| 【発明の名称】 |
プルマ式ランバーサポート装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野 宏文
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| 【要約】 |
【課題】ランバー部の剛性の向上を図り、ランバー部を所望の保持状態に調整することができるプルマ式ランバーサポート装置を提供する。
【解決手段】下端部がスタビライザー軸4に掛けらたプルマ3の縦ワイヤー31,32をばね14,15,17,18を介して前方に湾曲させてプルマ3のランバー部R1を前湾させる調整機構10を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プルマのランバー部を前湾させる機構を備えたプルマ式ランバーサポート装置であって、シートバックフレームの中央にプルマを有し、シートバックフレームの下部には左右に延びるスタビライザー軸が軸支され、上記プルマは複数のばねを介してシートバックフレームに支持されていると共に、プルマの縦ワイヤーは下端部がフック形状になっていて、このフック部が上記スタビライザー軸に掛けられ、上記シートバックフレームにはブレーキ機構が固定され、このブレーキ機構に操作軸が連結されると共に、操作軸にはピニオン及び操作ハンドルが固定され、上記ピニオンと噛合するセクタギヤは、ブラケットと共に上記スタビライザー軸に固定され、ブラケットとプルマを支持するばねとが連結され、上記操作ハンドルを操作してピニオンによってセクタギヤを回動させて、スタビライザー軸に固定されたブラケットを回動させ、縦ワイヤーをばねを介して前方に湾曲させてプルマのランバー部を前湾させる調整機構を有することを特徴とするプルマ式ランバーサポート装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プルマのランバー部を前湾させる機構を備えたプルマ式ランバーサポート装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のシートバックのプルマ式ランバーサポート装置は、シートバックフレームの中央にプルマを有し、このプルマは縦ワイヤに複数の横ワイヤーが固定された形状からなり、左右の縦ワイヤーとシートバックフレームがコイルばねで連結されることによって支持されており、このプルマのランバー部において、左右の縦ワイヤを前方に押し出す機構を設けて、ランバー部の保持力が調整できるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来のプルマ式ランバーサポート装置では、左右の縦ワイヤを前方に押し出す機構によってランバー部の保持力が調整できるようになってはいるものの、プルマの下部がシートバックフレームに支持されていないため、ランバー部の保持力が不充分で着座者の腰椎を強く支持できないという問題があった。 【0004】本発明は、こうした従来技術の課題を解決するものであり、ランバー部の剛性の向上を図り、ランバー部を所望の保持状態に調整することができるプルマ式ランバーサポート装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、プルマのランバー部を前湾させる機構を備えたプルマ式ランバーサポート装置であって、シートバックフレームの中央にプルマを有し、シートバックフレームの下部には左右に延びるスタビライザー軸が軸支され、上記プルマは複数のばねを介してシートバックフレームに支持されていると共に、プルマの縦ワイヤーは下端部がフック形状になっていて、このフック部が上記スタビライザー軸に掛けられ、上記シートバックフレームにはブレーキ機構が固定され、このブレーキ機構に操作軸が連結されると共に、操作軸にはピニオン及び操作ハンドルが固定され、上記ピニオンと噛合するセクタギヤは、ブラケットと共に上記スタビライザー軸に固定され、ブラケットとプルマを支持するばねとが連結され、上記操作ハンドルを操作してピニオンによってセクタギヤを回動させて、スタビライザー軸に固定されたブラケットを回動させ、縦ワイヤーをばねを介して前方に湾曲させてプルマのランバー部を前湾させる調整機構を有する。 【0006】上記構成によれば、調整機構の操作ハンドルを操作すると、ピニオンによってセクタギヤがスタビライザー軸と共に回動し、このスタビライザー軸に固定されたブラケットが回動する。ブラケットとプルマを支持するばねとが連結されていると共に、プルマの縦ワイヤーの下端部がフック部で上記スタビライザー軸に掛けられているため、縦ワイヤーがばねを介して前方に湾曲しプルマのランバー部が前湾する。これにより、ランバー部の剛性の向上を図り、ランバー部を所望の保持状態に調整することが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 【0008】図1〜図3は、本発明のプルマ式ランバーサポート装置1の構成例を示しており、図1が正面図、図2が左側面図、図3が図1のP−P断面図である。尚、ここでは表皮やパッドが装着されていない状態のシートバックの内部構造を表しているが、実際の使用時には装置全体がパッド及び表皮で覆われた状態となる。 【0009】このプルマ式ランバーサポート装置1は、図1に示すように、シートバックフレーム2の中央にプルマ3を有し、シートバックフレーム2の下部には左右に延びるスタビライザー軸4が軸支されている。上記プルマ3は、縦ワイヤ31〜33に複数の横ワイヤー34が固定された形状からなり、左右の縦ワイヤー31,32とシートバックフレーム2がコイルばね14〜19で連結されることによって支持されている。更に、プルマ3の縦ワイヤー31,32は下端部が図3に示すようにフック形状になっていて、このフック部31a,32aが上記スタビライザー軸4に掛けられている。 【0010】このプルマ3のランバー部R1を前湾させるための調整機構10として、上記シートバックフレーム2の左側にはブレーキ機構6が固定され、このブレーキ機構6に操作軸7が連結されると共に、操作軸7にはピニオン9及び操作ハンドル8が固定されている。上記ピニオン9と噛合するセクタギヤ11は、プルマ3を挟んで配置される2つのブラケット12,13と共に上記スタビライザー軸4に固定されている。そして、各ブラケット12,13の先端部にある係止穴12a,13aにコイルばね15,18の支持端15a,18aが連結され、各ブラケット12,13の基部にある係止穴12b,13bにコイルばね14,17の支持端14a,17aが連結されている。 【0011】図3は、この調整機構10の詳細を動作状態と共に表しており、上記操作ハンドル8を操作して、ピニオン9によってセクタギヤ11を矢印S方向に回動させて、スタビライザー軸4に固定されたブラケット12,13の先端部を矢印T方向に傾動させ、下端部がスタビライザー軸4に掛けらた縦ワイヤー31,32をコイルばね14,15,17,18を介して前方に湾曲させてプルマ3のランバー部R1(図1参照)を前湾させる構成になっている。ここでは、プルマ3のランバー部R1を前湾させたときの状態を想像線で表している。従って、この調整機構10の操作ハンドル8を操作して、プルマ3のランバー部R1の前湾状態を調整し、ランバー部R1の剛性を変えてランバー部R1を所望の保持状態にすることができ、着座者の腰椎をパッド及び表皮を介して最適な強度で支持することができる。 【0012】尚、上記ブレーキ機構6は、いわゆるブレーキドラムであって一方向側からのみ回転可能とする構造になっており、具体的には、操作ハンドル8側からの操作(一方向)でピニオン9を回転させることができるが、セクタギヤ11側からの操作(他方向)でピニオン9を回転させることができない構造(例えば、実開平7−19562号公報参照)になっている。このブレーキ機構6によって、上記調整機構10を用いて調整したプルマ3のランバー部R1の保持状態が維持されるようになっている。 【0013】以上、本発明のプルマ式ランバーサポート装置は、上記した実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成としてもよいことは言うまでもない。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のプルマ式ランバーサポート装置によれば、上記調整機構により、下端部がスタビライザー軸に掛けらたプルマの縦ワイヤーをばねを介して前方に湾曲させてプルマのランバー部を前湾させることができ、ランバー部の剛性の向上を図り、ランバー部を所望の保持状態に調整することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000109738 【氏名又は名称】デルタ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月12日(2000.4.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−292855(P2001−292855A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月23日(2001.10.23) |
| 【出願番号】 |
特願2000−110335(P2000−110335) |
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