トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 食器洗浄機付き厨房家具
【発明者】 【氏名】開発 善子

【氏名】細入 正樹

【氏名】八木 洋和

【要約】 【課題】使用者の腰への負担が少なく、使い勝手のよい食器洗浄機付き厨房家具を提供する。

【解決手段】厨房家具のカウンター13の下方に組み込まれる食器洗浄機1の食器かご10を、食器洗浄機1に内蔵した水圧又は空気圧などの駆動手段により上下に昇降できるようにして、食器かご10への食器類の出し入れの際はカウンター13の上面付近まで食器かご10を上昇させて使用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カウンター下方に組み込まれた食器洗浄機の食器かごを上下に昇降するようにしたことを特徴とする食器洗浄機付き厨房家具。
【請求項2】 食器洗浄機が、この食器洗浄機への食器出入口がカウンターの上面に設けられたものである請求項1記載の食器洗浄機付き厨房家具。
【請求項3】 食器かごが、水圧を駆動力とする水圧駆動手段により上下に昇降するものである請求項1又は請求項2に記載の食器洗浄機付き厨房家具。
【請求項4】 食器かごが、空気圧を駆動力とする空気圧駆動手段により上下に昇降するものである請求項1又は請求項2に記載の食器洗浄機付き厨房家具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房家具のカウンター下方に食器洗浄機(食器洗浄乾燥機)を組み込んだ食器洗浄機付き厨房家具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システムキッチンなどの厨房家具のカウンター下方に食器洗浄機を組み込むようにしたこの種の食器洗浄機付き厨房家具には、図5(a)に示すようにカウンター下方のキャビネット間に組み込んだ食器洗浄機1の扉2を手前側に開けて、この扉2上に引き出した食器洗浄機1の食器かご10に厨房家具の前面側から食器を出し入れするようにした前面投入方式のものと、図5(b)に示すように厨房家具のカウンター13下方に上面投入式の食器洗浄機16を落とし込み式に組み込み、この食器洗浄機16の食器出入口14をカウンター13の上面13aに開口して、カウンター13の上面側から食器を出し入れするようにした上面投入方式のものとがある。そして、上記の前面投入方式及び上面投入方式のいずれにおいても、食器洗浄機を使用する際は、一旦食器類を厨房家具のシンク17(図5(b)参照)内で予備洗いした上で、食器洗浄機に投入するのが一般的である。
【0003】しかし、従来の技術で述べたもののうち前者の図5(a)に示した前面投入方式においては、扉2が食器洗浄機1の前面に設けられるとともに食器かご10が低い位置にあるため、食器洗浄機1から食器かご10を引き出すときや押し込むとき、又は、食器かご10への食器類の出し入れに際して、使用者は何度も体を屈めての作業となって腰に負担がかかるとともに、作業動線が長くなり、又、低い位置の食器かご10に予備洗いして濡れた食器類を投入する際に床に水が垂れてしまうなどの不都合があった。一方、後者の図5(b)に示した上面投入方式においては、前者に比べて作業動線は少なくなるものの、一度に洗浄乾燥できる食器類の容量が大きい食器洗浄機の場合には、その分食器洗浄機自体の深さ寸法も深いため、下の方に入れた食器類が取り出しにくくなるという問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術の有するこのような問題に鑑み、使用者の腰への負担が少なく、使い勝手のよい食器洗浄機付き厨房家具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関する。
(1)カウンター下方に組み込まれた食器洗浄機の食器かごを上下に昇降するようにしたことを特徴とする食器洗浄機付き厨房家具。
(2)食器洗浄機が、この食器洗浄機への食器出入口がカウンターの上面に設けられたものである上記(1)記載の食器洗浄機付き厨房家具。
(3)食器かごが、水圧を駆動力とする水圧駆動手段により上下に昇降するものである上記(1)又は上記(2)に記載の食器洗浄機付き厨房家具(4)食器かごが、空気圧を駆動力とする空気圧駆動手段により上下に昇降するものである上記(1)又は上記(2)に記載の食器洗浄機付き厨房家具【0006】
【発明の実施の形態】厨房家具のカウンター下方に組み込まれた食器洗浄機の食器かごは、食器類の出し入れ作業がしやすいように、カウンターの上面付近までか、それ以上に上昇するようにする。そして、食器かごの上下方向の昇降範囲としては、前面投入式の食器洗浄機の場合は300〜450mm前後、上面投入式の食器洗浄機の場合は150〜300mm前後とされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る食器洗浄機付き厨房家具の実施例について、図1乃至図4を参照して説明する。図1(a)は本発明の実施例による前面投入式の食器洗浄機付き厨房家具の食器かごを上昇させた状態の斜視図、図1(b)は図1(a)に示した食器洗浄機付き厨房家具の使用状態を示す斜視図である。図において、厨房家具のカウンター13の下方に組み込んだ前面投入式の食器洗浄機1の前面の扉2の裏面側には、図1(b)に示すように食器洗浄機1から引き出してトレイ9上に載せた食器かご10を支持した状態で、図1(a)に示す状態のように上昇させたり下降させるための水圧駆動手段5と、この水圧駆動手段に連結して水圧を伝達するための図2(a)中に示す水圧伝達管4が内蔵されている。そして、図2(a)に示すように給水管3から分岐した水圧伝達管4は水圧駆動手段5に水圧を伝達して、水圧駆動手段5が水圧により伸縮することにより結果としてトレイ9上の食器かご10を300〜450mm前後上下させるようになっている。水圧駆動手段5は、合成樹脂製の蛇腹状又は入れ子になった多段式のパイプ状のもので伸縮できる形状に形成されているとともに、カバー6とパッキン7により水密に保護されている。水圧駆動手段5を駆動する方法は図2(a)に示すように、水圧伝達管4に切替弁(開閉弁)11が設けられ、この切替弁11の開閉を制御手段12により制御する。水圧駆動手段5上には連結具8が連結され、この連結具8上にトレイ9を搭載して、トレイ9上に図1(b)に示すように食器洗浄機1から引き出した食器かご10を載せて、制御手段12を制御して図1(a)に示すように厨房家具のカウンター13の上面13a付近かそれ以上まで食器かご10を上昇させ、食器かご10に食器を投入した後は下降させて食器洗浄機1に食器かご10を押し込んで、食器の洗浄・乾燥を行うのである。
【0008】なお、上記の実施例では食器かごを水圧駆動手段により上下に昇降させるようにしたが、この水圧駆動手段に変えて、図1(a)及び(b)に示した食器洗浄機1の前面の扉2の裏面側に、図2(b)に示す空気圧駆動手段5aと空気圧伝達管4aを内蔵して、空気圧駆動手段5aに給排気口18から取り入れた空気を空気圧伝達管4aを通して送り、空気圧によりアーム15を伸縮させることによりトレイ9上の食器かご10を上下に昇降させるようにしてもよい。空気圧駆動手段5aの場合のアーム15は、上記水圧駆動手段の場合と同様に、合成樹脂製の蛇腹状又は入れ子になった多段式のパイプ状のもので伸縮できる形状に形成され、カバー6とパッキン7により水密に保護されている。空気圧駆動手段5aの駆動は、空気圧伝達管4aに切替弁(開閉弁)11を設けてこの切替弁11と空気圧駆動手段5aを制御手段12によって制御する。そして、アーム15上の連結具8にトレイ9を搭載して、トレイ9上に図1(b)に示すように食器洗浄機1から引き出した食器かご10を載せて、制御手段12を制御して図1(a)に示すように厨房家具のカウンター13の上面13a付近かそれ以上まで食器かご10を上昇させ、食器かご10に食器を投入した後は下降させて食器洗浄機1に食器かご10を押し込んで、食器の洗浄・乾燥を行う。
【0009】次に、図3により上面投入式の食器洗浄機16を組み込んだ食器洗浄機付き厨房家具の実施例について説明すると、厨房家具のカウンター13に装着されたシンク17と並設してカウンター13の上面13aに開口を設け、この開口を食器出入口14として上面投入型の食器洗浄機16がカウンター13の下方に組み込まれる。そして、食器洗浄機16の食器出入口14は開閉自在とした蓋体19により閉鎖される。食器洗浄機16の食器かご10を上下に昇降するための手段は、前記の実施例で説明した前面投入式の食器洗浄機の場合と同様に、図4(a)及び(b)に示すように食器洗浄機16の機内下部16aに、図4(a)に示すように食器かご10を上昇させたり下降させるための水圧駆動手段5と、この水圧駆動手段に連結して水圧を伝達するための水圧伝達管4を内蔵するか、あるいは、図4(b)に示すように空気圧駆動手段5aと空気圧伝達管4aを内蔵して、これらの水圧駆動手段5又は空気圧駆動手段5aによって食器洗浄機16の食器かご10を、図3に示した厨房家具のカウンター13の上面13a付近かそれ以上まで上昇させる(昇降範囲としては150〜300mm前後)のである。この上面投入式の食器洗浄機16の場合の水圧駆動手段5又は空気圧駆動手段5aとしては、合成樹脂製の蛇腹状又は入れ子になった多段式のパイプ状のもので伸縮できる形状のものに限らず、金属製又は合成樹脂製からなるシリンダとピストンにより構成して、水圧伝達管4又は空気圧伝達管4aからの水圧又は空気圧によってピストンが上下することで食器かご10を上下に昇降させるようにしてもよい。
【0010】なお、上記の実施例で説明した食器かご10やトレイ9は、金属製の線材に耐熱性及び耐薬品性のある塩化ビニル樹脂などをコーティング処理したもの、あるいはステンレス製の線材や耐熱性のあるポリプロピレンなどの材質とされ、連結具8も同様に耐熱性のあるポリプロピレンなどの材質とされる。また、上下に昇降される食器かご10の寸法としては、幅寸法320mm前後、奥行き寸法350mm前後、高さ寸法200〜300mm前後とされる。
【0011】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による食器洗浄機付き厨房家具は、カウンター下方に組み込まれた食器洗浄機の食器かごが上下に昇降するため、食器かごへの食器類の出し入れの際に体を屈めることなく楽な姿勢で作業ができるようになって腰への負担が少なくなり、使い勝手のよい食器洗浄機付き厨房家具となる。
【出願人】 【識別番号】000004455
【氏名又は名称】日立化成工業株式会社
【出願日】 平成11年7月16日(1999.7.16)
【代理人】 【識別番号】100071559
【弁理士】
【氏名又は名称】若林 邦彦
【公開番号】 特開2001−29154(P2001−29154A)
【公開日】 平成13年2月6日(2001.2.6)
【出願番号】 特願平11−202928