| 【発明の名称】 |
収納部用昇降支持ユニットおよびこれを用いた昇降収納装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 元春
【氏名】村上 良平
【氏名】木村 一夫
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| 【要約】 |
【課題】収納部がかご形式のような簡易な剛性の低いのものの場合、収納部によじれや揺れが生じるという課題があるのを解決する。【解決手段】 収納部Cを上昇および下降できるように左右の取付け基台3、4に枢支した左右一対の平行リンク1、2と、この左右一対の平行リンク1、2の対向し合うリンク1a、2a同士を連結する連結軸17を備え、この連結軸17は着脱自在として、上記の目的を達成する。
【解決手段】収納部Cを上昇および下降できるように左右の取付け基台3、4に枢支した左右一対の平行リンク1、2と、この左右一対の平行リンク1、2の対向し合うリンク1a、2a同士を連結する連結軸17を備え、この連結軸17は着脱自在として、上記の目的を達成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】収納部を上昇および下降できるように左右の取付け基台に枢支した左右一対の平行リンクと、この左右一対の平行リンクの対向し合うリンク同士を連結する連結軸を備え、この連結軸は着脱自在とした収納部用昇降支持ユニット。【請求項2】平行リンクを取付け基台に枢支する枢軸を備え、連結軸は前記枢軸部分で対向し合うリンク同士を連結一体化した請求項1記載の収納部用昇降支持ユニット。【請求項3】収納ボード内に請求項1ないし2のいずれかに記載の収納部用昇降支持ユニットを収容して、これの各取付け基台を収納ボードに取付けるとともに、両側の平行リンクの自由端部間に収納部を支持したことを特徴とする昇降収納装置。 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は厨房等で各種の物を収納しておくのに利用する収納部用昇降支持ユニットおよびこれを用いた昇降収納装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】このような収納部用昇降支持ユニットおよびこれを用いた昇降収納装置は、特開昭61−154610号公報等で知られている。 【0003】このものは、収納ボードの両側内面に個別に枢支した両側の平行リンクの自由端部間に収納部を支持し、収納部を収納ボードへの格納位置と収納ボードの前部下方に引出し下降させた取出し位置との間で昇降できるようにしている。リンクと固定部との間に引っ張りばねを働かせてリンク対が収納部を低速度で下降させられるようにし、かつ平行リンクが垂直姿勢よりも後方に傾斜した傾斜姿勢にて収納部を格納位置に支持することにより、地震等にても不用意に前方へ張り出し、また取出し位置に下降するようなことを防止し、使用の安全を図っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のような構成では、収納部がかご形式のような簡易な剛性の低いのものの場合、収納部によじれや揺れが生じるという課題があった。 【0005】本発明は、このような問題を解消するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の収納部用昇降支持ユニットは、上記のような目的を達成するために、収納部を上昇および下降できるように左右の取付け基台に枢支した左右一対の平行リンクと、この左右一対の平行リンクの対向し合うリンク同士を連結する連結軸を備え、この連結軸は着脱自在として、左右の取付け基台に枢支された平行リンクを左右別々に分離できる構成としてある。【0007】 【作用】本発明の収納部用昇降支持ユニットは、連結軸による連結一体化によって両側の平行リンクが連動するようになるので、両側の平行リンクによる収納部の支持や動きに差が生じることはなく、両側の平行リンクの自由端部間で支持する収納部がかご形式のような簡易な剛性の低いものであっても、十分な支持剛性を発揮して収納部によじれや揺れが生じるのを防止することができるとともに、収納部を含めた全体を軽量かつ小型なものとすることができる。【0008】また、上記連結軸は着脱自在としてあるので、長さの異なる連結軸を準備しておくだけで、各種の横サイズの収納ボードに合わせた収納部用昇降支持ユニットを製作できる。【0009】 【実施例】以下本発明の収納部用昇降支持ユニットおよびこれを用いた昇降収納装置の実施例について、図1〜図6を参照しながら説明する。 【0010】本実施例は図1〜図3に示すように収納部用昇降支持ユニットAを、収納ボードBに収容して、かご形式の収納部Cを昇降できるように支持した昇降収納装置の場合を示している。 【0011】収納部用昇降支持ユニットAは、図4〜図6に示すように、自由端部間で収納部Cを支持する両側の平行リンク1、2を左右の取付け基台3、4に個別に枢支し、両側の平行リンク1、2の対向し合う前部側のリンク1a、2aを枢支しかつこれに同体回転する枢軸5、6どうしを連結軸17により連結一体化してある。これにより各取り付け基台3、4を一体化するとともに両側の平行リンク1、2が連動するようになる。 【0012】したがって、各取付け基台3、4に枢支した両側の平行リンク1、2はユニット化した収納部用昇降支持ユニットAを構成するので、これの全体を1つのものとして取扱い、各取付け基台3、4を収納ボードBの両側の内面に双方間の特別な位置合わせ作業を必要とせずに、ねじ10等により容易に取付けることができる。奥側のリンク1b、2bの枢軸7、8どうしをも連結一体化すると、各取付け基台3、4の一体化の剛性および両側の平行リンク1、2の連動剛性をさらに高めることができる。 【0013】平行リンク1、2は、それぞれの前後のリンク1aと1bの自由端部間、およびリンク2aと2bの自由端部間が、収納部Cを取付ける取付け座1c、2cにより連結されて、収納部Cを支持していない状態で、収納部用昇降支持ユニットA側の完結した平行リンクをなすようにしてある。したがって、平行リンク1、2の自由端部間に収納部Cを支持するには、この取付け座1c、2cを収納部Cの両側板9にねじ10等により取り付ければよい。 【0014】このような組み立て構造上、収納部用昇降支持ユニットAを収納ボードBに収容して収納部Cを昇降できるように支持した本実施例の収納装置は作業工数少なく容易かつ迅速に組み立てることができる。収納ボードB内の収納部用昇降支持ユニットAによって支持した収納部Cは、両側の平行リンク1、2が各取付け基台3、4上で枢軸5〜8を中心として起伏することにより、収納ボードB内に図1、図2に示すように位置した格納位置と、収納ボードBの前方下部に図3に示すように引出し下降させた取出し位置との間で昇降される。 【0015】また、両側の平行リンク1、2が連動することにより、両側の平行リンク1、2による収納部Cの支持や動きに差が生じることはなく、両側の平行リンク1、2の自由端部間で支持する収納部Cが図示するかご形式のような簡易な剛性の低いのものであっても、十分な支持剛性を発揮して収納部Cによじれや揺れが生じるのを防止し、全体を軽量かつ小型なものとすることができる。 【0016】一方、平行リンク1、2の後部側のリンク1b、2bを枢支しかつこれに同体回転する枢軸7、8と取付け基台3、4との間には、平行リンク1、2の収納部Cを取出し位置に下降させる速度を制限するダンパー機構11、12を働かせてある。このダンパー機構11、12は前記枢軸7、8の一方にのみ働かせても、両側の平行リンク1、2が連動するものであることにより、双方に均等に働かせることができるし、本実施例のように2つのダンパー機構11、12を双方に分担して働かせても、これらが同種のものかどうかに係わりなく、両側の平行リンク1、2に均等に働かせることができる。 【0017】ダンパー機構11、12は、取付け基台3、4の両端部が外側に向け折曲げられた取付け座3a間、および4a間の空間部に収容して働かせてあり、取付け座3a間、および4a間に渡して溶接付けした取付け板20を利用し装備してある。 【0018】ダンパー機構11、12は枢軸7、8の回転を利用して働かせてあり、リンク1a〜2bとは切り離したリンク1a〜2bの支持構造部に装備し、枢軸5〜8の回転動作を利用してコンパクトに設けることができる。 【0019】具体的には、一方のダンパー機構11は蔓巻きばね21とロータリ式のオイルダンパ22とを働かせ、他方のダンパー機構12は蔓巻きばね31のみを働かせてある。 【0020】ダンパー機構11の蔓巻きばね21は、枢軸7の取付け板20の内側に突出した部分のまわりに巻回され、図4、図5に示すように一方の端部21aが、取付け板20の内側面に溶接付けした係止部材25によって受止められ、他方の端部21bが、取付け板20と取付け基台3との間で枢軸5に同体回転するように装着した大径のギヤ26上の複数の取付け穴23のいずれかに取り付けた押動ピン24と遊びSを持って対向している。 【0021】これによって、平行リンク1、2が図4に示す矢印の方向に伏倒して収納部Cを収納ボードBから引出し下降させる動作にギヤ26が連動して回転すると、押動ピン24は最初前記蔓巻きばね21の端部21bに近づくだけであるが、平行リンク1、2の傾きが大きくなって収納部Cの重量が下動速度を増速させるようになる所定の途中位置にて前記遊びSがなくなり、以降端部21bを押動していって係止部材25により受止められている一方の端部21aとの間で蔓巻きばね21を次第にチャージしていき、収納部Cの重量が下降速度を増速するように影響しても、前記チャージ動作時の抵抗によって前記影響を緩和し、平行リンク1、2が低速で下降できるようにする。 【0022】オイルダンパ22は取付け板20の内面に取付けられ、これの図6に示す回転軸22aに装着したピニオンギヤ27がギヤ26に噛み合い、平行リンク1、2が伏倒するときの枢軸7の回転が増速して回転軸22aに伝達されるようにしている。 【0023】したがって、回転軸22aに取り付けた回転羽根22bと、オイルダンパ22内の制動羽根22cとの相対速度が増大され、オイルダンパ22内に封入してあるオイルによる回転羽根22bの回転抵抗を大きくする。これにより平行リンク1、2が起立状態から伏倒し始めて前記蔓巻きばね21が働き始める位置までの引き出し速度を、小さなダンパー容量のものにて十分に制限することができる。 【0024】一方、他方のダンパー機構12の蔓巻きばね31は、枢軸8とこれに装着した前記ギヤ26に代わる回転盤32とによって、前記蔓巻きばね21とほぼ同様に設けられている。蔓巻きばね31の一方の端部31aを取付け板20に螺合させた係止ボルト33によって受止めた点が、蔓巻きばね21の場合と異なっている。 【0025】係止ボルト33はこれを回転させることによって、前記端部32aと対向する位置に進出したり、この対向位置から後退させたりすることができる。係止ボルト33を後退位置としておくことにより、蔓巻きばね31の他方の端部31bが回転盤32上の押動ピン24によって、一方の端部31aの側に押動されてもこの端部31aを係止ボルト33が受止めないので、蔓巻きばね31は枢軸8のまわりに空回りされるだけで、平行リンク1、2にダンパー機能を及ぼさない。しかし、係止ボルト33を進出位置としておくことにより、蔓巻きばね31の端部31bが押動ピン24によって端部31aの側に押動されると、この端部31aを係止ボルト33が受け止めて逃がさないので、蔓巻きばね31が両端部31a、31b間でチャージされ、蔓巻きばね21と同様に平行リンク1、2にダンパー機能を及ぼす。 【0026】これにより、係止ボルト33を進退させてダンパー機構12を働かせたり、働かせなかったりすると、収納部Cに収納するものの重量に合わせて、ダンパー機能を高めたり、弱めたりすることができる。もっともこのような複数の蔓巻きばねを同一の枢軸に装着して、選択的に働かせることもできる。 【0027】ギヤ26には円弧状の長穴26aが設けられ、これに取付け基台3および取付け板20間に確固に取り付けたストッパーピン34が通るようにしてある。収納部Cが取出し位置まで下降する平行リンク1、2の伏倒位置にて、長穴26aの端部がストッパーピン34に当接し平行リンク1、2がそれ以上下方に回動しないようにする。これによって、収納部Cが前記所定の取出し位置を越えて過剰に下降されるようなことがないようにしている。 【0028】枢軸5、6を連結した連結軸17は、例えば図6に示すようなパイプ部材とし、枢軸5、6の取付け基台3、4から突出している端部5a、6aに嵌め合わせてねじ35により固定してあり、異なった長さの連結軸17を選択して使用し、あるいは取り替えられるようにしてある。これにより収納ボードBの横サイズの異なるものに対応し、この収納ボードBに適した大きさの収納部Cを昇降できるように支持することができる。収納部Cの両側板9の前部下間には、昇降動作用の把手9aが取付けられている。 【0029】 【発明の効果】本発明の収納部用昇降支持ユニットによれば、連結軸による連結一体化によって両側の平行リンクが連動するようになるので、両側の平行リンクによる収納部の支持や動きに差が生じることはなく、両側の平行リンクの自由端部間で支持する収納部がかご形式のような簡易な剛性の低いものであっても、十分な支持剛性を発揮して収納部によじれや揺れが生じるのを防止することができるとともに、収納部を含めた全体を軽量かつ小型なものとすることができる。【0030】また、上記連結軸は着脱自在としてあるので、長さの異なる連結軸を準備しておくだけで、各種の横サイズの収納ボードに合わせた収納部用昇降支持ユニットを製作できる。 |
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成5年11月30日(1993.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080827 【弁理士】 【氏名又は名称】石原 勝
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| 【公開番号】 |
特開2001−178559(P2001−178559A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月3日(2001.7.3) |
| 【出願番号】 |
特願2000−362092(P2000−362092) |
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