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【発明の名称】 引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器
【発明者】 【氏名】谷 仁一

【要約】 【課題】押出棒を引きバネで引き込み方向へ付勢することによって、コイルバネの小型化が可能で納まりが良く、押出棒にコイルバネを組み付ける作業が容易な引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器を提供する。

【解決手段】先筒31内に摺動自在に挿入された芯チャック32を有するカートリッジ3と、先筒31を相対回転可能に嵌合する容器本体1と、この容器本体1の内周面に設けた雌ねじ部21aと螺合する雄ねじ部22bを有しその先端がカートリッジ3後端とスプライン係合する押出棒22とを備え、前記相対回転によって容器本体1内を軸方向に移動して前記芯チャック32を先筒31の先端に向けて繰り出しあるいは引き込むカートリッジ式棒状繰出容器において、押出棒22の引き込み側に設けられた凸部と、容器本体1内の引き込み側に設けられた係止部と、凸部に係着する小径部を一端側に有し、前記係止部に係着する大径部を他端側に有する引きバネ23とを備え、引きバネ23の付勢力により前記係止部側へ押出棒22を引き込むことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】先筒内に摺動自在に挿入された芯チャックを有するカートリッジと、前記先筒を相対回転可能に嵌合する容器本体と、この容器本体の内周面に設けた雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を有しその先端が前記カートリッジ後端とスプライン係合する押出棒とを備え、前記相対回転によって前記容器本体内を軸方向に移動して前記芯チャックを前記先筒の先端に向けて繰り出しあるいは引き込むカートリッジ式棒状繰出容器において、前記押出棒の引き込み側に設けられた凸部と、前記容器本体内の引き込み側に設けられた係止部と、前記凸部に係着する小径部を一端側に有し、前記係止部に係着する大径部を他端側に有する引きバネとを備え、前記引きバネの付勢力により前記係止部側へ前記押出棒を引き込むことを特徴とする引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジと容器本体を相対回転可能に嵌合し、相対回転により押出棒を軸方向に移動してカートリッジ内の棒状芯材を先端に向けて繰り出しあるいは引き込むカートリッジ式棒状繰出容器に関わり、特に棒状芯材にアイライナー、アイブロウ、リップライナー、アイシャドウなどの棒状化粧料を用いてカートリッジ式棒状化粧料繰出容器に好適に利用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、広く使用されているカートリッジ式の棒状化粧料繰出容器があり、異なる色彩の芯材(棒状化粧料)が各カートリッジ毎に内蔵されている。この化粧料容器は、カートリッジを化粧料容器本体に選択的にすげ替えることにより所望の色彩の棒状化粧料を使用することができる。
【0003】例えば、実公平5−13307号公報のカートリッジ式化粧用容器は、軸方向に沿って移動可能な駆動体(押出棒)を内蔵する操作用本体と、棒状化粧料を支持する支持体(芯チャック)を内蔵すると共に、上記操作用本体に装着可能なカートリッジとからなり、上記棒状化粧料が上記押出棒の先端部と上記芯チャックの後端部との連携により繰り出し及び引き込み操作されるものである。そして、このカートリッジ式化粧用容器は、押出棒の基部に設けられた雄捩子と操作用本体の内面に形成された雌捩子とが螺合して押出棒が操作用本体内を軸方向に作動可能なこと、カートリッジの軸方向中央通路の内周と前記押出棒とがスプライン構造を形成して押出棒とカートリッジ本筒とが相対回転不能に係止されること、かつ操作用本体の先端内壁と押出棒の基部との間で、押出棒の繰り出し操作時に圧縮されるように、押出棒の回りにスプリングを配設したこと、から構成されている。
【0004】このカートリッジ式化粧用容器は、前記構成によりカートリッジを操作用本体から取り外すと、押出棒は付勢された内筒内のスプリングの作用により、その先頭部は内筒内に引き込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の押出棒は、実公平5−13307号公報に記載されているように、押しバネ(圧縮コイルバネ)によって付勢されていた。すなわち、操作用本体の先端内壁と押出棒の基部との間で、押出棒の繰り出し操作時に圧縮されるように、押出棒の回りに押しバネ(圧縮コイルバネ)を配設し、押出棒は後方へ付勢されていた。
【0006】しかし、押出棒の回りに押しバネを配設する従来の構造では、押しバネのコイル径を押出棒の軸径より大きくしなければならず、バネ自体の小型化が図れないのでカートリッジ式棒状化粧料繰出容器を細径化する上で障害となっていた。
【0007】また、押しバネ(圧縮コイルバネ)は通常(或いは組み立てる際には)軸方向に伸びた状態にあって、作動時に圧縮される構成なので、伸びた状態にある押しバネは部品を保管する際や、組み立てる際に1本1本がからみやすく、取り扱いに大変不便があった。
【0008】本発明は前記課題に鑑みて創案されたものであり、押出棒を引きバネで引き込み方向へ付勢することによって、コイルバネの小型化が可能で納まりが良く、押出棒にコイルバネを組み付ける作業が容易な引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明の引きバネを備えたカートリッジ式棒状繰出容器は、先筒内に摺動自在に挿入された芯チャックを有するカートリッジと、前記先筒を相対回転可能に嵌合する容器本体と、この容器本体の内周面に設けた雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を有しその先端が前記カートリッジ後端とスプライン係合する押出棒とを備え、前記相対回転によって前記容器本体内を軸方向に移動して前記芯チャックを前記先筒の先端に向けて繰り出しあるいは引き込むカートリッジ式棒状繰出容器において、前記押出棒の引き込み側に設けられた凸部と、前記容器本体内の引き込み側に設けられた係止部と、前記凸部に係着する小径部を一端側に有し、前記係止部に係着する大径部を他端側に有する引きバネとを備え、前記引きバネの付勢力により前記係止部側へ前記押出棒を引き込むことを特徴とする。
【0010】この構成によれば、引きバネを押出棒の引き込み側(即ち押出棒後端)に設置する構成となり、押出棒外周面に押しバネを巻回設置する従来の構成に比して小形化でき容器内の納まりがよい。従って、カートリッジ式棒状化粧料容器の細径化が可能である。
【0011】また、この構成によれば、押出棒を引きバネで後方へ付勢するように構成したので、通常(或いは組み立てる際には)軸方向に圧縮された状態にあり、部品を保管する際や、組み立てる際に1本1本が従来の押しバネのようにからみつくことがなく、取り扱いに大変便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係るカートリッジ式棒状繰出容器を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態ではカートリッジ内に棒状化粧料(アイライナー)を収納すると共に、カートリッジと容器本体との相対回転により、棒状化粧料を繰り出すカートリッジ式棒状化粧料繰出容器1として説明する。
【0013】[カートリッジ式棒状化粧料繰出容器の構造]カートリッジ式棒状化粧料繰出容器(以下、化粧料容器という)1は、図1に示すように、化粧料容器1の後端に設けられた繰出機構部2と、化粧料容器1の前端に相対回転可能に嵌合されたカートリッジ3と、カートリッジ3を覆う前端キャップ4と、化粧料容器1後端に装着可能に設けられた化粧用具5と、化粧用具5を覆う後端キャップ6とで構成される。
【0014】化粧料容器(容器本体に相当)1は、筒本体10と、この筒本体10の先端側に設けられた係合部材11と、筒本体10の後端側に設けられた保持部材12とで構成される。
【0015】筒本体10は円筒形状に形成され、カートリッジ3を挿入するための先端開口と各内蔵部品を導入するための後端開口を有している。係合部材11はカートリッジ3を挿入するために円筒形状に形成され、後端外周面が筒本体10の先端開口面に嵌合している。係合部材11は後端より所定位置離れた内周面に係合凸部11aを設けている。
【0016】保持部材12は円柱形状に形成され、先端側に繰出機構部2の一部を収納する穴部12aと、後端側に化粧用具5を収納するための凹部12bを有している。保持部材12は先端外周面が筒本体10の後端開口面に嵌合している。
【0017】繰出機構部2は、化粧料容器1内に挿入されたネジ筒21と、ネジ筒21内を軸方向へ往復動する押出棒22と、押出棒22をネジ筒21後端側に付勢する押出棒用引きバネ23と、カートリッジ3の後端部と嵌合する抵抗体24とで構成される。
【0018】ネジ筒21は円筒形状を有し、外周面が筒本体10の内周面に嵌入されて回転不能に係合している。ネジ筒21の内周面には雌ネジ21aが螺設されている。押出棒22は段付円柱形状に形成され、先端側に小径軸部22aが、中間部に大径軸部22bが、後端部に中径軸部22cが設けられている。押出棒22の小径軸部22aは、図4に示すように、その外周面に軸線方向に沿ってスプライン溝22dが穿設されている。押出棒22の大径軸部22bはその外周面にネジ筒21の雌ネジ21aと螺合する雄ネジ22eが螺設されている。押出棒22の中径軸部22cはその外周面の所定位置に円周凸部22fが設けられている。
【0019】押出棒用引きバネ23は一端に小径部23aを有し、他端に大径部23bを有するコイルバネである。押出棒用引きバネ23において小径部23aと大径部23bを繋ぐ中間部のコイル径は押出棒22の中径部22cの外周面に巻回可能に形成されている。また、小径部23aは押出棒22の中径軸部22cと同じかやや大きくて円周凸部22fの先端径より小さく形成され、大径部23bはネジ筒21の内径より大きく形成されている。
【0020】押出棒用引きバネ23は押出棒22の中径軸部22cの外周面に巻回され、一端の小径部23aが押出棒22の円周凸部22fと係合し、他端の大径部23bがネジ筒21の後端(係止部)と係合している。
【0021】抵抗体24は、図1に示すように、弾性を有し摩擦抵抗の大きいラバーを材質とし、円筒形状に形成されている。抵抗体24の内周面の一部がネジ筒21の先端部と係合し、外周面の一部が筒本体10の内周面に嵌入固定されている。この抵抗体24の内周面の一部がカートリッジ3の後端部と係合する。
【0022】カートリッジ3は、図1および図2に示すように、棒状化粧料Mを収納する先筒31と、棒状化粧料Mを保持し先筒31内を軸方向に移動可能な芯チャック32と、芯チャック32を後端側へ常時付勢するカートリッジ用引きバネ33と、先筒31の後端部に嵌入された尾栓34とで構成されている。
【0023】先筒31は後部に小径部31aを有する段付円筒形状に形成され、先端側はその横断面が円形をし、かつ先端に向けて次第に細くなる先細り形状をしている。また、小径部31aはこの外周面のうち後端よりの箇所には、小径部31aの周方向に巡らせた周溝部31bを形成してある。
【0024】また、先筒31はその長手方向に芯チャック32を収納し、かつ押出棒22が通る貫通穴31dを有する。この貫通穴31dはその長手方向に沿って、相互に対向する一対の長溝31cを有する。そして、貫通穴31dの後端開口は尾栓34で塞がれている。
【0025】芯チャック32は、棒状化粧料Mを把持する把持部32aと、この把持部32aの後端に連続し、かつ押出棒22と当接する当接部32bとからなる。当接部32bは把持部32aよりも小径円柱状に形成されている。
【0026】把持部32aはその外周面に一対の突起32cを有する。この突起32cは先筒31の長溝31cに摺動自在に係合し、これにより先筒31の貫通穴31dに沿って芯チャック32を案内する。よって、先筒31の長溝31cは、芯チャック32を貫通穴31dに沿って案内する案内溝であり、芯チャック32の突起32cは案内片といえる。
【0027】尾栓34は一端に鍔部34bを設けた円筒軸部34aを有し、円筒軸部34aが貫通穴31dに挿入されて先筒31の後端開口を塞いでいる。また、円筒軸部34aは、押出棒22が通る貫通穴34cを有する。この貫通穴34cは軸方向に延びる多数のスプライン溝34dを周方向に等間隔で形成してある。このスプライン溝34dは、押出棒22のスプライン溝22dとスプライン結合できるように、その大きさや長さを設定してある。更に、尾栓34と芯チャック32との間には芯チャック用引きバネ33を取り付けてある。
【0028】芯チャック用引きバネ33は一端に小径部33aを有し、他端に大径部33bを有するコイルバネである。そして、小径部33aと大径部33bとを繋ぐ中間部のコイル径は芯チャック32の当接部32bの外周面に巻回可能に形成されている。
【0029】芯チャック32の当接部32bにはその外面のうち把持部32a寄りの箇所に芯チャック用引きバネ33の小径部を係止する節条部32fを有する。芯チャック用引きバネ33の大径部33bは尾栓34で貫通穴31dを塞ぐときに尾栓34と小径部33aの内壁面との間で挟持される。芯チャック用引きバネ33は、押出棒22により芯チャック32が貫通穴31dを軸方向先端側に移動したときに、これを軸方向後端側へ向けて付勢して引き戻す。
【0030】以上、先筒31にこのような構成部材を備えてなるものがカートリッジ3であり、カートリッジ3の先端側には先筒31を覆う前端キャップ4が設けられている。
【0031】前端キャップ4は有底円筒形状を有し、開口側が化粧料容器1の先端部分を内部に挿入した状態で着脱自在に設けられている。化粧用具5は化粧料Mを塗布するために使用する筆であり、先端に筆部5aが、後端に把持部5bが形成されている。化粧用具5は把持部5bを保持部材12の凹部12bに挿入することによって収納され、使用する際は凹部12bから引き出す。
【0032】後端キャップ6は有底円筒形状を有し、開口側が化粧料容器1の後端部分を内部に挿入した状態で着脱自在に設けられている。この棒状化粧料容器の各部品は引きバネ23,33及び抵抗体24を除き、個々の適当な特性を考慮して選択した合成樹脂材料で成形されている。
【0033】[カートリッジ式棒状化粧料繰出容器の組立手順]まず、化粧料容器1及び繰出機構部2の組立手順を図面に基づき説明する。図1及び図2に示すように、筒本体10の先端開口面に係合部材11の後端外周面を嵌合させる。
【0034】ネジ筒21の先端外周面を抵抗体24の内周面に嵌入する。ネジ筒21の後端開口より押出棒22の小径軸部22aを挿入すると共に大径軸部22bの雄ネジ22eを雌ネジ21aに螺合させる。次に、図4に示すように、押出棒22の中径軸部22cの外周面に押出棒用引きバネ23を巻回すると共に、円周凸部22fを乗り越えて小径部23aと円周凸部22fを係合し、大径部23bをネジ筒21の後端部に係合する。
【0035】押出棒22、押出棒用引きバネ23及び抵抗体24を組み込んだネジ筒21を筒本体10の内周面に嵌入し回転不能に係合する。筒本体10の後端開口面に保持部材12の先端外周面を嵌合する。なお、保持部材12が嵌合されると、押出棒用引きバネ23の大径部23bがネジ筒21の後端部と保持部材12の先端部に挟接されてネジ筒21の後端部に固定されると共に、押出棒22の小径軸部22aの先端部分がネジ筒21先端部より突出した状態となる。
【0036】次に、カートリッジ3の組立手順を図1及び図2に基づき説明する。芯チャック32の挿入凹部32aに棒状化粧料Mを装着し、先筒31後端開口から棒状化粧料Mを装着した芯チャック32を長溝31cと突起32bを噛み合わせて挿入し、棒状化粧料M及び芯チャック32を先筒31の内周面に軸方向移動自在、かつ回転不能に係合する。次に、芯チャック32の当接部32bの外周面にカートリッジ用引きバネ33を巻回すると共に、節条部32cを乗り越えて小径部33aと節条部32cを係合し、大径部33bを長溝31cの後端部に係合する。
【0037】先筒31の後端内周面に尾栓34の小径部34aを嵌入する。なお、尾栓34が嵌入されると、カートリッジ用引きバネ33の大径部33bが長溝31cの後端部と尾栓34の小径部34aに挟接されてネジ筒21の後端部に固定される。
【0038】次に、カートリッジ3を化粧料容器1及び繰出機構部2に組み付ける手順を図2に基づき説明する。カートリッジ3の小径外周面31aを係合部材11の先端開口面より挿入していくと、先筒31の周溝部31bと係合部材11の係合凸部11aが係合する。この時、押出棒22先端部のスプライン溝22dと尾栓34のスプライン溝34dがスプライン係合すると共に、尾栓34の大径部34bが抵抗体24の内周面に嵌入される。なお、カートリッジ3を嵌入させる事により、抵抗体24が尾栓34外径に接し、抵抗体24の弾性力が尾栓34を中心方向に押圧すると、押出棒22先端部のスプライン溝22dと尾栓34のスプライン溝34dとの間に係合作動回転抵抗が発生する。この係合作動回転抵抗は押出棒用引きバネ23の後退付勢力より大きいものとする。
【0039】これでカートリッジ3と化粧料容器1及び繰出機構部2の組み付けは完了する。[カートリッジ式棒状化粧料繰出容器の作用]化粧料容器1とカートリッジ3が相対回転することにより、図3に示すように、ネジ筒21と螺合する押出棒22が繰出し、カートリッジ3内部の芯チャック32及び化粧料Mがカートリッジ用引きバネ33の付勢力に抗して繰り出す。
【0040】押出棒22は押出棒用引きバネ23により、後退方向に常時付勢されている。また、芯チャック32もカートリッジ用引きバネ33により、後退方向に常時付勢されている。
【0041】そこで、カートリッジ3を化粧料容器1及び繰出機構部2より抜き取ると、図2に示すように、化粧料容器1及び繰出機構部2側では、抵抗体24による係合作動回転抵抗が解除され、押出棒22が押出棒用引きバネ23により後方の初期位置に戻される。また、カートリッジ3側では、芯チャック32及び化粧料Mを繰り出していた押出棒22が解除されるので、芯チャック32及び化粧料Mはカートリッジ用引きバネ33により後方の初期位置に戻される。
【0042】この実施の形態によれば、引きバネ23(33)が押出棒22(あるいは芯チャック32)の小径軸部23c,32bに巻回して押出棒後部に設置する構成となり、押出棒先端外径に押しバネを設置する従来の構成に比して小形化でき、容器内の納まりがよい。
【0043】また、この実施の形態によれば、押出棒22(あるいは芯チャック32)を引きバネ23(33)で後方へ付勢するように構成したので、通常(或いは組み立てる際には)軸方向に圧縮された状態にあり、部品を保管する際や、組み立てる際に1本1本が従来の押しバネのようにからみつくことがなく、取り扱いに大変便利である。
【0044】なお、この実施の形態では、押出棒用引きバネ23を係合する押出棒22の部位を円周凸部22fとして説明したが、本発明は円周凸部に限定されるものではなく、押出棒用引きバネ23の小径部23aが係合できる凸形状を有するものであればよい。また、この実施の形態では、押出棒22の後端部に円周凸部22fを有する中径軸部22cを設けたが、中径軸部22cは必須の構成ではなく、小径部23aが係合できる凸形状を確保できる形態であればよい。
【0045】
【発明の効果】以上本発明によれば、引きバネが押出棒の引き込み側に設置する構成となり、押出棒先端外径に押しバネを巻回設置する従来の構成に比して小形化でき容器内の納まりがよい。従って、カートリッジ式棒状化粧料容器の細径化が可能である。
【0046】また、本発明によれば、押出棒を引きバネで後方へ付勢するように構成したので、通常(或いは組み立てる際には)軸方向に圧縮された状態にあり、部品を保管する際や、組み立てる際に1本1本が従来の押しバネのようにからみつくことがなく、取り扱いに大変便利である。
【出願人】 【識別番号】591147339
【氏名又は名称】株式会社トキワ
【出願日】 平成11年8月3日(1999.8.3)
【代理人】 【識別番号】100089244
【弁理士】
【氏名又は名称】遠山 勉 (外3名)
【公開番号】 特開2001−37540(P2001−37540A)
【公開日】 平成13年2月13日(2001.2.13)
【出願番号】 特願平11−220112