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【発明の名称】 リクライニングシート用シートバックフレーム
【発明者】 【氏名】鳥居 正治

【氏名】馬淵 忠幸

【要約】 【課題】シートバックフレーム本体の両サイドパネル間にコネクティングパイプを強固に張架することができるうえに組付作業性のよいリクライニングシート用シートバックフレームを提供すること。

【解決手段】中間にフランジ31を備えたブッシュ3を一端に嵌着してあるブッシュ付のコネクティングパイプ2を、両サイドパネル11a、11bの下部対向位置に軸孔12a、12bを設けたバックフレーム本体1の下部間に介在させてブッシュ3の先端部分32を軸孔12aを通じて一方のサイドパネル11aの外側に突出させるとともに他端を他方のサイドパネル11bの軸孔12bに臨ませ、このコネクティングパイプ2の他端開口に他方のサイドパネル11bの外面にボルト止めしたアウターリクライニング4の支持軸41を差込んだ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中間にフランジ(31)が張設されているブッシュ(3) を一端に嵌着してあるブッシュ付のコネクティングパイプ(2) を、両サイドパネル(11a)、(11b) の下部対向位置に軸孔(12a) 、(12b) を設けてある逆U字状のバックフレーム本体(1) の下部間に介在させて、前記ブッシュ(3) の先端部分(32)を一方のサイドパネル(11a) の軸孔(12a) を通じて外側に突出させるとともにコネクティングパイプ(2) の他端開口を他方のサイドパネル(11b) の前記軸孔(12b) に臨ませ、他方のサイドパネル(11b) の外面にアウターリクライニング(4) をその内面より突出する支持軸(41)が他方のサイドパネル(11b) の軸孔(12b) に臨ませてある前記したコネクティングパイプ(2) の他端開口に差込まれるように添装してこれを他方のサイドパネル(11b) にボルト止めすることによりシートバックフレーム本体(1) の下部間にコネクティングパイプ(2) を張架したことを特徴とするリクライニングシート用シートバックフレーム。
【請求項2】 ブッシュ(3) の先端部分(32)の断面形状が、長円形または多角形である請求項1に記載のリクライニングシート用シートバックフレーム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリクライニングシートのシートバックの骨格となるリクライニングシート用シートバックフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リクライニングシートのシートバックの骨格となるリクライニングシート用シートバックフレームとしては、従来から、シートバックフレーム本体の両サイドパネルの下端部間にコネクティングパイプを張架したものが広く使用されている。この種のシートバックフレームは、両サイドパネルの下端部間にコネクティングパイプを張架するために、前記両サイドパネルの対向位置に一対の軸孔を設けてこれに両サイドパネル間に介在させたコネクティングパイプの両端を支持させるのを普通としているが、両サイドパネル間にコネクティングパイプを簡単な手数で強固に支持させ難く、このために組付作業時にコネクティングパイプが脱落するおそれがあって作業性が悪いという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとするところは上記のような従来の問題点を解決して、シートバックフレーム本体の両サイドパネル間にコネクティングパイプを強固に張架することができるうえに組付作業性のよいリクライニングシート用シートバックフレームを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明のリクライニングシート用シートバックフレームは、中間にフランジが張設されているブッシュを一端に嵌着してあるブッシュ付のコネクティングパイプを、両サイドパネルの下部対向位置に軸孔を設けてある逆U字状のバックフレーム本体の下部間に介在させて、前記ブッシュの先端部分を一方のサイドパネルの軸孔を通じて外側に突出させるとともにコネクティングパイプの他端開口を他方のサイドパネルの前記軸孔に臨ませ、他方のサイドパネルの外面にはアウターリクライニングをその内面より突出する支持軸が他方のサイドパネルの軸孔に臨ませてある前記したコネクティングパイプの他端開口に差込まれるように添装してこれを他方のサイドパネルにボルト止めすることによりシートバックフレーム本体の下部間にコネクティングパイプを張架したことを特徴とするものである。なお、前記したブッシュは、その先端部の断面形状を多角形または長円形として回り止め機能が発揮されるようにしておくことが好ましく、これを請求項2の発明とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図において、1は逆U字状のシートバックフレーム本体であって、このシートバックフレーム本体1の両サイドパネル11a、11bの下部の対向位置には軸孔12a、12bが設けられている。2は前記したサイドパネル11a、11bの下端部間に張架されるコネクティングパイプであって、このコネクティングパイプ2は、バックフレーム本体1の両サイドパネル11a、11bの下部間に介入できる長さで、両端部分を狭窄された連結用の細管部21a、21bとされているパイプ本体の一端開口にブッシュ3を嵌着したブッシュ付きのコネクティングパイプとされている。このブッシュ3は、中間のフランジ31を挟んで先端部分32と基端部分33とが区画される角筒体をポリプロピレン樹脂などの合成樹脂で成形されたもので、その基端部分33がコネクティングパイプ2の主体部であるパイプ本体の一端である細管部21aの開口に中間のフランジ31が達するように嵌着してある。なお、前記したブッシュ3は、回り止め機能が発揮されるように先端部分32の断面形状を多角形または長円形としてある。
【0006】そして、パイプ本体の一端の細管部21aにブッシュ3が嵌着されているコネクティングパイプ2を、両サイドパネル11a、11b間の下部間に介在させて前記したブッシュ3の先端部分31を一方のサイドパネル11aの軸孔12aを通じてサイドパネル11aの外側に突出させるとともに、他端の細管部21bを他方のサイドパネル11bの前記軸孔12bに臨ませ、この軸孔12bに臨むコネクティングパイプ2の他端の細管部21bの開口に、他方のサイドパネル11bの外面にボルト止めしたアウターリクライニング4の内面より突出する支持軸41を差込み、このようにしてコネクティングパイプ2はシートバックフレーム本体1の下部間に張架されてリクライニングシート用シートバックフレームとされている。なお、図3において、5はシートバックフレームにクッション材および表皮を被装してシートバックとした後、これを取付ける周知のリクライニング式シートバックのベースフレームである。
【0007】このように構成されたものは、逆U字状のシートバックフレーム本体1はその下端間に張架してあるコネクティングパイプ2により保形されて充分な強度を発揮することは従来のこの種のリクライニングシート用シートバックフレームと同様であるが、コネクティングパイプ2として、中間にフランジ31が張設されているブッシュ3をパイプ本体の一端の細管部21aに嵌着してあるブッシュ付のコネクティングパイプを用い、このコネクティングパイプ2を逆U字状のバックフレーム本体1の両サイドパネル11a、11bの下部対向位置に設けた軸孔12a、12aの間に介在させて、コネクティングパイプ2の一端の前記したブッシュ3の先端部分31を一方のサイドパネル11aに設けた軸孔12aの内側より、前記した中間のフランジ31が一方のサイドパネル11aの内面に当接する位置まで差し込んで先端部分31の端部をサイドパネル11aの外面より外側に突出させ、このようにしてコネクティングパイプ2の一端を一方のサイドパネル11aに支持させるとともに、コネクティングパイプ2の他端は前記した細管部21bの開口を他方のサイドパネル11bに設けた軸孔12bに臨ませ、この細管部21bの開口に他方のサイドパネル11bの外面にボルト止めしたアウターリクライニング4の支持軸41を差込むことにより、シートバックフレーム本体1の下部間にコネクティングパイプ2を張架したものであるから、シートバックフレーム本体1の下部間にコネクティングパイプ2が強固に連結張架されることとなる。
【0008】しかも、コネクティングパイプ2を両サイドパネル11a、11bの下部間に張架する作業は、両サイドパネル11a、11bの下部の対向位置には軸孔12a、12bが設けられている逆U字状のシートバックフレーム本体1と、両端が細管部21a、21bに形成されているパイプ本体と、中間にフランジ31が張設されているブッシュ3とを用意して、先ず、パイプ本体の一方の細管部21aにブッシュ3をその基端部分33をもって嵌着してブッシュ付きのコネクティングパイプ2とし、このコネクティングパイプ2をシートバックフレーム本体1の下部間に介在させて前記したブッシュ3の先端部分をシートバックフレーム本体1の一方のサイドパネル11aの下部にある一方の軸孔12aに挿入してコネクティングパイプ2の他端の細管部21bを他方のサイドパネル11bの下部にある他方の軸孔12aに臨ませ、この状態で他方のサイドパネル11bの外面にボアウターリクライニング4をその内面に突出形成してある支持軸41がコネクティングパイプ2の他端の細管部21bに他方の軸孔12aを通じて差込まれるように添装してボルト止めすればよいので、両サイドパネル11a、11b間にコネクティングパイプ2を張架する組付作業中にコネクティングパイプ2が脱落するおそれがなく、極めて作業性がよくなるという利点がある。
【0009】しかも、コネクティングパイプ2の一端の前記したブッシュ3の先端部分31が一方のサイドパネル11aに設けた軸孔12aより外側に突出していることによって、コネクティングパイプ2の一端にリクライナーのピンを差し込むときには、この突出部分がガイドの働きをすることとなって、作業性はより向上する利点もある。
【0010】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明はシートバックフレーム本体の両サイドパネルの下部間にコネクティングパイプを強固に張架することができるうえに、組付作業性のよいリクライニングシート用シートバックフレームとして業界にもたらすところ極めて大きいものがある。
【出願人】 【識別番号】000169916
【氏名又は名称】高島屋日発工業株式会社
【出願日】 平成12年5月29日(2000.5.29)
【代理人】 【識別番号】100078101
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 達雄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−333833(P2001−333833A)
【公開日】 平成13年12月4日(2001.12.4)
【出願番号】 特願2000−157668(P2000−157668)