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【発明の名称】 回転飲食台における給湯、給水方法およびその装置
【発明者】 【氏名】徳野 信雄

【要約】 【課題】回転飲食台を設置した飲食店において、湯および水を安全に提供することができ、かつ取り扱い易い給湯、給水方法およびその装置を提供する。

【解決手段】基台12上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン14が設けられてなる回転飲食台において、基台12外周縁のカウンター16下部に配設された給湯管18および給水管20に、それぞれ開閉バルブ24が装着されると共に、各開閉バルブ24の給湯口および給水口32間を連結させてカウンター16上に立設させた給湯水カラン34から、各開閉バルブ24をそれぞれ開放させることにより、給湯あるいは給水することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられてなる回転飲食台において、基台(12)の外周縁のカウンター(16)下部に配設された給湯管(18)および給水管(20)に、それぞれ開閉バルブ(24)が装着されると共に、各開閉バルブ(24)の給湯口および給水口(32)間を連結させてカウンター(16)上に立設させた給湯水カラン(34)から、各開閉バルブ(24)をそれぞれ開放させることにより、給湯あるいは給水することを特徴とする回転飲食台における給湯、給水方法。
【請求項2】 各開閉バルブ(24)に開閉レバー(26)を、カウンター(16)上面に延出させて装着し、カウンター(16)上面の開閉レバー(26)を押圧して、各開閉バルブ(24)をそれぞれ開放させることにより、給湯水カラン(34)から、給湯あるいは給水することを特徴とする請求項1記載の回転飲食台における給湯、給水方法。
【請求項3】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられてなる回転飲食台において、基台(12)の外周縁のカウンター(16)下部に給湯管(18)および給水管(20)がそれぞれ配設され、各管(18),(20)にそれぞれ開閉バルブ(24)が装着されると共に、各開閉バルブ(24)の給湯口および給水口(32)間を連結させて給湯水カラン(34)がカウンター(16)上に立設されてなり、各開閉バルブ(24)をそれぞれ開放させることにより、給湯水カラン(34)から、給湯あるいは給水することを特徴とする回転飲食台における給湯、給水装置。
【請求項4】 各開閉バルブ(24)に開閉レバー(26)を、カウンター(16)上面に延出させて装着し、カウンター(16)上面の開閉レバー(26)を押圧して、各開閉バルブ(24)をそれぞれ開放させることにより、給湯水カラン(34)から、給湯あるいは給水することを特徴とする請求項3記載の回転飲食台における給湯、給水装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転飲食台において、客に自ら給湯、給水を行わせるための給湯、給水方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基台上方のクレセントチェーンにより商品を巡回搬送させる回転飲食台における給湯手段は、基台の側壁または基台外周のカウンター上に配備された、押圧スイッチを押圧して給湯口から給湯する給湯カランであり、客は自ら湯呑みにティーパックを入れ、この湯呑みにて押圧スイッチを押圧し、給湯カランの給湯口から湯を湯呑みに汲み入れていた。
【0003】また、客が水を飲む際、カウンター上に水さしが用意されている場合には、この水さしから水を湯呑みあるいはコップに汲み入れて飲めばよいが、水さしが用意されていない場合には、従業者に注文して給仕してもらっていた。
【0004】また、カウンター上に給水カランが配備されている回転飲食台は皆無であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、回転飲食台が設置された飲食店において、カウンター上に給水カランは配備されていないため、水が飲みたい客は、水さしが用意されている場合には、水さしから水を湯呑みあるいはコップ内に汲み入れればよいが、水さし内の水が十分でない場合、または水さしが用意されていない場合には、従業者に注文して給仕してもらう必要があり、混雑時にはすぐに水を飲むことができず、食事を楽しむことができないことが問題となっていた。
【0006】また、給湯するための給湯カランの押圧スイッチは、子供が不用意に触れても作動しないように配慮されているため、力の弱い子供、女性では押圧することが不可能であり、取り扱い難いことが問題となっていた。
【0007】また、給湯する際、湯呑みにより給湯カランの押圧スイッチを押圧するため、使い捨て可能な素材である紙製湯呑み(コップ)を採用することができず、湯呑みは陶磁器製あるいはプラスチック製とする必要があり、このためコトスが高騰することが問題となっていた。
【0008】また、湯呑みにより給湯カランの押圧スイッチを押圧する際、押圧スイッチから湯呑みが外れ易く、客が手、指に怪我、火傷をすることが問題となっていた。
【0009】また、給湯カランのカウンター上面から押圧スイッチ部分までは湯が流入した状態であり、この部分がカウンター上に露出していたため、この部分に不用意に手、指が触れると、火傷をすることが問題となっていた。
【0010】このため、回転飲食台が設置された飲食店において、湯のみならず水をも客に安全に提供し、また取り扱い易い給湯、給水機構の配備が強く望まれている。
【0011】本発明は、このような要望に対処し、回転飲食台が設置された飲食店において、湯および水を安全に提供することができ、かつ取り扱い易い給湯、給水方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーンが設けられてなる回転飲食台において、基台の外周縁のカウンター下部に配設された給湯管および給水管に、それぞれ開閉バルブが装着されると共に、各開閉バルブの給湯口および給水口間を連結させてカウンター上に立設させた給湯水カランから、各開閉バルブをそれぞれ開放させることにより、給湯あるいは給水することを特徴とするもの、または各開閉バルブに開閉レバーを、カウンター上面に延出させて装着し、カウンター上面の開閉レバーを押圧して、各開閉バルブをそれぞれ開放させることにより、給湯水カランから、給湯あるいは給水することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る回転飲食台における給湯、給水装置は、図1〜図3に示すように、基台12の上方ですし等の商品が載置された商品皿(図示略)を巡回搬送させるクレセントチェーン14が設けられ、基台12の外周縁にカウンター16が設けられてなる回転飲食台に配設されるものであり、以下にその構成を詳述する。
【0014】基台12の外周縁のカウンター16下部に、給湯管18および給水管20が、カウンター16に沿わせて配設されている。
【0015】本例において、給湯管18および給水管20は適宜間隔を隔てて平行に、基台12側のカウンター16下部の角隅部分に配設され、また両管18,20は同一のカバー22により被覆されている。
【0016】また、給水管20には冷水を供給することが望ましい。
【0017】各管18,20にそれぞれ開閉バルブ24が装着されている。
【0018】本例において、開閉バルブ24も基台12側のカウンター16下部の角隅部分に配設され、カバー22内に収納されている。
【0019】各開閉バルブ24には、開閉レバー26が、カウンター16上面に延出させて装着されている。
【0020】本例において、開閉レバー26は、押圧方式により、開閉バルブ24を開閉するものであり、開閉レバー26の押圧時のみ開閉バルブ24が開放される。
【0021】さらに、詳述すると、開閉バルブ24内には弁体28がバルブ閉塞側にスプリング30を介して付勢させて設けられ、この弁体28に開閉レバー26が装着され、開閉レバー26の押圧により弁体28をスプリング30の付勢力に抗してバルブ開放側に移動させ、給湯口あるいは給水口32へ湯あるいは水を流出させる。
【0022】各開閉バルブ22の給湯口および給水口32間を連結させて給湯水カラン34がカウンター16上に立設されている。
【0023】本例において、給湯水カラン34は1個であり、この1個の給湯水カラン34により給湯、給水が使い分けられる。
【0024】さらに、各開閉バルブ24の各開閉レバー26を押圧に伴い、押圧された開閉レバー26側の給湯管18あるいは給水管20の開閉バルブ24が開放され、給湯水カラン34から、瞬時に給湯、給水される。
【0025】これらの給湯管18、開閉バルブ24、給湯口32は、全てカウンター16下部に配設され、給湯水カラン34内には常時湯が流入した状態とならないため、不用意に給湯水カラン34に触れても、火傷をすることがなく、安全である。
【0026】なお、図中36は湯呑み、コップ、紙コップ等の飲料容器を示す。
【0027】本発明に係る給湯、給水装置を使用して回転飲食台のカウンター16上にて給湯、給水する方法を以下に詳述する。
【0028】まず、カウンター16上の給湯水カラン34の下方に湯呑み、コップあるいは紙コップ等の飲料容器36を位置させる。
【0029】この際、飲料容器36の高さが高くない場合には、給湯水カラン34から流出する湯、水が、その湯水流により飲料容器36外部に飛散しないように、手で飲料容器36を把持して給湯水カラン34の直下に位置させた状態で保持することが望ましい。
【0030】次に、湯あるいは水の飲みたい側の開閉レバー26を手で押圧する。
【0031】この際、開閉レバー26は手で押圧すればよく、従来のように湯呑みにて押圧する必要がないため、押圧時に手、指を怪我することがなく、湯呑みとして使い捨て可能な紙製コップを採用することが可能となる。
【0032】次に、押圧された開閉レバー26側の給湯管18あるいは給水管20の開閉バルブ24が開放され、給湯水カラン34から瞬時に給湯あるいは給水される。
【0033】この際、開閉レバー26は、押圧時のみ開閉バルブ24を開放させることができ、従来の給湯カランに装着された押圧スイッチに比べ、小さな力で容易に押圧できるため、力の弱い子供、女性でも容易に操作することができる。
【0034】また、給湯するための給湯管18、開閉バルブ24、給湯口32は、全てカウンター16下部に配設され、かつ給湯カラン34内に常時湯が流入した状態とならないため、不用意に給湯水カラン34に触れても、火傷をすることがなく、安全である。
【0035】なお、本例において、開閉バルブ24には押圧式の開閉レバー26を装着させてあるが、回転式のレバーでもよく、開閉バルブ24を開閉できる他の構造のレバー、スイッチを採用することは自由である。
【0036】また、給湯管18、給水管20、開閉バルブ24はカウンター16下部に配設させてあるが、基台12内部に配設させることは自由であり、その際には被覆するためのカバー22を省略できる。
【0037】また、開閉バルブ24は弁体28を押圧することにより開閉させるものであるが、電磁弁等による機構でもよく、バルブを開閉できる機構であればよい。
【0038】また、給湯水カラン34は1個であるが、各開閉バルブ24にそれぞれ連結させ合計2個設けることは自明のことである。
【0039】また、給湯水カラン34の下部に湯水抜きバルブを連結させ、未使用時に給湯水カラン34内の湯水を排出させる配慮をすることは自由である。
【0040】また、本発明の給湯、給水方法およびその装置は、回転飲食台において使用するものであるが、回転飲食台を設置していない通常の飲食店において、店内のテーブル内部に給湯管18および給水管20、開閉バルブ24、給湯水カラン34の基部を配設させ、テーブル上面に給湯水カラン34の給湯水部を配設させて使用できることは自明のことである。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る回転飲食台における給湯、給水方法およびその装置によれば、給湯するための給湯管、開閉バルブ、給湯口が、全て基台外周縁のカウンター下部に配設され、かつ給湯カラン内に常時湯が流入した状態とならないため、不用意に給湯水カランに触れても、火傷をすることがなく、湯および水を安全に提供することができる。
【0042】また、1個の給湯水カランにより給湯、給水を使い分けることができ、取り扱い易い。
【0043】また、開閉バルブに開閉レバーを、カウンター上に延出させて装着させることにより、開閉レバーの押圧時のみ開閉バルブを開放させることができ、従来の給湯カランに装着された押圧スイッチに比べ、小さな力で容易に押圧できるため、力の弱い子供、女性の力でも容易に操作することができる。
【0044】また、開閉レバーは手で押圧すればよく、従来のように湯呑みにて押圧する必要がないため、押圧時に手、指を怪我することがなく、湯呑みとして使い捨て可能な紙製コップを採用することが可能となり、この紙製コップの採用により使用後の洗浄が不要となるばかりか、コスト削減を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000228475
【氏名又は名称】日本クレセント株式会社
【出願日】 平成11年9月1日(1999.9.1)
【代理人】 【識別番号】100078606
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 宏嗣
【公開番号】 特開2001−70127(P2001−70127A)
【公開日】 平成13年3月21日(2001.3.21)
【出願番号】 特願平11−246944