| 【発明の名称】 |
シェルフユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】広中 隆昭
【氏名】奥所 雄二郎
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| 【要約】 |
【課題】取り付け作業が容易で、かつ棚板がずれない壁面用のシェルフユニットを提供することである。
【解決手段】桟2に取り付けられる支持棒3の途中に基端側へ向かって縮径するテーパ面18を設けるとともに、支持棒3が挿入される棚板5の平行孔4に貫通し、雌ねじ部材20が埋め込まれた孔をテーパ面18の位置に合致させて設け、雌ねじ部材20に螺着した止めねじ19で支持棒3のテーパ面18を押圧することにより、止めねじ19の先端が押圧に伴ってテーパ面18に沿って支持棒3の基端側へ移動し、棚板5の基端面が自然に桟2に押し付けられて、棚板5がずれないように固定できるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁面に水平に取り付けられる桟と、この桟に取り付けられ、壁面と垂直に前方へ突き出す複数の支持棒と、基端面に複数の平行孔が設けられ、これらの平行孔に挿入される前記支持棒により壁面に垂直に支持される棚板とを備えたシェルフユニットにおいて、前記支持棒の途中にその基端側へ向かって縮径するテーパ面を設け、前記棚板の上面または下面に開口し、前記各平行孔に貫通するねじ孔を、前記支持棒が棚板に挿入されたときの前記テーパ面の位置に合わせて設け、前記ねじ孔に螺着した止めねじの先端を前記テーパ面に押圧して、前記棚板の基端面を桟に押し付けるようにしたことを特徴とするシェルフユニット。 【請求項2】 前記桟の前面側に、桟に沿って水平方向に延びる案内溝を設け、前記支持棒の基端部に、前記案内溝に係合する案内子と、この案内子を案内溝に係止する手段とを設け、前記支持棒を桟に沿ってスライド可能に取り付けた請求項1に記載のシェルフユニット。 【請求項3】 前記桟を壁面に複数段に取り付け、前記棚板の基端面の厚み寸法を桟の幅寸法よりも大きく形成し、隣接する桟の間の壁面を覆うパネル部材を、前記桟の幅からはみ出す棚板の基端面により壁面との間に挟持するようにした請求項1または2に記載のシェルフユニット。 【請求項4】 前記棚板が取り付けられない部位の桟の前面に、桟の幅寸法よりも幅の広い桟カバーを取り付け、隣接する桟の間の壁面を覆うパネル部材を、桟の幅からはみ出す桟カバーにより壁面との間に挟持するようにした請求項3に記載のシェルフユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、壁面に取り付けられるシェルフユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】シェルフユニットには、棚板の基端面に複数の平行孔を設け、これらの平行孔に片持ちの支持棒を挿入して棚板を支持する種類のものがある。この種のシェルフユニットでは、棚板の上面または下面にねじ穴を設け、このねじ穴に螺着した止めねじの先端を平行孔に挿入された支持棒に押し当てて、棚板のずれや支持棒からの抜け落ちを防止している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシェルフユニットは、支持棒に棚板を取り付ける際に、棚板を奥側へ押し付けながら止めねじを締め付ける必要があり、取り付け作業に二人または両手を必要とし、手間がかかる問題がある。また、止めねじの僅かの緩みで使用中の棚板がずれる問題もある。 【0004】止めねじの緩みによる棚板のずれを防止する手段としては、止めねじが押し当てられる支持棒の表面に係合穴を設ける方法が考えられるが、この支持棒の係合穴と棚板の止めねじ用ねじ穴の位置を精度よく合致させる必要があり、シェルフユニットの製作に手間がかかる。特に、壁面用のシェルフユニットの場合は、ユニットが取り付けられる壁面の形態が様々であり、製作時に係合穴とねじ穴の位置を合致させても、壁面への取り付け時にこれらの穴の位置が互いにずれる可能性がある。 【0005】そこで、この発明の課題は、取り付け作業が容易で、かつ棚板がずれない壁面用のシェルフユニットを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、この発明は、壁面に水平に取り付けられる桟と、この桟に取り付けられ、壁面と垂直に前方へ突き出す複数の支持棒と、基端面に複数の平行孔が設けられ、これらの平行孔に挿入される前記支持棒により壁面に垂直に支持される棚板とを備えたシェルフユニットにおいて、前記支持棒の途中にその基端側へ向かって縮径するテーパ面を設け、前記棚板の上面または下面に開口し、前記各平行孔に貫通するねじ孔を、前記支持棒が棚板に挿入されたときの前記テーパ面の位置に合わせて設け、前記ねじ孔に螺着した止めねじの先端を前記テーパ面に押圧して、前記棚板の基端面を桟に押し付ける構成を採用したものである。 【0007】すなわち、止めねじが押圧される支持棒の途中に基端側へ向かって縮径するテーパ面を設けることにより、止めねじの先端が押圧に伴ってテーパ面に沿って支持棒の縮径する基端側へ移動するようにし、この止めねじの移動とともに棚板が支持棒の基端側へ移動して、棚板の基端面が自然に桟に押し付けられるようにした。 【0008】前記桟の前面側に、桟に沿って水平方向に延びる案内溝を設け、前記支持棒の基端部に、前記案内溝に係合する案内子と、この案内子を案内溝に係止する手段とを設け、前記支持棒を桟に沿ってスライド可能に取り付けることにより、水平方向での棚板の取り付け位置を任意に選定することができる。また、前記平行孔の間隔が異なる棚板も任意に取り付けることができる。 【0009】前記桟を壁面に複数段に取り付け、前記棚板の基端面の厚み寸法を桟の幅寸法よりも大きく形成し、隣接する桟の間の壁面を覆うパネル部材を、前記桟の幅からはみ出す棚板の基端面により壁面との間に挟持する構成とすることにより、化粧パネルや珪藻土パネル等の各種パネル部材を、容易に壁面に取り付けることができ、これらのパネル部材の交替も容易に行うことができる。 【0010】前記棚板が取り付けられない部位の桟の前面に、桟の幅寸法よりも幅の広い桟カバーを取付け、隣接する桟の間の壁面を覆うパネル部材を、前記桟の幅からはみ出す桟カバーにより壁面との間に挟持する構成とすることにより、棚板を間引いた部位にも、各種パネル部材を壁面に容易に取り付けることができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5に基づき、この発明の実施形態を説明する。このシェルフユニットは、壁面1に水平に取り付けられる桟2と、壁面1と垂直に前方へ突き出すように桟2に取り付けられる複数の支持棒3と、支持棒3が挿入される複数の平行孔4が基端面に設けられた棚板5と、棚板5が取り付けられない部位の桟2に取り付けられる桟カバー6とで基本的に構成されている。 【0012】図1および図2に示すように、桟2の前面側には水平方向に延びる案内溝7が設けられ、桟2の後面側には壁面1に押し当てられるフランジ8が設けられており、桟2はねじ9により案内溝7の底とフランジ8を壁面1に固定される。案内溝7の上下縁近傍には互いに対向するリブ10が形成され、これらのリブ10の先端面には逆V字断面の突条11が設けられている。また、各リブ10には、後述する支持棒3の案内子14を案内溝7に挿入するための不連続部12も設けられている。 【0013】前記支持棒3は基端側にねじ部13が設けられ、このねじ部13に案内子14とナット15が当て板16を挟んで螺着される。案内子14と当て板16は矩形状とされ、これらの幅寸法は案内溝7に嵌まり込むように案内溝7の幅よりも僅かに狭く形成されている。また、支持棒3の中央部近傍には、支持棒3を回転させるハンドルレバーが差し込まれる孔17が設けられている。 【0014】前記支持棒3を桟2に取り付ける際は、案内子14と当て板16との間隔がリブ10の幅よりも僅かに広くなるようにナット15の螺着位置を調整し、リブ10の不連続部12から案内子14を案内溝7の中に挿入する。こののち、案内子14を案内溝7に沿って支持棒3の取り付け位置までスライドさせ、孔17にハンドルレバーを差し込んで支持棒3を回転させることにより、案内子14と当て板16とで上下のリブ10を挟持させ、支持棒3を桟2に固定することができる。ナット15を直接締め付けて支持棒3を固定してもよい。 【0015】前記支持棒3の途中には細径部が形成され、この細径部に基端側へ向かって縮径するテーパ面18が設けられている。また、棚板5の下面には平行孔4に貫通し、支持棒3が棚板5に挿入されたときのテーパ面18の位置に合致する孔が設けられ、この孔に止めねじ19が螺着される雌ねじ部材20が埋め込まれている。止めねじ19の頭部には六角レンチが差し込まれる六角穴21が設けられている。 【0016】前記棚板5は先端部と基端部が若干厚肉に形成され、基端面の厚み寸法は桟2の幅寸法よりも大きくなっており、その厚み方向中央部には、凹状で桟2の幅寸法に概ね合致する段差部22が設けられている。 【0017】前記棚板5を支持棒3に取り付ける際は、平行孔4に各支持棒3を挿入し、止めねじ19を締め付けることにより、止めねじ19の先端がテーパ面18に沿って支持棒3基端側へ移動し、図1に示すように、棚板5の基端面の段差部22が桟2に押し付けられ、棚板5がずれないように固定される。また、段差部22の両側の桟2の幅からはみ出す基端面は、壁面1に沿う桟2のフランジ8との間にパネル部材23を挟持できるようになっている。 【0018】前記桟カバー6は、図3および図4に示すように、桟2よりも広幅に形成され、その内面側に前記上下リブ10の逆V字断面の突条11に係合するV字断面部を有するアングル状の取り付け金具24が取り付けられている。取り付け金具24は桟カバー6の長手方向にねじ25で複数個取り付けられ、その両側の桟カバー6の内面には溝26が形成されている。各取り付け金具24は可撓性を有する薄鋼板で成形されており、桟カバー6を桟2に前面側から押し付けることにより、アングル状の取り付け金具24が内方に撓んで上下の突条11の間に嵌まり込み、桟カバー6が桟2に取り付けられる。このとき、桟2の前面は各溝26に押し当てられ、桟2の幅からはみ出す桟カバー6の内面で、パネル部材23が桟2のフランジ8との間に挟持される。 【0019】図5は、上述したシェルフユニットを壁面1に取り付けた状態を示す。壁面1に複数段に取り付けられた桟2に、部分的に複数の棚板5が取り付けられ、棚板5が取り付けられない部位の桟2には桟カバー6が取り付けられている。また、各桟2の間の壁面1は、棚板5の基端面と桟カバー6の内面で桟2のフランジ8との間に挟持されたパネル部材23で覆われている。なお、各桟2にはその案内溝7を利用して収納ボックスや仕切り板等も趣向に応じて取り付けることができる。 【0020】上述した実施形態では、棚板用の支持棒を桟に沿ってスライドできるようにしたが、ねじ等により支持棒を桟に固定してもよい。また、各桟間の壁面を覆うパネル部材の裏面を桟のフランジで受け、パネル部材と壁面の間に隙間を持たせたが、パネル部材を壁面に直接押し当てるようにしてもよい。 【0021】 【発明の効果】以上のように、この発明のシェルフユニットは、桟に取り付けられる棚板用の支持棒の途中に基端側へ向かって縮径するテーパ面を設けるとともに、支持棒が挿入される棚板の平行孔に貫通するねじ孔をこのテーパ面の位置に合致させて設け、ねじ孔に螺着した止めねじでテーパ面を押圧することにより、止めねじの先端が押圧に伴ってテーパ面に沿って支持棒の基端側へ移動し、棚板の基端面が自然に桟に押し付けられるようにしたので、容易に棚板を取り付け固定でき、かつ使用中のずれも防止することができる。 【0022】また、桟の前面側に案内溝を設け、支持棒の基端部にこの案内溝に係合する案内子と、案内子を案内溝に係止する手段とを設け、支持棒を桟に沿ってスライド可能に取り付けることにより、水平方向での棚板の取り付け位置を任意に選定することができる。 【0023】さらに、桟を壁面に複数段に取付け、棚板の基端面の厚み寸法を桟の幅寸法よりも大きく形成し、隣接する桟の間の壁面を覆うパネル部材を、桟の幅からはみ出す棚板の基端面により壁面との間に挟持することにより、化粧パネルや珪藻土パネル等の各種パネル部材を、容易に壁面に取り付けることができる。棚板が取り付けられない部位の桟の前面に、桟の幅寸法よりも幅の広い桟カバーを取り付け、隣接する桟の間の壁面を覆うパネル部材を、桟の幅からはみ出す桟カバーにより壁面との間に挟持すれば、棚板を間引いた部位にも各種パネル部材を取り付けることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599157882 【氏名又は名称】株式会社インテックアーム
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| 【出願日】 |
平成11年11月9日(1999.11.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−128759(P2001−128759A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−317925 |
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