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【発明の名称】 組立て式コーナーラック
【発明者】 【氏名】岡 肇

【氏名】赤松 豊

【要約】 【課題】顧客が簡易に組立てることができるノックダウン方式により、移動式の閉鎖スペースを設けることができる木製の組立て式コーナーラックの提供を目的とする。

【解決手段】棚板3、3・・の設定位置に棚板の両側コーナーの隅切り端縁部が嵌入する嵌合凹部11、11・・を設けた一対の両側支柱1a、1bと、棚板の背部コーナーの隅切り端縁部が嵌入する嵌合凹部を設けた背面支柱2の各嵌合凹部に、コーナー部の隅切りを行った略三角形の棚板の各隅切り端縁部をそれぞれ嵌入すると共に、前記各支柱の嵌合凹部に設けた木螺子孔12でそれぞれ螺子止めして本体を構成し、両側に両側支柱の角部と嵌合して摺動する凹溝を形成し、閉鎖スペース裏面に裏板5を設けるとともに、上端面部に磁性ストッパー6aを設けた前面扉4を両側支柱の角部と嵌合して組み付け、上下に摺動して開閉するように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 棚板の設定位置に棚板の両側コーナーの隅切り端縁部が嵌入する嵌合凹部を設けた一対の両側支柱と、棚板の背部コーナーの隅切り端縁部が嵌入する嵌合凹部を設けた背面支柱の各嵌合凹部に、コーナー部の隅切りを行った略三角形の棚板の各隅切り端縁部をそれぞれ嵌入すると共に、前記各支柱の嵌合凹部に設けた木螺子孔でそれぞれ螺子止めして本体を構成したことを特徴とする組立て式コーナーラック【請求項2】 両側に両側支柱の角部と嵌合して摺動する凹溝を形成し、上端面部に磁性ストッパーを設けた前面扉を両側支柱の角部と嵌合して組み付け、上部棚板の下側面に前記前面扉の磁性ストッパーと磁着する磁性部を設けて、前面扉が上下に摺動して開閉するように構成した請求項1記載の組立て式コーナーラック【請求項3】 棚板のラック背部側に位置する縁端部の上面もしくは下面、或いは上面と下面に、裏板の嵌入する嵌入溝を設け、組み付け時に裏板を嵌入してラック棚の背部側を閉鎖するように構成した請求項1又は請求項2記載の組立て式コーナーラック
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレや部屋の隅角部に嵌め込み設置するコーナーラックに関するもので、特に、顧客が簡易に組立てることができるノックダウン方式により、移動式の閉鎖スペースを設けることができる木製の組立て式コーナーラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木製のコーナーラックは枠板に三角形の棚板を釘打ちや木螺子止めなどによって固定止着した既成商品として販売され、人形や装飾品を棚に置いて楽しむといった目的から前面に扉を設けるといったことは行われていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の既成商品としてのコーナーラックは、比較的小型でありながら嵩張る大型商品の家具として取り扱われ、配送運賃など顧客にとっては無駄な費用負担があり、持帰りができないという不便さがある。
【0004】また、トイレや部屋の隅角スペースを活用する利点のあるものであるが、構造的に複雑なものとすることができないため、前面に扉を設けることは採算的にも構造的にも困難なものである。
【0005】そのため、折角、トイレや部屋の隅角スペースを活用しながら、閉鎖スペースがないため、見苦しいものを置くことや人形や装飾品が埃をかぶってしまうことを避けることができず、利用が限定されるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するため、素人でも簡単に組み立てることができ、しかも、前面に摺動式の扉を設けてその開閉機構を利用して移動式の閉鎖スペースとして構成するようにしたものである。
【0007】即ち、棚板の設定位置に棚板の両側コーナーの隅切り端縁部が嵌入する嵌合凹部を設けた一対の両側支柱と、棚板の背部コーナーの隅切り端縁部が嵌入する嵌合凹部を設けた背面支柱の各嵌合凹部に、コーナー部の隅切りを行った略三角形の棚板の各隅切り端縁部をそれぞれ嵌入すると共に、前記各支柱の嵌合凹部に設けた木螺子孔でそれぞれ螺子止めして本体を構成した。
【0008】更に、両側に両側支柱の角部と嵌合して摺動する凹溝を形成し、上端面部に磁性ストッパーを設けた前面扉を両側支柱の角部と嵌合して組み付け、上部棚板の下側面に前記前面扉の磁性ストッパーと磁着する磁性部を設けて、前面扉が上下に摺動して開閉するように構成し、ラック棚の所定の段を前面扉によって開閉できるようにした。
【0009】また、棚板のラック背部側に位置する縁端部の上面もしくは下面、或いは上面と下面に、裏板の嵌入する嵌入溝を設け、組み付け時に裏板を嵌入してラック棚の背部側を閉鎖するように構成して、前面扉によって周囲を全面閉鎖する閉鎖スペース段を設けられるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施の形態を説明する。1aと1bは一対の両側支柱、2は背面支柱で、この3本がラック棚の本体支柱を構成する。
【0011】両側支柱1a、1bには、それぞれ、予定された段数と間隔で設定される棚板3の設定位置に棚板の両側コーナーの隅切り端縁部31、31が嵌入する嵌合凹部11、11が設けられ、これに対応して背面支柱2には棚板3の背部コーナーの隅切り端縁部32が嵌入する嵌合凹部21が設けられている。
【0012】棚板3はコーナー部の隅切りを行った略三角形に形成され、前面両側コーナーの隅切り端縁部31、31が両側支柱1a、1bの嵌合凹部11、11に、背面の背部コーナーの隅切り端縁部32が背面支柱2の嵌合凹部21に、それぞれ、嵌入するようになっている。
【0013】また、棚板3は、組み立てられるラック棚に予定された段数と間隔及び設定される前面扉4に対応して、最上段の棚板3aにはラック背部側に位置する縁端部の下面に裏板5の上端縁が嵌入する嵌入溝33、33が刻設され、前面側の縁端は前面扉4の厚みだけ迫り出し、迫り出し部分中央部の下面には前面扉4の磁性ストッパー6aと磁着する鉄片などの磁性部6bが設定される。
【0014】棚板3aの下段に設定される棚板3bには、ラック背部側に位置する縁端部の上面と下面に、裏板5の上端縁と下端縁がそれぞれ、嵌入する嵌入溝33、33が刻設され、その下段に設定される棚板3cには、ラック背部側に位置する縁端部の上面に裏板5の下端縁が嵌入する嵌入溝33、33が刻設され、棚板3aと3cの前面側の縁端は前面扉4の厚みを受ける分だけ迫り出して構成され、棚板3bの前面側は前面扉4を通過させるように後退して構成される。
【0015】前面扉4は、両側に両側支柱1a、1bの内側角部と嵌合して摺動する凹溝41、41が形成され、前面に手掛け部42、上面に磁性ストッパー6aが設定される。また、前面扉4を枠体に構成し透明ガラスを嵌め込めば、閉鎖スペースに人形等を飾って楽しむこともできる。
【0016】以上のように構成した各部材を、先ず、両側支柱1aの嵌合凹部11、11、11・に棚板3a、3b、3cの各前面両側コーナーの隅切り端縁部31、31・・の一方を、それぞれ、嵌入して嵌合凹部11に設けられた木螺子孔12でそれぞれ螺子止めし、更に、支柱1aを下にして前面扉4の凹溝41、41を両側支柱1a、1bの内側角部と嵌合してセットし、支柱1bの嵌合凹部11、11、11・に各棚板の隅切り端縁部31、31・・の他方を、それぞれ、嵌入して嵌合凹部11に設けられた木螺子孔12でそれぞれ螺子止めする。
【0017】次いで、棚板3aと3bの間及び棚板3bと3cの間の間隔部に、各棚板の嵌入溝33、33に裏板5の上端縁と下端縁を挿入して裏板を嵌め込み、背面支柱2の嵌合凹部21、21、21・に各棚板の背部コーナーの隅切り端縁部32を、それぞれ、嵌入し、嵌合凹部21に設けられた木螺子孔22でそれぞれ螺子止めして組立てる。
【0018】棚板3aと3bの間及び棚板3bと3cの間の間隔部は、同一間隔に構成し、前面扉4の凹溝41、41と両側支柱1a、1bの内側角部が嵌合して押し上げ摺動により棚板3aの前面迫り出し部分の下面に突合すると、磁性ストッパー6aと磁性部6bが磁着して前面扉4を棚板3aと3bの間に支持して棚板3aと3bの間隔部を閉鎖し、押し下げ摺動により棚板3cの前面迫り出し部分の上面に突合すると、棚板3bと3cの間隔部を閉鎖するように構成する。
【0019】なお、これらの躯体を構成する材料は、支柱を除いて間伐や製材片等を組み合わせたリサイクル材である集成材、裏板は同じくリサイクル材であるMDF材(製材廃材や間伐材などの未利用樹木を繊維化して各種接着剤と混合加熱し整形した中質繊維板)を用いることができ、そうすることによりコスト的にも有利に商品化することができる。
【0020】以上は棚板4枚を使って3段のラック棚とし、上部2段に裏板を嵌め、前面扉によって上部2段のいずれかを閉鎖スペースにできるように構成し、下部1段は解放棚とした実施例であるが、各棚板の嵌入溝33、33と前面迫り出し部分の設定を変化させることにより、閉鎖スペースの設定位置や段数を変えることは自由である。
【0021】また、裏板や前面扉を用いず、閉鎖スペースを設けない全面解放のラック棚として構成しても良いことは勿論である。
【0022】本発明は以上のように構成したので、ドライバーが1本有れば素人でも堅牢なコーナーラックを組み立てることができ、商品として販売する際には、部材をセットとして包装し、持ち運びにも便利な形態で商品化することができる特徴がある。
【0023】
【出願人】 【識別番号】591205684
【氏名又は名称】オカ株式会社
【出願日】 平成11年11月8日(1999.11.8)
【代理人】 【識別番号】100073623
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 幸吉
【公開番号】 特開2001−128761(P2001−128761A)
【公開日】 平成13年5月15日(2001.5.15)
【出願番号】 特願平11−316405