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【発明の名称】 リクライニング装置
【発明者】 【氏名】黒田 裕司

【氏名】長野 修

【氏名】市河 信吾

【要約】 【課題】低コストで、軽量化も図れるリクライニング機構を実現する。

【解決手段】アッパアーム12に固着される第1フックプレート15上の、アッパアーム12の傾動中心から離れた位置に、係合突起として、第1及び第2外筒片部15d,15eを設け、アッパアーム12を前倒方向に付勢するスパイラルスプリング16の内端部16aが掛止される第1スプリングフックとして、第1内筒片部15aを設ける。一方、ロアアーム11に固着される第2フックプレート17には、第1及び第2外筒片部15d,15eに当接してアッパアーム12の傾動を規制するストッパ17aと、スパイラルスプリング16の外端部16bが掛止される第2スプリングフック17bとを設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロアアームに対するアッパアームの傾斜角を調整できるリクライニング機構と、前記アッパアームを前倒方向に付勢するスパイラルスプリングと、前記アッパアームの傾動を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備えたリクライニング装置において、前記アッパアームか前記ロアアームの何れか一方のアームを第1アームとし、他方のアームを第2アームとしたときに、前記第1アームに固着され、前記アッパアームの傾動中心軸から離れた位置に、係合突起及び第1スプリングフックを有する第1フックプレートと、前記第2アームに固着され、前記係合突起に当接して前記アッパアームの傾動を規制するストッパ及び第2スプリングフックを有する第2フックプレートとを設け、前記スパイラルスプリングの内端部を前記第1スプリングフックに掛止し、前記スパイラルスプリングの外端部を前記第2スプリングフックに掛止したことを特徴とするリクライニング装置。
【請求項2】 前記第1フックプレートとして、前記アッパアームの傾動中心軸を囲むように配置されると共に、前記スパイラルスプリングの内端部が掛止される内筒片部と、前記アッパアームの傾動中心軸と交差するように、前記内筒片部の前記第1アームとは反対側の端部に連設された中央板部と、前記アッパアームの傾動中心軸に関して略対称位置にあり、それぞれが前記係合突起として機能する第1及び第2外筒片部と、前記内筒片部の前記第1アーム側の端部と前記第1及び第2外筒片部の前記第1アーム側の端部とを結ぶと共に、前記第1アームに固着される外環連結部とからなるものを用い、前記内筒片部と前記第1及び第2外筒片部とで挟まれた空間内に、前記スパイラルスプリングを通したことを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
【請求項3】 シートの両側に且つそれぞれの前記スパイラルスプリングがシートの中央側に位置するように二つのリクライニング機構を配置し、両リクライニング機構のロック/アンロック動作の同期をとるコネクティングパイプでもって両リクライニング機構を連結すると共に、前記コネクティングパイプを前記アッパアームの傾動中心軸上に配置するために、前記中央板部の一部を切り欠いたことを特徴とする請求項2記載のリクライニング装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシート等に装着されるリクライニング装置に関し、更に詳しくは、ロアアームに対するアッパアームの傾斜角を調整できるリクライニング機構と、アッパアームを前倒方向に付勢するスパイラルスプリングと、アッパアームの傾動を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備えたリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリクライニング装置では、アッパアームの傾動を一定範囲内に規制するストッパ機構として、例えば、図12に示すものが用いられている。この図において、ロアアーム1はシートクッション側に設けられ、このロアアーム1に突設されたヒンジピン3には、アッパアーム2が傾動可能に枢支されている。アッパアーム2はシートバック側に設けられ、図示しないリクライニング機構により所望の傾斜角に調整できるようになっている。
【0003】アッパアーム2には、下方周縁のフランジを低く形成されることで、二つの段部2a,2bが設けられている。一方、ロアアーム1には、フックプレート5が固着されており、このフックプレート5には、アッパアーム2の段部2a,2bに当接してアッパアーム2の傾動を一定範囲内に規制するストッパ5aと、スプリングフック5bとが形成されている。
【0004】スパイラルスプリング6は、アッパアーム2を前倒方向に付勢するリターンスプリングで、内端部6aがヒンジピン3の先端のすり割り部に掛止され、外端部6bがフックプレート5のスプリングフック5bに掛止されている。
【0005】この構成において、アッパアーム2は段部2aがフックプレート5のストッパ5aに当接するまで前傾でき、逆に段部2bがフックプレート5のストッパ5aに当接するまで後傾できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記リクライニング装置では、下記の通り、リクライニング装置の軽量化やコストダウンに応えることができない。
【0007】■軽量化を図るには、アッパアーム2の薄肉化が有効であるが、上記構成において、アッパアーム2を薄くすると、段部2a,2b等の強度が落ちるため、薄肉化を図れない。このため、軽量化できないだけでなく、材料を多く使用することになり材料費も高い。
【0008】■ストッパ機構によるアッパアーム2の傾動範囲は装着されるシートにより異なる。このため、上記構成では、大物プレス品であるアッパアーム2を多種類製作しなければならず、製造コストが高くなる。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、低コストで、軽量化も図れるリクライニング機構を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求項1記載の発明は、ロアアームに対するアッパアームの傾斜角を調整できるリクライニング機構と、前記アッパアームを前倒方向に付勢するスパイラルスプリングと、前記アッパアームの傾動を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備えたリクライニング装置において、前記アッパアームか前記ロアアームの何れか一方のアームを第1アームとし、他方のアームを第2アームとしたときに、前記第1アームに固着され、前記アッパアームの傾動中心軸から離れた位置に、係合突起及び第1スプリングフックを有する第1フックプレートと、前記第2アームに固着され、前記係合突起に当接して前記アッパアームの傾動を規制するストッパ及び第2スプリングフックを有する第2フックプレートとを設け、前記スパイラルスプリングの内端部を前記第1スプリングフックに掛止し、前記スパイラルスプリングの外端部を前記第2スプリングフックに掛止したことを特徴とするものである。
【0011】この発明では、ストッパ機構の第1アーム側部品を、第1アームとは別部品であって、係合突起及び第1スプリングフックを有する第1フックプレートで構成したため、第1アームを薄くしても、ストッパ機構の強度が落ちることはない。又、第1アームが同一であっても、第1フックプレートの形状若しくは固着位置を変えるだけで、アッパアームの傾動範囲を変更でき、第1アームを多種類製作する必要もなくなる。よって、コストを下げたり、軽量化を図ることも可能になる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明における第1フックプレートとして、前記アッパアームの傾動中心軸を囲むように配置されると共に、前記スパイラルスプリングの内端部が掛止される内筒片部と、前記アッパアームの傾動中心軸と交差するように、前記内筒片部の前記第1アームとは反対側の端部に連設された中央板部と、前記アッパアームの傾動中心軸に関して略対称位置にあり、それぞれが前記係合突起として機能する第1及び第2外筒片部と、前記内筒片部の前記第1アーム側の端部と前記第1及び第2外筒片部の前記第1アーム側の端部とを結ぶと共に、前記第1アームに固着される外環連結部とからなるものを用い、前記内筒片部と前記第1及び第2外筒片部とで挟まれた空間内に、前記スパイラルスプリングを通したことを特徴とするものである。
【0013】この発明では、第1フックプレートにおける内筒片部の外側に位置する外環連結部を第1アームに固着しているので、第1アームにおけるアッパアームの傾動中心軸の周辺部分が第1フックプレートによって補強されるという利点がある。
【0014】又、この構成において、スパイラルスプリングの内周部を内筒片部に当接するように構成すれば、スパイラルスプリングは、内端部及び外端部が支持されるだけでなく、内筒片部によって内周部が支持されるため、スパイラルスプリングを正しい姿勢に装着できる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、シートの両側に且つそれぞれの前記スパイラルスプリングがシートの中央側に位置するように二つのリクライニング機構を配置し、両リクライニング機構のロック/アンロック動作の同期をとるコネクティングパイプでもって両リクライニング機構を連結すると共に、前記コネクティングパイプを前記アッパアームの傾動中心軸上に配置するために、前記中央板部の一部を切り欠いたことを特徴とするものである。
【0016】この発明では、所謂両側リクライニング装置において、スパイラルスプリングがシートの中央側に位置する場合であっても、スパイラルスプリングや第1フックプレートと干渉することなく、コネクティングパイプを両側のリクライニング機構間に配置できる。
【0017】
【発明の実施の形態】(全体構成)図1〜図3を用いて本発明の実施の形態例の全体構成を説明する。本実施の形態例は、シートの両側にリクライニング機構を配置する両側リクライニング装置に関するもので、図1〜図3では、その片側部分を示している。
【0018】これらの図において、ロアアーム11はシートクッション側に設けられ、このロアアーム11に突設されたヒンジピン13には、後述のリクライニング機構50を介してアッパアーム12が傾動可能に設けられている。アッパアーム12はシートバック側に設けられ、リクライニング機構50により所望の傾斜角に調整できるようになっている。
【0019】アッパアーム12には、第1フックプレート15が固着されている。この第1フックプレート15において、第1及び第2内筒片部15a,15bは、アッパアーム12の傾動中心軸を囲むように配置され、且つ、アッパアーム12の傾動中心軸に関して略対称位置にある。中央板部15cは、アッパアーム12の傾動中心と交差するように、内筒片部15a,15bのアッパアーム12とは反対側の端部に連設されている。第1及び第2外筒片部15d,15eは、アッパアーム12の傾動中心軸に関して略対称位置にある。第1外環連結部15fは、第1内筒片部15aと第1外筒片部15dのアッパアーム12側の端部を結ぶと共にアッパアーム12に固着されている。第2外環連結部15gは、第2内筒片部15bと第2外筒片部15eのアッパアーム12側の端部を結ぶと共にアッパアーム12に固着されている。
【0020】この形状により、第1フックプレート15は、アッパアーム12の傾動中心から離れた位置に、係合突起として、第1及び第2外筒片部15d,15eを有し、アッパアーム12を前倒方向に付勢するスパイラルスプリング16の内端部16aが掛止される第1スプリングフックとして、第1内筒片部15aを有することになる。スパイラルスプリング16は、第1及び第2内筒片部15a,15bと第1及び第2外筒片部15d,15eとで挟まれた空間内を通るように配置されている。
【0021】又、ロアアーム11には、第2フックプレート17が固着されている。この第2フックプレート17には、係合突起として機能する第1及び第2外筒片部15d,15eに当接してアッパアーム12の傾動を規制するストッパ17aと、スパイラルスプリング16の外端部16bが掛止される第2スプリングフック17bとが形成されている。
【0022】本実施の形態例は、シートの両側にリクライニング機構を有しているため、両側のリクライニング機構におけるロック/アンロック動作の同期をとるために、コネクティングパイプ18が設けられている。第1フックプレート15の中央板部15cの一部は、このコネクティングパイプ18を通すために切り欠かれている。本実施の形態例では、貫通穴15hが穿設され、そこにコネクティングパイプ18が嵌挿されている。
【0023】(リクライニング機構)本実施の形態例に用いるリクライニング機構の一例を図5〜図11を用いて説明する。これらの図において、ベース101はロアアーム11に固着されるもので(図6参照)、このベース101には、ヒンジピン13が固着され、更に、このヒンジピン13に、操作ハンドル102が回転可能に取り付けられている。
【0024】ラチェット107はアッパアーム12に固着されるもので(図6参照)、このラチェット107には、中央部に穴109が開設され、この穴109を中心とする円周の全域にわたって内歯111(図5参照)が形成されている。
【0025】ベース101とラチェット107との間には、ラチェット107の内歯111に噛合可能な外歯113が形成されたポール115が二つ設けられている。一方、ヒンジピン13には、ポール115の背部を押してポール115の外歯113をラチェット107の内歯111に噛合させるカム117が回転可能に設けられている。
【0026】ベース101には、各ポール115の両側に位置し、ポール115をラチェット107の内歯111に対して接近/離脱する方向に案内するガイド部141が形成されている(図4及び図5参照)。
【0027】カム117には、二本のピン121が固定され、ピン121の一方の端部は、ベース101に形成された、ヒンジピン13を中心とする円弧状の長穴123(図4及び図7参照)を介して外部に突出し、操作ハンドル102に取り付けられている。又、ピン121の他方の端部は、カム117とラチェット107との間に設けられ、ヒンジピン13に回転可能に取り付けられたガイド板131に取り付けられている(図7参照)。従って、操作ハンドル102の回転は、カム117に伝達され、カム117とガイド板131とは、一体となって回転することになる。
【0028】又、ポール115のガイド板131と対向する面には、ガイド板131に形成されたガイド溝133に係合する突起116が形成されている(図6参照)。ガイド溝133は、ガイド板131がロック解除方向に回転することにより、ポール115をラチェット107の内歯111から離脱させ、ロック方向に回転することにより、ポール115をラチェット107の内歯111と噛合させる形状に設定されている(図5参照)。
【0029】スプリング119は、その付勢力により、カム117を介してポール115を外歯113がラチェット107の内歯111に噛合する方向に押すもので、内端部がベース101に形成された断面形状が半円状の突起143に係止され、外端部がカム117に形成された切り欠き溝118に係止されている(図5参照)。
【0030】本実施の形態例では、ヒンジピン13に形成された小判部151(図6参照)をベース101に形成された小判状の穴100(図4参照)に係合することにより、ヒンジピン13の回転を禁止し、ヒンジピン13の小判部151に連設された大径部153をベース101の裏面に当接し、ヒンジピン13の小判部151のG部(図6参照)をかしめることにより、ヒンジピン13をベース101に固着している。
【0031】カム117には、ヒンジピン13を中心とする円弧状の長穴120(図10参照)が二つ形成され、ガイド板131にも、ヒンジピン13を中心とする円弧状の長穴135(図5〜7参照)が二つ形成されている。
【0032】ヒンジピン13の大径部153には、同一円周上からラチェット107方向に延出し、カム117に形成された長穴120を挿通し、ラチェット107の穴109に係合して、ラチェット107を回転可能に支持する複数の棒部としての断面形状が円弧状の突出部155(図10参照)が二つ形成されている。
【0033】又、カム117には、ラチェット107方向に延出する中空の小判状の突出部161(図10参照)が形成され、この突出部161に他方のリクライニング機構にカム117の動きを伝達する伝達部材としてのコネクティングパイプ18(図6参照)が固着される。
【0034】本実施の形態例では、ベース101にラチェットの107の外縁部と空間を介して対向し、ラチェット107の外縁部が当接可能な突起173(図9及び図11参照)を2か所形成した。そして、ベース101とラチェット107とは、ラチェット107から挿入され、図7に示すようにベース101側の複数の切片201を折り曲げる取り付け金具200により、両者は結合されている。
【0035】(実施の形態例の作動)通常は、スプリング119の付勢力により、カム117がポール115の背部を押し、ポール115の外歯113がラチェット107の内歯111に噛合している。このロック状態では、ラチェット107の回転が禁止され、アッパアーム12(シートバック)は固定されている。
【0036】操作ハンドル102を上方に持ち上げると、スプリング119の付勢力に抗してカム117及びガイド板131がヒンジピン13を中心に回転する。すると、カム117のポール115の背部への押圧が解除されると共に、ポール115がガイド部141及びガイド板131のガイド溝133に案内され、ポール115の外歯113とラチェット107の内歯111との噛合が解除される。このアンロック状態では、ラチェット107は傾動可能となり、アッパアーム12も傾動可能になる。
【0037】カム117の動きは、コネクティングパイプ18を介して、他方のリクライニング機構のカムへ伝達され、両側のリクライニング機構は同期してロックがなされたり、ロック解除がなされる。
【0038】シートバックを所望の位置まで傾動させ、操作ハンドル102への操作力を解除すると、スプリング119の付勢力により、カム117がポール115の背面を押し、ポール115の外歯113がラチェット107の内歯111に再び噛合し、ラチェット107の回転が禁止され、アッパアーム12がロック状態に復帰する。
【0039】本実施の形態例において、ロック解除状態のアッパアーム12は、第1フックプレート15の係合突起として機能する第1外筒片部15dが第2フックプレート17のストッパ17aに当接するまで前傾でき、又、係合突起として機能する第2外筒片部15eがストッパ17aに当接するまで後傾できる。
【0040】本実施の形態例では、ストッパ機構のアッパアーム12側部品を、アッパアーム12とは別部品であって、係合突起として、第1及び第2外筒片部15d,15eを有し、第1スプリングフックとして、第1内筒片部15aを有する第1フックプレート15で構成したため、アッパアーム12を薄くしても、ストッパ機構の強度が落ちることはない。又、アッパアーム12が同一であっても、第1フックプレート15の形状若しくは固着位置を変えるだけで、アッパアーム12の傾動範囲を変更でき、大物プレス品であるアッパアーム12を多種類製作する必要はなく、小物である第1フックプレート15の変更で対応できる。よって、コストを下げたり、軽量化を図ることも可能になる。
【0041】又、第1フックプレート15における中央板部15cで結ばれた第1及び第2内筒片部15a,15bの外側に位置する第1及び第2外環連結部15f,15gをアッパアーム12に固着しているので、アッパアームの傾動中心の周辺部分が第1フックプレート15によって補強できる。このため、薄肉化により仮にアッパアームの傾動中心の周辺部分の強度が落ちたとしても、強度を回復できる。
【0042】更に、スパイラルスプリング16をシート側に配置する場合であっても、スパイラルスプリング16や第1フックプレート15と干渉することなく、コネクティングパイプ18を両側のリクライニング機構間に配置できる。
【0043】又、この実施の形態例において、スパイラルスプリング16の内周部を内筒片部15aや内筒片15bに当接するように構成すれば、スパイラルスプリング16は、内端部16a及び外端部16bが支持されるだけでなく、内筒片部15a又は15bによって内周部が支持されることになり、スパイラルスプリング16を正しい姿勢に装着できる。
【0044】尚、本発明は上記実施の形態例に限定するものではない。例えば、第1フックプレート15の形状やリクライニング機構50の構造を上記構成のものに限る必要はない。具体的には、本実施の形態例では、内筒片部を二つの内筒片部(15a,15b)で形成したが、これらを連結して一つの内筒片部としてもよい。同様に、外環連結部を二つの外環連結部(15f,15g)で形成したが、これらを連結して一つの外環連結部としてもよい。
【0045】又、ロアアーム11とアッパアーム12の機能を逆転させ、ロアアーム11をアッパアームとして用い、アッパアーム12をロアアームとしてリクライニング装置を構成してもよい。言い換えれば、ロアアーム11に第1フックプレート15を固着し、アッパアーム12に第2フックプレート17を固着するように構成してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、係合突起及び第1スプリングフックを有する第1フックプレートを設けたため、第1フックプレートを固着するアッパアーム又はロアアームを薄くしても、ストッパ機構の強度が落ちることはない。又、第1フックプレートを固着するアッパアーム又はロアアームが同一であっても、第1フックプレートの形状若しくは固着位置を変えるだけで、アッパアームの傾動範囲を変更でき、第1フックプレートを固着するアッパアーム又はロアアームを多種類製作する必要もなくなる。よって、コストを下げたり、軽量化を図れる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、第1フックプレートにおける内筒片部の外側に位置する外環連結部をアッパアーム又はロアアームに固着しているので、アッパアーム又はロアアームにおけるアッパアームの傾動中心軸の周辺部分を、第1フックプレートによって補強できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、所謂両側リクライニング装置において、スパイラルスプリングがシートの中央側に位置する場合であっても、スパイラルスプリングや第1フックプレートと干渉することなく、コネクティングパイプを両側のリクライニング機構間に配置できる。
【出願人】 【識別番号】590001164
【氏名又は名称】シロキ工業株式会社
【出願日】 平成12年4月17日(2000.4.17)
【代理人】 【識別番号】100085187
【弁理士】
【氏名又は名称】井島 藤治 (外1名)
【公開番号】 特開2001−292850(P2001−292850A)
【公開日】 平成13年10月23日(2001.10.23)
【出願番号】 特願2000−115054(P2000−115054)