| 【発明の名称】 |
車両用シートクッション |
| 【発明者】 |
【氏名】谷本 隆一
【氏名】中嶋 正司
【氏名】二階堂 高弘
【氏名】横田 雄士
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| 【要約】 |
【課題】シートクッションのパッド厚さを薄くしても、着座した乗員の尻下に底付き感をなくすこと。
【解決手段】シートクッション1において、パネルフレーム3の底面31の後半部の尻下領域に乗員の尻部に沿った輪郭形状の開口32を形成し、開口32に弾性部材5を張設し、乗員の荷重によるパッド2の上記尻下領域の圧縮変形に追従して弾性部材5を弾性変形させ、乗員の尻下に底付き感を感じさせない構造とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 パネルフレーム上にパッドを載置し、全体を表皮材で被覆してなる車両用シートクッションにおいて、上記パネルフレームの後半部の尻下領域に、シートクッションに着座した乗員の尻部に沿った輪郭形状の開口を形成し、該開口に弾性部材を張設したことを特徴とする車両用シートクッション。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関し、特にシートクッションの構造改良に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は、車両用シートクッション構造の代表例を示し、図2(A)は パッド2の外観を、図2(B)はパネルフレーム3の外観を示すもので、パッド2をパネルフレーム3上に載置するとともに、全体を図示しない表皮材で被覆してシートクッションを構成する。パッド2は座面23の後半部230が尻下領域で、尻下領域を除く座面23の両側縁を上方に隆起するサイドサポート部21,22とし、着座状態の乗員側面に当たってこれを支持するようになっている。パネルフレーム3は上記形状のパッド2を載置可能な容器形状にプレス成形されている。 【0003】上記構造のシートクッションにおける座り心地、乗り心地の向上はパッド2の厚さをアップすることで対策されており、一般に100〜120mm程度の厚さに設定するようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、身障者等の乗降動作を容易簡便ならしめるためのシート回転機構をシートクッションの下部に設定したシートでは、シートクッションのパッド厚さを60mm程度しかとることができず、着座状態の乗員の尻下に底付き感があり、座り心地、乗り心地が必ずしもよくないという問題があった。 【0005】そこで本発明は、このような課題を解決するもので、パッドの厚さが薄くしかとれなくても乗員の尻下に底付き感を感じさせない快適な車両用シートクッションを提供することを目的としてなされたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、パネルフレーム上にパッドを載置し、全体を表皮材で被覆してなる車両用シートクッションにおいて、上記パネルフレームの後半部の尻下領域に、シートクッションに着座した乗員の尻部に沿った輪郭形状の開口を形成し、該開口に弾性部材を張設したことを特徴とする。 【0007】シートに着座したときに、乗員の尻部の荷重によるパッドのつぶれ状の変形に追従して弾性部材が弾性変形することで乗員の尻下に底付き感を感じさせることがない。 【0008】 【発明の実施の形態】図1(A)は、車両用シートクッション1の尻下領域230における車幅方向断面を示す。図中、2はパッド、3はパネルフレームで、全体を表皮材4により被覆するとともに、パネルフレーム3に形成した開口32に網状の弾性部材5を張設している。 【0009】図1(B)において、パッド2はウレタンの発泡成形体で、座面23が略60mm厚さの平面に形成され、その後半部を除く両側縁は上方に隆起させてサイドサポート部21,22としてある。そして、上記座面23の後半部は、シートクッション1に着座した状態における乗員の尻部に沿った輪郭形状に合わせて幅方向に拡大して尻下領域230を形成せしめてある。 【0010】一方、図1(C)において、パネルフレーム3は薄鋼板をプレス成形によりパッド2を載置可能な容器形状に形成してある。パネルフレーム3の底面31の後半部には、上記パッド2の尻下領域230に対応して、尻下領域230と略同等大きさの楕円形の開口32を形成するとともに、この開口32を塞ぐ網状の弾性部材5を張設してパッド2を載置保持する。 【0011】上記弾性部材5は金属線材からなる金網で、網目はほぼ40mm角程度であり、外周の枠部が上記開口32の開口縁に溶接またはクリップで固定してある。弾性部材5としては、合成樹脂板を用いてもよく、また金属枠材内に強靱な布製帯材を網状に張設したものを用いてもよい。 【0012】上記構造のシートクッションにおいて、着座した乗員の尻部の荷重でパッド2の尻下領域230はつぶれ状に圧縮変形する。このとき、パッド2の尻下領域230は外周方向に広がるとともに、下方へ変形し、この下方への変形に追従して弾性部材5が弾性変形するからパッド厚が薄くても、乗員の尻下に底付き感を感じさせない。 【0013】 【発明の効果】本発明によれば、パッドの厚さが薄くても乗員の尻下の底付き感が無く、快適な座り心地、乗り心地を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000110321 【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年3月6日(2000.3.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067596 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 求馬
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| 【公開番号】 |
特開2001−245744(P2001−245744A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月11日(2001.9.11) |
| 【出願番号】 |
特願2000−59735(P2000−59735) |
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