| 【発明の名称】 |
家具等の調高具 |
| 【発明者】 |
【氏名】寿福 晴也
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| 【要約】 |
【課題】生産性がよく安価に製造でき、取り付けに際してレベル出しが容易で、しかも調高を容易且つ正確にすることができる家具等の調高具を提供する。
【解決手段】調高具を高さ調整の基準となる基板1と、床面に当接するアジャスタ2と、床面に固定する固定金具3とから構成する。固定金具3をアジャスタ2の一部に連結する。基準面12は両側面11より一段高い棚状とし、脚枠10を底方向から入れ、内側に嵌め込んで固定する。挿通孔31aにネジ部分21を挿通させた状態で、ネジ部分21をナット13に螺入する。脚枠10の位置決めをした後に、下部面32を木ネジ4で床面に固定する。脚部分22を回し、アジャスタ2の概ねの高さを決めて床面に接地させ、スクリュードライバー(図示せず)を十字溝21aに嵌合させて、水平器を見ながらそれぞれのアジャスタ2の高さを調整する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 家具等の脚枠に固定され、該脚枠の調高の基準となる基板と、該基板と螺合すると共に、床面に当接するアジャスタとからなる調高具において、前記基板が前記脚枠の底面に固定する側面と、該側面の間に位置する基準面とからなり、該基準面が前記側面より高い面になるように金属で一体形成され、前記基準面の略中央に前記アジャスタとの螺合部分が形成されたことを特徴とする家具等の調高具。 【請求項2】 さらに、床面に固定すると共にアジャスタに連結した固定金具を有し、該固定金具に水平回転防止手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の家具等の調高具。 【請求項3】 基板と螺合するアジャスタのネジ部分の頂部に、スクリュードライバーの先端を嵌合させる溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の家具等の調高具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する分野】本発明は、家具などの室内装着物を設置するにあたり、水平または所望の傾斜になるように、家具等の脚枠の高さを調整する家具等の調高具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、備付け家具等を設置するにあたっては、その脚枠にアジャスタを取り付けて水平調整をするのが一般的であった。その典型的なものとしては図6に示すように、方形の基部5を木材で切り出し、アジャスタ6のネジ部分61を挿通できる大きさの穴(図示せず)を穿設し、この穴部分にナット53を固定し、例えば鎹状の釘7でこれを脚枠10に打ち付けて、アジャスタ6のネジ部分61をナット53に螺合させることにより脚枠10の高さを調整する調高具があった。 【0003】しかしながら、このような従来の調高具では、木材を切断し、穴を穿設し、ナットを固定するといった工程が不可欠で、生産性が悪いのに対して、その分を単純に家具の値段に反映させることができなく、その生産コストを償却するのが困難であった。 【0004】また、一つ一つの基部5を脚枠10に取り付けるにあたっては、四方の角に均等に取り付けなくてはならなく、これらのレベルを決める(以下「レベル出し」と称す)のに正確な作業を必要とし、労力と時間を要した。 【0005】さらに、この調高具を取り付けた後に、調高をするにあったっては、アジャスタ6の脚部分62を回転させるため、いちいち脚枠10を持ち上げたりしなくてはならなく、操作性が悪い上、正確な調高が難しかった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑みなされたもので、生産性がよく安価に製造でき、取り付けに際してレベル出しが容易で、しかも調高を容易且つ正確にすることができる家具等の調高具を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、家具等の脚枠に固定され、該脚枠の調高の基準となる基板と、該基板と螺合すると共に、床面に当接するアジャスタとからなる調高具において、前記基板が前記脚枠の底面に固定する側面と、該側面の間に位置する基準面とからなり、該基準面が前記側面より高い面になるように金属で一体形成され、前記基準面の略中央に前記アジャスタとの螺合部分が形成されるようにしたものである。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の調高具は、家具等の脚枠の底面に固定する基板と、該基板と螺合して床面との間で調高するアジャスタと、該アジャスタに連結すると共に床面に固定する固定金具とから構成されている。この構成により、従来の調高具の問題点であった生産性、レベル調整、操作性を飛躍的に向上させて、家具自体のコストダウンを実現し、さらに床面への固定手段を付加させることにより傾倒防止にもなり、安全性も加えた家具の取付けを実現できる。 【0009】すなわち、基板はプレス加工などにより容易に製造でき、しかも脚枠への取り付けが容易で、従来苦労して行っていたレベル出しが、単に基板を脚枠に取り付けることにより自動的になされる。また、アジャスタによる調高においては、従来は感を頼りに行っていたものを、調高の具合を見ながら確実に行うことが可能であり、非常に操作性を向上させている。さらに、固定金具をあわせて使用することにより家具の底面が容易に固定され、傾倒防止のための工具などを新たに取り付ける必要がなくなる。さらに、具体的には実施例により以下に示す。 【0010】 【実施例】図1は調高具を家具の脚枠と床面とに固定した状態を示す斜視図、図2は調高具を家具の脚枠と床面とに固定した状態を示す平面図、図3は調高具の構成を示す分解斜視図、図4および図5はアジャスタの他の実施例を示す斜視図、図6は従来技術の調高具を示す斜視図ある。 【0011】まず、本実施例の調高具の構成について説明する。図1および図3に示すように、家具等の脚枠10の底面に固定され、高さ調整の基準となる基板1と、この基板1と螺合して、床面に当接するアジャスタ2と、床面に固定すると共にアジャスタ2の一部に連結した固定金具3とから構成されている。 【0012】図3に示すように、基板1は脚枠10の角に辺と辺との間を斜に渡るようにして固定するもので、その両側面11は脚枠10の底面10aに木ネジ(図示せず)により固定するためのネジ穴11aが穿設されている。また、基準面12は一段高い棚状となっており、脚枠10の内側に嵌め込まれる。基準面12の略中心にはアジャスタ2を螺合させるナット13が一体形成されている。 【0013】アジャスタ2は、雄ネジが切られたネジ部分21と、ネジ部分21の下部に連結した脚部分22とからなり、この脚部分22は床面と接することから樹脂などの柔らかい素材で形成されている。ネジ部分21の頂部には後述する調整の際にドライバー先端を嵌合させる十字溝21aが形成されている【0014】固定金具3は、二つの異なる高さの面からなり、上部面31には挿通孔31aが穿設され、これにアジャスタ2のネジ部分21を挿通させることができるように設けられている。したがって、挿通孔31aにネジ部分21を挿通させることにより、上部面31が脚部分22の上面に位置して、アジャスタ2と固定金具3とが相対的に可動な状態で連結される。下部面32には木ネジ4等で床面に固定するためのネジ穴32aが穿設されており、さらに床面に突き刺さって固定金具3が回転するのを防止する複数の突起32bが設けられている。 【0015】次に、本実施例の調高具の取り付けについて説明する。図1および図2に示すように、基板1を脚枠10底方向から入れ、脚枠10の内側に基準面12を嵌め込んで、木ネジ又は釘等で固定する。これは脚枠10の他の角についても同様に行う。挿通孔31aにネジ部分21を挿通させた状態で、ネジ部分21をナット13に螺入する。脚枠10の位置決めをした後に、下部面32を木ネジ4で床面に固定する。木ネジ4を締めることにより突起32bが床面に突き刺さって固定金具3は水平方向にも動かなくなる。 【0016】脚枠10の四方の角について同様の床面固定を行った後に、水平器(図示せず)を使用して脚枠10の水平を確認しながら調高を行う。脚部分22を回し、アジャスタ2の概ねの高さを決めて床面に接地させ、スクリュードライバー(図示せず)を十字溝21aに嵌合させて、水平器を見ながらそれぞれのアジャスタ2の高さを調整する。脚枠10が水平でガタがなくなった状態で調高を終了し、脚枠10の上に家具(図示せず)を取り付け固定する。 【0017】尚、アジャスタ2の底面は、床面の種類によって選択することも可能であり、例えば図4に示すように同心円状の溝を形成することにより回転しやすくするものや、これとは反対に図5に示すように放射状の溝を形成して回転しにくくすることも可能である。すなわち、非常にすべりが悪い床面にあっては調整しやすいように同心円溝のものを用い、滑りやすい床面にあっては、荷重により勝手にアジャスタが回転しないようにするものである。 【0018】さらに、図5に示すようにアジャスタの底面にスクリュードライバー先端を差し込む十字溝を予め設けておくと、アジャスタの取付け作業が電動ドライバーを使用することにより飛躍的に効率があがる。 【0019】また、固定金具3には水平方向の回転を防止するために突起32bが設けられていたが、これに限られるものではなく、複数のネジ穴を穿設する等の手段でも同様の効果を得られる。 【0020】さらに、上記した設置例では脚枠10を水平になるように調高していたが、これに限られるものではなく、例えば壁側を低くして傾倒防止効果を高めることにも本発明の調高具は有用である。 【0021】 【発明の効果】上記のように構成したので本発明においては、次に示す効果が得られる。 (1)生産性が良いことから、安価に製造でき、家具の価格に影響を与えることがない。 (2)レベル出しが容易にでき、取付けが簡単なため、労力と時間の削減が可能である。 (3)調高の作業性がよく、容易に正確な調高をなしうる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599131033 【氏名又は名称】寿福 晴也
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| 【出願日】 |
平成11年9月16日(1999.9.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087228 【弁理士】 【氏名又は名称】衞藤 彰
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| 【公開番号】 |
特開2001−78846(P2001−78846A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月27日(2001.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−261678 |
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