| 【発明の名称】 |
防水ケース |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 雅博
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| 【要約】 |
【課題】ロック機構を必要とせず、気密性および水密性に優れた防水ケースを提供する。
【解決手段】カメラなどの機器が収容される気密な空間を形成するケース本体11a.11bと、ケース本体に設けられた一方向弁16とを含む防水ケース1であり、一方向弁16は、ケース本体の内部圧力が外部圧力より低いときは閉塞するとともに、外力を作用させるとケース本体の内部の空気を外部へ吸引できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】機器が収容される気密な空間を形成するケース本体と、前記ケース本体に設けられた一方向弁とを含み、前記一方向弁は、ケース本体の内部圧力が外部圧力より低いときは閉塞するとともに、外力を作用させるとケース本体の内部の空気を外部へ吸引できる防水ケース。 【請求項2】前記一方向弁を介して、前記ケース本体の内部の空気を外部へ吸引するポンプをさらに含む請求項1記載の防水ケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スチールカメラ、ディジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機器、パーソナルコンピュータ、音声再生機その他の機器を収納するためのケースに関し、特にこれらの各種機器を簡易に収納して雨水や塵埃から保護するケースに関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ビデオカメラなどの撮像機器を水中でも使用できるようにした防水ケースは、従来より種々提案されている。この種の防水ケースは、高度の耐水圧性と水密性が要求されることから、ケース本体は堅固な合成樹脂製殻体で構成され、さらに接合部に設けられたOリングなどのシールパッキンを強固に締め付ける金属製固定リングを備えている。 【0003】しかしながら、従来の防水ケースはシールパッキンを強固に締め付ける固定リング(ロック機構)が必要とされていたので、その分コスト高になっていた。 【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ロック機構を必要とせず、気密性および水密性に優れた防水ケースを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段および効果】上記目的を達成するために、本発明によれば、機器が収容される気密な空間を形成するケース本体と、前記ケース本体に設けられた一方向弁とを含み、前記一方向弁は、ケース本体の内部圧力が外部圧力より低いときは閉塞するとともに、外力を作用させるとケース本体の内部の空気を外部へ吸引できる防水ケースが提供される。 【0006】また、前記一方向弁を介して、前記ケース本体の内部の空気を外部へ吸引するポンプをさらに含む防水ケースが提供される。 【0007】本発明の防水ケースでは、ケース本体が内部に気密な空間を形成するので、ケース本体の空間に機器を収納し、ポンプを用いて内部の空間の空気を外部へ吸引すると、内部圧力が外部圧力に対して負圧になり、これによりケース本体にロック機構を設けなくても気密にロックされる。この状態から一方向弁を解除すれば、ケース本体内に空気が入るので内部圧力と外部圧力とが等しくなり、ケースから機器を取り出すことができる。 【0008】本発明のケースは、カメラやビデオカメラなどの撮像機器、携帯電話機(簡易型携帯電話機を含む)、パーソナルコンピュータ、携帯用音声再生装置等々、あらゆる機器類について用いることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(A)は本発明の防水ケースの実施形態を示す斜視図、図1(B)は図1(A)のB−B線に沿う断面図、図2は図1(A)のII-II線に沿う断面図であって、図2(A)は無負荷状態、図2(B)はポンプのノズルを装着した状態を示す断面図である。 【0010】本発明の防水ケースは、たとえば図1(A)に示すスチールカメラ用ケースとしても、あるいはビデオカメラ用ケース、携帯電話機用ケース、ディジタルカメラ用ケース、パソコン用ケース、携帯音声再生装置用ケースとしても用いることができる。何れの防水ケースも基本的な構成は同じであるため、以下の実施形態ではスチールカメラ用ケースを例に挙げて本発明を説明する。 【0011】図1に示す実施形態のケース1は、スチールカメラ(詳細な図示は省略する。)を収容するためのケース本体11a,11bを有し、本例ではスチールカメラの表側の外面形状に対応した形状とされたケース本体11aと、裏側の外面形状に対応した形状とされたケース本体11bとの2つの部材で構成されている。これら2つのケース本体11a,11bはヒンジ12で接合されており、このヒンジ12を中心にしてケース本体11a,11bを閉じると、その内部にスチールカメラを収容するための空間が形成される。なお、この空間の内面はスチールカメラの外面形状にほぼ対応させても良いし、幾つかの形状のスチールカメラを汎用的に収納できるように形成しても良い。 【0012】ケース本体11a,11bは、たとえばポリプロピレンなどの合成樹脂を射出成形やシートの絞り成形することにより形成することができるが、特に樹脂材質には限定されない。また、スチールカメラのプッシュボタンや表示画面等の視認性を高めるために、透明または半透明の材料で構成することもできる。勿論、着色や模様付けも可能である。 【0013】なお、スチールカメラに設けられた各種のボタンスイッチ、たとえばシャッターボタンに相当する位置については、ケース本体11aの肉厚が一般面より薄肉とされている。図1に薄肉部を13で示すが、こうした薄肉部13も射出成形や絞り成形時に成形型の形状によって容易に形成することができ、この薄肉部13によってスチールカメラをケース1内に収容したまま、外部からのボタン操作が可能となる。また、カメラのレンズ部分、ファインダおよびフラッシュランプに相当する部分には、ガラス等が設けられている。 【0014】ケース本体11a,11bのそれぞれの開口縁の全周には、図1(B)に示すように互いに凹凸嵌合する凸部14aと凹部14bとが形成されている。この凸部14aおよび凹部14bは、ケース本体11a,11bが合成樹脂から構成されているので、ケース本体11a,11bを射出形成または絞り成形する際に一体的に形成することができる。また、凹部14bにはOリング15が装着され、このOリング15を介して凸部14aおよび凹部14bを互いに凹凸嵌合させることにより、ケース本体11a,11bが気密および水密に接合される。 【0015】なお、ケース本体11a,11bのそれぞれの開口縁に形成すべき嵌合部の具体的形状は図示する実施形態に限定されず、適宜変更することができる。 【0016】特に本実施形態の防水ケース1は、ケース本体11a,11bの何れかに、一方向弁16が設けられている。この一方向弁16の具体的構造を図2(A)(B)に示す。 【0017】同図(A)は無負荷状態を示す断面図であり、同図(B)に示すように吸引ポンプ3のノズル31が挿入される凹部161の底面に弁162が上下移動可能に設けられており、バネ163により図において上方向に弾性力が付与されている。同図(A)に示す状態では、バネ163の弾性力によって弁162は環状の弁座164に当接し、これにより環状の弁座164より内側に形成された通孔165が閉塞され、その結果、ケース本体11a,11bの内側と外側とが隔離される。 【0018】これに対して、吸引ポンプ3のノズル31を凹部161に挿入し、ノズル31の先端で弁162の頭部を押すと、弁162と弁座164との間に隙間が生じる。この状態で吸引ポンプ3を作動すると、この隙間および通孔165を介してケース本体11a,11bの内部の空気は外部へ排出されることになる。 【0019】なお、凹部161の側壁に設けられた凹部166に、ノズル31の先端に設けられたキー32を係合させることで、ノズル31をケース本体11bに固定することができ、吸引作業性が向上する。 【0020】このように、本実施形態の防水ケース1では、2つのケース本体11a,11bは、Oリング15を介して凹凸嵌合14a,14bによってシールされ、かつ接合されるので、一方向弁16から内部の空気を外部へ排出すれば、内部が外部に対して負圧となるので、ケース本体11a,11bにロック機構を設けなくても気密にロックされる。特に、水中で使用される防水ケースでは、さらに水圧がケース本体を閉じる方向に作用するので、さらに気密および水密になる。 【0021】なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591103298 【氏名又は名称】アサヒリサーチ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年5月30日(2000.5.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097180 【弁理士】 【氏名又は名称】前田 均 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−333814(P2001−333814A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月4日(2001.12.4) |
| 【出願番号】 |
特願2000−159585(P2000−159585) |
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