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【発明の名称】 シートバックフレーム
【発明者】 【氏名】西 美 孝

【要約】 【課題】サイドブラケットの強度及び耐久性を向上させる。部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させる。組付作業を簡易迅速に行う。

【解決手段】側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケット3を有し、サイドブラケット3の下部にリクライニング装置のアーム5を固着するボルト穴3aを穿設する。ボルト穴3aを囲むように円形のビード3bを形成する。ビード3bの凹部の内側にアーム5の固着用の円形ピアスナット7bを溶着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上部フレームと両側部フレーム及び下部フレームとから略4角枠状に形成され、側部フレームにリクライニング装置のアームが固着されるシートバックフレームにおいて、前記側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用のナットが溶着されていることを特徴とするシートバックフレーム。
【請求項2】 上部フレームと両側部フレーム及び下部フレームとから略4角枠状に形成され、側部フレームにリクライニング装置のアームが固着されるシートバックフレームにおいて、前記側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用の円形ピアスナットが溶着されていることを特徴とするシートバックフレーム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックフレームに関し、更に詳細に説明すると、上部フレームと両側部フレーム及び下部フレームとから略4角枠状に形成され、側部フレームにリクライニング装置のアームが固着されるシートバックフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等のシートバックはパイプ等を屈折させて略4角枠状に形成されたパイプフレームやパネルフレームを用いている。このパイプフレームを用いる場合にはパイプフレームにS字バネ等のバネ部材を張設し、パッド材や表皮材で被覆して形成されている。
【0003】この車両等のシートバックのパイプフレームにはパネルフレームからなるサイドブラケットが固着され、このサイドブラケットにヒンジアーム及びアームレスト等のヒンジ金具や、リクライニング装置のアーム等が溶着等により固着されている。
【0004】図3及び図4に示す如く、シートバックフレームの側部フレームにはパネルフレームからなるサイドブラケット3が固着され、このサイドブラケット3の下部にリクライニング装置のアーム5がボルト7a,ナット7bにより固着されている。このサイドブラケット3の下部には左右一対のボルト穴3aが形成され、左右一対のボルト7a,ナット7bによりリクライニング装置のアーム5がサイドブラケット3に固着されている。
【0005】また、サイドブラケット3の補強を兼ねて、前記ナット7bとサイドブラケット3との間にパッチ8が設けられている。このパッチ8にも左右一対のボルト穴8aが形成されている。尚、サイドブラケット3の左右一対のボルト穴3a及びパッチ8の左右一対のボルト穴8aはアーム5のボルト穴5aに対応して形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシートバックフレームのサイドブラケット3の強度及び耐久性を増大させるためにサイドブラケット3を肉厚に形成することは重量が増大し、オーバー品質となる部分が発生し、経済性に欠けるものであり、またパッチ8を用いる場合には部品点数が増大し、組付け作業能率を向上させることができず、またコストアップとなる欠点を有していた。更に左右一対の角形のボルト7a,ナット7bを用いる場合には左右一対の角形のナット7bの角部の方向性がバラバラとなり外観を悪化させる虞れを有していた。
【0007】本発明の目的は、シートバックフレームの側部フレームにサイドブラケットを固着し、このサイドブラケットにリクライニング装置のアームを固着する構成において、サイドブラケットの強度及び耐久性を向上させることができ、部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させることができ、外観及び経済性に優れたシートバックフレームを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシートバックフレームは、上部フレームと両側部フレーム及び下部フレームとから略4角枠状に形成され、側部フレームにリクライニング装置のアームが固着されるシートバックフレームにおいて、前記側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用のナットが溶着されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のシートバックフレームは、上部フレームと両側部フレーム及び下部フレームとから略4角枠状に形成され、側部フレームにリクライニング装置のアームが固着されるシートバックフレームにおいて、前記側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用の円形ピアスナットが溶着されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1に記載のシートバックフレームによれば、側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用のナットが溶着されているので、パッチがなくても強度及び耐久性を向上させることができ、部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させることができる。
【0011】本発明の請求項2に記載のシートバックフレームによれば、側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用の円形ピアスナットが溶着されているので、パッチがなくても強度及び耐久性を向上させることができ、部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させることができ、左右一対の円形ピアスナットの方向性が必要でなく外観を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシートバックフレームを図面を参照して説明する。図1及び図2は本発明に係るシートバックフレームを夫々示すものであり、前述せる従来の技術で示した図3及び図4と対応する部分には同一符号を付して説明する。
【0013】図示せざるも、シートバックフレームは、上部フレームと両側部フレーム及び下部フレームとから略4角枠状に形成され、且つ両側部フレームにサイドブラケット3が溶着等により設けられている。
【0014】図1及び図2に示す如く、前記サイドブラケット3の下部には左右一対のボルト穴3aが穿設され、このボルト穴3aを囲むように円形状のビード3bが夫々形成されている。この円形状のビード3bは断面略円弧状に形成されている。
【0015】前記サイドブラケット3の下部にリクライニング装置のアーム5の上部がボルト7a,ナット7bにより固着されている。前記アーム5には左右一対のボルト穴5aが形成されている。
【0016】尚、サイドブラケット3の補強を兼ねて、前記ナット7bとサイドブラケット3との間に従来の技術で示したパッチ8を設ける必要がなく、パッチ8を用いないので部品点数を減少させることができる。
【0017】また、前記ナット7bは円形ピアスナットから形成され、この円形ピアスナット7bをサイドブラケット3の下部の左右一対のボルト穴3aの外周に沿って溶着され、このボルト穴3aを囲むように形成されたビード3bの円形の凹部に円形ピアスナット7bが位置している。
【0018】前記円形ピアスナット7bを用いることにより、左右一対のナット7bの方向性がなく、外観を悪化させる虞れがない。尚、本実施の形態ではボルト7a,ナット7bを左右一対設けたが、上下方向に一対設けるものであってもよく、または更に多数のボルト7a,ナット7bを用いるものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートバックフレームの実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載のシートバックフレームによれば、側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用のナットが溶着されているので、パッチがなくても強度及び耐久性を向上させることができ、部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させることができる。
【0020】本発明の請求項2に記載のシートバックフレームによれば、側部フレームがパネルフレームからなるサイドブラケットを有し、該サイドブラケットの下部にリクライニング装置のアームが固着されるボルト穴が穿設され、該ボルト穴を囲むようにビードが形成され、該ビードの内側に前記アームの固着用の円形ピアスナットが溶着されているので、パッチがなくても強度及び耐久性を向上させることができ、部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させることができ、左右一対の円形ピアスナットの方向性が必要でなく外観を向上させることができる。
【0021】本発明によれば、サイドブラケットの強度及び耐久性を向上させることができ、部品点数を減少させ、組付け作業能率を向上させることができ、外観及び経済性に優れたシートバックフレームを得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000210089
【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
【出願日】 平成12年3月21日(2000.3.21)
【代理人】 【識別番号】100074170
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 修
【公開番号】 特開2001−258672(P2001−258672A)
【公開日】 平成13年9月25日(2001.9.25)
【出願番号】 特願2000−78711(P2000−78711)