| 【発明の名称】 |
フットレスト |
| 【発明者】 |
【氏名】帯刀 慶真
【氏名】山中 修
【氏名】杉原 洋
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| 【要約】 |
【課題】フットレストを利用し、乗員の足元付近を照明し、車室内の意匠を向上する。
【解決手段】足載置部材10の足載置部11の表面側に乗員の足Fを載置自在とする。足載置部材10に開口12を形成し、開口に対向して導光板21を配設する。導光板21の端面にLED25を配置し、導光板21に光を入射する。すると、導光板21全体が発光し、その光が開口12から外部に放射され、乗員の足元の照明を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源と、前記光源を内部に収容し、外側面側に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に、前記光源の光を外部に透過自在な光透過部を設けた足載置部材とを具備することを特徴とするフットレスト。 【請求項2】 表面側に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に開口を形成した足載置部材と、前記開口に対向するよう前記足載置部材の裏面側に配設した導光板と、前記導光板の端面に配設され、前記導光板に光を入射自在な光源とを具備することを特徴とするフットレスト。 【請求項3】 光源と、前記光源を内部に収容する筒状をなし、外側面に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に開口を形成し、前記光源の光を前記開口から外部に放射する足載置部材とを具備することを特徴とするフットレスト。 【請求項4】 更に、前記足載置部材の光透過部または開口に、前記光透過部または開口に対応する板状をなし、かつ、前記光源からの光を透過自在な保護板を配設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフットレスト。 【請求項5】 前記保護板は、前記光源からの光を均一に拡散して前記光透過部または開口から放射するよう、平面方向に多数の光拡散孔を形成して配置したことを特徴とする請求項4記載のフットレスト。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車の座席の足元に配設され、乗員の足を載置するフットレストに関し、特に、照明機能を有するフットレストに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車の運転席、助手席及び/または後部座席の足元にフットレストを配設することがある。このフットレストは、乗員の足を載置保持し、乗員が走行時(特にコーナ走行時)に足を踏ん張ることにより姿勢を保ち易くしたり、足を休めたりする等の目的で使用される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ここで、近年、車両、特に自動車産業においては、ユーザーの価値観、趣味、嗜好等の多様化に伴い、車室内の装備の意匠(デザイン)を創意工夫し、車両全体の意匠性を向上する種々の試みが行われている。一方、フットレスト自体は、乗員の足元に配設され、車室内の特に目立つ部位に位置する場合は少ないため、その構造自体は、機能性を重視した意匠とされることが多い。 【0004】よって、上記のような車室内意匠の多様化等の要請に対し、フットレストに照明装置を設けてフットレストを照明し、そのイルミネーションにより独特の意匠的効果を発揮することが考えられる。 【0005】そこで、本発明は、乗員の足元付近を照明自在で、車室内の意匠を向上することができるフットレストの提供を課題とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に係るフットレストは、光源を内部に収容し、外側面側に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に、前記光源の光を外部に透過自在な光透過部を設けた足載置部材を具備する。したがって、光源を発光駆動すると、その発光が足載置部材の光透過部を透過する。 【0007】請求項2に係るフットレストは、表面側に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に開口を形成した足載置部材と、前記開口に対向するよう前記足載置部材の裏面側に配設した導光板と、前記導光板の端面に対向配置され、前記導光板に光を入射自在な光源とを具備する。 【0008】したがって、光源を発光駆動すると、その発光が導光板の端面から導光板内部に入射し、導光板内部を伝播して、導光板の全体が発光する。そして、導光板からの光が、対向する足載置部材の開口を裏面側から表面側に透過する。 【0009】更に、導光板全体の発光により乗員の足元付近を照明するため、導光板の面積に応じた面積の面発光を得ることができる。また、その面発光は均一である。加えて、導光板は薄いため、装置全体の厚みを小さくすることができる。 【0010】請求項3に係るフットレストは、光源と、前記光源を内部に収容する筒状をなし、外側面に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に開口を形成し、前記光源の光を前記開口から外部に放射する足載置部材とを具備する。 【0011】したがって、光源を発光駆動すると、その発光が筒状の足載置部材の内部を伝播して、足載置部材の開口を裏面側から表面側に透過する。 【0012】更に、足載置部材に形成した開口からの発光により乗員の足元付近を照明するため、開口の面積に応じた面積の面発光を得ることができる。また、その面発光は均一である。加えて、足載置部材は筒状であるため、装置全体の寸法を小さくすることができる。 【0013】請求項4に係るフットレストは、請求項1乃至3のいずれかの構成において、更に、前記足載置部材の光透過部または開口に、前記光透過部または開口に対応する板状をなし、かつ、前記光源からの光を透過自在な保護板を配設した。 【0014】したがって、保護板が足載置部の光透過部または開口に位置し、それらを保護する。 【0015】請求項5に係るフットレストでは、請求項4の構成において、前記保護板は、前記光源からの光を均一に拡散して前記光透過部または開口から放射するよう、平面方向に多数の光拡散孔を形成して配置した。 【0016】したがって、光源の光は、保護板の光拡散孔を通過するときに均一に拡散され、光透過部または開口から放射される。また、密に光源を配置することなく、少数の光源を所定間隔で配置した場合には、光源からの光量は、光透過部または開口の各部において偏りがある。しかし、この場合でも、光透過部または開口からの光が保護板の多数の光拡散孔を通過する際に拡散し、均一化される。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、各実施の形態を通じて、同一または対応する部材または要素には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。 【0018】図1は本発明の実施の形態1に係るフットレストを示す断面図である。図2は本発明の実施の形態1に係るフットレストを示す拡大断面図である。 【0019】図1に示すように、実施の形態1のフットレストは、自動車の前部座席1の後側の下方に配設され、後部座席の乗員の足Fを載置自在なものである。詳細には、フットレストは足載置部材10を備え、その足載置部材10は外側面側に乗員の足Fを載置自在となっている。足載置部材10は、金属等の板材を折り曲げ等して図1に示す断面形状とした中空状のものである。即ち、足載置部材10は、垂直部分及び水平部分からなる前側(図1中左側)のアングル状部分と、その後端から後方下側に傾斜する平板状の足載置部11とを有する。足載置部材10は、前部座席1の後側中央から左右に均等に延びる横長長尺状をなし、乗員の左右両足Fを足載置部11等の上表面(外側面)に載置できるようになっている。 【0020】足載置部11の中央には光透過部としての開口12が形成されている。足載置部11の開口12の平面形状は、足載置部11の平面形状に対応したものであり、矩形状、楕円形等、所定の面積を有する形状とする。更に、足載置部材10の後端部(足載置部11の後端から垂下する部分)には、同じく光透過部としての開口13が形成されている。開口13の平面形状は、足載置部材10の後端部を左右方向に延びる帯状または横長長方形状とされている。ここで、足載置部材10の開口12または開口13は、単一の開口としても良く、複数の開口として所定の配置態様で配置しても良い。 【0021】足載置部材10の内部空間には、足載置部材10のアングル状部分の水平部分から足載置部11に対応する断面形状の板状をなす支持板15が固定されている。支持板15の前端部と前部座席1の下面後端部との間には、ブラケット16が介装されている。ブラケットの後端部は、足載置部材10の垂直部分を貫通して内部に延びている。そして、ブラケット16の後端部を支持板15の前端部に、前端部を前部座席1のフレーム2の下面後端部に、それぞれ、ビス等の締結具17,18で固定することにより、足載置部材10を所定位置に固定するようになっている。 【0022】一方、足載置部材10の足載置部11に対応する支持板15の傾斜部分には、導光板21が固定されている。導光板21は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の導光材料からなる。導光板21は、足載置部材10の開口12の外形より大きい外形の平板状をなし、足載置部11及び開口12に平行となるよう傾斜して配置される。そして、導光板21は、開口12に対向してその全面を覆うよう、足載置部材10の裏面側に配設される。更に、導光板21の後端面は、足載置部材10の後端部の開口13を貫通してその後端面から露出している。即ち、導光板21の後端面は、足載置部材10の開口13に対応する部分をその開口13に密に嵌め込まれて、開口13に対応して左右に延びる帯状の発光面22を構成している。 【0023】導光板21の前端面には、発光ダイオード(以下、LEDという)25を実装したプリント基板26が対向して配設及び固定される。そして、LED25の発光面が、導光板21の前端面に対向配置され、その前端面から導光板21内部に光を入射自在となっている。なお、足載置部材10は、光透過部としての開口12により、導光板21から放射されるLED25の光を外部に透過自在である。 【0024】ここで、LED25は、導光板21の前端面でなく、左右いずれかの端面、後端面等、導光板21の端面のいずれかの位置に対向配置し、導光板21内部に光を入射自在とすれば良い。また、導光板21の一端面のみならず、複数の端面、例えば、前後両端面若しくは左右両端面等の対向する両端面、または、3つ以上の端面に配置することもできる。更に、LED25は、導光板21の全面を均一に発光する観点から、導光板21の端面に所定間隔で複数配置することが好ましい。 【0025】また、LED25としては、複数のチップLEDをプリント基板26の長さ方向に所定間隔で配置したLEDアレーを使用している。しかし、LED25としてその他のLED(LEDランプ等)を使用しても良い。また、LED25としては、基本的に、所望のイルミネーション色に応じて任意の発光色を発するものを使用できる。 【0026】更に、LED25として、赤色、緑色及び青色の三原色の光を発光自在なLED、例えば、三原色のLEDチップを樹脂封止したLEDランプを使用し、または、三原色のLEDを適宜に配置して、ドアの開閉に連動してその発光色を変更したり、その他の条件に応じて発光色を変更するよう発光制御しても良い。或いは、手動または自動による遠隔操作により、LED25を任意の態様で発光制御しても良い。 【0027】足載置部材10の開口12には、開口12に対応する平面形状の板状をなし、かつ、LED25からの光を透過自在な保護板30が配設及び固定されている。保護板30は、LED25からの光を均一に拡散して開口12から放射するよう、平面方向に多数の光拡散孔31を形成して配置している。そして、その光透過孔31により導光板21からの光を透過すると共に、保護板30を透過した光を均一に拡散するようになっている。具体的には、保護板30として、パンチングメタルを上記所定の平面形状に形成したものを使用している。 【0028】なお、保護板30としては、少なくとも足載置部材10の開口12から露出する導光板21部分に対応する板状をなし、かつ、導光板21からの光を透過すると共に、導光板21を覆うよう固定できるものであれば良い。即ち、保護板30は、導光板21の保護機能を有し、かつ、光の透過を許容するするものであれば良い。例えば、剛性を有する金属板、樹脂板の他、可撓性を有するシート材を使用することもできる。 【0029】また、例えば、大径の孔または大寸法の開口を少数形成した板状のものを保護板として使用しても良い。しかし、光拡散効果を発揮して均一な面発光を得るため、上記のような小径の多数の光拡散孔31を設けることが好ましい。また、光拡散孔は、同一直径の小円形とし、均一な密度で配置することがより好ましい。或いは、保護板30として、パンチングメタル以外に、小さな網目の金網状部材を使用したり、金属以外の材料からなる板材に孔または開口を形成したものを使用してもよい。 【0030】また、光拡散孔31は、保護板30の平面方向に多数配置し、導光板21からの光を均一に拡散できるものであれば良い。よって、円形以外に、角形としても良く、また、その配置態様も任意である。例えば、特定の規則を有するパターン配置の他、規則性を有しないランダムな配置態様とすることができる。 【0031】次に、上記のように構成された実施の形態1に係るフットレストの作用を説明する。 【0032】LED25を発光駆動すると、その発光が足載置部材10の光透過部としての開口12を透過する。即ち、LED25の発光が導光板21の端面から導光板21内部に入射し、導光板21内部を伝播して、導光板21の表面全体が発光する。そして、導光板21の上面側では、LED25からの光が上方に放射され、対向する足載置部材10の開口12を裏面側から表面側に透過する。その結果、LED25からの光により、導光板21及び足載置部材10の開口12を介して、乗員の足元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上することができる。 【0033】このとき、足載置部材10に開口12を形成し、導光板21及びLED25を配設するだけの簡単な構成で、乗員の足元付近を照明するための構造を提供することができる。その結果、装置の製造が簡単になり、製造コストを低減することができる。 【0034】更に、導光板21全体の発光により乗員の足元付近を照明するため、導光板21の面積に応じた面積の面発光を得ることができる。また、その面発光は均一である。その結果、均一な面状の照明を行うことができ、かつ、面発光による独特のイルミネーション効果を発揮することができる。加えて、導光板21は薄いため、装置全体の厚みを小さくすることができる。その結果、装置全体を薄型化し、コンパクトな構成とすることができる。 【0035】加えて、保護板30が、乗員の足Fを載置する部分となる足載置部材10の開口12に対応して位置し、足載置部材11内部の部品等を保護する。その結果、外部環境または外的要因による開口12への悪影響を防止し、装置としての信頼性等を維持することができる。例えば、乗員の靴により足載置部材10内部の導光板21等を損傷するといった不具合を防止することができる。或いは、異物が足載置部材10内に落下し、LED25等の動作に支障をきたすといった不具合を防止することができる。また、保護板30は、光を透過自在であるため、フットレストの照明機能を損なうことはない。 【0036】また、LED25の光は、保護板30の光拡散孔31を通過するときに均一に拡散され、足載置部材10の開口12から放射される。また、密にLED25を配置することなく、少数のLED25を所定間隔で配置した場合には、LED25からの光量は、開口12の各部において偏りがある。しかし、この場合でも、開口12からの光が保護板30の多数の光拡散孔31を通過する際に拡散し、均一化される。その結果、足載置部材10の開口12の平面方向全体にわたって均一な輝度の照明を得ることができる。 【0037】一方、LED25から導光板21に入射した光は、発光面22から後方に放射される。即ち、導光板21の発光面22からの光が、足載置部材10の後端側の開口13を透過して後方に照射され、フットレストの後端側で左右に延びる帯状に発光する。その結果、導光板21表面によるフットレストの上面側の発光(照明)に加え、発光面22によるフットレストの後端面側の発光(照明)によっても、乗員の足元の照明を行うことができ、独特の雰囲気のイルミネーションを得ることができる。 【0038】図3は本発明の実施の形態2に係るフットレストの車内における取付位置を示す斜視図である。図4は本発明の実施の形態2に係るフットレストの前部座席に対する取付状態を示す斜視図である。図5は本発明の実施の形態2に係るフットレストを示す断面図である。図6は本発明の実施の形態2に係るフットレストを示す平面図である。図7は本発明の実施の形態2に係るフットレストを示す拡大断面図である。 【0039】実施の形態2に係るフットレストは、実施の形態1のフットレストと、前部座席1への取付状態が主に異なる。即ち、実施の形態1では、前部座席1の後端側から足載置部材10の前端面を貫通して内部に延びるブラケット16等により、フットレストを前部座席1に固定した。一方、実施の形態2では、図3及び図4に示すように、前部座席1の後端側の左右両端から足載置部材10の左右両側面の側方まで延びるブラケット35,36等により、フットレストを前部座席1の後側中央に配設している。 【0040】詳細には、実施の形態2のフットレストは、図5及び図7に示すように、実施の形態1のフットレストと同様の足載置部材10、導光板21、LED25、プリント基板26及び保護板30を備える。足載置部材10は、実施の形態1と同様、足載置部11、開口12、開口13を有し、導光板21は発光面22を有し、保護板30は光拡散孔31を有している。一方、実施の形態2では、足載置部材10の内部には、前部座席1への固定用の構造として、支持板15は配設されず、その代わりに、足載置部材10の左右両側面の下端略中央に、それぞれ、ブラケット36が固定されている。ブラケット36は、足載置部材10の左右各側面を前後に延びている。そして、前部座席1のフレーム2に固定され、後方に延びるブラケット35を、ブラケット36に対してネジ等の締結具により固着することにより、フットレストを所定位置に固定するようになっている。更に、実施の形態2では、足載置部材10の内側面には、補強材38が固定されている。これにより、足載置部材10を樹脂等により形成しても、十分な剛性及び強度を得ることができる。 【0041】上記のように構成した実施の形態2に係るフットレストは、実施の形態1に係るフットレストと同様の作用及び効果を有する。 【0042】図8は本発明の実施の形態3に係るフットレストを示す断面図である。図9は本発明の実施の形態3に係るフットレストを示す平面図である。図10は本発明の実施の形態3に係るフットレストを示す拡大断面図である。 【0043】図8及び図10に示すように、実施の形態3に係るフットレストは、実施の形態1と同様、自動車の前部座席1の後側の下方に配設され、後部座席の乗員の足Fを載置自在なものである。詳細には、フットレストは足載置部材40を備え、足載置部材40は外側面側に乗員の足Fを載置自在である。足載置部材40は、合成樹脂材料等により図8に示す断面形状筒状に形成され、前部座席1の後側下方で左右に延びている。即ち、足載置部材40は、断面アングル状(L字状)の基部41を有している。基部41の下側部分(水平部分)の幅方向略中央には、光透過部としての開口42が形成されている。基部41の開口42の形状は、基部41の水平部分の形状に対応したものであり、通常は、左右方向に延びる帯状または横長長方形状とされている。 【0044】足載置部材40は、基部41の上側に断面略四分円弧状のカバー43を固着している。カバー43の幅方向楽中央には、光透過部としての開口44が形成されている。カバー43の開口44の形状は、カバー43の平面形状に対応したものであり、通常は、左右方向に延びる帯状または横長長方形状とされている。基部41及びカバー43からなる足載置部材40は、前部座席1の後側中央から左右に均等に延びる横長長尺筒状をなし、乗員の左右両足Fをカバー43の上表面(外側面)に載置できるようになっている。ここで、足載置部材40の開口42または開口44は、実施の形態1と同様、単一の開口としても良く、複数の開口として所定の配置態様で配置しても良い。 【0045】カバー43の裏面側(内側面側)には、開口44に対向するよう板状の透光板51が配設されている。透光板51は、開口44の外形より大きい外形の板状をなし、開口43の形状に合わせて湾曲され、ブッシュナット52によりカバー43に固定されている。また、基部41の裏面側(内側面側)には、開口42に対向するよう透光板53が配設されている。透光板53は、開口42の外形より大きい外形の平板状をなし、ブッシュナット54により基部41に固定されている。そして、透光板51,53は、それぞれ、開口42,44に対向してその全面を覆うよう、足載置部材10の裏面側に配設される。なお、透光板51,53は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光性材料からなる。また、透光板51,53は、光散乱(拡散)機能、色フィル多機能等、所定の機能を付加しても良い。 【0046】足載置部材40の内部には、光源としてのLED61を実装したプリント基板62が、基部41の垂直部分の上下中央付近に配設及び固定される。LED61の発光面が、透光板51の下側付近に対向配置され、足載置部材40の内部空間に光を放射自在となっている。そして、LED61の光が、透光板51及び透光板53を透過するようになっている。図9に示すように、プリント基板62は透光板51または開口44に全長にわたって延び、複数のLED61がプリント基板62に一定間隔で配置される。即ち、LED61としては、実施の形態1と同様のLEDアレーを使用している。なお、足載置部材40は、光透過部としての開口42,44により、透光板51,53から放射されるLED61の光を外部に透過自在である。 【0047】ここで、実施の形態1と同様、LED61としてその他のLED(LEDランプ等)を使用しても良く、また、フルカラーLEDまたはマルチカラーLEDを含む任意の発光色のLED61を使用できる。更に、実施の形態1と同様、任意の発光制御によりLED61の発光色を変更したり、発光動作を遠隔操作しても良い。また、LED61は、透光板51,53または開口42,44に光を放射自在な限りにおいて、他の位置に配置してもよい。 【0048】カバー43の開口44と透光板51との間には、開口44または透光板51に対応する湾曲板状をなし、かつ、LED61からの光を透過自在な保護板70が介装して配設されている。保護板70は、ブッシュナット52により透光板51と一体的にカバー43に固定されている。保護板70は、LED61からの光を均一に拡散して開口44から放射するよう、平面方向に多数の光拡散孔71を形成して配置している。そして、その光透過孔71により透光板51からの光を透過すると共に、保護板70を透過した光を均一に拡散するようになっている。具体的には、保護板70として、パンチングメタルを上記所定の形状に湾曲形成したものを使用している。 【0049】なお、実施の形態1の保護板30と同様、保護板70としては、少なくともカバー43の開口44から露出する透光板51部分に対応する板状をなし、かつ、透光板51からの光を透過すると共に、透光板51を覆うよう固定できるものであれば良い。即ち、保護板70は、透光板51の保護機能を有し、かつ、光の透過を許容するするものであれば良い。また、光拡散孔71は、保護板70の平面方向に多数配置し、透光板51からの光を均一に拡散できるものであれば良い。 【0050】次に、上記のように構成された実施の形態3に係るフットレストの作用を説明する。 【0051】LED61を発光駆動すると、その発光が足載置部材40の内部に放射され、透光板51及び透光板53をそれぞれ透過し、更に、光透過部としての開口42及び開口44を透過する。そして、上側の透光板51では、LED61からの光が上方から後方にかけて放射され、対向する足載置部材40の開口44を裏面側から表面側に透過する。その結果、LED61からの光により、透光板51及び足載置部材40の開口44を介して、乗員の足元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上することができる。 【0052】一方、下側の透光板53では、LED61からの光が下方に放射され、乗員の足元の床面3(図3参照)を照明する。その結果、透光板51によるフットレストの上面及び後側面側の発光(照明)に加え、透光板53によるフットレストの下面側の発光(照明)によっても、乗員の足元の照明を行うことができ、独特の雰囲気のイルミネーションを得ることができる。 【0053】このとき、足載置部材40に開口42及び44を形成し、透光板51及び53並びにLED61を配設するだけの簡単な構成で、乗員の足元付近を照明するための構造を提供することができる。その結果、装置の製造が簡単になり、製造コストを低減することができる。 【0054】更に、透光板51,53全体の発光により乗員の足元付近を照明するため、透光板51,53の面積に応じた面積の面発光を得ることができる。また、その面発光は均一である。その結果、均一な面状の照明を行うことができ、かつ、面発光による独特のイルミネーション効果を発揮することができる。加えて、足載置部材40を筒状としたため、装置全体の寸法を小さくすることができる。その結果、装置全体を小型化し、コンパクトな構成とすることができる。特に、乗員の足Fの土踏まず付近を載置できる程度の筒状に形成し、設置の際の省スペース化を図ることができる。 【0055】加えて、実施の形態1と同様、保護板70が、乗員の足Fを載置する部分となる足載置部材40の開口44に対応して位置し、透光板51等を保護する。その結果、外部環境または外的要因による透光板51等への悪影響を防止し、装置としての信頼性等を維持することができる。また、保護板70は、光を透過自在であるため、フットレストの照明機能を損なうことはない。 【0056】また、実施の形態1と同様、LED61の光は、保護板70の光拡散孔71を通過するときに均一に拡散され、足載置部材40の開口42から放射される。その結果、足載置部材40の開口44の平面方向全体にわたって均一な輝度の照明を得ることができる。 【0057】ところで、上記各実施の形態では、フットレストは、後部座席4(図3参照)の乗員の足Fを載置する場合に具体化したが、これを前部座席の乗員の足を載置する場合に適用しても良い。例えば、助手席のグローブボックス下方の床面奥側に、上記各実施の形態のフットレストを配設したり、或いは、運転席のクラッチペダルまたはブレーキペダル(オートマチック車の場合)の左方に配設することができる。また、フットレストを、乗員の両足でなく、片足のみ載置自在な小型(左右寸法の小さい)ものに具体化しても良い。特に、運転席にフットレストを配設する場合、スペースに制限があるため、かかる小型のフットレストとすることが好ましい。 【0058】また、上記各実施の形態のフットレストは、開口12,13,42,44により光透過部を構成し、LED25,61の光を外部に放射するようにしたが、開口部分に透光板を一体的に設けても良い。或いは、開口12,13,42,44に透光板を装着しても良い。この場合の透光板は、有色透明、無色透明等の光透過機能を有するものとするが、乗員の足Fを載置した場合の必要強度等を備えるものとする必要がある。しかし、上記実施の形態のように、開口12,13,42,44のみの構成とした場合、全体の構成が簡単になり、かつ、コストを削減することができる。 【0059】更に、本発明のフットレストは、保護板30,70を設けなくても良い。或いは、開口12,44に保護板30,70を一体化しても良い。即ち、開口12,44部分を保護板と同様の板状とし、多数の光拡散穴31,71を設けても良い。 【0060】また、上記各実施の形態は、導光板21、透光板51,53等による面発光荷より乗員の足元照明を行うようにしたが、多数の点発光または複数の線状の発光により、足元照明を行う構成としても良い。 【0061】更に、足載置部材は、光源を内部に収容し、外側面側に乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に、前記光源の光を外部に透過自在な光透過部を設けたものであれば、上記各実施の形態の構成に限ることなく、他の構成とすることができる。 【0062】更に、上記実施の形態では、光源としてLED25,61を使用したが、ランプバルブ、蛍光管等、LED以外の光源を使用しても良い。また、光源からの光を色フィルタにより着色処理しても良い。 【0063】 【発明の効果】以上のように、請求項1に係るフットレストは、光源の光が足載置部材の光透過部を透過するため、光源からの光により、光透過部を介して、乗員の足元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上することができる。 【0064】請求項2に係るフットレストは、光源の光により導光板の全体が発光し、導光板からの光が、対向する足載置部材の開口を裏面側から表面側に透過する。その結果、光源からの光により、導光板及び光透過部を介して、乗員の足元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上することができる。 【0065】このとき、足載置部材に開口を形成し、導光板及び光源を配設するだけの簡単な構成で、乗員の足元付近を照明するための構造を提供することができる。その結果、装置の製造が簡単になり、製造コストを低減することができる。 【0066】更に、導光板全体の発光により乗員の足元付近を照明するため、均一な面状の照明を行うことができ、かつ、面発光による独特のイルミネーション効果を発揮することができる。加えて、導光板は薄いため、装置全体を薄型化し、コンパクトな構成とすることができる。 【0067】請求項3に係るフットレストは、光源の光が筒状の足載置部材の内部を伝播して、足載置部材の開口を裏面側から表面側に透過する。その結果、光源からの光により、導光板及び光透過部を介して、乗員の足元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上することができる。 【0068】このとき、足載置部材に開口を形成し、かつ、内部に光源を配設するだけの簡単な構成で、乗員の足元付近を照明するための構造を提供することができる。その結果、装置の製造が簡単になり、製造コストを低減することができる。 【0069】更に、足載置部材に形成した開口全体からの発光により乗員の足元付近を照明するため、均一な面状の照明を行うことができ、かつ、面発光による独特のイルミネーション効果を発揮することができる。加えて、足載置部材は筒状であるため、装置全体を薄型化し、コンパクトな構成とすることができる。 【0070】請求項4に係るフットレストは、請求項1乃至3のいずれかの効果に加え、保護板により、外部環境または外的要因による光透過部または開口への悪影響を防止し、装置としての信頼性等を維持することができる。また、保護板は、光を透過自在であるため、フットレストの照明機能を損なうことはない。 【0071】請求項5に係るフットレストでは、請求項4の効果に加え、保護板の光拡散孔により光源の光を均一に拡散し、光透過部または開口の平面方向全体にわたって均一な輝度の照明を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000241463 【氏名又は名称】豊田合成株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089738 【弁理士】 【氏名又は名称】樋口 武尚
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| 【公開番号】 |
特開2001−224463(P2001−224463A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月21日(2001.8.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−41877(P2000−41877) |
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