| 【発明の名称】 |
折り畳みテーブル用天板 |
| 【発明者】 |
【氏名】高波 久雄
|
| 【要約】 |
【課題】細長板状の複数の天板部材を並列させてなる折り畳みテーブル用天板において、製造容易で且つ折畳みが安定状態となるものを提供する。
【解決手段】折り畳みを必要とする隣接天板部材1間は、端面の隣接天板部材近傍に枢止軸23を突設し、天板部材並列状態から積層状態に移行できる間隔をもって、両側に枢止孔を穿設した可動連結体3で連結し、折り畳みを必要としない隣接天板部材間は、隣接天板部材が並列状態で固定連結されるように端板間を固定連結部で連結する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 細長板状の複数の天板部材を並列させてなる折り畳みテーブル用天板において、折り畳みを必要とする隣接天板部材間は、端面の隣接天板近傍に枢止軸を突設し、天板部材並列状態から積層状態に移行できる間隔をもって、両側に枢止孔を穿設した可動連結体で連結し、折り畳みを必要としない隣接天板部材間は、隣接天板部材が並列状態で固定連結されるように端板間を固定連結部で連結してなる折り畳みテーブル用天板。 【請求項2】 枢止軸が、割ピン形状にして且つ基部より頭部を径大にして、両部間に抜け止め段部を設けてなり、可動連結体の枢止孔が、前記頭部と基部と対応する段差を有し、連結体の押圧によって枢止軸と枢結孔の挿着を行う請求項1記載の折り畳みテーブル用天板。 【請求項3】 天板部材を扁平アルミ角筒柱で形成し、枢結軸を備えると共に、天板部材の開口端面に密挿する装着部を備えた連結部材を樹脂形成し、前記天板部材の開口端面に、前記連結部材を装着し、隣接する他の連結部材の枢止軸を可動連結体で、連結してなる請求項1又は2記載の折り畳みテーブル用天板。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、主としてアウトドア用として使用される折り畳みテーブルに使用される天板に関するものである。 【0002】 【従来技術】アウトドア用として使用されている折り畳みテーブルは、種々の構造のものが知られているが、特に全体をコンパクト化して携帯を容易にするために、脚装置と天板とを分離でき、脚装置も折り畳み或いは分解組立ができるようにしている。一方天板も、二つ折りや四つ折りとする他、細長板状の多数の天板部材を並列状態で連結し、折り畳み自在としている。この細長天板部材を使用した天板における各部材の連結手段は、隣接部材間を蝶板連結したり(実開昭55−158922号)、帯テープで連結したり(実開昭63−77531号)、部材の裏面全体をシート体に接着したり(特開平10−262738号)、並列部材をゴム紐で貫通させる(特開平11−196939号)等が知られている。 【0003】 【発明が解決すべき手段】前記の各天板部材の連結手段には取り扱いの不便さや、製造上の煩雑さ等の課題がある。即ち蝶板連結手段では、テーブル天板として使用した状態で、天板の上面に蝶板の一部が露出する不都合があり、また蝶板金具の取付が面倒である。帯テープや、シートでの連結は、収納時に天板全体を丸めるようにしてするために、収納後の状態が嵩張ることと、丸めた状態でしっかりと結束しないと運搬に不便である。更に貫通ゴム紐を採用した場合には、自由に折り畳みできるが、部材連結が不安定で、束ねての収納時には、当然結束が必要であり、天板として使用した場合には、部材間が不慮に開いたりする虞もある。 【0004】そこで本発明は、多数の細長天板部材を並列にして天板を構成するものにおいて、その製造が容易で、且つ折り畳み収納も容易に且つ安定する新規な天板を提案したものである。 【0005】 【課題を解決する手段】本発明に係る折り畳みテーブル用天板は、長板状の複数の天板部材を並列させてなるもので、折り畳みを必要とする隣接天板部材間は、端面の隣接天板近傍に枢止軸を突設し、天板部材並列状態から積層状態に移行できる間隔をもって、両側に枢止孔を穿設した可動連結体で連結し、折り畳みを必要としない隣接天板部材間は、隣接天板部材が並列状態で固定連結されるように端板間を固定連結部で連結してなることを特徴としたものである。 【0006】従って天板部材端面に必要とする係止軸を設け、隣接部材の端面間を可動連結板或いは必要により一部を固定連結部で連結することで、天板部材単体を一単位として折り畳み積層したり、固定連結部で連結した天板部材を一単位として折り畳み積層して収納状態とし、天板部材全体を並列状態として天板使用状態とする。 【0007】 【発明の実施形態】次に本発明の実施形態について説明する。図1乃至5は本発明の第一実施形態を示したもので、この実施形態は固定連結部を採用してない場合を示す。 【0008】第一実施形態に示した天板は、天板部材1と、連結部材2,2aと、可動連結体3から構成される。天板部材1は、扁平アルミ角筒柱で形成され、一定の長さ(テーブルの幅に対応)に切り揃えられ、適宜数(テーブルの長さに対応)並列状態に配置するものである。更に各天板部材1の両端部分に、連結部材2,2aとの連結固定のための固定用リベット孔11を穿設しておく。また裏面適宜箇所には脚装置Aとの連結部12を付設してなる。具体的には連結部12は、各四隅に設けた凹部121内に倒伏収納可能にして、且つ起立状態で突出する連結板122を備え、連結板122に装着孔123を設けたものである。 【0009】連結部材2は、天板部材1の両端開口部13に密挿できる形状の装着部21と、装着部21に連続して開口部13を閉塞する突出した蓋部22を備え、特に蓋部22の両側を段部として、枢止軸23を設けてなる。この段部は後述する連結体3の装着高さと一致させ、且つその動作範囲に形成したものである。また枢止軸23は、全体が縦割りの割りピン形状にし、更に基部231と、基部231より径大の頭部232を備えて抜け止め段部を備えるようにし、頭部232は、先細テーパー形状としてなる。また連結部材2aは、特に天板の前後端に位置する天板部材1に使用するもので、枢止軸23を一方端にのみ設けたものである。 【0010】可動連結体3は、隣接する天板部材が並列状態から積層状態に移行できる間隔をもって、両端部分に枢止孔31を穿設したもので、特に枢止孔31は、前記頭部232と基部231と対応する段差を有してなる。 【0011】天板は、各天板部材1の開口端に連結部材2,2aを装着し、リベット14で固定し、使用状態と同様に並列状態とし、隣接天板部材1間を可動連結体3で連結するもので、連結作業は、枢止軸23と枢止孔31を合わせて可動連結体3を押圧するのみで良い。 【0012】而して天板は、連結されている天板部材1を広げ、裏面の凹部121から連結板122を起立させ、連結板122の装着孔123に、折畳み脚部材Aの上部横杆aを挿通し、折畳みテーブルの天板として使用するものである。そして収納時には、脚装置Aを外し、天板部材1を順次折り畳んで積層状態とするものであり、折畳み後の状態は、一列多段でも、途中からの折り返しによって2列多段やその他多列に折り畳むことができる。 【0013】図6乃至8は本発明の第二実施形態で、この実施形態は固定連結部を採用した場合を示す。即ち複数の天板部材1を固定状態で連結して、当該固定状態の連結している天板部材1を一枚の折畳み単位としたもので、第一実施形態との相違は、連結部材の構造である。 【0014】第二実施形態の連結部材2b,2cは、前記第一実施形態と同様に、装着部24、蓋部25、枢止軸26を備え、装着部24が、並列した2個の天板部材1の各両端開口部13に密挿できる形状の装着部21が並列に突設されているものであり、2個の天板部材1を連続する蓋部22と、両端又は一端に枢止軸26を突設したものである。即ち装着部24と蓋部25とで固定連結部を構成するものである。 【0015】天板の形成は、並列状態の各天板部材1の開口端部13に装着部24を装着して連結部材2b,2cで2個の天板部材1を板状に連結し、板状とした一組の天板部材を更に、第一実施形態と同様に連結体3で連結してなるものである。 【0016】而して、天板部材1を一個毎に折畳みできた前記第一実施形態と同様に、全体を広げて折畳みテーブルの天板として使用でき、収納時には、2個の天板部材を一単位として、折畳みできるものである。 【0017】尚本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、例えば天板部材が木質材である場合等には、連結部材を採用せずに、直接天板部材の端面に枢止軸を突設しても良いし、固定連結部も独立部材として天板部材を固定連結しても良い。勿論固定連結は2個の天板部材に限られるものではない。 【0018】 【発明の効果】多数の細長天板部材を並列にして天板を構成するものにおいて、少なくとも折り畳みを必要とする隣接天板部材間は、端面の隣接天板近傍に枢止軸を突設し、天板部材並列状態から積層状態に移行できる間隔をもって、両側に枢止孔を穿設した可動連結体で連結してなるもので、固定板状の天板部材を一単位として折り畳み積層しての収納することで、折畳み後の状態が安定すると共に、その製造も容易である等の利点を有するものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000111867 【氏名又は名称】パール金属株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年11月11日(1999.11.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084102 【弁理士】 【氏名又は名称】近藤 彰
|
| 【公開番号】 |
特開2001−137051(P2001−137051A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月22日(2001.5.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−321288 |
|