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【発明の名称】 抽斗の安全係止装置
【発明者】 【氏名】李 丁

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数段の抽斗を出し入れ可能に収納するキャビネット等のスチール家具において、スチール家具本体の内側に、鍵棒の操作により作動具を上下動することにより鍵板を上下動自在に縦設し、作動具にくの字形または逆くの字形の穴または溝を形成し、この穴または溝に係合するように、前記鍵板に固定した作動板に設けた作動軸を設け、作動板に設けた作動軸を介して前記穴または溝内を移動して鍵板を移動した際、係止位置を保持できるようにしたことを特徴とする抽斗の安全係止装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャビネット等のスチール家具における抽斗の安全係止装置に関し、更に詳しくは、1つの抽斗を引き出した時に、残りの抽斗を収納位置に係止するための安全係止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、図6に示すように、複数段の抽斗を出し入れ可能に収納するキャビネット本体の内側に作動板11を上下動自在に縦設し、上記作動板11に複数個の傾斜溝カム12を設けると共に、傾斜溝カム12の各々に対応して各抽斗に傾斜溝カム12と係合する係合ピンを突設し、これにより1個の抽斗を引き出す時に上記作動板11が他の抽斗を収納位置に係止する係止位置へと移動するようにし、更にキャビネット本体内に上記作動板11を係止位置に保持するキャッチ部材13を設けたキャビネットにおける抽斗の安全係止装置において、上記キャッチ部材13を上記作動板11を係止位置に保持可能なキャッチ位置とその上方の離間位置とに上下動可能に設け、上記キャビネット本体には該キャッチ部材13の位置を切り換える切換え操作部を外部より操作可能に設けたキャビネットにおける抽斗の安全係止装置(実用新案登録第2576437号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の実用新案登録第2576437号公報の従来技術には、キャビネットの運搬時等に全ての抽斗がキャビネット本体内に収納された状態でキャビネットの上下を反転させると、作動板が自重で係止解除位置から係止位置へと移動し得るが、キャッチ部材は作動板を係止位置に保持可能なキャッチ位置とその上方の離間位置とに上下動可能に設けられており、しかも、キャビネット本体にはキャッチ部材の位置を切り換える切換え操作部が外部より操作可能に設けられているので、切換え操作部を操作してキャッチ部材の位置を切り換えることにより、作動板とキャッチ部材との係脱を容易にコントロールすることができるものであるが、抽斗のセフティー機構の部材で鍵板を上下させ、保持するためにキャッチ部材を使用している。これは、必ず係止するためにキャッチ部材が必要であり、商品であるキャビネットによって変わる鍵板の重さに対応するには、数種類のキャッチ部材を用意する必要があり、また、商品によって変わる上下させる距離に対応するにも数種類のキャッチ部材を用意する必要があるという問題があった。
【0004】本発明は、これらの事情に鑑み、簡単な構成で、キャッチ部材を不要にし、上下させる鍵板の重さが商品によって変わってもスプリングの強さを変えることでどんな商品にも対応できる。また、上下させる距離(寸法)もくの字形の穴または溝の全体寸法を変えることによりどんな商品にも対応できる抽斗の安全係止装置を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解決するために、複数段の抽斗を出し入れ可能に収納するキャビネット等のスチール家具において、スチール家具本体の内側に、鍵棒の操作により作動具を上下動することにより鍵板を上下動自在に縦設し、作動具にくの字形または逆くの字形の穴または溝を形成し、この穴または溝に係合するように、前記鍵板に固定した作動板に設けた作動軸を設け、作動板に設けた作動軸を介して前記穴または溝内を移動して鍵板を移動した際、係止位置を保持できるという技術手段を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】安全係止させる機構、すなわち作動部材を上下、左右動させ、それを上下または左右で一時的に係止保持させる機構を有する抽斗の安全係止装置である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で説明する。図1〜図4に基づいて本発明の抽斗の安全係止装置に関する一実施例について詳細に説明する。図1は本発明の抽斗の安全係止装置の要部を分解して示す斜視図で、最上部の抽斗の安全係止装置を示すものである。図2は図1で示した各部品を組み立てて鍵板を上部で固定したところを示す断面図、図3は図2に示すA−A矢視図、図4は鍵板を下部で固定したところを示す正面図である。
【0008】例えば、図示していないが、上下2段の抽斗を出し入れ可能に収納したキャビネット本体1において、キャビネット本体1の内側には、作動具3の上下動により上下動する鍵板2が縦設されており、作動具3には、くの字形(図示したもの)または、逆くの字形の穴または溝4が形成されている。
【0009】この作動具3の穴または溝4に対向係合するように鍵板2に、中央部で固定軸7で固定した逆くの字形(図示したもの)または、くの字形の作動板5を設ける。そして、この作動板5の上方には、作動具3の穴または溝4に係合する作動軸6を設け、下方にはスプリング8の一端を取り付け、このスプリング8の他端は鍵板2に固設する。
【0010】以上のような構成により、図2、図3に示すように、くの字形の穴または溝4の上方に位置するように鍵板2がを上方に移動されると、鍵板2に固定軸7で固定された作動板5が上方に移動しようとして、作動板5の上方に設けられた作動軸6が作動具3のくの字形の穴または溝4を案内にして上部に移動する。すると、作動板5の下方に固設したスプリング8が引張され、バランスがとられてその位置に停止状態に維持される。従って、特に、キャッチ部材を用意しなくとも同様の機能を奏する。
【0011】また、鍵板2を下方に移動すると、前記スプリング8の引張力に抗して下げることにより、鍵板2に固設された作動板5を下方に移動することにより、作動軸6が作動具3のくの字形の穴または溝4を案内にして、下方に移動して図4の状態に維持されるものである。
【0012】次に、図5に基づいて、中間部での取付例を説明する。この中間部での取付例としては、前記実施例のように上部の取付例である図1で説明したものとの相違点は、作動具の形状が鍵棒9の挿入穴が必要ないので、図示のような断面略コ字形状の作動具10で、その他の構成は、くの字形の穴または溝4が形成されているし、作動板5、作動軸6、固定軸7、スプリング8は前記実施例と同様に機能するように組み立てられるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、次のような効果を得ることができる。
(1)キャッチ部材が不要であり、壊れにくい。
(2)上下させる鍵板の重さが商品によって変わってもスプリングの強さを変えることでどんな商品にも対応できる。
(3)上下させる距離(寸法)もくの字形の穴または溝の全体寸法を変えることによりどんな商品にも対応できる。
【出願人】 【識別番号】000162054
【氏名又は名称】共栄工業株式会社
【出願日】 平成11年11月16日(1999.11.16)
【代理人】 【識別番号】100092107
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 達也
【公開番号】 特開2001−137059(P2001−137059A)
【公開日】 平成13年5月22日(2001.5.22)
【出願番号】 特願平11−325782