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【発明の名称】 リア・シート・クッション・フレーム
【発明者】 【氏名】瀬嵩 将嗣

【要約】 【課題】パイプ精度を低くでき、そして、軽量化を可能にする。

【解決手段】所定の位置で左右のフレーム・サイド14,14を切断して全体的に前後に二つ割りされるパイプ・フレーム11と、そのパイプ・フレーム11においてその左右のフレーム・サイド14,14の切断箇所15,15を一体的に結合する左右のカプラー・レッグ16,16とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の位置で左右のフレーム・サイドを切断して全体的に前後に二つ割りされるパイプ・フレームと、そのパイプ・フレームにおいてその左右のフレーム・サイドの切断箇所を一体的に結合する左右のカプラー・レッグとを含むリア・シート・クッション・フレーム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の関係する分野】この発明は、自動車のリア・シートに使用されるリア・シート・クッション・フレームに関する。
【0002】
【背景技術】最近、自動車シートは軽量化を図り、そして、機関の燃料消費率を改善させて自動車の経済性の向上に寄与しようとする傾向にある。そして、自動車のリア・シートに使用されるパイプ構造のシート・フレームは折曲げ加工されたパイプをストレート・パイプに突き合わせ溶接するかあるいは、その折曲げ加工されたパイプの両端を潰し、そして、その両端をそのストレート・パイプ上に添えて溶接するフレーム構造を採るので、アンカー部品の取付け位置の精度を出すためにそれらパイプに高い精度が要求される。また、そのパイプ構造のシート・フレームは、左右のフロント・アンカーと1個のリア・アンカーとの3箇所でフロアに固定的に取り付けられるので、そのパイプ構造のシート・フレームはそれらパイプの径や肉厚、そして、そのアンカー部品の線径や板厚を下げて軽量化を図ることが困難であった。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、パイプ精度を低くでき、そして、パイプやアンカー部品を軽量化可能にするところのリア・シート・クッション・フレームの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、所定の位置で左右のフレーム・サイドを切断して全体的に前後に二つ割りされるパイプ・フレームと、そのパイプ・フレームにおいてその左右のフレーム・サイドの切断箇所を一体的に結合する左右のカプラー・レッグとを含み、そして、その左右のカプラー・レッグでそのパイプ・フレームに精度出しできてフロアに荷重を伝達可能にする。
【0005】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明のリア・シート・クッション・フレームを説明するに、図1ないし図3は、乗用車のリア・シートのシート・クッションに活用されるところのこの発明のリア・シート・クッション・フレームの具体例10を示し、そして、このリア・シート・クッション・フレーム10では、スチール・パイプ・フレーム11が、所定の位置で左右のフレーム・サイド14,14を切断して全体的に前後に二つ割りされ、また、左右のカプラー・レッグ16,16が、そのパイプ・フレーム11においてその左右のフレーム・サイド14,14の切断箇所15,15に一体的に溶接され、そして、そのパイプ・フレーム11を一体構造にする。
【0006】さらに、そのリア・シート・クッション・フレーム10では、複数の細長いスチール・パネル19,19,19,19が、そのスチール・パイプ・フレーム11において左右方向に適宜に間隔を置いてフレーム・フロント12およびフレーム・リア13間に渡され、そして、前記端でそのフレーム・フロント12およびフレーム・リア13に溶接され、また、左右のフロント・アンカー・ワイヤ20,20がそのフレーム・フロント12、リア・アンカー・ワイヤ21がそのフレーム・リア13にそれぞれ溶接される。
【0007】そのカプラー・レッグ16,16は、図3に示されたように所定の厚さの鋼板から箱形にプレス加工され、そして、トップをパイプ受け17に、ボトムをレッツグ18にそれぞれ用いる。そのパイプ受け17はそのパイプ・フレーム11のパイプ径に合わせてそのトップに切り欠かれる。そして、そのカプラー・レッグ16はそのフレーム・サイド14のその切断箇所15にその切欠きパイプ受け17をはめ合わせ、そして、そのパイプ・フレーム11に寸法精度を出しながらそのフレーム・サイド14のその切断箇所15にその切欠きパイプ受け17を溶接してそのパイプ・フレーム11を一体パイプ構造にする。
【0008】そのように、そのカプラー・レッグ16,16は、パイプの加工バラツキを吸収できてそのパイプ・フレーム11に寸法精度を出しながらその切欠きパイプ受け17でそのフレーム・サイド14のその切断箇所15を溶接して継ぐジョイントの役割を果し、また、荷重をフロアに伝達するレッグの役割を果す。そして、そのカプラー・レッグ16,16は、そのようにレッグの機能をすることによってパイプの径や肉厚を、そして、アンカー部品の線径や板厚を下げてそのパイプ・フレーム11に軽量化を図る。
【0009】したがって、そのパイプ・フレーム11は、径や肉厚を下げたパイプを用い、そして、そのカプラー・レッグ16,16でパイプの加工バラツキを吸収して寸法精度を出しながらそのカプラー・レッグ16,16のその切欠きパイプ受17,17にそのフレーム・サイド14,14のその切断箇所15,15をはめ合わせ、そして、その切欠きパイプ受け17,17でそのフレーム・サイド14,14のその切断箇所15,15を溶接して一体パイプ構造に作られる。
【0010】それから、そのパイプ・フレーム11は、その細長いスチール・パネル19,19,19,19、フロント・アンカー・ワイヤ20,20、およびリア・アンカー・ワイヤ21が溶接されてそのリア・シート・クッション・フレーム10に仕上げられる。勿論、その細長いスチール・パネル19,19,19,19は板厚を、そのフロント・アンカー・ワイヤ20,20、およびリア・アンカー・ワイヤ21は線径をそれぞれ下げている。
【0011】そのように、そのパイプ・フレーム11がその左右のカプラー・レッグ16,16で一体パイプ構造に作られるので、そのパイプ・フレーム11に用いるパイプの加工バラツキがそのカプラー・レッグ16,16に吸収され、そして、そのパイプ・フレーム11に寸法精度を出すことが容易になってパイプ精度が低くでき、また、そのパイプ・フレーム11に用いるパイプが径や肉厚を下げられて強度が確保されまた、その細長いスチール・パネル19,19,19,19が板厚を、そのフロント・アンカー・ワイヤ20,20およびリア・アンカー・ワイヤ21が線径をそれぞれ下げられ、その結果、そのリア・シート・クッション・フレーム10は軽量化され、それに伴ってその乗用車の機関の燃料消費率が改善され、そして、その乗用車の経済性が向上される。
【0012】先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0013】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明のリア・シート・クッション・フレームは、所定の位置で左右のフレーム・サイドを切断して全体的に前後に二つ割りされるパイプ・フレームと、そのパイプ・フレームにおいてその左右のフレーム・サイドの切断箇所を一体的に結合する左右のカプラー・レッグとを含むので、この発明のリア・シート・クッション・フレームでは、パイプの加工バラツキがそのカプラー・レッグに吸収できてそのパイプ・フレームの寸法精度が出し易くなり、そして、パイプ精度が低くできて加工が容易になり、また、荷重がそのカプラー・レッグでもフロアに伝達可能になってパイプが径や肉厚を下げて強度が確保され、そして、軽量化が図られ、それに伴って機関の燃料消費率が改善されて自動車の経済性が向上され、その結果、自動車のリア・シートにとって非常に有用で実用的である。
【出願人】 【識別番号】000133098
【氏名又は名称】株式会社タチエス
【出願日】 平成12年1月26日(2000.1.26)
【代理人】 【識別番号】100074321
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 治彌
【公開番号】 特開2001−204573(P2001−204573A)
【公開日】 平成13年7月31日(2001.7.31)
【出願番号】 特願2000−16710(P2000−16710)