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【発明の名称】 座面部固定式自動車用シートクッション/シートカバー
【発明者】 【氏名】柴原 博靖

【氏名】小山内 喜美

【要約】 【課題】美観を損ねずに、シートクッション又はシートカバーの、自動車用シートへの確実な固定を可能とすることにある。

【解決手段】座面部クッション1において、シート座面11とシートバック12の間からベルト3A、3Bをシート後部に通し、ベルト5A、5Bをシート座面11の前部から下側を通して後部に導き、それぞれアジャスタ4A、4Bに通して引っ張って固定する。背面部クッション2において、上部のベルト8A、8Bに空けられている穴9A、9Bに、シートヘッドレスト13の2本のピラーのそれぞれを貫通させ固定し、下部のベルト10A、10Bを、シート座面11とシートバック12の間から後部に通し、更にシート座面11の下側を通して前部に導き、それぞれ座面部クッション1の前部のベルト6A、6Bに取り付けられているバックル7A、7Bに通して引っ張りながら、バックル7A、7Bのレバーをそれぞれ倒して固定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車の座席に装着して使用するシートクッション又はシートカバーであって、後部二箇所の各位置に、他端に第1のベルト固定具が取り付けられている第1のベルトが接続され、前部二箇所の各位置に、他端に第2のベルト固定具が取り付けられている第2のベルトが接続されると共に、前記座席の座面の前部から下側を通して後部に導き前記第1のベルト固定具に固定するための第3のベルトが接続される座面部シート被覆部材と、上部二箇所の各位置に、前記座席の背面の上部のヘッドレストピラーに貫通させて当該背面に固定する穴が空けられた第4のベルトが接続され、下部二箇所の各位置に、前記座席の背面と座面の間を通して前記座席の座面の後部から下側を通して前部に導き前記第2のベルト固定具に固定するための第5のベルトが接続される背面部シート被覆部材と、を含むことを特徴とする座面部固定式自動車用シートクッション/シートカバー。
【請求項2】 自動車の座席に装着して使用するシートクッション又はシートカバーであって、後部二箇所の各位置に、第1のベルトが接続され、前部二箇所の各位置に、第2のベルトが接続されると共に第3のベルトが接続される座面部シート被覆部材を有し、該座面部シート被覆部材は、前記各第1のベルトと前記各第3のベルトをそれぞれ、前記座席の座面の下側を通し、前記各第1のベルト又は前記各第3のベルトの一方又は両方に取り付けられている各第1のベルト固定具によって固定することにより、前記座席の座面に固定し、上部二箇所の各位置に、前記座席の背面の上部のヘッドレストピラーに貫通させて当該背面に固定する穴が空けられた第4のベルトが接続され、下部二箇所の各位置に、第5のベルトが接続される背面部シート被覆部材を有し、該背面部シート被覆部材は、前記各第4のベルトに空けられた穴を前記座席の背面の上部の各ヘッドレストピラーに貫通させると共に、前記各第5のベルトをそれぞれ、前記座席の背面と座面の間を通して前記座席の座面の後部から下側を通して前部に導き、前記各第5のベルト又は前記各第2のベルトの一方又は両方に取り付けられている各第2のベルト固定具によって固定することにより、前記座席の背面に固定する、ことを特徴とする座面部固定式自動車用シートクッション/シートカバー。
【請求項3】 請求項1又は2の何れか1項に記載のものであって、前記第2のベルト又は第5のベルトの一部を伸縮性部材で構成する、ことを特徴とする座面部固定式自動車用シートクッション/シートカバー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートに装着するシートクッション又はシートカバーの取り付け技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のシート(座席)において、そのクッション性を高める目的、又はその汚れ防止のために、シートクッション又はシートカバーを装着する場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシートクッション又はシートカバーは、それらをシートに装着する場合に、座面部はシートへの確実な固定具がないものが多く、また背面部はシートの両横から後ろ側にベルトを通して固定するものが多い。
【0004】しかし、座面部は、使用者の体重がかかる部分であるためずれやすく、確実に固定されていないことは、その都度使用者に装着の調整を強いることになり不便であるという問題点を有していた。
【0005】また、背面部に関しても、シートの両横から後ろ側にベルトを通して固定する方式では、確実な固定が保証されず、やはり使用者の加重によってずれやすいという問題点を有していた。加えて、後部座席側から見た場合の美観も損ねるという問題点も有していた。
【0006】本発明の課題は、美観を損ねずに、シートクッション又はシートカバーの、シートへの確実な固定を可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の座席に装着して使用するシートクッション又はシートカバーを前提とする。
【0008】まず、後部二箇所の各位置に、他端に第1のベルト固定具(4A、4B)が取り付けられている第1のベルト(3A、3B)が接続され、前部二箇所の各位置に、他端に第2のベルト固定具(7A、7B)が取り付けられている第2のベルト(6A、6B)が接続されると共に、座席の座面(11)の前部から下側を通して後部に導き前記第1のベルト固定具(4A、4B)に固定するための第3のベルト(5A、5B)が接続される座面部シート被覆部材(1)を有する。
【0009】次に、上部二箇所の各位置に、座席の背面(12)の上部のヘッドレストピラーに貫通させてその背面に固定する穴(9A、9B)が空けられた第4のベルト(8A、8B)が接続され、下部二箇所の各位置に、座席の背面(12)と座面(11)の間を通して座席の座面(11)の後部から下側を通して前部に導き第2のベルト固定具(7A、7B)に固定するための第5のベルト(10A、10B)が接続される背面部シート被覆部材(2)を有する。
【0010】上述の構成により、座面部シート被覆部材(1)を座席の座面(11)に確実に取り付けることが可能となり、同時に、座席の背面(12)の後部の美観を損ねることなく、背面部シート被覆部材(2)を座席の背面(12)に確実に取り付けることが可能となる。
【0011】また上述の構成によれば、座席の背面(シートバック)をリクライニングしたときには、シート前部の下側に手を伸ばして第2のベルト固定具を操作することにより、第5のベルトの固定位置を簡単に調整することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明によるサポートクッションの実施の形態の構成図であり、同図(a) はサポートクッション座面部の構成図、同図(b) はサポートクッション背面部の構成図である。また図2は、これらを自動車のシート座面11及びシートバック12に装着した状態を示す図である。
【0013】図1(a) のサポートクッション座面部において、座面部クッション1の後部には、それぞれの他端にアジャスタ4A、4Bが取り付けられている短いベルト3A、3Bが縫い付けられている。座面部クッション1の前部には、長いベルト5A、5Bが縫い付けられていると共に、それぞれの他端にバックル7A、7Bが取り付けられている短いベルト6A、6Bが縫い付けられている。
【0014】図1(b) のサポートクッション背面部において、背面部クッション2の上部には、それぞれヘッドレストピラー貫通用の2つの穴9A、9Bが空けられている短いベルト8A、8Bが縫い付けられている。背面部クッション2の下部には、長いベルト10A、10Bが縫い付けられている。
【0015】次に、図1(a) のサポートクッション座面部を、シートに取り付ける方法について、図3の説明図を用いながら説明する。まず、図3に示されるように、座面部クッション1をシート座面11に置き、シート座面11とシートバック12の間からベルト3A、3Bをシート後部に通す。
【0016】次に、図3に示されるように、座面部クッション1の前部のベルト5A、5Bを、シート座面11の前部から下側を通して後部に導き、それぞれアジャスタ4A、4Bに通して引っ張って固定する。
【0017】上述の取り付け方法によって、座面部クッション1をシート座面11に確実に取り付けることが可能となる。続いて、図1(b) のサポートクッション背面部を、シートに取り付ける方法について、図4の説明図を用いながら説明する。
【0018】まず、背面部クッション2をシートバック12上に置き、図4に示されるように、背面部クッション2の上部のベルト8A、8Bに空けられている穴9A、9Bに、シートヘッドレスト13の2本のピラーのそれぞれを貫通させ、シートヘッドレスト13をシートバック12に固定する。このとき、ベルト8A、8Bに空けられているそれぞれ2つの穴のうち適切なほうに貫通させることにより、背面部クッション2とシートバック12の位置関係を調整することができる。
【0019】次に、図4に示されるように、背面部クッション2の下部のベルト10A、10Bを、シート座面11とシートバック12の間から後部に通し、更に後部からシート座面11の下側を通して前部に導き、それぞれ座面部クッション1の前部のベルト6A、6Bに取り付けられているバックル7A、7Bに通して引っ張りながら、バックル7A、7Bのレバーをそれぞれ倒して固定する。この場合に、シートバック12をリクライニングしたときには、シート前部の下側に手を伸ばしてバックルを操作することにより、ベルト10A、10Bの固定位置を簡単に調整することができる。
【0020】上述の取り付け方法によって、シートバック12の後部の美観を損ねることなく、背面部クッション2をシートバック12に確実に取り付けることが可能となる。
【0021】座面部クッション1と背面部クッション2は、例えば吸湿性の不織布素材によって構成される。なおこれらは、クッション素材ではなく、単純なシートカバー素材であってもよい。
【0022】また、シートバック12をリクライニングしたときに余裕を持たせるために、背面部クッション2の下部のベルト10A、10B、又は座面部クッション1の前部のベルト6A、6Bの一部を、ゴム等の伸縮性素材で構成してもよい。
【0023】更に、短いベルト3A、3B(アジャスタ4A、4B)と長いベルト5A、5Bの前後の位置関係は逆であってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、座面部シート被覆部材を座席の座面に確実に取り付けることが可能となり、同時に、座席の背面の後部の美観を損ねることなく、背面部シート被覆部材を座席の背面に確実に取り付けることが可能となる。
【0025】また本発明によれば、座席の背面(シートバック)をリクライニングしたときには、シート前部の下側に手を伸ばして第2のベルト固定具を操作することにより、第5のベルトの固定位置を簡単に調整することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】595030251
【氏名又は名称】ビレダ販売株式会社
【出願日】 平成12年1月21日(2000.1.21)
【代理人】 【識別番号】100106851
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 泰久
【公開番号】 特開2001−197972(P2001−197972A)
【公開日】 平成13年7月24日(2001.7.24)
【出願番号】 特願2000−13574(P2000−13574)