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【発明の名称】 折畳みデスク
【発明者】 【氏名】田阪 朋彦

【氏名】大森 一雄

【氏名】春原 茂

【氏名】加藤 雅士

【氏名】谷口 政秀

【要約】 【課題】

【解決手段】左右側が下部にキャスタ11f,11g、12c,13cを具備した脚部として機能し、かつ、天板5と略同高の水平面に配線出入用の開口部11iが形成され、その開口部11iの下方に配線収容部11kを具備したコア部材1と、該コア部材1と略同幅の天板5であって、前記コア部材1の背面側上端部において水平姿勢を保持しかつ垂直に折畳まれるように装着した天板5とを具備した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右側が下部にキャスタを具備した脚部として機能し、かつ、天板と略同高の水平面に配線出入用の開口部が形成され、その開口部の下方に配線収容部を具備したコア部材と、該コア部材と略同幅の天板であって、前記コア部材の背面側上端部において水平姿勢を保持しかつ垂直に折畳まれるように装着した天板とを具備したことを特徴とする折畳みデスク。
【請求項2】 コア部材は、側断面が縦長の、略ロ字状,略コ字状,略逆L字状,略II状のいずれかを成し、かつ、背面にトレー状またはダクト状をなす配線収容部を具備した請求項1の折畳みデスク。
【請求項3】 コア部材の脚部は、ほぼ逆L字状をなし下部水平部材の前後にキャスタを具備した請求項1又は2の折畳みデスク。
【請求項4】 脚部は、コア部材の背面に対し旋回又は進退して折畳まれるようにした請求項3の折畳みデスク。
【請求項5】 天板は、コア部材の背面側に、その背面に対して折畳み,引出し自在に配置した、下端部にキャスタを具備しかつ前記天板をその水平姿勢時に支持する支持部材により支持させるようにした請求項1又は2の折畳みデスク。
【請求項6】 コア部材の上面前端近傍に、天板上面に関して出没自在の構成を具備する机上パネル又は液晶表示パネルを設けた請求項1〜5のいずれかの折畳みデスク。
【請求項7】 机上パネル又は液晶表示パネルの出没自在の構成は、前記パネルをコア部材に対して上,下スライド自在に支持させた構造により、天板面に対して出没させる構造とした請求項6の折畳みデスク。
【請求項8】 机上パネルと液晶パネルは平行にして上,下スライド自在に設けた請求項1〜7のいずれかの折畳みデスク。
【請求項9】 机上パネルと液晶表示パネルは、天板の組立て,折畳みに連動して、天板上に出没するようにした請求項1〜8のいずれかの折畳みデスク。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトな状態に折畳みでき、しかも、移動自在に形成した上で、デスクとしての高次の機能も保持した折畳みデスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのOA化が進むと共にワークスタイルも多様化し、プロジェクト的仕事や組織変更,人数の増減等でオフィスの中のレイアウト変更が頻繁になってきている。しかしながら、デスクそのものは、OA化対応のため益々大型化し、配線ダクト等の機能も増設されてきており、このような頻繁なレイアウト変更を行うために、多大な労力と費用と時間が掛かっているのが現実であり、オフィス管理上非常に効率の悪いものであった。そこで、このような問題に鑑み、パソコン等OA機器を載置するデスクであって、人数,組織変更,ワークスタイル等の変化に対応して、コンパクトに折り畳みでき、簡単に移動できるデスクの開発が望まれていた。
【0003】また、従来公知の折畳みテーブルは、水平姿勢の天板を、左,右の脚部材を連結したフレームに、蝶番式で垂直向きに折畳自在に設けたものが大半であって、天板面のテーブル機能のほかには、天板の下に棚が設けられる程度の付加機能しか具備していない。このため、公知の折畳みテーブルでは、使用しない場合には天板を垂直に折畳んだ状態で脚部材同士が干渉しないような形態で水平スタッキングしておき、使用時に、前記天板を水平に組立てて会議用等における平テーブルとして使用する態様しかとれなかった。
【0004】公知の折畳みテーブルは、上記のような簡易な構造形態であるため、このテーブルの天板上でパソコン等のOA機器を使用する場合、当該OA機器用の電源ラインや通信ラインの配線処理をスマートにこなことができず、また、複数のテーブル同士を適宜のレイアウトに並べて形成する、いわゆるワークステーション化においても、隣接するテーブル同士との間に、目隠し用のパネルが必要であれば、当該パネルを別途用意しなければならず、パネル等の設置が容易にはできないという難点がある。
【0005】特に、最近におけるオフィスにおけるワークステーションの配置形態や、その配置変更などのように、執り行う業務内容や業務形態に応じてデスクレイアウトの変更や増減が頻繁に実行されるようになると、従来の伝統的な形態の据置型のデスクでは、そのような態様に容易,迅速に対応することが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような従来の折畳みテーブルの現状、並びに、最近のオフィスにおけるデスクを用いたワークステーションの形態に鑑み、従来公知の折畳みテーブルに比べても遜色のない容易な折畳み性と、従来公知の折畳みテーブルには具備されていない配線機能やデスク機能を具備した折畳みデスクを提供することを、その課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決することを目的としてなされた本発明折畳みデスクの構成は、左右側が下部にキャスタを具備した脚部として機能し、かつ、天板と略同高の水平面に配線出入用の開口部が形成され、その開口部の下方に配線収容部を具備したコア部材と、該コア部材と略同幅の天板であって、前記コア部材の背面側上端部において水平姿勢を保持しかつ垂直に折畳まれるように装着した天板とを具備したことを特徴とするものである。
【0008】本発明折畳みデスクは、上記構成において、コア部材を側断面が縦長の、略ロ字状,略コ字状,略逆L字状,略II状のいずれかをなし、かつ、トレー状またはダクト状をなす配線収容部を具備した構成とし、また、脚部材は、コア部材の背面に、その背面に重ねて折畳み、その背面から引出して配置する構成とすることがある。更に、デスクは、上記各構成に加え、コア部材の上面前端に、机上パネル又は液晶表示パネルを天板上面に関して出没自在の構成を具備したものもある。出没自在の構成としては、出没自在の構成は、前記机上パネル等をコア部材に対して起伏させることにより組立て,折畳み自在とした構造、或は、前記机上パネル等をコア部材に対して上,下スライド自在に支持させた構造により、出没させる構造がある。また、前記出没動作は、天板の組立て,折畳み動作と連動させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明折畳みデスクの実施の形態例について図に拠り説明する。図1は本発明折畳みデスクの第一例における使用状態の斜視図、図2は図1のデスクの折畳状態の斜視図、図3は第一例の折畳デスクにおける変形例の斜視図、図4は折畳み本発明デスクの第二例の組立状態の平面図、図5は図4の組立状態のデスクの正面図、図6は図4の組立状態のデスクの右側面図、図7は図4のデスクの側断面図、図8は図4のデスクの折畳状態の平面図、図9は図8の折畳状態のデスクの正面図、図10は図8の折畳状態のデスクの右側面図、図11は本発明デスクの第三例の平面図、図12は図11のデスクの正面図、図13は図11のデスクの一部を断面にした右側面図、図14は本発明デスクの第四例の平面図、図15は図14のデスクの正面図、図16は図14のデスクの一部を断面にした右側面図、図17は天板と机上パネル又は液晶表示パネルの連動機構の一例の側面図である。
【0010】図1,図2は本発明折畳デスクの第一例における組立状態と折畳状態のそれぞれの斜視図で、これらの図において、11は側断面略┐状をなすコア部材で、ここでは幕板状の前面部材11aと、この部材11aをその左右両側端において上下スライド自在に支持する柱状の脚部11b,11cと、これらの両脚部11b,11cを連結する連結部材11dと、前記両脚部11b,11cに、それらの上端において架設され、後述する天板15と同面の天部材11eと、前記脚部下端のキャスタ11f,11gとから形成されている。なお、この天部材11eと連結部材11dとは、断面L字状の一体状の部材で形成する場合もある。
【0011】12,13は、上記コア部材11における左右の脚部11b,11c、或は、上記連結部材11dか天部材11eの左右端部に、垂直な軸14により平面内で旋回可能に取付けた腕12a,13aと、この腕12a,13aの先端側において垂下させて設けた脚部材12b,13bと、脚部材12b,13bの下端に設けたキャスタ12c,13cとから成る支持部材で、該支持部材12,13は、前記コア部材11における前面部材11aの背面に対して上記軸14を中心に旋回して折畳みできる。
【0012】ここで、コア部材11における天部材11eには、その長さ方向に沿って開口部11iが形成され、この開口部11iは脱着自在の蓋部材11jを具備している。また、天部材11eにおいて、前記開口部11iの下面側には、図に表われないが、ダクト状の配線収容部11kがその上面開口を開口部11iに対向させて設けられている。
【0013】また、コア部材11におけるパネル状の前面部材11aは、両側にガイドバー11m,11nを具備し、このガイドバー11m,11nがパイプ状の脚部11b,11cの内部に上下スライド可能に保持されていることにより、この部材11aの上半側を天部材11eの上面より上方へ持上げ、その位置で保持することにより、この前面部材11aを机上パネルとして利用できるように形成されている。
【0014】15は上記天部材11eの手前側の縁辺と同長の奥辺を有する、ここでは、異形四角形状の天板で、この天板15の奥辺が前記部材11eの手前側の辺に蝶番15aを介して折畳自在に取付けられている。
【0015】図1の本発明の第一例の折畳デスクは、図1の状態から各部材を図1の矢印の方向に移動させることにより、図2の状態に折畳むことができる。そして、図2の状態に折畳まれた本発明デスクは、この状態で保管したり、保管のために運搬する。また、デスクとして使用する場合には、図2の矢印方向に各部材を引出すことにより、図1の状態に組上げることができる。
【0016】図1,図2により説明した本発明折畳デスクは、図3に示す変形態様をとることもあるので、この点について以下に説明する。なお、図3において図1,図2と同一符号は同一部材又は同一部分を示す。
【0017】図3において、コア部材11の脚部11b,11cは、その下端部に天板15の手前側へ延びた水平な足部材11g,11rを、脚部11b,11cと一体的に固定して設けるか、又は、脚部11b,11cの軸を中心に前面部材11aの背面側へ旋回可能(図3の矢印方向)に設けている。11s,11tは足部材11g,11rの先端に設けたキャスタである。
【0018】図3の例では、天板15とコア部材11の天部材11eとを連結するヒンジ15aに、そのヒンジ15a自体に付与された開閉位置保持機能を有するものを用い、天板15の水平姿勢と垂直姿勢を、前記ヒンジ15aの機能で保持するように形成している。この場合において、天板15の水平姿勢を保持するため、図1の腕12a,13aを併用することもある。
【0019】図4〜図9は本発明折畳デスクの第二例であり、これらの図において、1は、側断面が縦長の略ロ字状をなすように形成した本発明デスク用のコア部材で、ここでは、一例として垂直姿勢の幕板状をなす長方形の前面部材1aと、該前面部材1aの左右側端に位置付けて当該部材1aに取付けた左,右側面部材1b,1cと、両側面部材1b,1cの間に架設された連結部材1dと、前記両側面部材1b,1cの上端部に架設された天部材1eと、前記両面部材1b,1cの高さ方向における適宜の中間部に架設した配線収容用のダクト部材1fとにより形成される。また、上記天部材1eは、その長さ方向に亘り溝状の開口部1gが配線の出入れ口として形成されてそこに着脱自在の蓋部材1hを具備しており、ダクト部材1fもその上面を長さ方法で開口部1iに形成し、この開口部1iに蓋部材を兼用するトレー部材1jが装着されている。1kは、このコア部材1における前方下面に設けた望ましくはストッパ付きの自在キャスタ、1mは側面材1b,1cに形成した前記ダクト部材1fに通じる開口部で、蓋1nを具備するか否かは任意である。
【0020】上記コア部材1は、上記構成によって、側断面が大略コ字状をなすように形成されるので、本発明では、このコア部材1の左右端部、即ち、側面部材1b,1cの手前側に、側断面が大略コ字状をなす支持部材2,3を、垂直な軸を有する蝶番乃至は取付軸4によって、コア部材1の垂直な背面に対して起伏自在になるように取付けている。左右の支持部材2,3において、上部の水平部材2a,3aは、後に説明する天板5を支持する腕として機能し、また、下部の水平部材2b,3bは本発明デスクにおける左右の脚として機能する。なお、2c,3cは、上,下の水平部材2a,2b、同3a,3bの間に立設されている垂直部材、2d,3d、及び、2e,3eは、支持部材2,2の前後端部の下面に設けた望ましくはストッパ付きのキャスタである。
【0021】5は、その前端を、コア部材1の上端部手前側にヒンジ部材5aを介して起伏自在に枢着すると共に、水平にしたときの左右の下面が、コア部材1の背面から引き出した前記支持部材2,3における上部の水平部材2a,3aに支持される天板であり、以上の各部材により本発明折畳みデスクの第一例が構成される。
【0022】上記の構成部材を具備した本発明の第二例の折畳みデスクは、組立状態、即ち、使用状態は図4〜図6に示す態様であるが、これを図7〜図9に示す折畳状態にするため、コア部材1、支持部材2,3、天板5の、夫々の枢着部分の形態、或は、使用部材の形態などを次のように整えている。即ち、支持部材2,3は、組立状態においてコア部材1の左,右の側面部材1b,1cの外面とこの支持部材2,3の外面とが同面に揃う(図5参照)ように、そして、折畳状態においては、前記左右の側面部材1b,1cの背面端の内側に収まる(図9参照)ように、軸4aを側面部材1b,1cの内面の内側に位置付けた蝶番4を用いて当該側面部材1b,1cに枢着している。
【0023】一方、上記構成において、天板5の使用状態における上面を、コア部材1における天部材1eの上面と同面に位置付けるため、前記左,右の側面部材1b,1cにおける上部の水平部材2a,3aの上面が、天板5の厚さ分だけ、コア部材1の天部材1eの上面より下方に位置するように、この側面部材1b,1cの全高を整えている。
【0024】上記のように構成した本発明折畳デスクの第二例は、図4〜図6に示すように、折畳まれている天板5を図6に仮想線5′で示すように起立させてから、コア部材1の裏面側から支持部材2,3を直角な向きになるように引出し、引出された左右の支持部材2,3の上に、先に起立させていた前記天板5を水平に倒して載架支持させ、使用可能の状態にする。
【0025】本発明折畳みデスクは、上記の組立状態においても、そのキャスタ1k、2d,2e、3d,3eの作用により自由に移動させることができ、所望位置で各キャスタのストッパを機能させて、その位置に定置する。
【0026】上記のデスク使用状態において、本発明折畳みデスクは、コア部材1の左,右の側面部材1b,1cの開口部1mから、或は、このコア部材1の背面側から直接に、コア部材1の内側のダクト部材1fに、このデスク上で使用するパソコン等のOA機器用の電源コードや通信コードなどの配線を収容することにより、その配線の余長部分などをスマートに整理,処理することができ、また、前記OA機器に接続されたリード配線を、コア部材1の天部材1eに形成した開口部1gから前記ダクト部材1fに出入れすることができる。そして、この配線作業は、前記天板5を図6の仮想線5′で示す起立状態で行うことができるので、コア部材1の背面側からの作業を極めて簡単に行うことが可能になる。
【0027】上記デスクを不使用時、或は、格納時などに折畳むには、上記の使用状態において、まず天板5を、図6の仮想線5′の位置に一端起立させ、この状態で左右の支持部材2,3を、そのキャスタ2d,2e、同3d,3eのストッパは解除してコア部材1の背面側と平行になるように折畳む。この場合、支持部材2,3の折畳みの後、天板5をその蝶着軸5aにおいて手前側に倒しコア部材1の背面に沿ってて垂下させると、デスク全体が図5〜図7の状態に折畳まれる。この折畳み状態においてすべてのキャスタのストッパを解除を確認し、折畳んだ本発明デスクを所定位置に移動させたり、格納したりするのである。
【0028】上記の本発明折畳みデスクでは、図6に鎖線で略示するように、コア部材1における天部材1eの前端部に、机上パネル6をこのコア部材1に対して出没自在に設けることがある。このパネル6の出没自在の構造は、図6に例示したように、机上パネル6の下端部を、コア部材1上部前端に、蝶番6aなどを介して起伏自在に設けることにより、必要なとき当該パネル6を、デスク前端に起立させ、不要時にはコア部材1の前面側へ回転垂下させて折畳む構造、或は、このパネル6を、コア部材1の内部に、上方向に引出し可能に収納した形態で設け、使用時にはそのパネル6を引出して使用する構造とすることができる。このパネル6の折畳み,組立て構造を具備することによって、本発明折畳みデスクは、従来の据置き型デスクの使用形態と殆んど同じになる。また、本発明では、上記パネル6と同様の出没形態で、当該パネル6と併設して、或は、独立に、液晶表示パネル(図示せず)を設けるようにした構成のデスクもある。なお、従来デスクにおける袖キャビネット(図示せず)は、独立タイプのものを天板5の下に配置すればよい。
【0029】次に図11〜図13と図14〜図16により本発明折畳みデスクの第三例と第四例について説明する。図11〜図13に示す本発明折畳みデスクの第三例は、図4〜図10により説明した本発明デスクの第二例と支持部材2,3の形態が異なっているので、この点を中心に説明する。なお、図11〜図13において、図4〜図10と同一符号は同一部材又は同一部分を指すものとする。
【0030】図11〜図14において、支持部材2,3は、コア部材1における背面の略央部において、折畳み,組立て自在に取付けられている。即ち、この例では支持部材2,3は、後端部を垂直な軸41,42を以てコア部材1の背面における中央上部に枢着した水平な腕部材21a,31aと、その先端部に取付けた、図の例では浅い角度のZ状をなすように曲げ形成した脚部材21b,31bとにより形成している。なお、軸41,42は、互いに噛合した歯車41a,42aにより連動するように連結されており、いずれか一方の腕部材21a又は31aを旋回させると他方の腕部材31a又は21aが対称的に同動するように形成されている。
【0031】上記構成によって、上記支持部材2,3は、折畳み時には、図11に示すようにその腕部材21a,31aがコア部材1の背面と平行な向きで折畳まれ、組立時には、前記腕部材21a,31aがその枢着軸41,42を中心に天板5の下面側に引出され、腕部材21b,31bの上端22,32がその天板5を下面から支えるように機能するのである。
【0032】なお、図11〜図13において11hは蓋部材1hの適宜位置、図の例では長さ方向2箇所に設けた通線口に施したキャップ、33は腕部材31aの開閉動作を補助するガスダンパーである。また、この例では、コア部材1の内部には、トレー状の配線収容用のダクト1fが二段設けられているが、ダクト1fを何段設けるかは任意である。更に、第三例のデスクのコア部材1における側面部材1b,1cに形成した開口部mは、取手を兼用するので、側面部材1b,1cの上方に設けられているが、この開口部mの上,下位置は本発明においては任意である。
【0033】上記図11〜図13により説明した本発明折畳みデスクは、使用時、即ち、組立時は、図13に実線で示すような形態で、コア部材1、支持部材2,3、天板5の位置が決められてデスクに形成され、折畳み時には図13に鎖線で示す位置にその支持部材2,3と天板5が位置する。第三例の本発明デスクにおいても、先の実施例と同様に、机上パネル6、及び/又は、液晶表示パネルを設ける機構を加えたものがある。
【0034】図14〜図16に示す本発明デスクの第四例は、支持部材2,3を、パイプ材又は型材を曲げ加工により側面大略コ字状に形成したもので、形態的には図4〜図10により説明した第二例のデスクに近似したものである。従って、図14〜図16において、図4〜図10と同一符号は同一部分乃至は同一部材を示すものとする。なお、図14〜図16のコア部材1は、図11〜図13のコア部材1と基本的に同一構成であるが、細部において異なるので、この点について以下に述べる。
【0035】まず、コア部材1は左右の側面部材1b,1cの下端に、支持部材2,3と同じ部材により形成されたベース部材11b(11c)が設けられ、その前後端にキャスタ1kが取付けられている。ベース部材11b(11c)は、主としてデザイン上の要請と折畳み時の安定性を考慮したものである。次に、支持部材2,3は、腕部材2a,3a、脚部材2b,3b、縦部材2c,3cが同一部材を曲げ加工して一体に形成されており、かつ、縦部材2c,3cには、補助縦部材21c,22c(31c,32c)が平行な向きで付加され、補助縦部材21c,31cにおいて蝶番4によりコア部材1の背面側に枢着されている。
【0036】図15,図16においては、実線が組立状態、鎖線は折畳み状態を示す。また、図14〜図16の本発明デスクにおいても、先に述べた机上パネル6、及び/又は、液晶表示パネルを付設したデスクがある。
【0037】上述した本発明折畳みデスクの各例において、天板5の組立て,折畳み動作と机上パネル6(又は液晶表示パネル)の出没動作の連動機構の一例について、図17により説明する。図17において、天板5を枢着した軸5aと一体に動作するスイングアーム7を設けると共にこのアーム7の先端に、外周にピニオン歯8aを切った巻胴8を回転可能に軸着する一方、コア部材1の内部に、前記ピニオン8aに噛合する四半円弧状のラック9を、前記アーム7の軌跡上に配置することにより、天板5の組立て,折畳みの各動作で前記巻胴8が正転(反時計方向)又は逆転されるように形成する。
【0038】他方、コア部材1の上面に、机上パネル6の出入り用のスリット状の穴1pを明け、この穴1pに、前記パネル6を上,下スライド自在に支持させ、支持されたパネル6の下端6aと前記巻胴8とを、これらの間に、ラック9の上部に配した中継プーリ10aを介して連繋索10により連結した。
【0039】上記構成により、天板5を図17の実線状態から仮想線の位置まで約90度回転させると、巻胴8は時計方向に自転しつつラック9に沿って上方へ転動し、索10を巻胴8から繰出すので、天板上にあった机上パネル6はその穴1p内に没入する。
【0040】次に、天板5を図17の仮想線の位置から実線位置に約90度回転させて水平姿勢にすると、この動作に連動して巻胴8はラック9の上位から自転して索10を巻込みつつラック9の下位に連動するので、机上パネル6は穴1pから進出するのである。
【0041】
【発明の効果】本発明折畳みデスクは以上の通りであって、大容量の配線処理機能、配線収納機能を有するオフィス用デスクを、コア部材を中核とする折畳み自在の構造としたので、デスクであっても公知の折畳みテーブルの折畳み時の大きさとほぼ同程度の大きさに折畳むことが可能になり、従って、不使用時やレイアウト変更の際などにコンパクトに折畳んで格納したり移動させたりすることができるので、従来のオフィス用デスクでは困難であった移動,格納,レイアウトなどにおける取扱いを実現できる。
【出願人】 【識別番号】000127282
【氏名又は名称】株式会社イトーキ
【出願日】 平成11年8月13日(1999.8.13)
【代理人】 【識別番号】100092679
【弁理士】
【氏名又は名称】樋口 盛之助 (外1名)
【公開番号】 特開2001−46152(P2001−46152A)
【公開日】 平成13年2月20日(2001.2.20)
【出願番号】 特願平11−229155