| 【発明の名称】 |
固定せずに立つ垂直支柱を有する構造用支持システム |
| 【発明者】 |
【氏名】ジョン エッチ. ウエルシュ
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| 【要約】 |
【課題】対向する面に向かい合う壁と協働して使用するための片持ち式棚取付けシステムなどの構造用支持システムを提供すること。
【解決手段】このシステムは、少なくとも1つの棚を据え付けることが可能な支柱を含んでいる。この支柱は、棚を支持するように壁に接触した状態で概して直立方向に配置することができる。バットレスは、好ましくは長さを調整することができ、支柱と対向面の両方に当接し、かつ支柱を壁に接触して概して直立方向に支えるように、支柱上の点と対向面との間の間隔にまたがるように配置されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 対向する面に向かい合う壁との協働で使用するための構造用支持システムであって、棚など少なくとも1つの要素を取り付けることができる支柱であって、前記要素を取り付けたときに前記要素を支持するように、前記壁に接触して概して直立方向に配置することが可能な支柱と、前記支柱上の点と前記対向する面との間の間隔にまたがるように取り付けることが可能なバットレスであって、前記支柱上の点と前記対向する面との両方に当接し、それによって前記支柱を前記壁に押し付けるバットレスとを備えている構造用支持システム。 【請求項2】 前記バットレスは、その長さを調整するための手段を備えている、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項3】 前記バットレスは、伸長位置と収縮位置との間で移動できるように伸縮関係で組み立てられた2つの横材を備えている、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項4】 前記バットレスは、横材を互いに対して固定するための手段を備えている、請求項3に記載の構造用支持システム。 【請求項5】 前記バットレスは、前記バットレスが前記支柱と前記対向する面との両方に当接したときに前記支柱を前記壁に押し付けるように前記横材を前記伸長位置の方へ付勢するための手段を備えている、請求項3に記載の構造用支持システム。 【請求項6】 前記バットレスは、前記横材を前記伸長位置と前記収縮位置との間で移動させるためのネジ手段を備えている、請求項3に記載の構造用支持システム。 【請求項7】 前記バットレスは、それを前記支柱に取り付けるための手段を備えている、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項8】 前記取付け手段は、前記バットレスの端部にある突出部と、前記突出部を挿入することが可能な前記支柱の穴とを含んでいる、請求項7に記載の構造用支持システム。 【請求項9】 前記突出部は、前記バットレスの伸長位置と収縮位置との間で移動できるように取り付けられており、前記バットレスはさらに、前記突出部を前記伸長位置の方へ付勢し、それによって前記バットレスの前記支柱との係合を容易にするための手段を備えている、請求項8に記載の構造用支持システム。 【請求項10】 前記支柱は基部を有し、前記システムはさらに、前記支柱を持ち上げるために前記基部上に取り付けることが可能な脚延長部を有し、前記脚延長部は、それが前記支柱に取り付けられ、かつ前記支柱が前記壁に接触したときに、前記壁の平面から間隔を置いて配置されるように形成されている、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項11】 さらに、前記支柱と前記壁との間の摩擦を高めるための摩擦強化手段を備えている、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項12】 前記支柱は、前記支柱が概して直立方向に配置されたときに床などの基部上に位置するように構成された底端部を備えており、前記バットレスが接触する前記支柱上の前記点は、前記底端部から離れている、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項13】 さらに、前記対向する面に接触して概して直立方向に配置することが可能な第2の支柱を有し、前記バットレスは、前記支柱上の点と前記第2の支柱上の点との間の間隔にまたがるように取り付けることが可能なバットレスであって、前記支柱上の点と前記第2の支柱上の点との両方に当接し、それによって前記支柱を前記壁に押し付け前記第2の支柱を前記対向する面に押し付ける、請求項1に記載の構造用支持システム。 【請求項14】 対向する面に向かい合う壁との協働で使用するための構造用支持システムであって、棚など少なくとも1つの要素を取り付けることができる支柱であって、前記棚が取り付けられたときに前記棚を支持するように前記壁に接触するように配置される、概して直立する支柱と、前記支柱と前記対向する面との間の間隔にまたがっており、前記支柱上の点および前記対向する面に圧縮可能に接触し、それによって前記支柱を前記壁に押し付けるようにバットレスの長さを変えるための手段を備えている、バットレスとを備えている構造用支持システム。 【請求項15】 前記バットレスは、伸長位置と収縮位置との間で移動できるように伸縮関係で組み立てられた2つの横材を備えている、請求項14に記載の構造用支持システム。 【請求項16】 前記バットレスは、横材を互いに対して固定するための手段を備えている、請求項15に記載の構造用支持システム。 【請求項17】 前記バットレスは、前記バットレスが前記支柱と前記対向する面との両方に当接したときに前記支柱を前記壁に押し付けるように前記横材を前記伸長位置の方へ付勢するための手段を備えている、請求項15に記載の構造用支持システム。 【請求項18】 前記バットレスは、前記横材を前記伸長位置と前記収縮位置との間で移動させるためのネジ手段を備えている、請求項15に記載の構造用支持システム。 【請求項19】 前記バットレスは、それを前記支柱に取り付けるための手段を備えている、請求項14に記載の構造用支持システム。 【請求項20】 前記バットレスは、端部に突出部を備えており、前記支柱は、前記突出部を挿入することが可能な穴を備えている、請求項19に記載の構造用支持システム。 【請求項21】 前記突出部は、前記バットレスの伸長位置と収縮位置との間で移動できるように取り付けられており、前記バットレスはさらに、前記突出部を前記伸長位置の方へ付勢し、それによって前記バットレスの前記支柱との係合を容易にするための手段を備えている、請求項20に記載の構造用支持システム。 【請求項22】 前記支柱は基部を有し、前記システムはさらに、前記支柱を持ち上げるために前記基部上に取り付けることが可能な脚延長部を有し、前記脚延長部は、それが前記支柱に取り付けられ、かつ前記支柱が前記壁に接触したときに、前記壁の平面から間隔を置いて配置されるように形成されている、請求項14に記載の構造用支持システム。 【請求項23】 前記支柱は、前記支柱と前記壁との間の摩擦を高めるための摩擦強化手段を備えている、請求項15に記載の構造用支持システム。 【請求項24】 前記支柱は、前記支柱が概して直立方向に配置されたときに床などの基部上に位置するように構成された底端部を備えており、前記バットレスが接触する前記支柱上の前記点は、前記底端部から離れている、請求項16に記載の構造用支持システム。 【請求項25】 さらに、前記対向する面に接触するように配置される概して直立する第2の支柱を有し、前記バットレスは、前記支柱上の点と前記第2の支柱上の点との間の間隔にまたがっており、前記バットレスの長さを変えるための前記手段は、前記バットレスを前記支柱上の点と前記第2の支柱上の点との両方に圧縮可能に接触させ、それによって前記支柱を前記壁に押し付け前記第2の支柱を前記対向する面に押し付ける、請求項14に記載の構造用支持システム。 【請求項26】 対向する面に向かい合う壁と共に構造用支持システムを組み立てる方法において、棚など少なくとも1つの要素を取り付けることができる支柱を前記壁に接触して概して直立方向に配置するステップと、バットレスを前記支柱上の点と前記対向する面との間の間隔にまたがるように取り付け、それによって前記支柱上の点と前記対向する面との両方に当接し、前記支柱を前記壁に押し付けるステップとを含んでいる、構造用支持システムを組み立てる方法。 【請求項27】 さらに、前記バットレスが前記支柱と前記対向する面との間に密着して収まるように前記バットレスの長さを調整するステップを含んでいる、請求項26に記載の方法。 【請求項28】 前記バットレスは、伸長位置と収縮位置との間で移動できるように伸縮関係で組み立てられた2つの横材を有し、前記調整ステップは、前記2つの横材を前記伸長位置と前記収縮位置との間の調整された位置に移動させることを含んでいる、請求項27に記載の方法。 【請求項29】 さらに、前記横材を前記調整された位置に固定するステップを含んでいる、請求項28に記載の方法。 【請求項30】 前記バットレスは、前記横材を伸長位置の方へ付勢するための手段を有し、前記調整ステップは、前記横材を前記収縮位置の方へ圧縮することを含んでおり、前記取付けステップは、このように圧縮された横材を用いて前記バットレスの向きを定め、前記バットレスの向きが定められた後、横材を解放し伸長位置の方へ移動させ、前記支柱を前記壁に押し付けることを含んでいる、請求項27に記載の方法。 【請求項31】 前記バットレスは、端部に突出部を備えており、前記支柱は、前記突出部を挿入することが可能な前記支柱の穴を備えており、前記取付けステップは、前記突出部を前記穴に挿入することを含んでいる、請求項26に記載の方法。 【請求項32】 前記バットレスは、前記突出部を伸長位置と収縮位置との間で移動させるための手段と、前記突出部を前記伸長位置の方へ付勢するための手段とをさらに含み、前記取付けステップは、前記突出部を前記収縮位置の方へ押し込んで前記バットレスの向きを定めるのを容易にし、前記バットレスの向きが適切に定められ前記突出部が前記穴に挿入された後、前記突出部を解放し伸長位置の方へ移動させ、それによって前記支柱を前記壁に押し付けることをさらに含んでいる、請求項31に記載の方法。 【請求項33】 さらに、前記配置ステップの前に、脚延長部を前記支柱の基部よりも下に延びるように前記支柱の前記基部に固定するステップを含んでおり、前記配置ステップは、前記脚延長部が前記支柱を支持し持ち上げるように前記支柱の向きを定めることを含んでおり、前記脚延長部は、前記支柱を支持し持ち上げる際に前記壁の平面から間隔を置いて配置される、請求項26に記載の方法。 【請求項34】 前記支柱は底端部を有し、前記支柱上の前記点は前記底端部から離れている、請求項26に記載の方法。 【請求項35】 さらに、第2の支柱を前記対向する面に接触して概して直立方向に配置するステップを含んでおり、前記取付けステップは、前記バットレスを前記支柱上の点と前記第2の支柱上の点との間の間隔にまたがるように取り付け、それによって前記支柱上の前記点と前記対向する支柱上の前記点との両方に当接し、かつ前記支柱を前記壁に押し付け前記第2の支柱を前記対向する面に押し付けることを含んでいる、請求項26に記載の方法。 【請求項36】 対向する面に向かい合う壁との協働で使用するための棚取付けシステムであって、前記壁に取り付けることが可能な、少なくとも1つの棚を支持するための支持手段と、前記支持手段と前記対向する面との間に延び、前記支持手段を前記壁に接触させた状態で支えるための支え手段とを備えている棚取付けシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、片持ち式の棚取付けシステムに組み込むことができることが有利な、構造用支持組立品に関する。本発明は、より詳細には、床などの基部上に下端部が支持され、かつ垂直な壁に接触した少なくとも1つの垂直支柱を含んでいるそのような棚取付けシステムに関する。しかし、本発明によれば、支柱は壁に固定されない。 【0002】 【従来の技術】最も簡単にかつ最も安価に棚を壁に設置する方法の1つは、片持ち式の公知の棚取付けシステムを使用することである。そのようなシステムにおいて、個々の棚は、それを支持する支柱に直接取り付けるか、あるいは支柱に据え付けられたブラケット上に支持される。このような支柱は通常、ネジ、釘、壁用留め具、または他の類似の固定機具によって壁に固定される。しかし、いくつかの学生寮やアパートなどある種の環境では、壁に損傷を与える恐れがあるためにこのような機具を使用することが許可されないことがある。スチールまたはアルミの壁を有するウォークインクーラーなど他の環境では、このような機具の使用が実際的でない場合がある。さらに、クローゼットや狭い玄関のような限られた空間に、このような公知の片持ち式棚取付けシステムを据え付けるのは困難で、かつ時間がかかる可能性がある。 【0003】棚を前部と後部の両方で支持する複数の支柱を有する、自立形棚取付けユニットは通常、壁に取り付けられた支柱を有する棚取付けシステムが適当ではない場合に使用される。また、自立形棚取付けユニットの複数の前部支柱のために、棚が、片持ち式の棚と比べて手を届かせるのが困難になり、かつ外形が大きくなると考える者もいる。 【0004】したがって、当技術分野では、支柱を永久的でかつ壁を醜くする方法で壁に直接固定することを必要としない片持ち式棚取付けシステムが必要である。さらに、安価で取り付けるのが容易なこのようなシステムも必要である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、壁に直接固定する必要のない、棚を支持する支柱を用いた棚取付けシステムを提供することによって、当技術分野における前述の要件を満たす。支柱は、壁に直接固定するのではなく、壁とそれに向かい合う壁のような対向する面との間の間隔に圧縮されてまたがる複数のバットレスによって、壁に接触した状態で保持される。 【0006】発明された棚取付けシステムは、クローゼット、廊下、ウォークインクーラーなど、向かい合う2つの壁が比較的小さな間隔を置いて隔てられた場所で特に有用である。バットレスが対向する壁との間の間隔にまたがるように、棚と支柱を一方の壁に接触した状態に配置することができる。 【0007】 【課題を解決するための手段】したがって、一態様では、本発明は、対向する面に向かい合う壁に接触した状態で使用される棚取付けシステムに関する。この棚取付けシステムは、少なくとも1枚の棚を固定することが可能な1本の支柱を含んでいる。この支柱は、棚に続いて固定されたときに棚を支持するように、概して直立方向にあるいは垂直方向に壁に接触した状態に配置することができる。バットレスは、好ましくは長さを調整することができ、支柱を概して直立方向に壁に接触させて支えるように支柱と対向する面との両方に接触するように位置決めすることができる。 【0008】バットレスは、伸長位置と収縮位置との間で互いに対して圧縮させてはめ込むことが可能な2つの部分で構成することもできる。バットレスが伸長位置にあるときに上記の部分を互いに対して固定する適切な機構を設けることができる。あるいは、バットレスが支柱と対向する面との間で圧縮された際に、支柱を壁に接触して取り付けるように、たとえばバネによって、上記の部分を伸長位置の方へ付勢させることができる。 【0009】バットレスは、支柱から選択的に取り外すこともできる。このようなバットレスは、端部に突出部を含んでいることができ、支柱は、この突出部を挿入できる穴を含んでいることができる。バットレスを支柱に対する取付けおよび取外しを容易にするように突出部が設けられるバットレスの端部をバットレスの反対側の端部の方へ押し縮めることができ、かつ支柱を壁に押し付けるように、上記のバットレス端部をバットレス他端から離れるように付勢することもできる。 【0010】基部の支持部の下に延び支柱を持ち上げるように、脚延長部を支柱の基部に設けることができる。この脚延長部は、たとえば、壁の底部に沿って延びる飾りの土台板に適応するように、支柱に固定された際に壁面から間隔を置いて配置されるように形成することができる。 【0011】他の態様では、本発明は、対向する面に向かい合う壁に接触して使用される棚取付けシステムに関する。この棚取付けシステムは、少なくとも1枚の棚を固定することが可能な概して直立しており、すなわち垂直な支柱を含んでいる。この支柱は、棚が支柱に固定された際に棚を支持するように壁に接触して配置される。バットレスは、直立する支柱と壁が向かい合う対向面との間に延びる。このバットレスは、支柱を壁に押し付けるために支柱と対向面とに接するように長さを調整することができる。 【0012】さらに他の態様では、本発明は、対向面に向かい合う壁に棚取付けシステムを組み付ける方法に関する。この方法は、少なくとも1枚の棚を取り付けることが可能な支柱を壁に対して概して直立した方向に配置することを含んでいる。バットレスは、支柱を壁に押し付けるために支柱と対向面との間に圧縮されるように配置される。バットレスは、支柱と対向面との間に密に収まるように調整されることが好ましい。次いで、棚を支柱に取り付けることができる。 【0013】本発明のこれらおよびその他の目的、特徴、利点は、添付の図面を参照する以下の詳細な説明から明らかになろう。図面では、同じ参照番号が類似の要素を示す。 【0014】 【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の構造用支持システム1の好ましい実施形態は、壁Wに接触して配置することができ、かつ棚4など少なくとも1つの要素を片持ち式に支持するように構成された、概して直立した少なくとも1つの支柱2を含んでいる。たいていの場合、図の実施形態と同様に、複数の棚4をそれぞれ左右の側で支持するように一対の平行な支柱2を配置することができる。支柱2の構造と、支柱2が棚4を支持する方法とは従来型のものでよく、後述のように、いくつかの既知の構成のうちのどれかを使用することができる。 【0015】しかし、従来型の片持ち式棚取付けシステムとは異なり、本発明によれば、釘やネジのような固定機具を用いて支柱を壁に直接固定する必要がないので有利である。したがって、壁を破損することも、あるいはその他の原因で醜くすることもない。それにもかかわらず、この棚取付けシステム自体の基本構成要素は、当技術分野で知られている構成要素と同様なものでよく、まずこのような構成要素について説明する。 【0016】図1に示す実施形態の各棚支持用支柱2は、概して長方形のU字形部材でよく、その面6には一連の垂直スロット8が形成されている。棚4は、従来型の上部タブおよび下部タブ(図示せず)によって支柱2に取り付けることができ、上部タブは、支柱に設けられたスロット8にはまる逆L字形を有している。 【0017】各支柱2は、いくつかの例では単に、床Fや他の剛性の支持面のような支持基部上に固定することによって、基部12で垂直に支持されている。後述のいくつかの場合には、支柱2の基部12を床F上に支持するために独立の脚延長部14を使用することができる。 【0018】上記で指摘したように、支柱2が壁Wに直接固定されることはない。その代わりに、各支柱2は、支柱2と壁に向かい合う対向面Sとの間に延びるバットレス10によって壁Wに接触した状態で支えられるかあるいは壁Wに押し付けられている。たとえば、表面Sは、クローゼットまたは廊下における対向する壁でよい。 【0019】各バットレス10は長さを調整できることが好ましい。これによって、棚取付けシステムを様々な場所で使用することができる。各バットレス10は、支柱2を圧縮することによって壁に取り付けるかあるいは支柱2を壁に押し付けるためにバットレスの長さを確実に延ばすことが可能な機構も含んでいることが好ましい。 【0020】好ましい実施形態では、各バットレス10は、入れ子にされた一対の筒状ロッド16、18など、2つの伸縮横材で構成されている。バットレス10の長さは、ロッド16、18を軸方向に互いに対して伸縮させることによって概して調整される。伸縮ロッド16、18は、バネ力によってバットレスが伸びるように(図1Aの内部コイルばね17などによって)バネ負荷を加えられている。このような機構は、たとえば、シャワーカーテンロッドでの使用で良く知られている。あるいは、図1Bに示すように、ロッドは、一方のロッドの、他方のロッドに対する回転によって、これらのロッドの総合力が増減するように、一方のロッド18がネジ付きナット状要素(図示せず)を備え、他方のロッド16がはめ合いネジ162を備えた内部ネジ機構を備えることができる。各バットレスの長さを確実に延ばす他の機構を使用することもできる。 【0021】使用時には、バットレスが支柱2と対向面Sとの間の間隔にバットレスまたがることができるように、内部バネを圧縮するか、あるいはネジ機構が収縮位置で使用されている場合には一方のロッドを他方のロッドに対して回転させることによって、図1に示すバットレス10の長さを短くすることができる。バットレス10は、所定の位置に配置された後、支柱2を壁Wに接触して取り付けるかあるいは支えるように、バットレスの長さを、伸長位置まで延ばすか、あるいはそのように操作することができる。 【0022】バットレスを表面Sに接触させた状態で支え、バットレスと表面との間の摩擦を高めるためにバットレスの一端にエンドキャップ20を設けることができる。バットレス10の他端に、バットレスを取外し可能に支柱2に固定する構造を備えることが好ましい。一例として、支柱2の対応するスロットに挿入できる突出部を設けることができ、これは、棚取付けシステム1を組立て時に安定させる働きをする。具体的には、突出部は、棚タブ用に設けられたスロット8のうちの1つにはまるように構成することができ、それによって、必要に応じてバットレス10の高さを支柱2に沿って上下に調整することができる。あるいは、突出部を受容するためのみに使用される独立の開口部または一連の開口部を所望の高さに設けることができる。 【0023】この突出部22の好ましい実施形態を図2に示す。図2に示すように、突出部22はC字形であり、先頭タブ24および基部26を含んでおり、ノッチ28によって分離されている。先頭タブ24が、支柱2に設けられたスロット8にはまり、ノッチ28がスロット8の底縁部にはまり、それによってバットレス10が支柱2に固定される。次いで、突出部22の基部26を支柱2の面6に押し付け、支柱2を壁Wに接触させた状態で支えることができる。 【0024】支柱2は壁Wに固定されないが、バットレス10が十分な力で支柱2を壁Wに取り付けている場合、支柱の横方向への移動は、支柱と壁との間の摩擦の抵抗を受ける。図1に示すように、一体化された棚および棚支持用ブラケットを互いに平行な支柱2に取り付けると、棚が互いに平行な支柱間の横材として働くので追加の安定性が得られる。高荷重用途で良く知られているダブルスロット支柱、および棚またはブラケット上の相補デュアルタブを使用してより剛性の高い構造取付け部材を形成することによって、上記の効果を高めることができる。また、スロット面の反対側にある支柱2の裏側に摩擦強化面またはコーティングを設けることができる。 【0025】バットレス10は、棚4が所定の位置に配置され荷重を加えられた後で支柱2を壁Wに十分に密着させて支えるかぎり、支柱2のブレース12よりも上のあらゆる高さに位置することができる。バットレス10は、棚4から十分に離れた高さに位置することが好ましい。棚取付けシステム1を廊下あるいはウォークインクローゼットまたはウォークインクーラーで使用する必要がある場合、人間の頭とバットレスの間に適切なすきまを設けるのに十分な高さを支柱2が有し、かつそれに十分な高さにバットレス10が位置することも好ましい。バットレス10は衣服を掛けるのに適した高さに配置することもできる。このような用途では、バットレス用の追加的な垂直支持体を対向する壁に設けることが望ましい場合もある。たとえば、支柱2などの対向する支柱を使用することができる。 【0026】本発明によれば、各バットレスの横材に、その長さを圧縮可能に延ばすためのバネ付勢機構またはネジ機構を備える必要がないことに留意されたい。その代わりに、前述の方法のうちのどれか、あるいはその他の方法で、バットレスを簡単に一定の長さに調整することができる。このような構成では、突出部22を、たとえば、図2Aに示すようにコイルバネ22a上に取り付けることによって、バットレス10の端部内に圧縮できるように取り付けることができる。この構成は、支柱2と、バットレス10の長さが選択された後で壁Wに向かい合う面Sとの間にバットレス10を配置するのを容易にする。もちろん、バネ以外の手段によって、突出部22を伸長位置の方へ付勢することができる。あるいは、バットレスの長さを、支柱と壁に向かい合う面との間の間隔よりもわずかに大きくなるように設定することができ、その場合、支柱2と向かい合う面5との間の所定の位置にバットレスをくさび留めすることができる。 【0027】他の代替形態では、バットレスは支柱2と向かい合う面Sとの間にはまるように曲げられた可撓性の単一の棒でよい。バットレス自体の弾性によって所望の締結力が生成される。 【0028】バットレス10の端部に突出部22を設ける必要がないことにも留意されたい。簡単な代替構成では、バットレス10の端部を単に支柱2の前面に取り付けることができる。バットレスが支柱に対して左右方向に滑る可能性を低くするためにバットレスまたは支柱上に摩擦強化用のエンドキャップまたはパッド(図示せず)を設けることができる。あるいは、バットレスの端部、支柱の面、あるいはその両方を、それらの接触固定を推進するように、相補的な多数の形状のうちのどれかに形成することができる。 【0029】各バットレスは、支柱および荷重を加えられた棚が壁から離れる方向に回動する傾向のために生成される圧縮力に耐えるように形成されることが好ましい。したがって、選択される材料およびバットレスの寸法は、棚取付けシステム1の所期の用途に応じて変更することができる。様々なグレードのスチールやアルミなどの金属と、通常棚取付け用途で使用されるある種のプラスチックおよびファイバーグラスは、一般にたいていの用途に適している。 【0030】本発明の原則は、異なるように構成された片持ち式棚取付けシステムに適用される。たとえば、一対の支柱ではなく単一の支柱に棚を片持ちにすることができる。同様に、2本よりも多くの支柱を使用して1組の棚を支持することができる。支柱は、棚を支持するか、あるいは棚が支持されるブラケットを支持する単一組または複数組のスロットを含んでいることができる。また、棚を上から支持するために支柱に引張り線を固定することができる。これらの構成はすべて、当技術分野でよく知られている。他の代替形態では、バットレスが、互いに対向する壁に接触する互いに対向する数組の支柱間に延びることができ、したがって、互いに対向する壁の両方に棚を据え付けることができる。 【0031】それぞれの場合に、支柱、棚およびブラケットは、やはり片持ち式棚取付けシステムで使用されるために良く知られている材料で形成することができる。たとえば、スチール、アルミ、その他の適切な金属、様々な種類の木材と、プラスチック、ファイバーグラス、およびその他の合成材料を使用することができる。 【0032】棚取付けシステム1が組み立てられたとき、支柱は壁Wにぴったりと接触すべきである。この構成は、棚4が所定の位置に配置されたときに棚取付けシステム1の安定性を維持する働きをする。これによって、棚取付けシステム1は、垂直な支柱によって支持されるように構成された、多数の一般的な棚および/またはブラケットを使用することができる。しかし、多くの壁は、土台板、シューモールディング、または類似の表面形状を基部に有しており、したがって、床までずっと平坦であるわけではない。支柱2を壁Wにぴったりと接触させ、同時に床F上に配置するために、支柱2を壁Wの基部にある表面形状にはまるような形状にすることができる。しかし、代わりに独立の脚延長部14を設けることができる。脚延長部14は、支柱2の基部12を持ち上げるものであり、壁Wの平面から間隔を置いて配置されており、それによって壁Wの基部にある表面形状が回避される。脚延長部14の構成は、任意のものでよく、主として支柱2の構成によって決定される。 【0033】しかし、好ましい実施形態では、支柱2が脚延長部14の重量を支えるのではなく脚延長部14が支柱2の重量を支えるように係合部を構成する必要があることを除いて、棚4またはブラケットと同様に、脚延長部14を支柱に固定することができる。図3および図4に示すこの実施形態では、脚延長部14は、支柱2の基部12の近傍で棚支持用スロット8にはまるL字形タブ30を含んでいる。脚延長部14が支柱2の重量を支えるので、脚延長部14のタブ30は棚4のタブと向かい合うような向きにされる。支柱2の底縁部34を載置することが可能なシート32も設けられている。 【0034】上記で指摘したように、脚延長部14の構成は任意のものでよい。たとえば、脚延長部14は、それが支柱2に取り付けられる高さを棚またはブラケットと同様に調整できるように構成することができる。これは、たとえば、支柱2の底縁部34が載置されるシート32をなくすことによって行うことができる。必要に応じて、追加のタブ30を使用して荷重の分布を変更することができる。この高さ調整機能を使用して、様々な壁基部表面形状に対処すると共に、棚取付けシステム1の全体的な高さを調整する機構を形成することができる。あるいは、脚延長部14の底部に従来型のネジ付き高さ調整脚部(図示せず)を使用して高さ調整機能と、棚の高さを調整する機構とを実現することができる。 【0035】他の例として、支柱の基部がはまり、支柱の底縁部が配置される底部と、底部から延びる重量支持縁部とを有するスリーブとして、脚延長部14を構成することができる。また、土台板加熱要素などより大きな障害物が壁の基部にある用途には、水平方向に延びるより大きな脚延長部を設けることができる。 【0036】本発明による棚取付けシステムが、既知の固定機具を用いて壁に永久的に固定された支柱を使用する従来型の片持ち式棚取付けシステムに勝る顕著な利点をもたらすことが理解されよう。本発明のシステムは、廊下およびクローゼットに使用されると共に、壁の完全性を損なうことが望ましくないスチールやアルミのような用途に使用され、特定の利益をもたらすことができる。さらに、発明された棚取付けシステムは、1人で容易に組み立て、立てることが可能である。 【0037】現在の所好ましい実施形態と考えられているものに関して本発明を説明したが、本発明が開示された実施形態に限らないことを理解されたい。逆に、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内に含まれており、いくつかについて上記で論じた様々な修正形態および均等な構成を本発明がカバーすることが所期されている。したがって、すべてのそのような修正形態および均等な構造および機能を包含するように最も広義の合理的な解釈が特許請求の範囲に与えられることが所期されている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596030405 【氏名又は名称】メトロ インダストリーズ,インコーポレーテッド
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| 【出願日】 |
平成12年12月13日(2000.12.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064447 【弁理士】 【氏名又は名称】岡部 正夫 (外11名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−204568(P2001−204568A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月31日(2001.7.31) |
| 【出願番号】 |
特願2000−378791(P2000−378791) |
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