| 【発明の名称】 |
椅 子 |
| 【発明者】 |
【氏名】田畑 秀一郎
【氏名】三輪 修
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| 【要約】 |
【課題】比較的設計の自由度が高いうえ、修理及び組み立ての作業性の向上に寄与しえる椅子を提供する。
【解決手段】上側が可動部材2に取り付けられ、下側が固定部材1に取り付けられたそれ自体が伸縮可能なアクチュエータ4を設け、このアクチュエータ4によって最高位置Pと最低位置Qとの間で可動部材2及び座31を昇降駆動可能にした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】床に配置される固定部材と、この固定部材によって、最高位置と最低位置との間で昇降可能に支持された可動部材と、この可動部材に支持された座とを具備するものであって、上側が可動部材に取り付けられ、下側が固定部材に取り付けられたそれ自体が伸縮可能なアクチュエータを設け、このアクチュエータによって最高位置と最低位置との間で可動部材及び座を昇降駆動可能に構成していることを特徴とする椅子。 【請求項2】アクチュエータがその機構部材の全部または一部をケーシングに納めてユニット化したものであることを特徴とする請求項1記載の椅子。 【請求項3】アクチュエータが着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の椅子。 【請求項4】可動部材が、固定部材に昇降スライド可能に支持されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の椅子。 【請求項5】アクチュエータが、電動モータと、この電動モータによって伸縮駆動されるシリンダとを具備するものであることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の椅子。 【請求項6】アクチュエータの上端部が、可動部材に回転可能に取り付けられ、下端部が、固定部材に回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の椅子。 【請求項7】アクチュエータの伸縮方向と、可動部材の昇降スライド方向とを略一致させていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の椅子。 【請求項8】電動モータが下端側に位置し、シリンダが上端側に位置することを特徴とする請求項5記載の椅子。 【請求項9】可動部材に支持された背を具備し、前記アクチュエータの上端部が、背の背面側に位置するように取り付けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の椅子。 【請求項10】固定部材が、床面に配置され前後に延びる左右一対の柱状部材を横架材によって連結してなるベースと、前記ベースから上斜め後方に延びるように設けた左右一対の案内レールと、各案内レールの上端間を連結する補強材と、この補強材の上面に設けた取手とを具備するものであり、可動部材が、前記案内レールに外側から嵌め合わせて、昇降スライドさせることができる案内部材を具備することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の椅子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、座を昇降させることができる椅子に関する。 【0002】 【従来の技術】老人や体の不自由な人にとっては、着座姿勢から立ち上がる際の動作に支障がある場合が多い。特に座椅子などのように座が床近くに位置するようなものでは、このことが顕著となる一方、着座時にも同様の問題が生じる場合もある。そこで、近時、座を自動昇降可能な構成とし、座を昇降動作させることにより、使用者の起立動作、あるいは着座動作を補助するようにした椅子が開発されている。このような座の昇降機能は、老人等を車椅子やベットに移し替えるときにも好適に作用する。 【0003】一方、この種の椅子における代表的な座の昇降機構としては、以下に記述するベルトドライブ方式のものが知られている。 【0004】このベルトドライブ方式とは、モータ等の回転駆動源の出力軸に連結した巻取軸と、座とをベルトにより連結したものである。具体的には、このベルトは、モータ及び座より上方に設けた滑車に引っ掛けてあるものであり、モータを回転させてベルトを巻取軸に巻取らせることによって、座を上方から引っ張り上げるように構成したものである。逆に巻取軸からベルトを繰出せば、座を降下させることができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したような座を引っ張り上げる構成のものでは、座に引っ張り力を作用させる部位よりも上方に滑車等を配置することが必要になる。そして、座の昇降可能なストロークは、最低位置にある座と、滑車との距離に依存する。したがって、座の昇降ストロークを十分に確保するには、滑車を比較的上方に位置させなければならないこととなって、その滑車を支持し得る高さを有した固定部材が必要となる。 【0006】その結果、固定部材の高さを一定以上に低くできなくなる等、設計の自由度が低いものとなるうえ、それに附随して支持体以外の部品にも制限がかかり機能の向上にも歯止めをかけることにもなりかねない。 【0007】さらに、ベルトドライブ方式のものは、ベルトが破損したり外れたりするおそれがあるうえ、構造的に比較的複雑であるため、故障の修理に複雑な作業が必要となる部分もある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような点を一挙に解決すべくなされたものであって、ベルトの代わりにそれ自体が伸縮可能なアクチュエータを用いて座を昇降させるようにしたものであって、比較的設計自由度の高い椅子を提供するとともに、修理及び組み立ての作業性を向上できるようにすることを主たる目的としている。 【0009】 【発明の実施の形態】すなわち本発明の椅子は、床に配置される固定部材と、この固定部材によって、最高位置と最低位置との間で昇降可能に支持された可動部材と、この可動部材に支持された座とを具備するものであって、上側が可動部材に取り付けられ、下側が固定部材に取り付けられたそれ自体が伸縮可能なアクチュエータを設け、このアクチュエータによって最高位置と最低位置との間で可動部材及び座を昇降駆動可能に構成していることを特徴とする。 【0010】このようなものであれば、座をアクチュエータによって押し上げて上昇させる構造となるので、上述した引っ張り上げる構造のものとは異なり滑車等が不要となって、固定部材に背丈のあるものを用いなくとも、十分な座の昇降ストロークを確保できるようになる。 【0011】また、アクチュエータの伸縮に伴って可動部材が昇降し、アクチュエータは可動部材の上端より低い位置に位置することとなるため、従来のように滑車が可動部材あるいは座より上方に位置するといった自体を回避できる。 【0012】したがって、設計の自由度が飛躍的に向上し、ひいては椅子の機能向上の可能性を拡げることができるようになるうえ、外観に悪影響を与えることも防止できるようになる。 【0013】さらに言えば、アクチュエータがシリンダを伸縮させて可動部材を昇降させるようなものであれば、破損するおそれのあるベルト等を用いなくてもよいので、故障を少なくできるようになり、椅子に信頼性を与えることができるようになる。 【0014】使用者が駆動音を気にすることなく座を昇降させることができるとともに、アクチュエータの修理や交換の作業性を向上できるようにするには、アクチュエータがその機構部材の全部または一部をケーシングに納めてユニット化したものが望ましい。 【0015】アクチュエータが故障した際、修理や交換の作業性をより向上させるには、アクチュエータが着脱可能に取り付けられているものが好ましい。 【0016】座の昇降動作を滑らかなものとし、快適な使用感を与えるには、可動部材が、固定部材に昇降スライド可能に支持されているものが好ましい。 【0017】アクチュエータの具体例としては、アクチュエータが、電動モータと、この電動モータによって伸縮駆動されるシリンダとを具備するものを挙げることができる。 【0018】座の昇降スライド中に、可動部材が昇降スライド方向軸からずれる等して、可動部材と固定部材との間に極端に大きな摩擦抵抗が生じることにより、可動部材のスライド不良が引き起こされることを防止し、座の昇降スライド動作に確実性を与えるとともに、アクチュエータの取り付け精度誤差を許容し、製作コストを低くできるようにするには、アクチュエータの上端部が、可動部材に回転可能に取り付けられ、下端部が、固定部材に回転可能に取り付けられているものが好ましい。 【0019】アクチュエータの伸縮変化を効率をよく可動部材の昇降スライド運動に変換するには、アクチュエータの伸縮方向と、可動部材の昇降スライド方向とを略一致させていることが望ましい。 【0020】椅子全体のバランスの安定を図るには、電動モータが下端側に位置し、シリンダが上端側に位置するものが好ましい。 【0021】アクチュエータのメンテナンスや取り付けを容易にできるうえ、座の十分な昇降ストロークを確保した上で固定部材の背丈を低くでき、なおかつリンク等を用いるような複雑な構造を不要とすることを実現できる好適なアクチュエータの取り付け態様としては、可動部材に支持された背を具備し、前記アクチュエータの上端部が、背の背面側に位置するように取り付けられているものが挙げられる。 【0022】具体的な実施の態様としては、固定部材が、床面に配置され前後に延びる左右一対の柱状部材を横架材によって連結してなるベースと、前記ベースから上斜め後方に延びるように設けた左右一対の案内レールと、各案内レールの上端間を連結する補強材と、この補強材の上面に設けた取手とを具備するものであり、可動部材が、前記案内レールに外側から嵌め合わせて、昇降スライドさせることができる案内部材を具備するものが挙げられる。 【0023】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 【0024】図1に示す椅子10は、床に配置される固定部材1と、この固定部材1によって、最高位置Pと最低位置Qとの間で昇降可能に支持された可動部材2と、この可動部材2に支持された背座3とを具備するものであって、可動部材2の最低位置Qにおいては座椅子として用いることができるように設定したものである。 【0025】固定部材1は、床面に配置され前後に延びる左右一対の柱状部材たる丸パイプ11を、それらの後端近傍間に横架された横架材16によって連結してなるベース18と、前記横架材16の左右各端部から上斜め後方に延びるように設けたそれぞれが円柱状をなす一対の案内レール12と、各案内レール12の上端間を連結する補強材13と、この補強材13の上面に設けられ、椅子10を移動させる時などに用いられる取手14とを具備するものである。さらに、本実施例では、図2、図3及び図4に示すように、横架材16の後端に後方に延びるように取り付けられた水平支持板17の後端部に、一対のローラ15がそれぞれ左右に突出するように取り付けてある。これらローラ15は下端が丸パイプ11の下端と同一高さ、または若干上方に位置するようにしてあり、椅子10を後ろに傾けることにより、このローラ15のみを床面に接地させて、椅子10を移動させ得るように構成している。 【0026】可動部材2は、背座支持体21と、この背座支持体21に取り付けられ、案内レール12に嵌め合された案内部材22とを具備するものである。 【0027】背座支持体21は、側面視略L字型をなす一対のパイプ状支持部材211を左右に離間させるように横架材212で連結してなるものある。各パイプ状支持部材211は、起立部分213と水平部分214とから一体に形成されたものであり、起立部分213と水平部分214とのなす角度は、丸パイプ11と案内レール12とのなす角度に略一致させてある。横架材212は、水平部分214の前端部間に配置されており、左右のパイプ状支持部材211を屈曲させてこれらと一体形成したものである。 【0028】案内部材22は、パイプ状支持部材211の起立部分213に対し一対が上下に設けられており、その後端部がパイプ状支持部材211にねじ止めされているものである。各案内部材22は、図示しない一対のローラを内蔵してこれらローラによって案内レール12を前後から挟み込ませてなり、可動部材2が案内レール12に案内されて円滑に昇降スライドできるようになっている。 【0029】背座3は、背31と座32とを一体的に具備し、各パイプ状支持部材211の起立部分213に上下に一対設けた取付具8を介して可動部材2に取り付けられたものである。そして、パイプ状支持部材211の起立部分213において主として背31が支持され、水平部分214において主として座32が支持される。 【0030】しかして、本実施例では、可動部材2と固定部材1との間にアクチュエータ4のみを設け、このアクチュエータ4によって、最高位置Pと最低位置Qとの間で可動部材2及び背座3を昇降スライド駆動を可能にしている。 【0031】アクチュエータ4は、ケーシング81に収納した電動モータ41と、この電動モータ41の上側に位置するとともに前記案内レール12と略平行をなすシリンダ42とを一体にユニット化してなるものであり、前記電動モータ41を回転させることにより内部のねじ送り機構によって、シリンダ42に設けたロッド422が突没動作するように構成したボールねじ型のものである。特に、本実施例では、このアクチュエータ4の下端部すなわち電動モータ41側を回転可能かつ着脱可能に固定部材1に取り付け、上端部すなわちシリンダ42側を回転可能かつ着脱可能に可動部材2に取り付けている。なお、符号99はアクチュエータ4を隠すためのカバーである。 【0032】詳述すると、アクチュエータ4の下面は、図6に示すように、各部に設けた第一通し孔411と第二通し孔412とにピン413を貫通させて固定部材1に左右水平軸回りに回転可能に取り付けられている。 【0033】第一通し孔411は、アクチュエータ4の下面から下方に突出した突出柱に形成された左右幅方向に貫通するものである。特に、本実施例では、前記突出柱をその中央部に切り欠きを設けて2つの足要素414からなる二股状にし、これら足要素414に第一通し穴をそれぞれ設けている。 【0034】第二通し孔412は、横架材16に取り付けたブラケット板415に形成した左右幅方向に貫通するものである。特に、本実施例では、この第二通し孔412は、ブラケット板415に設けた突出片416に形成され、この突出片416を前記足要素414間に配置して、前記第一通し孔411に左右両側方から重合されている。 【0035】ピン413は、その先端を一方の第一通し孔411から挿入し、第二通し孔412と他方の第一通し孔411とを順次貫通させた上で、そのピン413の先端部にワッシャ417が嵌められている。 【0036】アクチュエータ4の上端部は、背31の背面側に位置し、各部に設けた第一通し孔423と第二通し孔424とにピン425を貫通させて可動部材2に左右水平軸回りに回転可能に取り付けられている。 【0037】第一通し孔423は、ロッド422の上端部に形成された左右幅方向に貫通するものである。特に、本実施例ではこのロッド422の上端をその中央部に切り欠きを設けて2つの足要素426からなる二股状にし、これら足要素426に第一通し穴423をそれぞれ設けている。 【0038】第二通し孔424は、パイプ状支持部材211の上端部間に横架させた横架材5に形成された左右幅方向に貫通するものである。特に、本実施例では、この第二通し孔424を、横架材5に設けた突出片424に形成し、この突出片424を前記足要素426間に配置して、前記第一通し孔423を左右両側方から重合させている。 【0039】ピン425は、その先端を一方の第一通し孔423から挿入し、第二通し孔424と他方の第一通し孔423とを順次貫通させた上で、そのピン425の先端部にワッシャ427が嵌められている。 【0040】しかして、電動モータ41を駆動すると、ロッド422が案内レール12に沿って突没動作をすることとなり、可動部材2及び背座3が案内レール12に沿って昇降スライドすることとなる。なお、アクチュエータ4の駆動や停止は、座32の両側方にそれぞれ設けられた肘掛け33のいずれかに使用者の好みに応じて選択的に取り付けることができる操作レバー34により制御することができ、可動部材2すなわち座32を昇降スライド運動及び高さの固定ができるようにしてある。したがって、この背座3の昇降機能により、使用者、特に老人や体の不自由な人等の起立動作や、老人等を車椅子やベットの移し替えるときの補助を好適に行うことができる。 【0041】以上のように構成した本実施例によれば、アクチュエータ4がロッド422を突没させて可動部材2を昇降させるものであるので、破損のおそれのあるベルトや滑車が不要となり、固定部材1に背丈のあるものを用いなくとも、十分な背座3の昇降ストロークを確保できるようになる。また、アクチュエータ4の伸縮に伴って可動部材が昇降し、アクチュエータ4は、可動部材2の上端より低い位置に位置することとなるため、従来のように滑車が可動部材2あるいは背座3より上方に位置するといった自体を回避できる。 【0042】この結果、設計の自由度が飛躍的に向上し、外観に悪影響を与えることも防止できるうえ、ひいては椅子10の機能向上や信頼性の向上を図ることができるようになる。 【0043】また、アクチュエータ4が一体的にユニット化されているとともに着脱可能に取り付けられているうえ、アクチュエータ4の上端部が、背31の背面側に位置するように取り付けられているので、アクチュエータ4の修理や交換の作業性を飛躍的に向上できる。 【0044】さらに、アクチュエータ4において、ケーシング81に納めた電動モータ41を下側しているので、使用者が駆動音を気にすることなく背座3を昇降させることができるうえ、椅子10全体のバランスを良好に保てるようになる。 【0045】また、アクチュエータ4の下端部を固定部材1に回転可能に取り付け、上端部を可動部材2に回転可能に取り付けているうえ、可動部材2が固定部材1に昇降スライド可能に支持されているので、背座3の昇降動作が滑らかなものとなって快適な使用感を与えられるとともに、背座3の昇降スライド中に、可動部材2が昇降スライド方向軸からずれる等して、可動部材2と固定部材1との間に極端に大きな摩擦抵抗が生じることにより、可動部材2のスライド不良が引き起こされることを防止し、背座3の昇降スライド動作に確実性を与えることができるようになる。さらに、アクチュエータ4の取り付け精度誤差を許容できるようになり、ひいては製作コストを低くできるようになる。 【0046】なお、本発明は上記実施例に限られるものではない。例えば、可動部材の最高位置と最低位置の規制は、リミットスイッチ等の位置検知手段を設けて、この検知手段からの信号で最低位置また最高位置を越えては、可動部材が昇降スライドしないようにアクチュエータを強制停止してもよい。 【0047】さらに、ロッドの最高突出位置と、最低没入位置とを予め調整しておけば、別段の構成を必要とせずに、可動部材の最高位置と最低位置を機械的に規制することができ、コスト的、スペース的にも有利なものとすることができる。 【0048】さらに言えば、肘掛けを、図1、2、3に示すように、例えば後端部をパイプ状支持部材の起立部分に回転可能に取り付け、水平となる使用位置と起立する非使用位置の間で回転可能に構成すれば、使用者は楽に座から起立したり、座に着座することができるようになる。 【0049】また、例えば、アクチュエータを上記実施例とは天地逆にし、電動モータを可動部材に取り付け、ピストンを固定部材に取り付けてもよい。さらに、案内部材を縦長の筒形状をなすものとし、案内レールに上方から被せたもでもよい。さらには、案内レールが上下に延びる溝を有するものとし、この溝に案内部材を係わり合わせて該溝に沿って昇降スライドをさせるように構成してもよい。また、他のアクチュエータとしてはガスダンパー等も代用することができる。 【0050】さらには、座のみを昇降させ、背は固定したものや、背を具備しない座のみの椅子であっても上記実施例と同様の効果を奏し得る。また、座椅子として用い得るようにしたものに限らず、座の最低位置を実施例よりも上方に設定したものでも構わない。 【0051】その他、各部の具体的な構成は、上述した実施例に限定されるものではなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。 【0052】 【発明の効果】以上に詳述した本発明によれば、座をアクチュエータによって押し上げて上昇させる構造となるので、上述した引っ張り上げる構造のものとは異なり滑車等が不要となって、固定部材に背丈のあるものを用いなくとも、十分な座の昇降ストロークを確保できるようになる。 【0053】また、アクチュエータは、可動部より低い位置に常に位置することとなるため、従来のように滑車が可動部材あるいは座より上方に位置するといった自体を回避できる。 【0054】したがって、設計の自由度が飛躍的に向上し、ひいては椅子の機能向上の可能性を拡げることができるようになるうえ、外観に悪影響を与えることも防止できるようになる。 【0055】さらに言えば、アクチュエータがシリンダを伸縮させて可動部材を昇降させるようなものであれば、破損するおそれのあるベルト等を用いなくてもよいので、故障を少なくできるようになり、椅子に信頼性を与えることができるようになる。 【0056】アクチュエータがその機構部材の全部または一部をケーシングに納めてユニット化したものであれば、使用者は駆動音を気にすることなく座を昇降させることができるとともに、アクチュエータの修理や交換の作業性を向上できるようになる。 【0057】アクチュエータが着脱可能に取り付けられているものであれば、修理や交換の作業性をより向上できるようになる。 【0058】可動部材が、固定部材に昇降スライド可能に支持されているものであれば、座の昇降動作を滑らかなものとし、快適な使用感を与えることができるようになる。 【0059】アクチュエータの具体例としては、アクチュエータが、電動モータと、この電動モータによって伸縮駆動されるシリンダとを具備するものを挙げることができる。 【0060】アクチュエータの上端部が、可動部材に回転可能に取り付けられ、下端部が、固定部材に回転可能に取り付けられているものであれば、座の昇降スライド中に、該可動部材が昇降スライド方向軸からずれる等して、可動部材と固定部材との間に極端に大きな摩擦抵抗が生じることにより、可動部材のスライド不良が引き起こされることを防止し、座の昇降スライド動作に確実性を与えるとともに、アクチュエータの取り付け精度誤差を許容し、製作コストを低くできるようになる。 【0061】アクチュエータの伸縮方向と、可動部材の昇降スライド方向とを略一致させているものであれば、アクチュエータの伸縮変化を効率をよく可動部材の昇降スライド運動に変換することができるようになる。 【0062】電動モータが下端側に位置し、シリンダが上端側に位置するものであれば、椅子全体のバランスの安定を図れるようになる。 【0063】可動部材に支持された背を具備し、前記アクチュエータの上端部が、背の背面側に位置するように取り付けられているものであれば、アクチュエータのメンテナンスや取り付けを容易にできるうえ、座の十分な昇降ストロークを確保した上で固定部材の背丈を低くでき、なおかつリンク等を用いるような複雑な構造を不要とすることを無理なく実現できるようになる。 【0064】具体的な実施の態様としては、固定部材が、床面に配置され前後に延びる左右一対の柱状部材を横架材によって連結してなるベースと、前記ベースから上斜め後方に延びるように設けた左右一対の案内レールと、各案内レールの上端間を連結する補強材と、この補強材の上面に設けた取手とを具備するものであり、可動部材が、前記案内レールに外側から嵌め合わせて、昇降スライドさせることができる案内部材を具備するものが挙げられる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社 【識別番号】591222278 【氏名又は名称】山田工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月25日(2000.4.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085338 【弁理士】 【氏名又は名称】赤澤 一博
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| 【公開番号】 |
特開2001−299493(P2001−299493A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月30日(2001.10.30) |
| 【出願番号】 |
特願2000−124849(P2000−124849) |
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