| 【発明の名称】 |
電動式移動棚装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】安藤 研二
【氏名】富田 信一郎
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| 【要約】 |
【課題】停電時においても、手動によることなく、任意の棚を容易に移動し得るようにする。
【解決手段】固定棚1の前方の側板1aの適所に、非常用電源装置9より供給可能な受電用ソケット(受電口)8を設け、通常電源の遮断時においても各移動棚3のモータ7を非常電源により駆動し得るようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 固定棚に隣接する側方の床面に敷設された複数のレール上に、複数の移動棚を側方移動可能に載設し、各移動棚に設けたモータに、前記固定棚と各移動棚間に配線した電源ケーブルを介して、固定棚側より商用通常電源を供給することにより、任意の移動棚を側方に走行移動させ、各棚間に通路を形成し得るようにした電動式移動棚装置において、前記固定棚又はいずれかの移動棚の前部適所に、非常電源供給用の受電口を設け、通常電源の遮断時において各移動棚のモータを非常電源により駆動可能としたことを特徴とする電動式移動棚装置。 【請求項2】 固定棚に隣接する側方の床面に敷設された複数のレール上に、複数の移動棚を側方移動可能に載設し、各移動棚に設けたモータに、前記固定棚と各移動棚間に配線した電源ケーブルを介して、固定棚側より商用通常電源を供給することにより、任意の移動棚を側方に走行移動させ、各棚間に通路を形成し得るようにした電動式移動棚装置において、前記固定棚及び複数の移動棚における前部適所に、非常電源供給用の受電口を設け、通常電源の遮断時において前記いずれかの受電口より供給した非常電源により各移動棚のモータを駆動可能としたことを特徴とする電動式移動棚装置。 【請求項3】 受電口に供給された非常電源を、通常の電源ケーブルを介して各モータに供給可能とした請求項1または2に記載の電動式移動棚装置。 【請求項4】 受電口を、走行移動可能な可搬式バッテリよりなる非常電源装置のプラグが差し込み可能なソケットとした請求項1ないし3にいずれかに記載の電動式移動棚装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、レール上に載設された複数の移動棚を、モータにより走行移動可能とした移動棚装置に係り、特に、停電時においても走行移動させることができるようにした電動式移動棚装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の移動棚装置は、各移動棚に設けた駆動モータを、通常の100V商用電源により正逆駆動し、任意の棚をレールに沿って走行移動させて通路を形成し得るようになっているのが一般的である。 【0003】そのため、停電等の非常時にモータへの給電が断たれると、各移動棚を走行移動させることができないという問題がある。 【0004】この問題に対処するものとしては、例えば特公昭62−46163号公報に記載されているもののように、車輪軸に操作ハンドルを取付け、手動により各移動棚を移動させるようにしたものがある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した手動により棚を移動させるものでは、棚が大型である場合に大きな労力を要するとともに、操作が面倒で手間がかかる。 【0006】この問題を解決するためには、任意の例えば固定棚に、非常用のバッテリを設けておき、停電時においてバッテリから各移動棚のモータに給電して棚を移動させるようにすることも考えられる。 【0007】しかし、このようにすると、バッテリのメンテナンスが面倒となるとともに、電気回路が複雑となり、かつDC/AC変換器も必要となるため、コスト高となる。 【0008】本発明は、上記の問題点に鑑み、停電時においても、手動によることなく、棚を容易に移動させることができるようにした電動式移動棚装置を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の電動式移動棚装置は、固定棚に隣接する側方の床面に敷設された複数のレール上に、複数の移動棚を側方移動可能に載設し、各移動棚に設けたモータに、前記固定棚と各移動棚間に配線した電源ケーブルを介して、固定棚側より商用通常電源を供給することにより、任意の移動棚を側方に走行移動させ、各棚間に通路を形成し得るようにした電動式移動棚装置において、前記固定棚又はいずれかの移動棚の前部適所に、非常電源供給用の受電口を設け、通常電源の遮断時において各移動棚のモータを非常電源により駆動可能としたことを特徴としている。上記構成の本発明によると、通常電源が停電時等により遮断されても、固定棚又はいずれかの移動棚に設けた受電口より非常電源を供給して、任意の移動棚を通常時と同様にモータにより容易に移動させることができる。 【0010】また、上記目的を達成するための本発明の電動式移動棚装置は固定棚に隣接する側方の床面に敷設された複数のレール上に、複数の移動棚を側方移動可能に載設し、各移動棚に設けたモータに、前記固定棚と各移動棚間に配線した電源ケーブルを介して、固定棚側より商用通常電源を供給することにより、任意の移動棚を側方に走行移動させ、各棚間に通路を形成し得るようにした電動式移動棚装置において、前記固定棚及び複数の移動棚における前部適所に、非常電源供給用の受電口を設け、通常電源の遮断時において前記いずれかの受電口より供給した非常電源により各移動棚のモータを駆動可能としたことを特徴としている。上記構成の本発明によると、停電時において最寄りの受電口より非常電源を供給して、任意の移動棚を速やかに移動させることができる。 【0011】上記移動棚装置において、受電口に供給された非常電源を、通常の電源ケーブルを介して各モータに供給可能とするのが好ましい。このようにすると、非常用の電源ケーブルが不要となり、かつ回路構成も簡単となるため、コスト低減が可能となる。また、既設の移動棚装置にも容易に実施し得る。 【0012】上記移動棚装置において、受電口を、走行移動可能な可搬式バッテリよりなる非常電源装置のプラグが差し込み可能なソケットとするのが好ましい。このようにすると、非常電源を受電口まで運んで迅速に接続することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 【0014】図1は、本発明の第1の実施形態を示す外観斜視図、図2は、その回路構成を示すブロック図である。 【0015】図1において、1は、床面に固定的に設置された固定棚、2は、固定棚1に隣接する右方の床面に敷設された1対のレール、3は、両レール2上に走行車輪4(図2参照)を介して走行移動自在に載設された複数の移動棚である。 【0016】固定棚1及び各移動棚3間には、左右両端が互いに隣接する棚の前端上部に枢着され、固定棚1及び移動棚3間に通路が形成された状態において伸長し、かつそれらが互いに接近したとき屈曲するようにしたパンタグラフ5が設けられ、このパンタグラフ5内には、後記する電源ケーブル15や信号ケーブル等が配線されている。 【0017】各移動棚3における前方の側板3aの中間部には、通常時において各移動棚3を移動させる通常操作スイッチ(ボタン)6が、同じく、レール2に近接した移動棚3の下端部内には、ACモータ7が収容されている。各モータ7の回転軸は、図示しない減速機構を介して走行車輪4に連係されている。 【0018】固定棚1の前方の側板1aの下部適所には、受電口としての受電用ソケット8が取付けられ、このソケット8は、後記する通常の電源ケーブル15に接続されている。 【0019】9は、下面四隅にキャスタ10を有する可搬式の非常用電源装置で、DC12V又は24Vのバッテリと、直流電源をAC100Vに変換するDC/AC変換器(いずれも図示略)とを内蔵し、変換器に接続された給電コード11の先端のプラグ12が、上記ソケット8に差し込み可能となっている。 【0020】次に、図2に示すブロック図を参照して、上記第1の実施形態の回路構成と作用について説明する。 【0021】固定棚1に設けられた操作パネル(図示略)には、商用電源であるAC100Vの通常電源13をオン、オフする電源スイッチ14が設けられ、この電源スイッチ14と各移動棚3間には、電源ケーブル15が、上記パンタグラフ5を介して配線されている。 【0022】また、通常電源13と電源スイッチ14との間には、通常電源13から電気が供給されているか否かを検出する停電検出回路21により開閉されるスイッチ部20が設けられている。この停電検出回路21は、通常電源13からの電気の供給を検出した場合はスイッチ部20をONにして電源ケーブル15側に電気を供給し、また、通常電源13からの電気の供給を検出出来ない場合は、スイッチ部20をOFFにするようになっている。 【0023】電源ケーブル15には、上記受電用ソケット8が接続されている。また、電源ケーブル15には、各移動棚3の通常操作回路16が接続され、この通常操作回路16は、モータ7を正逆駆動するモータ駆動回路17に接続されている。 【0024】通常時において電源スイッチ14をオンすると、各移動棚3の通常操作回路16に給電され、それに接続された上記通常操作スイッチ6を操作することにより、モータ駆動回路17によりACモータ7が駆動されて、任意の移動棚3を走行移動させることができる。 【0025】停電等の非常時においては、上記可搬式の非常用電源装置9を固定棚1付近まで走行させて運搬し、そのプラグ12をソケット8に接続すればよい。 【0026】これにより、各通常操作回路16には、電源ケーブル15を介して、非常用電源装置9からAC100V電源が供給されるため、上記通常時と同じ操作により、任意の移動棚3を容易に移動せることができる。 【0027】なお、このような非常時においては、前述した電源検出回路21によりスイッチ部20がOFFとなるため、ソケット8にプラグ12が接続された状態におけるショート等の発生が確実に防止される。 【0028】なお、上記実施形態では、非常時でも通常操作回路16を利用してモータ7を駆動し得るようにしているが、図1及び図2の2点鎖線で示すように、非常時専用の非常操作スイッチ18を、各移動棚3の前方の側板3aに、開閉カバー(図示略)により隠蔽して設けるとともに、電源ケーブル15に非常時操作回路19を接続し、停電時等に非常操作スイッチ18を操作することにより、非常時操作回路19及びこれに接続されたモータ駆動回路17を介して、モータ7を駆動するようにしてもよい。 【0029】図3は、本発明の第2の実施形態を、ブロック図により示すもので、上述のような停電時において使用する受電用ソケット8を、各移動棚3にも設け、それらを電源ケーブル15に接続することにより、いずれのソケット8からでも非常電源装置9の電力を供給し得るようにしてある。なお、回路構成は、上記第1の実施形態と同じである。 【0030】このように、ソケット8を個々に設けておくと、上記第1の実施形態のように、非常用電源装置9をその都度固定棚1まで運搬する必要はなく、移動させたい最寄りの棚まで運んで、速やかに給電することができる。 【0031】本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の実施形態をとり得る。 【0032】上記実施形態では、通常の電源ケーブル15を利用して、非常用電源を供給するようにしているが、非常用の電源ケーブルを別途配線し、これにソケット8を接続してモータ7を駆動するようにしてもよい。 【0033】また、上記実施形態では、ACモータ7により移動棚3を移動させる例について説明したが、通常電源を直流に変換してDCモータにより移動棚3を移動するものにも適用することができる。この際は、DC/AC変換器のない非常用電源装置9を用いればよい。 【0034】本発明は、上述のような一側端に固定棚1を有する電動式移動棚装置の外、全てが移動棚となっているものや、例えば中央の棚を固定棚として、その両側方の棚を移動棚としたもの等にも適用し得ることは言うまでもない。 【0035】上記第1の実施形態において、ソケット9を固定棚1に設ける代わりに、複数の移動棚3のいずれに設けてもよい。 【0036】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得られる。 【0037】(a)請求項1に記載の発明によれば、通常電源が遮断されても、固定棚又はいずれかの移動棚の受電口より非常電源を供給して、任意の移動棚をモータにより容易に移動することができる。 【0038】(b)請求項2に記載の発明によれば、通常電源の遮断時において、移動させたい最寄りの移動棚の受電口より非常電源を供給して、その棚を速やかに移動させることができる。 【0039】(c)請求項3に記載の発明によれば、非常用の電源ケーブルを配線する必要はなく、かつ回路構成も簡単となるため、コスト低減が可能となる。また、既設の移動棚装置にも大幅な改造をすることなく実施し得る。 【0040】(d)請求項4に記載の発明によれば、非常電源を受電口まで運んで迅速に接続することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000561 【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
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| 【出願日】 |
平成12年6月16日(2000.6.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098729 【弁理士】 【氏名又は名称】重信 和男
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| 【公開番号】 |
特開2001−46157(P2001−46157A) |
| 【公開日】 |
平成13年2月20日(2001.2.20) |
| 【出願番号】 |
特願2000−181825(P2000−181825) |
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