| 【発明の名称】 |
電動式爪磨き器 |
| 【発明者】 |
【氏名】村木 健一
|
| 【要約】 |
【課題】ヤスリ面を爪の表面に接触させ易くすると共に、爪の表面の綺麗な仕上がりも期待できる電動式爪磨き器を提供する。
【解決手段】爪磨き器本体1から突出した先端にヘッド部2を設け、ヘッド部2に先端方向と略直交した回転軸芯を有するヤスリ盤3を回動自在に配置し、上記ヤスリ盤3の表面に爪の表面を接触させるヤスリ面4を形成し、ヤスリ盤3の裏面と連結してヤスリ盤3に回転揺動運動を与える駆動部5を爪磨き器本体1に設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 爪磨き器本体から突出した先端にヘッド部を設け、ヘッド部に先端方向と略直交した回転軸芯を有するヤスリ盤を回動自在に配置し、上記ヤスリ盤の表面に爪の表面を接触させるヤスリ面を形成し、ヤスリ盤の裏面と連結してヤスリ盤に回転揺動運動を与える駆動部を爪磨き器本体に設けたことを特徴とする電動式爪磨き器。 【請求項2】 ヤスリ盤を略円盤状に形成し、上記ヤスリ盤の表面の中心に凹所を穿設すると共に上記凹所の外周側の表面にヤスリ面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電動式爪磨き器。 【請求項3】 ヤスリ盤を略円盤状に形成し、上記ヤスリ盤の表面中心に凹所を穿設すると共に上記凹所の外周側の表面にヤスリ面を設け、上記凹所に爪磨き用オイルを含ませた潤滑部材を配置したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電動式爪磨き器。 【請求項4】 ヤスリ盤の裏面方向のヘッド部に押釦を設け、上記押釦の操作で上記潤滑部材をヤスリ盤の表裏方向に動かし得るようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電動式爪磨き器。 【請求項5】 円盤状のヤスリ盤の表面にヤスリ面盤を装着し、ヤスリ盤の回転軸芯を中心とした略扇形状で上記回転軸芯に対して点対称位置に配置した2種類の粗ヤスリ面を上記ヤスリ面盤の表面に設け、ヤスリ面盤の表面の約半分を被覆するカバー体をヘッド部に設け、一方の粗ヤスリ面を表面に露出すると共に他方の粗ヤスリ面をカバー体で隠すようにヤスリ面盤をヤスリ盤に反転自在にし、ヤスリ盤の揺動回転運動が(180°−粗ヤスリ面の略扇形の中心角度)/2以下の角度の範囲で行われるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電動式爪磨き器。 【請求項6】 ヤスリ盤の約半分に切欠部を設け、表裏に種類の違う粗ヤスリ面を設けた粗ヤスリ片を上記切欠部に蝶番等を介して回転自在に取り付け、ヤスリ盤の表面に上記2種類の粗ヤスリ面の一方を選択的に露出したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電動式爪磨き器。 【請求項7】 円盤状のヤスリ盤の側面に爪の形作り用ヤスリ面を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電動式爪磨き器。 【請求項8】 円盤状のヤスリ盤の側面に甘皮押し用の突起を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電動式爪磨き器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、爪の表面を磨いたり、爪の先端形状を整えたりする爪の手入れのための電動式爪磨き器に関する発明である。 【0002】 【従来の技術】従来から、爪の表面を磨いたり、爪の先端形状を整えたりするような爪の手入れのための電動式爪磨き器には、図12や図13に示すものが知られている。この図12や図13に示すものは、いずれも爪磨き器本体1からヤスリ面4を備えたヤスリ棒30が先端に向って突設してあり、このヤスリ棒30が爪磨き器本体1に設けられた駆動部と連結して所定の運動をするものである。図12に示すものは、ヤスリ棒30を板状に形成すると共に、この板面上の先端部分に爪に接触させるヤスリ面4を設けてある。そして、このヤスリ棒30は先後方向に往復直線運動をするものである。また、図13に示すものは、ヤスリ棒30を円柱状に形成すると共に、この円柱側面に爪に接触させるヤスリ面4を設けているものである。そして、このヤスリ棒30は先後方向の回転軸芯周りの回転運動をするものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12に示す前者の例においては、爪の伸長方向に対して略直交する方向にヤスリ面4の往復直線運動を沿わせて使用されることが多いものであり、爪の伸長方向に対して略直交する方向にのみ爪の表面が磨かれるものであるので、爪の表面の仕上がりに時間がかかったり、爪に伝わる振動が大きいものであったり、爪の表面と接触しているヤスリ面が使用者から見えにくい、といった問題があった。また、図13に示す後者の例においては、円柱の側面にヤスリ面4が設けられているので、爪の表面とヤスリ面4とが線接触してしまうものであり、爪の表面にかかる面圧を大きくしてしまい、ヤスリ面4で爪の表面を削ってしまったりして、爪の表面の仕上がりが汚いものになってしまったり、爪の表面方向に軽く突出するような突状面である爪の表面の形状に対しては突状面のヤスリ面4を沿わせるように接触させることができないものなので、上記ヤスリ面4を爪の表面に接触させにくい、といった問題があるものであった。 【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ヤスリ面を爪の表面に接触させ易くすると共に、爪の表面の綺麗な仕上がりも期待できる電動式爪磨き器を提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る電動式爪磨き器は、爪磨き器本体1から突出した先端にヘッド部2を設け、ヘッド部2に先端方向と略直交した回転軸芯を有するヤスリ盤3を回動自在に配置し、上記ヤスリ盤3の表面に爪の表面を接触させるヤスリ面4を形成し、ヤスリ盤3の裏面と連結してヤスリ盤3に回転揺動運動を与える駆動部5を爪磨き器本体1に設けたことを特徴とする。これにより、爪磨き器本体1から突出した先端のヘッド部2に先端方向と略直交した方向に面を成したヤスリ面4を設けたので、ヤスリ面4と爪の表面との接触を面接触にすることができ、ヤスリ面4を爪の表面に接触し易くすると共に、仕上がりに時間をかけない、使い勝手のよい電動式爪磨き器にできるものであり、また、ヤスリ面4と爪の表面との面接触はヤスリ面4と爪の表面とを適度な面圧で接触できるものであり、先端方向と略直交した回転軸芯を有すると共に上記回転軸芯周りに回転揺動運動をするヤスリ盤3の表面に設けたヤスリ面4は、ヤスリ盤3と共に回転軸芯周りの回転揺動運動をするものであるので、ヤスリ面4が爪の表面を適度な面圧で磨くことになり、爪に伝わる振動を小さくすると共に、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0006】また、本発明の請求項2に係る電動式爪磨き器は、請求項1において、ヤスリ盤3を略円盤状に形成し、上記ヤスリ盤3の表面の中心に凹所6を穿設すると共に上記凹所6の外周側の表面にヤスリ面4を設けたことを特徴とする。これにより、ヤスリ面4を爪の表面の形状に合わせて安定して接触させることができるものであり、また、ヤスリ面4と爪の表面との接触する部分も使用者から見易くするものであり、使い勝手のよい電動式爪磨き器にできるものである。 【0007】また、本発明の請求項3に係る電動式爪磨き器は、請求項1または請求項2のいずれかにおいて、ヤスリ盤3を略円盤状に形成し、上記ヤスリ盤3の表面の中心に凹所6を穿設すると共に上記凹所6の外周側の表面にヤスリ面4を設け、上記凹所6に爪磨き用オイルを含ませた潤滑部材7を配置したことを特徴とする。これにより、爪の表面と潤滑部材7を接触させて爪の表面に爪磨き用オイルを塗布しながらヤスリ面4で爪の表面を磨くことができるものであり、更に、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0008】また、本発明の請求項4に係る電動式爪磨き器は、請求項3において、ヤスリ盤3の裏面方向のヘッド部2に押釦8を設け、上記押釦8の操作で上記潤滑部材7をヤスリ盤3の表裏方向に動かし得るようにしたことを特徴とする。これにより、必要なときにだけ、押釦8を操作して上記潤滑部材7を爪の表面と接触させることができて爪磨き用オイルを爪の表面に塗布することができるものであり、爪の表面の爪磨きを効率良くするものであり、また、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0009】また、本発明の請求項5に係る電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、円盤状のヤスリ盤3の表面にヤスリ面盤9を装着し、ヤスリ盤3の回転軸芯を中心とした略扇形状で上記回転軸芯に対して点対称位置に配置した2種類の粗ヤスリ面10a,10bを上記ヤスリ面盤9の表面に設け、ヤスリ面盤9の表面の約半分を被覆するカバー体11をヘッド部2に設け、一方の粗ヤスリ面10aを表面に露出すると共に他方の粗ヤスリ面10bをカバー体11で隠すようにヤスリ面盤9をヤスリ盤3に反転自在にし、ヤスリ盤3の揺動回転運動が(180°−粗ヤスリ面の略扇形の中心角度)/2以下の角度の範囲で行われるようにしたことを特徴とする。これにより、円盤状のヤスリ盤3の表面にヤスリ面盤9を装着し、ヤスリ盤3の回転軸芯を中心とした略扇形状に形成して上記回転軸芯に対して点対称位置に配置した2種類の粗ヤスリ面10a,10bを上記ヤスリ面盤9の表面に設け、ヤスリ面盤9の表面の約半分を被覆するカバー体11をヘッド部2に設けたことから、上記2種類の粗ヤスリ面10a,10bのうち一つの粗ヤスリ面10aのみ表面に露出させることができるものであり、また、ヤスリ面盤9がヤスリ盤3に対して反転自在に装着されることから、表面に露出させる一方の粗ヤスリ面10aを他方の粗ヤスリ面10bに簡単に変更できるものであり、また、ヤスリ盤3の揺動回転運動が(180°−粗ヤスリ面の略扇形の中心角度)/2以下の角度の範囲で行われるようにしたことから、ヤスリ盤3が回転揺動運動をしても一方の粗ヤスリ面10aのみを表面に露出させ続けることができるものであり、1つの電動爪磨き器で2種類の粗ヤスリ面を選択的に使うことができるために使い勝手のよい電動爪磨き器にするものである。 【0010】また、本発明の請求項6に係る電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、ヤスリ盤3の約半分に切欠部12を設け、表裏に種類の違う粗ヤスリ面10a,10bを設けた粗ヤスリ片13を上記切欠部12に蝶番14等を介して回転自在に取り付け、ヤスリ盤3の表面に上記2種類の粗ヤスリ面10a,10bの一方を選択的に露出したことを特徴とする。これにより、ヤスリ盤3の半分に切欠部12を設け、表裏に種類の違う粗ヤスリ面10a,10bを設けた粗ヤスリ片13を上記切欠部12に蝶番14等を介して回転自在に取り付けたことで、ヤスリ盤3の表面に上記2種類の粗ヤスリ面10a,10bの一方を選択的に露出させることができ、1つの電動爪磨き器で2種類の粗ヤスリ面を選択的に使うことができるために使い勝手のよい電動爪磨き器にするものである。 【0011】また、本発明の請求項7に係る電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項6のいずれかにおいて、円盤状のヤスリ盤3の側面に爪の形作り用ヤスリ面15を設けたことを特徴とする。これにより、一つの電動式爪磨き器で、爪の表面を磨くことと爪の先端部の形作りを行い得るものであり、効率良い爪の手入れを行い得るものである。 【0012】また、本発明の請求項8に係る電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項7のいずれかにおいて、円盤状のヤスリ盤3の側面に甘皮押し用の突起16を設けたことを特徴とする。これにより、一つの電動式爪磨き器で、爪の表面を磨くことと甘皮押しの両方を行い得るものであり、効率よい爪の手入れを行い得るものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。 【0014】図1乃至2に本発明の実施の形態の例を示す。電動式爪磨き器は、爪磨き器本体1から先端方向に管状に形成したネック部1aを突出し、上記ネック部1aの先端にヘッド部2を設けたものである。爪磨き器本体1には、モータ16,クランク機構等からなる駆動部5を内装するものである。このクランク機構は、モータ16の回転駆動を先後方向の往復直線運動に変換するものである。具体的に言うと、モータ16の回転軸にはピニオンギア18を装着し、上記ピニオンギア18にはフェイスギア19を隣接し、上記フェイスギア19の上面にはフェイスギア19の回転軸芯から離れた位置に偏芯突起20を突設し、先端をヘッド部2に連接させるクランク棒21の環状部21aと上記偏芯突起20を遊嵌している。これにより、モータ16の回転駆動を受けてクランク棒21が先後方向の往復直線運動をするものである。なお、このクランク棒21はネック部1aに内装され、クランク棒21の先端をヘッド部2のヤスリ盤3と連結し、上記ヤスリ盤3に先後方向の往復直線運動を伝動させるものである。 【0015】ヘッド部2はネック部1aと連結し、先端方向と略直交した方向に開口する有底筒状に形成されたものであり、その内部には先端方向と略直交する方向に回転軸22を突設し、円盤状に形成されたヤスリ盤3をヘッド部2の上記開口を塞ぐように先端方向と略直交した方向に面を成すように上記回転軸22に回動自在に装着しているものである。ヤスリ盤3の表面には爪の表面を接触させるヤスリ面4を設けると共に、ヤスリ盤3の裏面には回転軸22から離れた位置に伝動ピン24を突設している。また、ヤスリ盤3の側面のヘッド部2に収納される部分の一部には案内溝23が穿設されているものである。上記伝動ピン24はクランク棒21の先端に設けたピン連結部21bと回動自在に連結されるものであり、クランク棒21の先後方向の往復直線運動をヤスリ盤3に伝達し、ヤスリ盤3は回転軸22を中心とする回転揺動運動をするものである。なお、上記案内溝23にはヘッド部2の側面から内方に突出させた案内ピン25を挿入し、ヤスリ盤3の抜け止めをしているものである。上記のような構成をした電動式爪磨き器は、モータ16を回転駆動させると、クランク機構を介して上記駆動がヤスリ盤3に伝達され、上記ヤスリ盤3は先端方向と略直交した回転軸22周りの回転揺動運動を続けるものである。 【0016】このような電動式爪磨き器は、爪磨き器本体1を一方の手で持って、ヘッド部2のヤスリ面4を他方の手等の爪の表面に接触させて、爪の表面を磨くものである。上述したように、ヘッド部2のヤスリ面4は電動式爪磨き器の先端方向と略直交した方向に面を成したものであり、このヤスリ面4に爪の表面を接触させると面接触をして接触できるものであるので、ヤスリ面4を爪の表面に接触し易く、また、ヤスリ面4と爪の表面を面接触にして爪の表面を磨く範囲も大きくとることができるので、仕上がりに時間をかけないで済むことができるものであり、また、ヤスリ面4と爪の表面とを適度な面圧で接触させて爪の表面を磨くことで、仕上がりも綺麗なものとすることができるものである。 【0017】以下、実施の形態の他例について説明する。以下の実施の形態の他例は上記の実施の形態の例の一部を変化させたものであるので、重複する部分の説明は省略し、相違点を中心に述べることにする。 【0018】図3に示す実施の形態の他例は、ヤスリ盤3の表面の中心に凹所6を穿設すると共に上記凹所6の外周側の表面にヤスリ面4を設けたものである。このようにすることで、指の上方に軽く突起する突状面である爪の表面の突状面を凹所6に軽く収納することで、ヤスリ面4を爪の表面に沿わせるように更に大きく面接触させることができ、仕上がりを更に綺麗すると共に、仕上がりにかかる時間も短縮することができ、また、ヤスリ面4と爪の表面との接触する部分も使用者から見易くすることができて、電動式爪磨き器の使い勝手を向上させるものである。 【0019】図4に示す実施の形態の他例は、ヤスリ盤3の表面の中心に凹所6を穿設すると共に上記凹所6の外周側の表面にヤスリ面4を設け、上記凹所6に爪磨き用オイルを含ませた潤滑部材7を配置したものである。このようにすることで、爪の表面に爪磨き用オイルを塗布しながらヤスリ面4で爪の表面を磨くことができるものであり、更に、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0020】図5に示す実施の形態の他例は、ヤスリ盤3の裏面方向のヘッド部2の端部に押釦8を設け、上記押釦8の操作で爪磨き用オイルを含ませた潤滑部材7をヤスリ盤3の表裏方向に動かし得るようにしたものである。これは、回転軸22の一端に押釦8を設けると共に他端に爪磨き用オイルを含ませた潤滑部材7を取り付け、上記回転軸22をヘッド部2及びヤスリ盤3に挿通し、潤滑部材7をヤスリ盤3の凹所6に位置させると共に押釦8をヘッド部2のヤスリ盤3の裏面方向の外部に位置させ、押釦8とヘッド部2との間にバネ26を介在させたものである。このようにすることで、押釦8をヘッド部に押し込むことで潤滑部材7が凹所6からヤスリ盤3の表面方向に突出するものであり、必要なときにだけ、押釦8を操作して上記潤滑部材7を爪の表面に接触させて爪磨き用オイルを爪の表面に塗布することができるものであり、爪の表面の爪磨きを効率良くするものであり、また、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0021】図6及び図7に示す実施の形態の他例は、ヤスリ盤3の表面に装着したヤスリ面盤9の表面に2種類の粗ヤスリ面10a,10bを形成し、上記2種類の粗ヤスリ面10a,10bのうち一つを選択的にヤスリ面盤9の表面に露出させると共に回転揺動させたものである。詳述すると、ヤスリ盤3同様に円盤状に形成したヤスリ面盤9の表面に、ヤスリ面盤9の中心点を中心とする略扇形状で、且つ、上記中心点に対して点対称位置に2種類の粗ヤスリ面10a,10bを配置している。この粗ヤスリ面の略扇形状の中心角度は少なくとも180°未満である。ヤスリ面盤9は裏面に軸9aを突出させると共に上記軸の先端に係止片9bを設けている。そして、係止片9bの外周縁には2つの係止突起9c,9cが係止片9bの対向位置に外周方向に突設している。また、ヤスリ盤3には係止凹部27を穿設し、上記係止凹部27には係止突起受け部27aを設けている。このように形成されたヤスリ面盤9は、係止片9bを係止凹部27に挿入し、ヤスリ面盤9をヤスリ盤3の表面に装着している。このとき、係止突起9c,9cのうちのいずれか一つを係止突起受け部27aに係止させているものである。また、上記ヤスリ面盤9の表面の約半分を被覆するカバー体11をヘッド部2に設けている。このカバー体11を設けることで、粗ヤスリ面10a,10bのうちのいずれか一つの粗ヤスリ面10aだけを表面に露出するようになる(他方の粗ヤスリ面10bはカバー体11で隠れている)。ここで、ヤスリ面盤9をヤスリ盤3に対して回動させ、係止突起9c,9cのうちの先に係止突起受け部27aに係止させたものではない他方の一つの係止突起9cを係止突起受け部27aに係止させることで、他方の粗ヤスリ面10bを表面に露出させることができる。このようにヤスリ面盤9はヤスリ盤3に反転自在に装着しているものである。また、ヤスリ盤3の揺動回転運動が(180°−粗ヤスリ面の略扇形の中心角度)/2以下の角度の範囲で行われるようにしている。これにより、ヤスリ盤3が回転揺動運動をしても表面に露出された一方の粗ヤスリ面10aのみを表面に露出させ続けることができるものである。このように構成した電動爪磨き器は、1つの電動爪磨き器で2種類の粗ヤスリ面10a,10bを選択的に使用することができるために使い勝手を向上させることができるものである。 【0022】図8及び図9に示す実施の形態の他例は、ヤスリ盤3の半分に切欠部12を設け、表裏に種類の違う粗ヤスリ面10a,10bを設けた粗ヤスリ片13を上記切欠部12に蝶番14等を介して回転自在に取り付けたものである。この粗ヤスリ片13の蝶番14との接続部分と反対側の端部には引っ掛け突起28を設けてあり、また、ヤスリ盤3の切欠部12を設けない残りの半分の部分の側面に引っ掛け凹部29を穿設してある。図9のように、粗ヤスリ片13を蝶番14で折り返した際に、粗ヤスリ片13の引っ掛け突起28をヤスリ盤3の引っ掛け凹部29に係止させることで、粗ヤスリ片13を蝶番14で折り返した状態を維持できるものである。このように構成した電動式爪磨き器は、ヤスリ盤3の表面に上記2種類の粗ヤスリ面10a,10bの一方を選択的に露出させることができ、1つの電動爪磨き器で2種類の粗ヤスリ面を選択的に使うことができるために使い勝手を向上させることができるものである。 【0023】図10に示す実施の形態の他例は、ヤスリ盤3の側面に爪の形作り用ヤスリ面15を設けたものである。これにより、一つの電動式爪磨き器で、爪の表面を磨くことと爪の先端部の形作りを行い得るものであり、効率良い爪の手入れを行い得るものである。 【0024】図11に示す実施の形態の他例は、円盤状のヤスリ盤3の側面に甘皮押し用の突起16を設けたものである。これにより、一つの電動式爪磨き器で、爪の表面を磨くことと甘皮押しの両方を行い得るものであり、効率よい爪の手入れを行い得るものである。 【0025】 【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の電動式爪磨き器にあっては、爪磨き器本体から突出した先端にヘッド部を設け、ヘッド部に先端方向と略直交した回転軸芯を有するヤスリ盤を回動自在に配置し、上記ヤスリ盤の表面に爪の表面を接触させるヤスリ面を形成し、ヤスリ盤の裏面と連結してヤスリ盤に回転揺動運動を与える駆動部を爪磨き器本体に設けたので、爪磨き器本体から突出した先端のヘッド部に先端方向と略直交した方向にヤスリ面の面を成すことで、ヤスリ面と爪の表面とを面接触にすることができ、ヤスリ面を爪の表面に接触し易くすると共に、仕上がりに時間をかけない、使い勝手のよい電動式爪磨き器にできるものであり、また、ヤスリ面と爪の表面との面接触はヤスリ面と爪の表面とを適度な面圧で接触させるものであり、先端方向と略直交した回転軸芯を有すると共に上記回転軸芯周りに回転揺動運動をするヤスリ盤の表面に設けたヤスリ面は、ヤスリ盤と共に回転軸芯周りの回転揺動運動をするものであるので、ヤスリ面が爪の表面を適度な面圧で磨くことになり、爪に伝わる振動を小さくすると共に、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0026】また、本発明の請求項2記載の電動式爪磨き器は、請求項1の効果に加えて、ヤスリ盤を略円盤状に形成し、上記ヤスリ盤の表面の中心に凹所を穿設すると共に上記凹所の外周側の表面にヤスリ面を設けたので、ヤスリ面を爪の表面の形状に合わせて安定して接触させることができるものであり、また、ヤスリ面と爪の表面との接触する部分も使用者から見易いものであり、使い勝手のよい電動式爪磨き器にできるものである。 【0027】また、本発明の請求項3記載の電動式爪磨き器は、請求項1または請求項2のいずれかの効果に加えて、ヤスリ盤を略円盤状に形成し、上記ヤスリ盤の表面の中心に凹所を穿設すると共に上記凹所の外周側の表面にヤスリ面を設け、上記凹所に爪磨き用オイルを含ませた潤滑部材を配置したので、爪の表面と潤滑部材を接触させて爪の表面に爪磨き用オイルを塗布しながらヤスリ面で爪の表面を磨くことができるものであり、更に、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0028】また、本発明の請求項4記載の電動式爪磨き器は、請求項3の効果に加えて、ヤスリ盤の裏面方向のヘッド部に押釦を設け、上記押釦の操作で上記潤滑部材をヤスリ盤の表裏方向に動かし得るようにしたので、必要なときにだけ、押釦を操作して上記潤滑部材を爪の表面に接触させて爪磨き用オイルを爪の表面に塗布することができるものであり、爪の表面の爪磨きを効率良くするものであり、また、爪の表面の仕上がりを綺麗にできるものである。 【0029】また、本発明の請求項5記載の電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項4のいずれかの効果に加えて、円盤状のヤスリ盤の表面にヤスリ面盤を装着し、ヤスリ盤の回転軸芯を中心とした略扇形状で上記回転軸芯に対して点対称位置に配置した2種類の粗ヤスリ面を上記ヤスリ面盤の表面に設け、ヤスリ面盤の表面の約半分を被覆するカバー体をヘッド部に設け、一方の粗ヤスリ面を表面に露出すると共に他方の粗ヤスリ面をカバー体で隠すようにヤスリ面盤をヤスリ盤に反転自在にし、ヤスリ盤の揺動回転運動が(180°−粗ヤスリ面の略扇形の中心角度)/2以下の角度の範囲で行われるようにしたので、ヤスリ盤の回転軸芯を中心とした略扇形状で、且つ、上記回転軸芯に対して点対称位置に2種類の粗ヤスリ面を配置したヤスリ面盤をヤスリ盤の表面に装着し、ヤスリ面盤の表面の約半分を被覆するカバー体をヘッド部に設けたことから、上記2種類の粗ヤスリ面のうち一つの粗ヤスリ面のみ表面に露出させることができるものであり、また、ヤスリ面盤がヤスリ盤に対して反転自在に装着されることから、表面に露出させる一方の粗ヤスリ面を他方の粗ヤスリ面に簡単に変更できるものであり、また、ヤスリ盤の揺動回転運動が(180°−粗ヤスリ面の略扇形の中心角度)/2以下の角度の範囲で行われるようにしたことから、ヤスリ盤が回転揺動運動をしても一方の粗ヤスリ面のみ表面に露出され続けることができるものであり、1つの電動爪磨き器で2種類の粗ヤスリ面を選択的に使うことができるために使い勝手のよい電動爪磨き器にするものである。 【0030】また、本発明の請求項6記載の電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項4のいずれかの効果に加えて、ヤスリ盤の約半分に切欠部を設け、表裏に種類の違う粗ヤスリ面を設けた粗ヤスリ片を上記切欠部に蝶番等を介して回転自在に取り付け、ヤスリ盤の表面に上記2種類の粗ヤスリ面の一方を選択的に露出したので、ヤスリ盤の半分に切欠部を設け、表裏に種類の違う粗ヤスリ面を設けた粗ヤスリ片を上記切欠部に蝶番等を介して回転自在に取り付けたことで、ヤスリ盤の表面に上記2種類の粗ヤスリ面の一方を選択的に露出させて、上記粗ヤスリ面を回転揺動させることができ、1つの電動爪磨き器で2種類の粗ヤスリ面を選択的に使うことができるために使い勝手のよい電動爪磨き器にするものである。 【0031】また、本発明の請求項7記載の電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項6のいずれかの効果に加えて、円盤状のヤスリ盤の側面に爪の形作り用ヤスリ面を設けたので、一つの電動式爪磨き器で、爪の表面を磨くことと爪の先端部の形作りを行い得るものであり、効率良い爪の手入れを行い得るものである。 【0032】また、本発明の請求項8記載の電動式爪磨き器は、請求項1乃至請求項7のいずれかの効果に加えて、円盤状のヤスリ盤の側面に甘皮押し用の突起を設けたので、一つの電動式爪磨き器で、爪の表面を磨くことと甘皮押しの両方を行い得るものであり、効率よい爪の手入れを行い得るものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年5月26日(2000.5.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−333817(P2001−333817A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月4日(2001.12.4) |
| 【出願番号】 |
特願2000−155540(P2000−155540) |
|