| 【発明の名称】 |
エアーコントロールふとんにおける温風送風機 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 善雄
【氏名】鈴木 裕子
【氏名】鈴木 恵美
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| 【要約】 |
【課題】掛けふとんや敷ふとんで構成する寝具に温風もしくは冷風を供給して就寝環境をコントロールするエアーコントロールふとんを、例えば病院や家庭において使用する場合に静かに運転することができるとともに、より快適な就寝環境を実現できるようにする。
【解決手段】送風機本体1の左右いずれか一方に寄せて吸気窓2を設ける。吸気窓2から吸引したエアーを送風機本体内を迂回させて、吸気窓2から離れた位置に配置したファン3によって送風し、ヒータ室4を通過させたエアーを上下に配置した二つの送風口5,6から機外に送風する。送風口5,6には双方もしくはいずれか一方にシャッター7,8を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】掛けふとんや敷ふとんなどで構成する寝具に温風もしくは冷風を供給して就寝環境をコントロールする温風送風機において、送風機本体の左右いずれか一方に寄せて正背両面のいずれか片面もしくは両面に吸気窓を開口させ、該吸気窓から吸引したエアーを送風機本体内を迂回させて前記吸気窓から離れた位置に配置したファンによって送風し、ヒータ室を通過させたエアーを温風として送風口から機外に送風するようにしたことを特徴とするエアーコントロールふとんにおける温風送風機。 【請求項2】ヒータ室を通過させた温風は、上下に配置した二つの送風口から機外に送風し、該二つの送風口の双方もしくはいずれか一方に、送風量を規制することができるシャッターを設けてなる請求項1記載のエアーコントロールふとんにおける温風送風機。 【請求項3】送風機本体をベッドフレームの裾部に着脱自在に装着可能としてなる請求項1又は2記載のエアーコントロールふとんにおける温風送風機。 【請求項4】上下方向及び水平方向のいずれにも移動するベッド面起伏機構の裾端部を延長する方向に取付台を設け、該取付台に送風機本体を固定する請求項1又は2記載のエアーコントロールふとんにおける温風送風機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明者らは、ふとんの内部に温風や常温の冷風を送風して、就寝空間を就寝に適した温度,湿度の理想的な環境とするエアーコントロールふとんの思想を発明している。本発明は、このようなエアーコントロールふとんに温風や冷風を供給するための温風送風機に関する発明である。 【0002】 【従来の技術】本発明者らは、特許第2616857号公報や特開平9−15466号などに開示するように、掛けふとんや敷ふとんもしくはエアーコントロールマットに温風や常温の冷風を送風して就寝空間を理想的な温度,湿度にコントロールする思想を開発している。この思想を実現するために配置する温風送風機は、ややもすると騒音が気になることがあった。また、温風によって就寝者が喉の渇きを感じることがあった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、騒音が少なくより静かな温風送風機を実現するとともに、温風による喉の渇きなどの問題を解決し、より快適な就寝環境を実現することができるエアーコントロールふとんにおける温風送風機を実現することを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、送風機本体1の左右いずれか一方に寄せて正背両面のいずれか片面もしくは両面に吸気窓2,2を開口させ、この吸気窓2,2から吸引したエアーを送風機本体1内を迂回させて吸気窓2から離れた位置、具体的には吸気窓と反対の端に配置したファン3によって送風し、送風ダクト15のヒータ室4を通過させたエアーを送風口5,6から機外に送風させる。 【0005】送風口は、二つの送風口を上下に配置し、上下に配置した二つの送風口5,6のうちの上位置の送風口5は、裾部から掛けふとんに16に温風を供給する。一方、下位置の送風口6はエアーコントロール敷きとした敷きふとんやエアーコントロールマット18に裾部から温風を供給する。温風を供給する二つの送風口5,6の双方もしくはいずれか一方に、送風量を規制することができるシャッター7,8を設ける。このシャッター7,8を設けることによって、掛けふとんに供給する温風量と敷きふとんやエアーコントロールマット18に供給する温風量の比率を変更し、より快適な就寝環境を作り出すことが可能となる。 【0006】本発明に係る温風送風機を和室で使用する場合は、送風機本体1をふとんの裾部に置くだけでよい。しかしながら、ベッドで使用する場合はベッドフレーム9の裾部に装着して配置すると送風機本体1がベッドから落ちるようなことがなく安心して使用することができる。また、主として介護用ベッドや病院用ベッドなどでは、ベッド面を起伏できるようにしたものが用いられる。このようなものに対しては、ベッド面起伏機構11の裾端部を延長する方向に取付台10を設け、該取付台10に送風機本体1を固定する。このようにしておくと、ベッドの起伏に応じて送風機本体1が移動し、送風機本体1の送風口5,6と掛けふとんや敷きふとんの送風通路17,19との連結が外れる虞がない。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明のエアーコントロールふとんにおける温風送風機の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る温風送風機の斜視図、図2は横断面図である。 【0008】図1,図2に示す温風送風機は、横長に形成した送風機本体1の片側、図面上左側の正背両面に吸気窓2,2を形成するとともに吸気窓2の反対側、図面上右側の送風機本体1内部にファン3を配置している。モータ13によって駆動されるファン3の吸引力によって新鮮なエアーが吸気窓2から吸い込まれる。吸い込まれたエアーは、フィルター14によって浄化され、送風機本体1内の背面側に形成した吸気ダクト12を通ってファン3に供給される。ファン3から送り出されたエアーは、送風ダクト15のヒータ室4を通って適温に加熱された温風として、送風機本体1のほぼ中央部に位置させた送風口から機外に送風される。図示、実施形態では吸気窓を、送風機本体の正背両面に設けている。したがって、正背両面のいずれかで吸気窓を塞ぐような事情、例えば、ふとんが被さるようなことがあっても支障なく吸気することができる。 【0009】送風機本体1のほぼ中央に位置させる二つの送風口5,6は上下に配置し、それぞれの送風口には送風量を規制することができるようにシャッター7,8を設けている。このシャッターは、上下二つの送風口5,6の両方に設けるものであってもよいが、上方の送風口5にのみ設けるものであってもよい。送風口5,6は、図1、図2に示すようにエアーコントロールふとんの送風通路に接続するための接続筒5a,6aの基部に蛇腹状のフレキシブルパイプ5b,6bを接続しておき、ふとんの動きに順応することができるようにしている。 【0010】温風送風機における騒音源は、モータ13で回転駆動されるファン3の騒音である。送風機本体1の内部で発生したファン3の騒音は、吸気窓2から機外に伝わり騒音と認識される。ところが、本発明では、送風機本体1の左右いずれか一方に寄せて吸気窓2,2を配置し、吸気窓2から離れた位置にファン3を配置している。したがって、ファン3で発生した騒音は送風機本体1内の吸気ダクト12を伝って送風機本体1の離れた位置まで迂回して伝わり、その一部が吸気窓2から漏れることによって初めて騒音と認識される。ところが本発明では、ファン3の騒音が吸気ダクト12を伝わらなくてはならないため、機外に漏れる騒音が非常に小さなものとなる。特に、図示実施形態では吸気ダクト12そのものが曲折形成されているとともに、吸気窓2と吸気ダクト12の間に迂回壁12a ,12b を形成している。そのため、ファンの騒音がより漏れにくくなっている。 【0011】迂回壁12a ,12b は、吸気ダクト12を延長する方向に配置し、かつ吸気窓と平行に重なり合うように配置している。したがって、吸気ダクト12を伝ってきた音が直進的に吸気窓2から漏れるず消音効果の大きなものとなり、就寝者の安眠を妨げることがなくなる。また、吸気窓に設けたフィルター14は騒音の吸収材としても機能する。なお、吸気窓2から吸引されたエアーは、図2において矢印で示すように迂回壁を迂回して吸気ダクト12に流れ込む。 【0012】図3には、上記温風送風機の使用状態の一例を示している。この使用状態は、送風機本体1の上位置の送風口5から機外に送風された温風を、エアーコントロール式の掛けふとんの送風通路17に供給するとともに、下位置の送風口6から機外に送風された温風をマット20の上に敷いたエアーコントロールマット18の送風通路19に供給するようにしている。エアーコントロールマット18の上には、薄い羽毛の敷きふとん21を配置している。これによって、敷きふとんと掛けふとんの間の就寝空間を就寝環境として最適の温度、湿度に維持することができる。 【0013】本発明者らの実験研究の結果、掛けふとんに多量の温風が供給されると、就寝者は喉の渇きを感じることが多くなることが判明した。このようなことから、敷きふとんもしくはエアーコントロールマット18に多めの温風を供給するほうがより快適な就寝環境を実現できることが判明した。エアーコントロール式の敷きふとんもしくはエアーコントロールマット18に多めの温風を供給すると、寝たきりの病人、老人の床擦れを有効に防止することもできる。このようなことから、本発明者らは上下二つの送風口5,6の双方もしくはいずれか一方に、送風量を規制することができるシャッター7,8を設けることを工夫した。このシャッター7,8の開閉操作によって上位置の送風口5と下位置の送風口6から供給される温風の割合を好みの状態に調節することができる。 【0014】送風量を規制するシャッターは、上下二つの送風口5,6の両方に設けるものであってもよいが、いずれか一方、例えば上位置の送風口5にのみシャッターを設け、このシャッターの開閉操作によって温風の供給比率変更するものであっても十分のその目的を達成することができる。前記したように、掛けふとんよりも敷ふとんもしくはエアーコントロールマットに多くの温風を供給するのが望ましいことから、上下いずれか一方の送風口にシャッターを設ける場合は、上位置の送風口5にのみシャッターを設けるのが望ましい。エアーコントロールふとんとしては、掛けふとんと敷きふとんの両方に温風を供給するのが好ましいものではあるが、掛けもしくは敷きのいずれか一方のエアーコントロールふとんを使用する場合がある。このような場合は、一方のシャッターを閉じて使用するとよい。なお、就寝環境の温度、湿度は供給する温風全体の温度及び風量の制御によって実現することができる。 【0015】本発明に係る温風送風機は、図1に示すように着脱もしくは伸縮可能な脚21を装着しておくとよい。このようにしておくと、エアーコントロールふとんをベッドで使用する場合に、図3に示すようにベッドの裾部に自立させ、その高さをエアーコントロールふとんの高さに調節して使用することができる。また、エアーコントロールふとんを和室で使用する場合は、図4に示すようにエアーコントロールふとんの裾部に、ごく短い脚22a を装着した送風機本体1あるいは送風機本体1を直接畳面に置いて使用するとよい。 【0016】エアーコントロールふとんを病院などのベッドで使用する場合、ベッドの裾部に送風機本体1を置いた場合邪魔になったり転倒させる危険性がある。したがって、送風機本体1をベッドフレーム9に固定すると安心して使用することができる。送風機本体1をベッドフレームに固定するには、図5に示すように送風機本体1に突出させた脚22を、ベッドフレーム9に設けた取付孔に差し込んで着脱自在とし、しっかりと固定することができるようにしておくと便利である。もっとも、他の嵌合手段やビス止めなど、任意の手段によって送風機本体をベッドフレームに固定して使用することは可能である。 【0017】主として、病院用ベッドや介護用ベッドには、図6に示すようにマット20の下にベッド面起伏機構11を設け、患者(就寝者)に適した快適な体位で就寝することができる起伏式ベッドが多く使用されるようになった。この種起伏式ベッドは、単に上体を起こすだけでなく足を曲げた姿勢など多様な姿勢で就寝することができるようになっている。 【0018】上記、起伏式ベッドにおいてエアーコントロールふとんを使用する場合、ふとんやマットの裾部の位置が移動するため、送風機本体1の送風口5,6とエアーコントロールふとんの送風通路17,19の接続が外れてしまう可能性がある。そこで、本発明者らは、起伏式ベッドにおいても安心してエアーコントロールふとんを使用することができるように、上下方向及び水平方向のいずれにも移動するベッド面起伏機構11の裾端部を延長する方向に取付台10を設け、この取付台10に送風機本体1を固定する機構を工夫した。これにより、ベッドが起伏してもエアーコントロールふとんと送風機本体の距離を一定に保ち、安心して使用することができる。 【0019】 【発明の効果】請求項1記載の本発明のエアーコントロールふとんにおける温風送風機によれば、吸気窓から離れた位置の送風機本体内にファンを配置するため、機外に出るファンの騒音を小さくすることができる。そのため、就寝者は騒音を気にすることなく安眠することができる効果がある。 【0020】請求項2記載の発明によれば、上下二つの送風口から温風を供給するようにしたため、エアーコントロール式の掛けふとんと敷きふとんを同時に使用することができる。そして、上下に配置した二つの送風口にシャッターを設けたことによって供給される温風量を任意比率に調整し、より快適な就寝環境を実現することができる。一方の送風口のシャッターを塞ぐことによって、掛けもしくは敷きのいずれか一方のみのエアーコントロールふとんを使用することもできる。 【0021】請求項3記載の発明によれば、送風機本体を必要に応じてベッドフレームに固定した状態で使用することができるため、送風機本体がベッドから落ちるようなことがなく安心して使用することができる。また、ベッドに接近させて送風機本体を置く場合のように邪魔になることがない。そのため、病院など限られたスペースのベッドにもエアーコントロールふとんを使用することができる。 【0022】請求項4記載の発明によれば、上体を起こしたり膝を曲げた状態で就寝することができる起伏式ベッドに設置してエアーコントロールふとんを使用する場合において、温風送風機の送風機本体を常時ふとんの裾部分に接近する位置に維持させて使用することができる。したがって、ベッドを起伏させても送風機本体の送風口とエアーコントロールふとんやエアーコントロールマットの送風通路との接続が外れるようなことがなく、安心して使用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591028393 【氏名又は名称】鈴木 善雄 【識別番号】591005497 【氏名又は名称】鈴木 裕子 【識別番号】591005486 【氏名又は名称】鈴木 恵美
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| 【出願日】 |
平成12年4月14日(2000.4.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103654 【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 邦彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−292865(P2001−292865A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月23日(2001.10.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−113159(P2000−113159) |
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