| 【発明の名称】 |
キャビネットシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】フレメ ハンス
【氏名】ミューラー ペーター
【氏名】クナブ ジョセフ
【氏名】レインハート ホルスト
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| 【要約】 |
【課題】コスト効率が良く、取扱が簡単なキャビネットシステムを提供する。
【解決手段】本発明はキャビネットシステム、特に、フレームを備えるウォールキャビネットに関する。フレーム2は、後部壁3と、組み込み式ブラケット4と、垂直異形材5と、ライニング部品を有する。組み込み式ブラケット4は、後部壁3に直接に挿入またはロックされ、次に後部壁3上に確実に固定される。ライニング部品は電気器具および構成要素の取付および配線後にフレーム2に固定される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フレーム(2)とライニング部品(6、7、8、9)を備えるキャビネットシステムであって、前記フレーム(2)は、後部壁(3)と、組み込み式ブラケット(4)と、垂直異形材(5)と、を有し、前記ライニング部品(6、7、8、9)は、電気器具および構成要素の取付および配線後、前記フレーム(2)に固定することが可能であり、前記組み込み式ブラケット(4)は、前記後部壁(3)に直接に固定される構造であり、前記組み込み式ブラケット(4)は、最初に前記後部壁(3)に挿入又はロックされ、その後前記後部壁(3)に確実に固定されることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項2】 請求項1に記載のキャビネットシステムにおいて、前記組み込み式ブラケット(4)は、U字型異形材として構成され、前記後部壁(3)の受入開口部(11)内に挿入またはロックするための固定要素(21)を備えることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項3】 請求項2に記載のキャビネットシステムにおいて、前記後部壁(3)は強化用縦ひだ(10)を備え、前記組み込み式ブラケット(4)を挿入するための前記受入開口部(11)は、前記強化用縦ひだ(10)の領域に形成されることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、前記垂直異形材(5)は、19インチ、メートル単位またはETSI単位の構成要素として構成され、前記組み込み式ブラケット(4)に取り付けることができることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、前記後部壁(3)は、基板として構成され、壁または同等物にねじ固定するためのエンボシング(12)を有することを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、前記後部壁(3)は、垂直縁領域(13)を備え、前記垂直縁領域(13)は前記エンボシング(12)を有し形成される後部壁面の接触表面として構成されることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、前記後部壁(3)は、前記ライニング部品(6、7、8)と係合し保持するためのウェブ(15)を備え、前記ウェブ(15)は収容空間の方向を向く垂直の直角曲がり部として構成されることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、挿入される前記組み込み式ブラケット(4)のねじ固定のための孔(14)は、前記後部壁(3)の各強化用縦ひだ(10)にあって、組み込み式ブラケット(4)のための各受入開口部(11)の上または下に設けられることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、ライニング部品(6、7、8、9)は、底部部品(6)と、頂部部品(7)と、2枚の側壁(8)と、ドア(9)と、から構成され、前記ライニング部品(6、7、8、9)は、相互係合および固定領域の被覆のために単独および複数の曲がった縁領域(16、17、18、19、28、31、32)を有することを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項10】 請求項9に記載のキャビネットシステムにおいて、前記底部部品(6)および前記頂部部品(7)は、水平であり内側に向くU字型異形材領域として構成される前部縁領域(16)と横方向の縁領域(17)と、を有することを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項11】 請求項9又は10に記載のキャビネットシステムにおいて、前記組み込み式ブラケット(4)は、前記底部部品(6)および前記頂部部品(7)を滑らせ、またはスライドさせる収容領域(22)を有し、前記底部部品(6)および前記頂部部品(7)の前記前部縁領域(16)は、前記組み込み式ブラケット(4)の前記収容領域(22)まで補完的様式によって滑りまたはスライドするように構成されることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、前記底部部品(6)および前記頂部部品(7)の後部縁領域(26)に、前記後部壁(3)の前記上部または下部ウェブ(15)上をスライドまたは滑る固定要素(27)が設けられていることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項13】 請求項12に記載のキャビネットシステムにおいて、固定要素(27)は少なくとも2個のフックまたはクリップ要素であって、前記底部部品(6)または前記頂部部品(7)の内部に固定されることを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項14】 請求項9〜13のいずれかに記載のキャビネットシステムにおいて、前記ドア(9)は2本のピン(30)によって接合され、前記ピン(30)は取付のため垂直に置換自在に配置され、取付位置に確実に固定することが可能であり、前記ドア(9)を超えて上方および下方に突出することを特徴とするキャビネットシステム。 【請求項15】 請求項14に記載のキャビネットシステムにおいて、前記ピン(30)は、前記ドア(9)の縦方向の異形材(31)内側または上に形成され、前記ドアの長円形孔の案内によってガイドされることを特徴とするキャビネットシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フレームを有するキャビネットシステム、より詳しくはウォールキャビネットに関する。このキャビネットシステムには、後部壁、組み込み式ブラケットおよび垂直異形材(vertical profile)が備えられ、さらに電気器具および部品の取付および配線後に、フレームに取り付けることができるライニング部品(lining parts)が備えられる。 【0002】キャビネットシステムは、さらに詳しくは、ネットワーク技術およびケーブル配電における使用を目的とし、非常に多様な要求、特に、取付および点検修理が容易であること、アクセスのしやすさ、ケーブル管理に関する要求を満たす必要がある。アクセスのしやすさは、取り付けるべき構成要素の取付および点検修理、ならびにスレッド(threading)なしに完全な配線を可能とするケーブル接続に関係する。 【0003】 【従来の技術】DE 198 11 777 C1号には、壁取付用小型キャビネットが開示されており、後部壁と、頂部部品と、底部部品と、前面パネルおよび2つの側壁部品を有するカバーを備えている。側壁部品は、後部壁の縦方向の側壁収容部に収容され、少なくとも1つの側壁は、丁番によって相互に結合される2つの部分を備える。その結果、カバーの領域を横方向に回して開くことができる。3つのカバーは、後部壁の側基板の縦方向ウェブに固定ねじによって固定され、頂部部品および底部部品に備えられるシーリング縁部によって支持、強化される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】公知のウォールキャビネットは、基板およびカバーに結合要素を必要とするため、およびカバーの横方向部品にある丁番により、製造が比較的複雑になっている。 【0005】ウォールキャビネットのためのキャビネットシステムは、VERO社のカタログ「apw格納装置製品−IMRAKおよびNetzwerkloesungen」(1999年1月)に記載されている。公知のウォールキャビネットは、後部壁、2本の上部組み込み式ブラケット、2本の下部組み込み式ブラケット、2つの前面垂直異形材を有するフレームを備えている。そして、これらによって電気器具、半組立部品および構成要素の収容空間が取り囲まれ、ライニング部品が取り付けられる。ライニング部品として、頂部部品、底部部品、2面の側壁、およびドアは、着脱自在に設けられる。それぞれの場合、上部および下部組み込み式ブラケットは垂直方向に配置される結合支柱によって相互結合され、固定ねじを用いて結合支柱の近隣の後部壁に固定される。この固定には、C字型組み込み式ブラケット構造の比較的高い寸法適合性が必要とされ、壁付けブラケットの取付、電気製品の取付中および配線中にアクセスのしやすさ可能性に対して悪影響が生じる場合がある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、非常に寸法適合性が良く、顧客の立場を考慮し、特に、1人で取り付けられ、取付および配線の過程において非常に容易にアクセスすることが可能で、同時に、許可されていない開放に対する高度のセキュリティを保障するキャビネットシステムを提供することを目的とする。 【0007】本発明によれば、この目的は、後部壁、組み込み式ブラケット、垂直異形材、およびライニング部品を有するフレームを備えるキャビネットによって実現される。組み込み式ブラケットは後部壁に直接に固定される構造であるので、ライニング部品は、電気器具および構成要素の取付および配線後にフレームに取り付けることができる。組み込み式ブラケットは、最初に、後部壁、特に強化用縦ひだ領域に抑えられ、挿入またはロックされ、その後、例えば固定要素を用いて確実に固定される。 【0008】本発明の基本的な1つの概念は、後部壁および少なくとも2つの前面垂直異形材と共にフレームを形成する組み込み式ブラケットを含む。そして組み込み式ブラケットは、個別に、直接に後部壁に固定されることを含む。 【0009】本発明によれば、後部壁および組み込み式ブラケットは次のように組み立てられる。すなわち、各組み込み式ブラケットは、最初に、後部壁の補助構造収容開口部に挿入され、その後、固定手段、より詳しくは固定ねじを用いて確実に固定される。本発明による、組み込み式ブラケットの挿入による固定は、有利なことにはその後ねじ組立を行うことが可能であり、また1人で実施可能であり、したがって特に寸法適合性及び、顧客の立場を考慮している点である。 【0010】製造上の長所は、組み込み式ブラケットの同一構造から生じる。すなわち、組み込み式ブラケットは、好適には,U字型異形材または断面を有する構造であり、後部壁の少なくとも1つの収容開口部に挿入するための少なくとも1つの固定要素を後部固定領域に有する。固定要素は、例えば、挿入または同様に定位置におけるクランプによる背後からの係合またはロックを可能にするフックまたは突出部として構成することができる。これによって、ねじによる取付時点まで、各組み込み式ブラケットが確実に保持される。 【0011】同一の組み込み式ブラケットは、U字型の組み込み式ブラケットの開口部が互いに対向するように固定される。少なくとも、U字型組み込み式ブラケットの垂直脚部には、ウォールキャビネットの垂直異形材および/またはライニング部品を確実に固定するための固定手段を収容する機能を有する孔の列が設けられる。 【0012】有利なことには、組み込み式ブラケットの後部固定領域には、より安定した、例えば比較的高い垂直脚部を備える。一方、前部収容領域は、頂部部品および底部部品を抑える(receive)ように構成され、高さが低い。これによって、組み込み式ブラケットの段状構造が可能となる。この構造によって、後部壁に対する安定した確実な固定が可能となり、同時に、垂直異形材ならびに特に頂部部品および底部部品の簡単かつ迅速な固定が可能になる。 【0013】固定に関する構造とは別に、さらに、本キャビネットシステムの長所は、垂直異形材は、19インチ(48.3cm)、メートル単位およびETST単位によって構成し、U字型組み込み式ブラケットに取り付けできることである。19インチ異形材の場合、取付は、組み込み式ブラケットの内側脚部の内側に取り付けることができる。一方、メートル法の垂直異形材は、U字型組み込み式ブラケットの外側脚部の内側に固定することができる。後部壁付近において、さらに垂直異形材を上部および下部組立式ブラケットに固定することは、基本的に可能である。それから、延長横桁、付加的な深さのある異形材および構成要素を、前部および後部垂直異形材に固定することが可能である。 【0014】後部壁は、少なくとも4個の組み込み式ブラケットの挿入部が設けられ、特に好適な構造としては、基板として構成され、垂直方向の強化用縦ひだを備える。強化用縦ひだは、垂直縁領域に近接して形成され、収容空間に向いて方向付けられ、特に上部および下部領域のそれぞれに、挿入可能組立式ブラケットのための少なくとも1つの受入開口部と、前記ブラケットをねじ止めするための孔を有する。 【0015】強化用縦ひだは、断面がほぼ台形であり、その結果、組み込み式ブラケットが確実に挿入される利点のみでなく、基板の安定性が向上する利点もある。 【0016】後部壁は、ねじ固定によって適切に固定され、ねじ頭を収容するため少なくとも4個のエンボシングが備えられる。外側に向いたエンボシングが垂直縁領域に整列され、大体、同じ高さにあることは好適である。その結果、安定な後部壁取付が実現することは長所である。 【0017】前方方向に直角に突出する4個の組み込み式ブラケットと、後部壁と、垂直異形材とによって、本発明によるキャビネットシステムのフレームが形成される。結合部品が完全なアクセスのしやすさを有することによって、器具、受動および能動構成要素に対して極めて良好なアクセスのしやすさが保障される。配線は、特に、スレッドなしに可能であり、極めて顧客を考慮している。 【0018】ライニング部品は、器具および構成要素の取付ならびにその後の配線後に取り付けることができる。すべてのライニング部品を、1人で非常に迅速に取り付け、固定することが可能なこと、また必要によって、任意に取り外すことができることは、特に、好適である。 【0019】ライニング部品およびフレームの後部壁は、ライニング部品の緊密な係合および保持が確実に実施される方法によって組み立てられる。後部壁上に、水平方向および垂直方向のウェブが、収容空間に向かって実質的に直角をなす曲がり部として形成される。後部壁の上部および下部水平ウェブは、同時に、頂部部品および底部部品の保持および係合のための機能を果たす。頂部部品および実質上同じように組み立てられる底部部品は、この目的のため、それらの後部縁領域において、特定の後部壁ウェブ上を滑りまたはスライドするための少なくとも2個の固定要素を有する。 【0020】好適には、頂部部品および底部部品の後部縁領域は、壁に沿って配線される場合のケーブル線のために少なくとも1個の凹所も備える。頂部部品および/または底部部品に、ブラシ凹所として凹所を構成することは適切である。 【0021】頂部部品および底部部品は、それらの前部縁領域および横方向縁領域において、複数の曲がり部を有する。縁領域は、水平の内側を向いたU字型異形材として構成される。前部縁領域は、組み込み式ブラケットの前部収容領域と相補的な寸法とされ、この方法によって、頂部および底部部品が組み込み式ブラケット上をスライドし保持される作用が可能になる。頂部部品または底部部品は、後部壁ウェブ上をスライドし、またはウェブ上に固定され、また、組み込み式ブラケットの前部収容領域は、固定ねじによって底部部品上に確実に固定される。この確保作用は、内部すなわち収容空間で行われる場合がある。 【0022】頂部部品および底部部品の取付後、側壁を固定することができる。好適には、側壁は、上部および下部縁領域において、直角の曲がり部を備え、前部の垂直縁領域において、U字型曲がり部を備える。側壁の後部縁領域において、側壁は、後部壁の垂直縁領域と係合し、また上部および下部水平縁領域によって、頂部部品及び底部部品のU字型縁領域と係合する。側壁のねじ組立も、収容空間において行われる。 【0023】前部ドアは、ビューイング(viewing)または鋼製ドアとして構成することができる。特に有利な構造によれば、ドアは、2本のボルトまたはピンによって接合され、ボルトまたはピンは、取付状態において上方および下方に突出し、頂部部品および下部部品の補完開口部と係合する。特に有利な構造によれば、ピンは、置換自在に取り付けられ、ドアの内側からアクセス可能な長円の孔に確保することができる。したがって、下部ピンを用いてドアを挿入し、たとえば下部丁番孔としての下部開口部の中央位置に保持し、挿入位置にドアを配置後、上部丁番ピンを上部開口部または上部丁番孔にスライドさせて同様に同じ位置に固定することができる。 【0024】少なくとも縦方向の両側に、縁領域としてほぼU字型の異形材を有するドアを備えることは、好適である。上記U字型縁領域において、一側壁に丁番ピン、他の側壁に錠を配置することができる。 【0025】本発明によるキャビネットシステムは、製造コストが低いことと、極めてコスト効率の良い設備であることを特徴とする。ウォールキャビネットは、平たなパックに早く片づけることができ、また、個々の要素の自明な機能の結果として、1人で迅速に取り付けることができる。容易に取付できることに加えて、特に、ケーブルのスレッドのない完全な配線を可能とする、制限されない非常に良好なアクセスのしやすさについて述べる。安定的で可変性フレームによって、種々の器具および半組立部品を収容または格納し、同時に、確実に高度なサービス上の配慮を行うことが可能となる。ライニング部品によって、外部から確実に固定することなしに、内部露見が防止される。したがって、構成要素は、許可されないアクセスから保護される。好ましくは錠をかけることができるドアを開放後のみ、固定手段にアクセスすることが可能となり、続いて、ライニング部品は、取り外すことができる。 【0026】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照し説明する。 【0027】図1に示すように、本発明のキャビネットシステムのフレーム2は後部壁3を有している。後部壁3は、垂直縁領域13に隣接する強化用縦ひだ10と、4本の組み込み式ブラケット4と、垂直異形材5とを備える。 【0028】4本の組み込み式ブラケット4は、図1に示すように、2つの上部および2つの下部の奥行きを有する筋かい形式(depth struts)で強化用縦ひだ10の領域の後部壁3に固定される。この固定は、後部固定領域24の固定要素21を、垂直方向の強化用縦ひだ10の領域に配置される受入開口部11に挿入し、続いて、各場所毎に、図示してない1個の固定要素によって固定開口部14にねじ止めする。後部壁3、組み込み式ブラケット4、および垂直異形材5は、図2に示すようなライニング部品6〜9までと同様に、打ち抜きおよび曲げ加工法によって生産することができる。 【0029】組み込み式ブラケット4は、内側脚部および外側脚部と、固定孔特に垂直脚部に孔23の列として形成される固定孔と、を有するU字型異形材として構成され、この固定孔によって、垂直異形材5の固定が可能となる。また、組み込み式ブランケット4は、図示してない取り付けるべき構成要素のための対応する固定開口部を、内側および外側脚部の内部に、19インチ、メートル単位またはETSI単位の構成要素として備える。 【0030】本実施形態によれば、後部壁3は、ほぼ長方形の基板として構成され、垂直縁領域13と、水平かつ垂直方向に走る終端ウェブ15とを有する。縁領域13は、後部壁3を壁に固定するための(結果として、完全なキャビネットを壁に固定するための)エンボシング12と事実上同じ面にある。エンボシング12は、固定手段としてのねじ頭を収容するように、図示してない壁の方向に向けられる。 【0031】強化用縦ひだ10の領域の受入開口部11に対する個々の組み込み式ブラケット4の挿入は、破線で示している。組み込み式ブランケット4を挿入した後、ねじ組立は、図示してない固定要素によって行われる。この固定要素は、受入開口部11の下または上の固定開口部14と、これに対応する組み込み式ブラケット4の後端の開口部20と、によって案内される。 【0032】組み込み式ブラケット4は、特に孔23の列がその中に形成される中央領域25と比較して、高いU字型脚部を有する後部固定領域24と低いU字型脚部を有する前部収容領域22とを有する。より高い脚部を有する後部固定領域24は、強化用縦ひだ10の領域において、後部壁3に安定で確実な係合をするように作用する。前部収容領域22は、ライニング部品6〜9のうち頂部部品7および底部部品6を抑える。 【0033】図2に示すライニング部品6〜9は、底部部品6と、頂部部品7と、2枚の側壁8と、前部ドア9と、からなる。頂部部品7および底部部品6は、実質上同じ構造である。頂部部品7および底部部品6は、固定要素27を有する後部縁領域26と、2つの事実上直角の曲がり部によってU字型様式に形成される2つの横方向縁領域17と、前部縁領域16と、を備える。前部縁領域16もまた、U字型様式に曲がり、さらに終端の垂直ウェブ28を備える。垂直ウェブ28は、特に、ドア9が緊密に係合するように作用する。U字型の縁領域16は、組み込み式ブラケット4の前部収容領域22を補完する形式の構造である。 【0034】固定要素27は、底部部品6および頂部部品7の内部にクリップまたはクランプ状の様式によって配置することでき、後部壁3の底部または頂部の水平ウェブ15上に保持する。したがって、底部部品6と頂部部品7は、後部壁3の各ウェブ15上をスライドすることができる。前面の保持は、前部縁領域16を有する底部部品6と頂部部品7は、収容領域22上をスライドされ、少なくとも能動的に保持されることによりもたらされる。 【0035】図3は、上述した本実施形態における底部部品と他の部品との組立状態を示す図である。底部部品6と頂部部品7は、上述したように実質上同じ構造であるため、頂部部品7も底部部品6と同様に組み合わされる。 【0036】図3(A)は、後部壁3と底部部品6との組立状態を示している。図3(A)に示すように、後部縁領域26に取り付けられた固定要素27は、後部壁3の水平ウェブ15上に維持されている。また、図3(B)は、底部部品6と2つの組み込み式ブラケット4との組立状態を示している。図3(B)に示すように、U字型の縁領域16は、2つの組み込み式ブラケット4の前部収容領域22上をスライドし、保持される。これらの組立状態については、明細書において、詳細に述べてきたが、図3を参照することによって、更にその内容が明確になるであろう。 【0037】底部部品6および頂部部品7の固定後、両側壁8が配置され、固定される。両側壁8は、直角に曲がる上部および下部縁領域19と、U字型である前部縁領域18とを備える。その結果、底部部品6、頂部部品7、およびドア9の縁領域と係合する。両側壁の図示してないねじ固定は、収容領域において実施され、外部からアクセスできない。 【0038】本発明による実施形態によれば、ドア9は、縦方向の金属部分31、32を有するガラスドアで構成されている。縦方向の部分31、32の領域には、ウォールキャビネットに錠をかけるための錠33、2本の丁番ピン30が備えらる。図2には、上部ピンのみが図示されている。丁番ピン30は、ドア9を超えて上方および下方に突出し、垂直方向に調整可能であり、取付位置に取付または確実に固定することができる。好適な構造は、丁番ピン30は、図示してない長円形の案内孔内に収容され、この案内孔は、好ましくは、ドア9の内側からアクセス可能であり、これによって、丁番ピン30をスライドさせ、ロックすることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593227811 【氏名又は名称】クニュール−メカニック フューア ディー エレクトロニック アクチエンゲゼルシャフト
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| 【出願日】 |
平成12年9月22日(2000.9.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075258 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 研二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−157610(P2001−157610A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月12日(2001.6.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−288633(P2000−288633) |
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