されたものではないが、差した生花、ドライフラワー、アートフラワー等が倒れないような材質であることが必要である。装飾体が生花である場合、凹陥部2a水が注入されるので、花挿着材7は水に浮くような材質は避けなければならない。ドライフラワー、アートフラワーの場合も茎が長いと倒れやすいので剣山等確実に固定できる花挿着材が望ましい。
【0014】照明具8は特定の照明具ではなく、通常使用されている家庭用の電球から白光電球、蛍光電球やカラー電球等必要にに応じて各種の電球を使用するようになっていて、式場や会場の雰囲気に合わせた電球を使用できるようになっている。電源は通常家庭に使用されている電源(100V)を使用するようになっているが、乾電池を使用することも可能で、乾電池を使用する場合は花器1の内部かソケット受筒6の中に電池を設ければよい。小さな会場や小さなパーティ用としては電池を使用した小形の花器を利用した方が花器の移動や運搬が簡単にできるので合理的である。
【0015】筒部3aの外側に直立状に設けられたガラス管9は半透明又は透明で前記照明具8の高さより高く設けられているので、照明具8の光が直接装飾体に当たることはなく、全体を柔らかく照射するようになっている。ガラス管9は煙突状になっているので、点灯した際は下部の放熱用吸気口1aから外気を取り入れ、照明具の熱をガラス管の上方の開口部から放出される。従って、装飾体Aが熱せられて変色したり、生花が枯れたりするようなことが少なくなる。
【0016】上記のように構成した本発明を実際に使用する場合は次のようになる。図2に示したように、装飾体Aを活けた照明機構の花器1を所定の場所に設置し、コード4をコンセントに差し込んで照明具8を点灯させると、照明具8を中心に活けられた装飾体の葉や花弁は、ガラス管9を通した光が透過することによって幻想的に浮かび上がる。
【0017】本発明は、図2に示したように花器本体1を縦長に形成し、下部に台1aを設けることによって床上に設置することもでき、用途に従って自在に移動できる。又、図3に示したように花器本体1を細いパイプ状に形成し、スライド杆1b付の台1aヲ設けることによって受け皿2を上下動させることも可能で、装飾用としては勿論、案内灯として、又、壁掛け用としても利用できる。
【0006】
【発明の効果】上記のように構成した本発明には次のような効果がある。
a.照明具の光が半透明のガラス管を通して生花、ドライフラワー、アートフラワー等の装飾体の葉や花弁を透過するので、従来まったく無かった柔らかな幻想的に浮かび上がるようなな活け花が見られる。
b.冠婚葬祭の各行事に合わせて装飾体を活けることによって、それぞれの会場に合った雰囲気を演出することができる。
c.照明具は複数種の発光色の異なるものがあり、冠婚葬祭の各行事に合わせてこれらの照明具を選択することができる。
d.ガラス管は透明から半透明等、各種の色彩を自由に選択できるので、照明具の光の色に関係なく変化に富んだ色彩の選択ができる。
e.花器本体、受け皿の形を変えたり、大きさを変えたり、市販の花器の中に入れたり、手軽に室内、室外の装飾に利用できる。
f.電源を電池にすることによってどのような条件の会場、場所でも自由に利用できる。
【出願人】 【識別番号】500225516
【氏名又は名称】秦野 義也
【出願日】 平成12年4月10日(2000.4.10)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−286377(P2001−286377A)
【公開日】 平成13年10月16日(2001.10.16)
【出願番号】 特願2000−145739(P2000−145739)