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【発明の名称】 フットレストの取付構造
【発明者】 【氏名】竹 田 雅 一

【要約】 【課題】収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉するのを防止する。足載せ空間部を拡大する。フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行う。外観及び居住性を向上させる。

【解決手段】脚部14とシートクッション12の後端に側面から見てくの字状の凹部31を形成する。凹部31にリヤフィニッシャ33を固着する。リヤフィニッシャ33にフットレストブラケット23をレッグフレーム35にボルト37止めするための取付凹部41を形成する。取付凹部41にキャップ43を取付ける。キャップ43はフットレストブラケット23に取付けられる枢支軸25に回動可能に取付ける。キャップ43の裏面には取付凹部41に係止される爪部51を形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられていることを特徴とするフットレストの取付構造。
【請求項2】 車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられていることを特徴とするフットレストの取付構造。
【請求項3】 車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられ、該キャップの裏面には前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止される爪部が形成されていることを特徴とするフットレストの取付構造。
【請求項4】 車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられ、該キャップの裏面には前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止される爪部が形成され、前記フットレストブラケットの枢支軸にフットレスト本体の一端を回動可能に枢支した状態で、前記キャップを枢支軸を中心に回動させて取付凹部に押圧することによりキャップの爪部が前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止されるように形成されていることを特徴とするフットレストの取付構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフットレストの取付構造に関し、更に詳細に説明すると、車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シート等においては、前席の車両用シートの背面側にフットレスト本体が設けられ、後席着座者が車両用シートの背面側に沿う収納状態よりフットレスト本体を下方に回動して使用状態として利用することができるようになされ、車室内の居住性の向上を図っている。
【0003】図8に示す如く、従来の車両用シート1はシートクッション2に対してシートバック3が前後傾動可能に取付けられ、シートクッション2は脚部4に取付けられ、この脚部4が前後スライド機構等に載置され、固定レールに対して前後移動調節可能になされている。
【0004】また車両用シート1は、シートクッション2または脚部4の後部にフットレスト本体6が枢支軸7により回動可能に設けられ、このフットレスト本体6が、想像線で示す収納状態で、シートクッション2の後端側に立ち上がり状態となされ、前記フットレスト本体6を下方に回動させることによりフットレスト本体6の使用状態となるように構成されている。
【0005】また、図7に示す如く、シートクッション2及び脚部4の後端側に凹部4aを形成し、この凹部4aにフットレスト本体6を収納する場合には、シートクッション2または脚部4のフレーム側のレッグフレーム4bにフットレストブラケット6aをボルト8で固着し、このフットレストブラケット6aにフットレスト本体6を枢支した枢支軸7を取付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の図8に示す車両用シート1のフットレスト本体6は収納状態でシートクッション2の後端側に立ち上がり状態となされ、フットレスト本体6の使用状態ではフットレスト本体6の足載せ部の長さL1だけしか足を載せることができず、足載せ部を拡大するためにフットレスト本体6の長さを長くした場合には、シートバック3の後傾時にシートバック3とフットレスト本体6とが干渉したりする虞れを有するものであった。
【0007】また、図7に示す如く、シートクッション2及び脚部4の後端側に凹部4aを形成し、この凹部4aにフットレスト本体6を枢支軸7により取付ける場合には、想像線で示す如く、フットレスト本体6を下方に回動させ、シートクッション2の後端とフットレスト本体6との間からボルト8止め用のツール10を挿入し、レッグフレーム4bにフットレストブラケット6aをボルト8止めしなければならず、この場合、シートクッション2の後端とフットレスト本体6との間隔が狭く、作業が困難であり、またボルト8止め状態が外部に露出し、外観見栄えが悪くなる虞れを有していた。
【0008】本発明の目的は、フットレスト本体の収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉する虞れがなく、フットレスト本体の使用状態でロック機構が不要で然も足載せ空間部を拡大することができ、フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行え、耐久性及び外観が優れ、車室内の居住性を向上させることのできるフットレストの取付構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のフットレストの取付構造は、車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2に記載のフットレストの取付構造は、車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項3に記載のフットレストの取付構造は、車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられ、該キャップの裏面には前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止される爪部が形成されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項4に記載のフットレストの取付構造は、車両用シートのシートクッションが脚部に載置され、該脚部の後端に設けられたフットレストブラケットに枢支軸が取付けられ、該枢支軸にフットレスト本体の一端が回動可能に枢支されたフットレストの取付構造において、前記車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられ、該キャップの裏面には前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止される爪部が形成され、前記フットレストブラケットの枢支軸にフットレスト本体の一端を回動可能に枢支した状態で、前記キャップを枢支軸を中心に回動させて取付凹部に押圧することによりキャップの爪部が前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止されるように形成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るフットレストの取付構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図6には本発明に係るフットレストの取付構造の実施の形態が夫々示されており、この実施の形態では車両用シートに本発明を適用した場合として説明するが、これに限定されるものではなく、種々のシートに適用することができる。
【0014】図3には車両用シートのフロント側の車両用シート11の側面説明図が示されており、この車両用シート11はシートクッション12に対してシートバック13がリクライニング装置により前後傾動可能に取付けられ、シートクッション12は脚部14に取付けられ、この脚部14が前後スライド機構15等に載置され、図示しない固定レールに対して前後移動調節可能になされている。
【0015】図1,図3及び図4に示す如く、前記脚部14の後端にフットレスト21が設けられている。このフットレスト21はフットレストブラケット23に枢支軸25が取付けられ、この枢支軸25にフットレスト本体27の一端27aが回動可能に枢支され、他端27bに足載せ部29が形成されている。
【0016】前記フットレスト本体27が収納状態でシートクッション12の後端側に立ち上がり状態となされ、前記フットレスト本体27を下方に回動させることにより足載せ部29を使用状態とすることができる。
【0017】前記脚部14とシートクッション12の後端に側面から見てくの字状の凹部31が形成され、この凹部31にリヤフィニッシャ33が取付けられている。このシートクッション12側の凹部31はシートクッション12をパネルフレームから形成した場合に、パネルフレームの後部の下部の空間を利用して形成することができる。
【0018】前記フットレスト本体27が前記くの字状の凹部31と対応する側面略三角形状に形成されている。また図1に想像線で示す如く、前記フットレスト本体27が凹部31に収納状態で、フットレスト本体27に形成された足載せ部29が前記シートクッション12の後部のくの字状の凹部31の上部辺31aと対向する位置に設けられている。
【0019】図1に示す如く、前記フットレスト本体27の使用状態で、前記フットレスト本体27の足載せ部29の先端と前記シートクッション12のくの字状の凹部31の上部辺31aの先端との間に空間部Wが形成され、前記フットレスト本体27の足載せ部29の長さL1と共に足載せ空間部Lが拡大される。このフットレスト本体27の足載せ空間部Lが拡大これることにより、使用範囲が広がり、リラックス姿勢が取り易く、利便性及び快適性を向上させることができる。
【0020】図2に示す如く、前記凹部31のリヤフィニッシャ33には、前記フットレストブラケット23をシートフレーム側のレッグフレーム35にボルト37止めするための角穴からなる取付凹部41が左右一対形成されている。この取付凹部41にはフットレストブラケット23のボルト37止め後にキャップ43が取付けられる。
【0021】前記キャップ43は、図5及び図6に示す如く、取付凹部41の前面側を被覆する大きさの板体45と、この板体45より前方に突出するアーム部47と、このアーム部47の先端に形成された左右一対の軸支部49とを有している。この軸支部49が前記フットレストブラケット23に取付けられた枢支軸25に回動可能に取付けられている。
【0022】前記キャップ43の板体45の裏面には左右一対の取付凹部41に係止される爪部51が形成されている。この爪部51は左右一対の取付凹部41の両側に夫々係止させるために左右一対形成されている。
【0023】前記キャップ43の軸支部49とフットレスト本体27の一端27aをフットレストブラケット23に取付けられた枢支軸25に回動可能に枢支した状態で、前記フットレスト本体27を枢支軸25を中心に回動させて取付凹部41に押圧すると、キャップ43の板体45も取付凹部41に押圧され、キャップ43の板体45に形成された爪部51が前記リヤフィニッシャ33の取付凹部41の側部に夫々係止される。
【0024】次いで、フットレスト本体27を枢支軸25を中心に回動させ、フットレスト本体27を使用状態としても、キャップ43の板体45は取付凹部41の側部に夫々係止された爪部51の係止状態を保持することにより前方に引き出されることはない。
【0025】
【発明の効果】以上が本発明に係わるフットレストの取付構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載のフットレストの取付構造によれば、車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられているので、フットレスト本体の収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉する虞れがなく、フットレスト本体の使用状態でロック機構が不要で然も足載せ空間部を拡大することができ、フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行え、耐久性及び外観を向上させることができる。
【0026】また、本発明の請求項2に記載のフットレストの取付構造によれば、車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられているので、フットレスト本体の収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉する虞れがなく、フットレスト本体の使用状態でロック機構が不要で然も足載せ空間部を拡大することができ、フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行え、耐久性及び外観を向上させることができる。
【0027】また、本発明の請求項3に記載のフットレストの取付構造によれば、車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられ、該キャップの裏面には前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止される爪部が形成されているので、フットレスト本体の収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉する虞れがなく、フットレスト本体の使用状態でロック機構が不要で然も足載せ空間部を拡大することができ、フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行え、耐久性及び外観を向上させることができる。
【0028】また、本発明の請求項4に記載のフットレストの取付構造によれば、車両用シートの後端に凹部が形成され、該凹部にリヤフィニッシャが固着され、該リヤフィニッシャには前記フットレストブラケットをシートフレーム側のレッグフレームにボルト止めするための取付凹部が形成され、該取付凹部にキャップが取付けられ、該キャップはフットレストブラケットに取付けられた枢支軸に回動可能に取付けられ、該キャップの裏面には前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止される爪部が形成され、前記フットレストブラケットの枢支軸にフットレスト本体の一端を回動可能に枢支した状態で、前記キャップを枢支軸を中心に回動させて取付凹部に押圧することによりキャップの爪部が前記リヤフィニッシャの取付凹部に係止されるように形成されているので、フットレスト本体の収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉する虞れがなく、フットレスト本体の使用状態でロック機構が不要で然も足載せ空間部を拡大することができ、キャップを枢支軸を中心に回動させて取付凹部に押圧するだけでキャップの爪部を取付凹部に係止することができ、フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行え、耐久性及び外観を向上させることができる。
【0029】本発明によれば、フットレスト本体の収納状態でフットレスト本体がシートバックと干渉する虞れがなく、フットレスト本体の使用状態でロック機構が不要で然も足載せ空間部を拡大することができ、フットレスト本体の取付け作業を簡易迅速に行え、耐久性及び外観が優れ、車室内の居住性を向上させることのできるフットレストの取付構造を得ることができる。
【出願人】 【識別番号】000210089
【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
【出願日】 平成12年1月25日(2000.1.25)
【代理人】 【識別番号】100074170
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 修
【公開番号】 特開2001−204581(P2001−204581A)
【公開日】 平成13年7月31日(2001.7.31)
【出願番号】 特願2000−15813(P2000−15813)