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【発明の名称】 起上がり補助部を有する椅子
【発明者】 【氏名】ペーテル・ラインシユ

【氏名】クラウス・ハウシエル

【氏名】マルテイン・クリステン

【要約】 【課題】2つの横棒の配置だけで直接駆動モータによって駆動することができる、起上がり補助部を有する椅子を提供する。

【解決手段】椅子が、対に配置された4ヒンジチェーン7及び操作駆動装置9によって、通常位置から起上がり補助位置に調節可能であり、その際、操作駆動装置9が、一方においてその押し棒10によって、足支持体5及び/又は背もたれ6の調節のために伝動装置部材に連結された第1の回転横棒11に作用し、かつ他方において起上がり補助機能のために4ヒンジチェーン7に連結された第2の回転横棒12に連結されており、2つの横棒の配置だけで直接駆動モータによって駆動することができる。4ヒンジチェーン7のそれぞれ1つの制御レバー13が、側壁における関節結合範囲14を越えて延長されており、かつ第2の回転横棒12が、延長部15に固定的に結合されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 側壁(1)、側壁(1)の間に保持された座席部分(4)、場合によっては運び出し可能な足支持体(5)及び場合によって傾斜調節可能な背もたれ(6)を有する本体からなり、その際、椅子が、全体として、連結部として側壁(1)に関節結合されておりかつ連結部としてスタンド足部分(8)に関節結合されている対にして配置された4ヒンジチェーン(7)によって、通常位置から、わずかに前方に降下するように傾斜した持ち上げられた起上がり補助位置に調節可能であり、さらにその際、モータによる直線的に作用する操作駆動装置(9)が設けられており、この操作駆動装置によって、背もたれ(6)及び/又は足支持体(5)が調節可能であり、かつ椅子が、基本位置から起上がり補助位置に及びその逆に基本位置に調節可能であり、その際、操作駆動装置(9)が、一方においてその運び出し可能な押し棒(10)によって、足支持体(5)及び/又は背もたれ(6)の調節のために伝動装置部材に連結された第1の回転横棒(11)に作用し、かつ他方において起上がり補助機能のために4ヒンジチェーン(7)に連結された第2の回転横棒(12)に連結されている、起上がり補助部を有する椅子において、4ヒンジチェーン(7)のそれぞれ1つの制御レバー(13)が、側壁(1)における関節結合範囲(14)を越えて延長されており、かつ第2の回転横棒(12)が、延長部(15)に固定的に結合されていることを特徴とする、起上がり補助部を有する椅子。
【請求項2】 第2の回転横棒(12)から操作レバー(16)が突出しており、この操作レバーが、押し棒(10)から離れた方の側において操作駆動装置(9)のハウジングに関節結合されていることを特徴とする、請求項1に記載の椅子。
【請求項3】 第1の回転横棒(11)が、足支持体(5)及び/又は背もたれ(6)の調節のために伝動装置部材の2つの機能レバー(17)に連結部として剛体的に結合されており、その際、側壁(1)において機能レバー(17)の揺動経路内に、ストッパ(18)が設けられており、これらのストッパに、椅子の基本位置において機能レバー(17)が接触しており、かつ足支持体(5)が揺動したかつ/又は背もたれ(6)が休止位置に傾斜させられた位置から逆に基本位置へ揺動運動を可能にするが、基本位置を越えては排除し、その際、基本位置において、操作駆動装置(9)の押し棒(10)が、可能な両方の端部位置の間の中間位置にあるので、基本位置を越える押し棒(10)の運動の際、操作駆動装置(9)のハウジングを介して4ヒンジチェーン(7)に張力が作用し、これらの張力によって4ヒンジチェーン(7)が、横になった位置から垂直な位置に起こすことができ、この垂直な位置が、起上がり補助位置に相当することを特徴とする、請求項1又は2に記載の椅子。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側壁、側壁の間に保持された座席部分、場合によっては運び出し可能な足支持体及び場合によって傾斜調節可能な背もたれを有する本体からなり、その際、椅子が、全体として、連結部として側壁に関節結合されておりかつ連結部としてスタンド足部分に関節結合されている対にして配置された4ヒンジチェーンによって、通常位置から、わずかに前方に降下するように傾斜した持ち上げられた起上がり補助位置に調節可能であり、さらにその際、モータによる直線的に作用する操作駆動装置が設けられており、この操作駆動装置によって、背もたれ及び/又は足支持体が調節可能であり、かつ椅子が、基本位置から起上がり補助位置に及びその逆に基本位置に調節可能であり、その際、操作駆動装置が、一方においてその運び出し可能な押し棒によって、足支持体及び/又は背もたれの調節のために伝動装置部材に連結された第1の回転横棒に作用し、かつ他方において起上がり補助機能のために4ヒンジチェーンに連結された第2の回転横棒に連結されている、起上がり補助部を有する椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術においてこのような椅子は周知である。機能は、しばしば無線の遠隔操作を介して又は線に結び付いたものにおいて操作可能な操作駆動装置を操作する際、足支持体を揺動することができ、かつ背もたれを傾斜調節することができるようになっている。椅子を起上がり補助位置に調節するために、スタンド足部分から椅子が持ち上げられ、しかもわずかに前方に傾斜した位置に持ち上げられるので、椅子に座った人にとって、椅子から立ち上がることが容易であるように、操作駆動装置を操作することが可能である。スタンド足部分は、常に設置面上に置かれていてもよく、又は設置面から持ち上げられていてもよいので、椅子は、通常位置においてスタンド足等上にある。スタンド足部分に例えば後側端部にローラを備え、かつ椅子に前側範囲だけに足支持体を備えることも可能なので、椅子は、通常位置において前方において足の上にかつ後方においてスタンド足部分のローラの上にある。起上がり補助位置において椅子は、スタンド足部分の上だけにあり、このスタンド足部分は、この時、一方の端部においてローラによって、かつ他方の端部においてフレームによって設置面上にある。
【0003】従来の技術において周知のこのような椅子において、椅子の側壁の間又は側壁に取付けられた相応する金具板の間に、横棒が形成されており、この横棒は、一方において操作駆動装置のために保持部として使われ、かつ他方においてこれを介して椅子の伝動装置部材を駆動できるようにするために、回転横棒として形成されている。その際、通常の場合、起上がり補助部を有する椅子において、2つの回転可能な横棒及び1つの剛体の保持横棒の配置が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術から出発して、本発明の課題は、2つの横棒の配置だけで直接駆動モータによって駆動することができる、始めに述べたような椅子を提供することにあり、加えてその際、椅子を操作する際の金具部分及びその他の機能部分の傾斜を、かなりの程度まで排除するようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するために、本発明は次のことを提案する。すなわち4ヒンジチェーンのそれぞれ1つの制御レバーが、側壁における関節結合範囲を越えて延長されており、かつ第2の回転横棒が、延長部に固定的に結合されている。
【0006】本発明による形成によれば、2つだけの横棒により椅子を望ましいコストで形成することが可能であり、その際、一方の横棒は、側壁の間に配置された両方の4ヒンジチェーンの間の連結部として形成されており、かつ4ヒンジチェーンの2つの制御レバーを互いに直接結合する。それにより一方において4ヒンジチェーンの傾斜が避けられ、かつ他方において4ヒンジチェーンを直接操作駆動装置によって駆動することが達成され、その際、操作駆動装置は、起上がり補助位置への椅子の調節のために、4ヒンジチェーンに張力を及ぼし、それによりこれらの4ヒンジチェーンが直立し、かつ椅子が、起上がり補助位置に移行する。背もたれ部分及び足支持体の調節の際に、第2の回転横棒は、操作駆動装置のために支持体としてのみ作用し、その際、この操作駆動装置の押し棒は、この時、足支持体及び場合によっては背もたれの調節を引起こすために、第1の回転横棒に作用する。
【0007】特別の形成は、きわめて機能的かつ動作確実なだけでなく、これは、従来の解決策に対してコスト的にも望ましい。
【0008】その際、なるべく第2の回転横棒から操作レバーが突出しており、この操作レバーが、押し棒から離れた方の側において操作駆動装置のハウジングに関節結合されていることが考慮されている。
【0009】さらになるべく次のことが考慮されている。すなわち第1の回転横棒が、足支持体及び/又は背もたれの調節のために伝動装置部材の2つの機能レバーに連結部として剛体的に結合されており、その際、側壁において機能レバーの揺動経路内に、ストッパが設けられており、これらのストッパに、椅子の基本位置において機能レバーが接触しており、かつ足支持体揺動したかつ/又は背もたれが休止位置に傾斜させられた位置から逆に基本位置へ揺動運動を可能にするが、基本位置を越えては排除し、その際、基本位置において、操作駆動装置の押し棒が、可能な両方の端部位置の間の中間位置にあるので、基本位置を越える押し棒の運動の際、操作駆動装置のハウジングを介して4ヒンジチェーンに張力が作用し、これらの張力によって4ヒンジチェーンが、横になった位置から垂直な位置に起こすことができ、この垂直な位置が、起上がり補助位置に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に示し、かつ次に詳細に説明する。
【0011】図面に、起上がり補助部を有する椅子が示されている。これは、側壁1を有する本体からなり、その際、側壁1に、機能金具の支持体として金具板2、3が設けられている。金具部分の配置は、椅子の両方の側壁にそれぞれ対にして設けられている。側壁の間に座席部分4が支持されており、この座席部分は、揺動可能な足支持体5に連結されており、かつ傾斜調節可能な背もたれ6に連結されている。椅子は、図1による基本位置から図7による起上がり補助位置に調節可能であり、その際、椅子は、全体として、連結部として側壁1に関節結合されておりかつ連結部としてスタンド足部分8に関節結合されている4ヒンジチェーン7によって、調節可能である。椅子は、図1による通常位置から、わずかに前方に降下するように傾斜した持ち上げられた図7による起上がり補助位置に調節可能である。
【0012】そのためにモータによる直線的に作用する操作駆動装置9が設けられており、この操作駆動装置によって、背もたれ6及び足支持体5が調節可能であり、かつこの操作駆動装置によって、椅子は、基本位置から起上がり補助位置に及びその逆に基本位置に調節可能である。操作駆動装置9は、一方においてその運び出し可能な押し棒10によって、足支持体5及び背もたれ6の調節のために伝動装置部材に連結された第1の回転横棒11に作用する。他方において操作駆動装置9は、起上がり補助機能のために4ヒンジチェーン7に連結された第2の回転横棒12に連結されている。そのために4ヒンジチェーン7のそれぞれ1つの制御レバー13は、側壁1における関節結合範囲14を越えて延長されている。第2の回転横棒12は、延長部15の端部に接続されており、かつ対になって配置された4ヒンジチェーン7の相応する延長部に固定的に結合されている(回ることがないように)。
【0013】第2の回転横棒12から操作レバー16が突出しており、この操作レバーが、押し棒10から離れた方の側において操作駆動装置9のハウジングに関節結合されている。
【0014】第1の回転横棒11は、足支持体5及び背もたれ6の調節のために伝動装置部材の2つの機能レバー17に連結部として剛体的に結合されている。機能レバー17は、それぞれ金具板2に関節結合されており、これらの金具板は、椅子の側壁1に固定されている。その際、機能レバー17の揺動経路内に、それぞれ1つのストッパ18が設けられており、このストッパに、図1による基本位置においてそれぞれの機能レバー17が接触している。この基本位置から起上がり補助位置に椅子を動かそうとするかぎり、レバー17は、ストッパ18に接触したままなので、回転横棒11のそれ以上の回転は排除されている。そのために操作駆動装置のそれ以上の操作の際、もはや押し棒10ではなく、ハウジング9を有する駆動モータが、押し棒10の方向に動き、4ヒンジチェーンの制御レバー13を一緒に引っ張るので、4ヒンジチェーンは、図7による位置に立上がる。
【0015】図1から明らかなように、押し棒10は、基本位置において中央位置にあるので、この押し棒は、操作駆動装置9によって右又は左に動かすことができる。図1及び2による位置から出発して、足支持体5を開くため、又は傾斜について背もたれ6を調節するために、操作駆動装置を操作するかぎり、押し棒10は、操作駆動装置の相応するガイドにおいて、図面において左に動く。その際、横棒11は、反時計方向に回転し、かつレバー17が連行され、それにより座席部分4は、後方に動かされ、かつ足支持体5は、強制的に開かれる。同方向に引続き動かした際、それから追加的に背もたれ6は、図3及び5による位置の対比によって明らかなように、傾斜について調節される。逆に図1による基本位置への調節が同様に行なわれる。椅子を図1による基本位置から図7による起上がり補助位置に調節しようとするかぎり、操作駆動装置は、同方向に引続き操作され、ただしその際、押し棒10は、その位置を維持し、かつ操作駆動装置9のハウジングは、相応するガイドによって押し棒10に近付けられる。その際、操作駆動装置は、回転横棒12に作用し、この回転横棒は、時計方向に回転し、かつそれにより延長部15を介して制御レバー13を連行し、したがって4ヒンジ7は、横になった位置から図7による直立した位置に移行する。図1による基本位置への戻りの際の運動経過は、同様に行なわれる。
【0016】本発明は、実施例に限定されるわけではなく、開示の枠内において多様に変形可能である。
【0017】明細書及び/又は図面に開示された新しいすべての個別及び組合わせ特徴は、本発明にとって重要とみなされる。
【出願人】 【識別番号】500376896
【氏名又は名称】シユタンツヴエルク・ヴエツテル・ツイヒエルシユミツト・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト
【氏名又は名称原語表記】Stanzwerk Wetter Sichelschmidt GmbH & Co. KG
【出願日】 平成12年7月11日(2000.7.11)
【代理人】 【識別番号】100062317
【弁理士】
【氏名又は名称】中平 治
【公開番号】 特開2001−197952(P2001−197952A)
【公開日】 平成13年7月24日(2001.7.24)
【出願番号】 特願2000−246029(P2000−246029)