| 【発明の名称】 |
支持体の取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】立石 勝章
【氏名】善田 陽一
【氏名】森田 耕司
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| 【要約】 |
【課題】アジャスタに高い加工精度等を要求せずとも、机本体をガタつきなく適正に支持できるアジャスタの取付構造を提供する。
【解決手段】机本体2を昇降可能に支持し得るようにアジャスタ1を取り付けるに際して、アジャスタ1を、ねじ軸11を備えたものにする一方、机本体2にねじ軸11をねじ込み得るねじ孔63を設け、また机本体2とねじ軸11との間に、ねじ孔63から軸方向へ変位した位置においてねじ軸11の振れを規制するスライダ7を設けることとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】家具本体を昇降可能に支持する支持体の取付構造であって、支持体がねじ軸を具備するものであり、家具本体が前記ねじ軸をねじ込み得るねじ孔を備えていると共に、このねじ孔から軸方向へ変位した位置の少なくとも1箇所において家具本体とねじ軸との間に、ねじ軸の振れを規制する規制手段を設けていることを特徴とする支持体の取付構造。 【請求項2】家具本体が、パイプ状の脚を備えたものであり、この脚にねじ軸を下端側から挿入していることを特徴とする請求項1記載の支持体の取付構造。 【請求項3】規制手段が、ねじ軸の反接地端側に設けたスライダであり、このスライダを脚の内面にスライド可能に挿入していることを特徴とする請求項2記載の支持体の取付構造。 【請求項4】ねじ軸が金属製のものであり、スライダが樹脂製のものであって、スライダをねじ軸に着脱可能に係わり合わせて取り付けていることを特徴とする請求項3記載の支持体の取付構造。 【請求項5】ねじ軸の反接地端近傍の外周に溝部を設ける一方、スライダにねじ軸に嵌合する円筒部を設け、この円筒部の内周の一部に弾性によりねじ軸の溝部に係わり合う突起を設けていることを特徴とする請求項4記載の支持体の取付構造。 【請求項6】突起と一体的に、該突起とねじ軸の溝部との係わり合いを解除するための操作部を設けていることを特徴とする請求項5記載の支持体の取付構造。 【請求項7】規制手段が、前記ねじ孔を設けている部材に一体若しくは一体的に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の支持体の取付構造。 【請求項8】規制手段が、前記ねじ孔と同様にねじ軸をねじ込み得るねじ孔であることを特徴とする請求項7記載の支持体の取付構造。 【請求項9】家具本体が複数の脚を備えたものであり、支持体が各脚を個別調整可能に支持するアジャスタであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の支持体の取付構造。 【請求項10】家具本体が天板を備えたものであり、アジャスタが天板高さ調整可能な可動範囲を有したものであることを特徴とする請求項9記載の支持体の取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、机やテーブルを支持するアジャスタ等に適用して有用となる支持体の取付構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】家具本体を支持する支持体の代表的なものに、アジャスタがある。アジャスタは、一般に、脚の下端側に接地部を有するねじ軸と、家具本体側に取り付けられてねじ軸がねじ込まれるナット部材とを具備しており、ねじ軸を操作してナット部材をねじ送りすることによって、脚のレベル調整を行うことができるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のものは、ねじ軸がナット部材を介して1箇所で家具本体と係わり合っているだけである。このため、ねじのピッチに加工誤差があったり、ねじが加工精度の出し難い太いものであったり、ねじ軸とナット部材の噛み合いが緩い場合等には、ねじ軸にナット部材を支点にして振れ等を生じ、長期に亘って荷重を適正に支持することが困難になるという不都合を招来する。したがって、ねじ軸とナット部材の間に極めて高い嵌合精度を要し、部品の製造コストや組立作業に多大な悪影響が出ているという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決するために、本発明は、アジャスタに代表される支持体のねじ軸を、そのねじ送り機能を損なうことなく家具本体に簡単かつ適正に支持させることができるように構成することとしている。 【0005】 【発明の実施の形態】そのために、本発明に係る支持体の取付構造は、家具本体を昇降可能に支持する支持体を家具本体に取り付けるにあたり、支持体がねじ軸を具備するものであり、家具本体が前記ねじ軸をねじ込み得るねじ孔を備えていると共に、このねじ孔から軸方向へ変位した位置の少なくとも1箇所において家具本体とねじ軸との間に、ねじ軸の振れを規制する規制手段を設けていることを特徴とする。 【0006】このような取付構造によれば、支持体のねじ軸は、家具本体にねじ孔及び規制手段を介して両持ち的に支持されるので、ねじ軸が1箇所のみで片持ち的に支持される場合に比べて、支持位置を支点にした振れの発生を生じることが大巾に規制される。このため、本発明によると、ねじ軸等にさほど高い加工精度を要求せずとも、支持体の適正な姿勢を維持して、家具本体を長期に亘り安定に支持することが可能となる。特に、ねじ孔においてねじ軸の一部を支持しているため、ねじ軸を支持する上でそのねじ送り機能に支障を来たすことを有効に回避することができる。 【0007】具体的な実施の態様としては、家具本体が、パイプ状の脚を備えたものであり、この脚にねじ軸を下端側から挿入しているものが挙げられる。規制手段の好ましい実施の態様としては、ねじ軸の反接地端側に設けたスライダであり、このスライダを脚の内面にスライド可能に挿入しているものが挙げられる。 【0008】スライダの取り付けや分別廃棄を容易なものにするためには、ねじ軸を金属製のものとし、スライダを樹脂製のものとして、スライダをねじ軸に着脱可能に係わり合わせて取り付けていることが好ましい。その係わり合いの好適な態様としては、ねじ軸の反接地端近傍の外周に溝部を設ける一方、スライダにねじ軸に嵌合する円筒部を設け、この円筒部の内周の一部に弾性によりねじ軸の溝部に係わり合う突起を設けているものが挙げられる。 【0009】その場合に、分別を特に簡単に行えるようにするためには、突起と一体的に、該突起とねじ軸の溝部との係わり合いを解除するための操作部を設けていることが望ましい。規制手段の他の実施の態様としては、前記ねじ孔を設けている部材に一体若しくは一体的に設けているものも挙げることができる。 【0010】具体的には、規制手段が、前記ねじ孔と同様にねじ軸をねじ込み得るねじ孔であるものが好適である。本発明の好適な適用例としては、家具本体が複数の脚を備えたものであり、支持体が各脚を個別調整可能に支持するアジャスタであるものが挙げられる。特に、家具本体が天板を備えたものであり、アジャスタが天板高さ調整可能な可動範囲を付与されているものである場合には、ねじ軸が長尺で振れを生じ易いものになるため、本発明を適用することによって特に有用な作用効果を期待することができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。この実施例の支持体であるアジャスタ1は、図1及び図2に示す机に適用されるもので、机本体2を構成する4本の脚支柱3を個別昇降可能に支持する位置に配置されている。 【0012】机本体2は、各脚支柱3の上端間を枠体4を介して連結し、その枠体4に天板5を支持させることにより構成されるもので、脚支柱3は角パイプ状をなし、矩形状天板5の四隅若しくはその近傍の下面に上端を対向させて配置されている。一方、枠体4は、前後の脚支柱3の上端近傍における対向面間を奥行方向に沿って連結する一対の側枠材41と、後端側に配置される左右の脚支柱3の上端近傍における対向面間を巾方向に沿って連結する後枠材42と、左右の側枠材41の中央よりもやや後方よりの対向面間を巾方向に沿って連結する補強枠材43とを具備してなるもので、各脚支柱3と共に拘束し合って自立性のある構造体を構成している。枠材41、42は内側方にレール溝部41a、42aを開口させており、また枠材43も両側方にレール溝部43aを開口させている。そして、この実施例では、左右の側枠材41の前後2箇所にそれぞれ前記レール溝部41aを利用して天板支持面51aを有するブラケット51を取り付けるとともに、前記補強枠材43の中央にもレール溝部43aを利用して天板支持面51aを有するブラケット51を取り付け、これら5つのブラケット51の天板支持面51aに天板5を配置して下方よりねじ止め、固定している。 【0013】一方、この実施例におけるアジャスタ1は、図3及び図4に示すように、下端側に樹脂製の接地部12を有する金属製のねじ軸11を主体として構成されるもので、このねじ軸11の軸方向へ変位した2箇所を脚支柱3に支持させて取り付けるようにしている。具体的に説明すると、アジャスタ1を構成するねじ軸11は、下端側に断面長円形状の異形部11aを有し、接地体12はその異形部11aに対応する異形凹部12aを有していて、これら異形部11aと異形凹部12aを嵌合させることによって、接地体12をねじ軸11に取り付けるようにしている。接地体12の外側面は、スパナ等を掛けて操作することの可能な六角状の操作部12bとされている。 【0014】また、このねじ軸11には、上端近傍部の外周に溝部11bを設けるとともに、更にその先端側にねじ溝のない頭部11cが設けてあり、後述するナット部材6をねじ込んだ上でその頭部11cから溝部11bに亘る部位にスライダ7を取り付けるようにしている。スライダ7は、図4〜図6に示すように、角パイプ状をなす脚支柱3の内面31における4面に略同時に接触し得る外径を有した円筒状の外筒部71と、この外筒部71の内側にあって前記ねじ軸11の頭部11cに嵌まり合う内径の円筒状の内筒部72とを備えた樹脂製のもので、このスライダ7の内筒部72における軸心を挟んだ対向位置に、ねじ軸11の頭部11cに嵌合した位置で溝部11bに弾性により係わり合う一対の突起72aが設けてある。具体的には、この突起72aは軸部11の挿入時に順目となり、抜き取り時に逆目となるような略三角形状のものであり、係わり合い時に頭部11cの下面に弾性的に接触するように設定されているものである。また、この位置で同時に頭部11cの上面11c1がスライダ7の下面7xに突き当たってスライダ7が軸部11に固定されるようにしてある。また、これらの突起72aには、一体的に内筒72の外部にまで延長させて操作片72bが設けてあり、これらの操作片72bを図5に想像線で示すように互いに相反する方向に操作することによって、それらの突起72aを溝部11bから解除させ得るようにしている。 【0015】また、このスライダ7をねじ軸11に取り付けるに先だって、該ねじ軸11に前述したナット部材6を取り付けるようにしている。このナット部材6は、脚支柱3の内周31に嵌合し得る角柱状の嵌合部61と、この嵌合部61の下端側にあって脚支柱3の下面32に密着させて配置される鍔部62とを備え、その中心部に前記ねじ軸11が嵌まり合うねじ孔63を有している。そして、このナット部材6とねじ軸11とを嵌め合わせ、且つ先端にスライダ7を取り付けた状態で、スライダ7を脚支柱3の内面31にスライド挿入し、更に押し込んだ位置でナット部材6の嵌合部61を脚支柱3の内面31に嵌合させ得るようにしている。 【0016】なお、この実施例で、前記脚支柱3はその外周位を覆う位置にカバー体8を配置するようにしている。このカバー体8は、脚支柱3よりも若干太めの角パイプ状をなすもので、上端側の内面に前記脚支柱3との隙間を埋める密接部材8aが装着され、また、下端側の内面が前記ナット部材6の鍔部62の外周面に密接に配置されて、密接部材8aを介して脚支柱3の外面に、また直接前記ナット部材6の鍔部62の外周面に、2点で接触して摺動しながらガタつくことなく上下スライドできるようにされている。なお、操作力を加えない状態で、このカバー体8は前記密接部材8aの密接力によって前記脚支柱3に脱落し得ない状態で保持されるものである。 【0017】そして、そのカバー体8の下端側に、接地体12を目隠しする可動目隠し部材9を配置している。この可動目隠し部材9は、カバー体8の下端側の内面に密着させて挿入したホルダ90に支持される段付き円筒体状のもので、このホルダ90の内周に突出させて設けた爪部90aと可動目隠し部材9の上端側に外方に向け突出させて設けた爪部9aとが係わり合う位置を下端位置とし、また可動目隠し部材9の段部の上向面9aとホルダ90の下端部90bとが突き当たる位置を上端位置として、その間で昇降動作が許容されている。そして、脚支柱3が最降下位置にあるときに、この可動目隠し部材9を持ち上げることによって側方に開口する隙間からスパナ等を差し込み、接地体12の操作部12bに係わり合わせてねじ送り操作することができるようにしている。この実施例において、ねじ軸11とナット部材6とが外れない範囲での有効送り量は、通常のアジャスタ調整レベルを大巾に上回る80mm程度に設定されている。 【0018】すなわち、この実施例のアジャスタ1は、天板高さを大巾に変更した後、床の不陸等に対応すべく更に個々のレベル調整ができるものである。例えば、先ず、天板3が最降下位置にある図4及び図8(実線)の状態から、可動目隠し部材9を持ち上げて接地体12の操作部12bを側方に表出させ、その操作部12bに図示しないスパナを係合させて操作し、ねじ軸を所要方向に回転させると、ナット部材6がねじ軸11の軸心方向に図7に示すようにねじ送りされる。そして、ナット部材6がスライダ7に接触しない範囲で最上昇する位置(図8における想像線の位置)までの間において、接地体12の脚支柱3からの突出量、したがって脚支柱1全体の伸縮量を調節することができる。しかして、このような操作を各脚支柱1に対して同等程度に行えば、天板高さを例えば680mmから760mmの範囲で変更することができる。 【0019】そして、このようにして天板3の高さ調節を行った上で、脚支柱1の接地面を床面Fに接地させて机を配置した際、調節誤差や床面の不陸等に起因して天板面に安定した水平精度が得られないときは、今度は必要な脚支柱1の操作部12bのみに前記と同様の手順によりスパナを掛けて接地体12を微小量だけ操作すれば、各脚支柱1ごとに個別にレベル調整を行うことができる。 【0020】このような機能を果たすなかで、本実施例のアジャスタ1は、ねじ軸11の軸方向へ変位した2箇所をナット部材6及びスライダ7を介して脚支柱3に両持ち的に支持させているので、ねじ軸11が1箇所のみで片持ち的に支持される場合に比べて、支持位置を支点に振れが発生してガタつくといった事態が大巾に規制される。このため、この実施例によると、ねじ軸11やねじ孔63等にさほど高い加工精度を要求せずに済み、アジャスタ1の適正な姿勢を維持して机本体2を長期に亘り安定して支持することができる。そして、これにより部品コストや組立に係る労力を従来に比べて大巾に軽減することが可能となる。 【0021】また、脚支柱3がパイプ状のものであり、この脚支柱3にねじ軸11を下端側から挿入しているため、支持部分が外部に露出することがなく、机の外観を極めて良好な状態に保つことができる。特に、脚支柱3の下端側にねじ軸11をねじ込み得るナット部材6を設け、このナット部材6を介してねじ軸11の一部を脚支柱3に支持させているため、ねじ送り機構に必要な部品を有効利用してねじ軸11を支持することができ、且つ振れによるガタつきの発生原因となる部位を直接支持することで支持状態の安定化を図ることができる。 【0022】加えて、ねじ軸11の反接地端側にスライダ7を取り付けて脚支柱3の内面にスライド可能に挿入し、このスライダ7を介してねじ軸11の他の一部を脚支柱3の内面に支持させているため、ねじ軸11を両持ち的に支持する上で有効な支持巾を確保することが容易となるだけでなく、ナット部材6に対するねじ軸11のストロークを不当に制限しない位置を支持することでアジャスタ機能を有効に確保することができる。 【0023】更に、ねじ軸11を金属製のものとし、スライダ7を樹脂製のものとして、スライダ7をねじ軸11に着脱可能に係わり合わせて取り付けるようにしているため、スライダ7の取り付けや分別廃棄が容易となり、組立分解に係る労力の削減を有効に図ることができる。また、その場合の係わり合いの態様として、ねじ軸11の反接地端近傍の外周に溝部11bを設ける一方、スライダ7にねじ軸11に嵌合する内筒部72を設け、この内筒部72の一部に弾性によりねじ軸11の溝部11bに係わり合う突起72aを設けているため、構造が極めて簡素である上に、軸方向の係わり合い状態を確実なものにすることができる。 【0024】加えて、突起72aと一体的に、その係わり合いを解除し得る操作部72bを設けているので、分別を特に簡単に行わせることができる。特に、この実施例の取付構造が適用されるアジャスタ1は、机に付帯するものであり、複数の脚支柱3に個々に取り付けられるものであって使用量の多いものである事から、上記の作用効果は顕著に奏されるものとなる。 【0025】しかも、本実施例のアジャスタ1は、単にアジャスタ調整範囲のみならず天板高さ調整可能な可動範囲を付与されているものであり、ねじ軸11に長尺で振れの発生し易いものが用いられているため、本発明を適用することによりその効果を如何なく発揮させることができる。なお、各部の具体的な構成は、図示実施例のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、図9及び図10に示すものは、規制手段がねじ孔107であり、このねじ孔107をねじ軸11の床面に近い側を支持するねじ孔163と共に共通の部材であるナット部材161に一体的に設けているものである。このナット部材161は、例えば樹脂等によって半割状態で作られ、突き合わせることによって内部に中空部分161aを形成し、その上壁161b及び底壁161cとなる部位にそれらのねじ孔107、163が設けられているもので、前記実施例のスライダ7とは異なり、ねじ送り操作に伴ってねじ孔107は脚支柱3と共に上昇していくものである。このような支持構造は、ねじ軸11をより長尺にする必要がある反面、振れによるガタつきの発生をより的確に防止できる効果が期待でき、また支持構造の簡素化を図ることができる。また、このようにナット部材161の上壁161bにねじ孔107を設ける代わりに、図11に示すような単なる貫通孔207とし、この貫通孔207の内面をねじ軸11の周囲に密接に配置して規制手段として機能させるようにしたより簡素な構造でも、ねじ軸11の振れを規制する手段として有効に機能し得るものである。 【0026】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本発明に係る支持体の取付構造は、支持体を構成するねじ軸の軸方向へ変位した位置をねじ孔と規制手段によって少なくとも両持ち的に支持するようにしたので、各々の支持位置にさほど高い組付精度を付与せず、或いは付与できなくとも、支持体に振れの発生のない適正な姿勢を確保することができ、その結果、家具本体を長期に亘り安定に支持できる構造を部品コストや組立に係る労力を大巾に軽減しつつ実現することができるという極めて有用な効果が奏されるものとなる。その際、ねじ孔をねじ軸の支持要素の一つとしているため、ねじ送り機構に必要な部品を有効利用し且つそのねじ送り機能を損なわずにねじ軸の支持状態を実現することができ、振れの発生も駆動部を直接支持することによって効果的に抑制することができる。 【0027】特に、家具本体がパイプ状をなす脚を備えている場合に、その脚支柱にねじ軸を下端側から挿入するようにした場合には、支持部分を外部に露出させることがなく、机の外観を良好な状態に維持することが可能となる。加えて、規制手段をスライダとし、このスライダをねじ軸の反接地端側に取り付けて脚の内部に挿入すれば、ねじ軸の有効ストロークを妨げずに該ねじ軸に対する効果的な支持巾を確保することができる。 【0028】その際、ねじ軸を金属製とし、スライダをねじ軸に着脱可能に取り付け得る樹脂製のものとすれば、スライダの取付、分別廃棄を容易にして組立分解に係る労力の一層の削減を図ることができる。また、その場合の係わり合いの態様として、ねじ軸に設けた溝部とスライダの内周に設けた突起とを係わり合わせるように構成すれば、構造簡素な上に、軸方向への両者の係わり合い状態を確実なものにすることができる。 【0029】加えて、突起と一体的に、その係わり合いを解除し得る操作部を設けておけば、分別時の作業の便を有効に向上させることができる。一方、規制手段を、前記ねじ孔を設けている部材に一体若しくは一体的に設けられているものとすれば、支持構造の簡素化を図ることができ、特にその規制手段をねじ孔とすれば、一層的確な支持状態を期待することができる。 【0030】更に、支持体が複数の脚に個々に取り付けられるアジャスタであれば、使用量が多いために本発明の効果は顕著なものとなる。特に、そのアジャスタが、天板高さ調整機能を兼ねるストロークの大きい、振れの発生し易いものである場合には、本発明を適用することによってその効果を如何なく発揮させることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月2日(1999.11.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085338 【弁理士】 【氏名又は名称】赤澤 一博
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| 【公開番号】 |
特開2001−128744(P2001−128744A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月15日(2001.5.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−312072 |
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