| 【発明の名称】 |
フック付き結束具 |
| 【発明者】 |
【氏名】丹羽 健二
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| 【要約】 |
【課題】両端を簡単に結束して無端状にできるとともに、使い勝手がよいフック付き結束具を提供する。
【解決手段】携帯用ベルト31の両端部31a,31bを合わせて挟持片2の挟持面3に載せ、回動挟持片21を回動させるとともに、掛止突片26,26を押し込んで掛止爪6,6に掛止すると、掛止突片2と回動掛止突片21が、携帯用ベルト31の両端部31a,31bを挟持して略水平姿勢に保持される。従って、両端部31a,31bを縫い合わせることなく、簡単に無端状とすることができる。フック13の自由端11から携帯電話や小型カメラ等の携帯ストラップ32のループを通した後、フック13を撓ませて該自由端11を係止部に係止する。携帯ストラップ32のループを結び付ける必要が無いから必要に応じて容易に着脱できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 扁平な被挟持部材を挟持する挟持面の両側端に壁部を設け、その上端から前記挟持面上に突出させて互いに対向させた掛止爪を形成するとともに、前記挟持面の基部に軸受部を形成した合成樹脂製の挟持片と、前記軸受部に回動自在に軸支され、前記挟持片の挟持面に略合致する挟持面の両側端に、前記掛止爪に掛止される掛止突片を形成して、該掛止突片が掛止されたとき前記挟持片と略平行の姿勢に保持される合成樹脂製の回動挟持片とからなり、前記挟持片及び回動挟持片の各挟持面の少なくとも何れか一方に、前記被挟持部材に刺入可能な抜け止め突起を複数形成するとともに、前記挟持片には、一端を自由端として係止爪を形成した略U字形のフックと、該フックを撓ませてその弾性により前記係止爪を係止させる係止部とを、一体成形したことを特徴とするフック付き結束具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フック付き結束具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】無端状にして首に掛けるようにした携帯用ベルトがある。この携帯用ベルトには、環状部材や通し孔を設けた部材が取り付けられていて、携帯ストラップを結び付けて小型カメラや携帯電話等を携帯できるようにされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記携帯用ベルトは両端を縫い合わせて無端状にするため手間が掛かる。また、携帯用ベルトに取り付けた環状部材に携帯ストラップを結び付けるものであるため、取り付けや取り外しが面倒である。本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、両端を簡単に結束して無端状にできるとともに、使い勝手がよい合成樹脂製のフック付き結束具を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための合成樹脂製のフック付き結束具は、扁平な被挟持部材を挟持する挟持面の両側端に壁部を設け、その上端から前記挟持面上に突出させて互いに対向させた掛止爪を形成するとともに、前記挟持面の基部に軸受部を形成した合成樹脂製の挟持片と、前記軸受部に回動自在に軸支され、前記挟持片の挟持面に略合致する挟持面の両側端に、前記掛止爪に掛止される掛止突片を形成して、該掛止突片が掛止されたとき前記挟持片と略平行の姿勢に保持される合成樹脂製の回動挟持片とからなり、前記挟持片及び回動挟持片の各挟持面の少なくとも何れか一方に、前記被挟持部材に刺入可能な抜け止め突起を複数形成するとともに、前記挟持片には、一端を自由端として係止爪を形成した略U字形のフックと、該フックを撓ませてその弾性により前記係止爪を係止させる係止部とを、一体成形したことを特徴とする。 【0005】 【発明の作用及び効果】上記構成のフック付き結束具は、合成樹脂製の挟持片の挟持面に扁平な被挟持部材を載せ、同じく合成樹脂製の回動挟持片を回動させて掛止突片を掛止爪に掛止すると、挟持片と回動掛止片とが被挟持部材を挟持して略水平姿勢に保持される。このとき、対向する挟持面の少なくとも一方に形成した複数の抜け止め突起が、被挟持部材に刺入して抜け止めとなる。掛止片と回動掛止片が、被挟持部材を挟持して略水平姿勢に保持されるとともに、抜け止め突起が被挟持部材に刺入するから、強固かつ確実に挟持でき被挟持部材が抜け外れることがない。従って、被挟持部材が携帯用ベルトであれば、その両端を縫い付けることなく無端状にできる。また、挟持片には、フック及びそのフックを係止する係止部が一体成形されており、フックの係止部に対する係脱がフックの弾性により容易にできるから、フックの自由端から携帯電話や小型カメラの携帯ストラップのループを通して取り付けることができ、必要に応じて簡単に着脱できるなどの効果がある。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の1実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係るフック付き結束具(以下単に結束具という)1を構成する挟持片2の正面図、図2は回動挟持片21の裏面図、図3は結束具1の正面図、図4は回動挟持片21を閉じた状態の断面図、図5はフック13を係止した状態の図3に於けるA−A線断面図、図6は使用状態を示した要部の正面図である。 【0007】型成形される合成樹脂製の挟持片2は、携帯用ベルト等の扁平な紐やゴムバンド等の被挟持部材を挟持する挟持面3を有し、該挟持面3の左右の両側端4,4に沿って、壁部5,5が立設されている。挟持面3は、図1に於ける上端方が開放されている。壁部5,5の上面には、該壁部5,5に沿って挟持面3上に突出させるとともに、互いに対向させた掛止爪6,6が形成されている。 【0008】そして、挟持片2の基部2aに、軸受部7,7が形成されている。軸受部7,7の上面には、傾斜滑り面8,8が形成されている。また、挟持面3には、軸受部7,7間に軸受突条9が形成されている。さらに、挟持面3には、円錐状の抜け止め突起10が所定間隔置きに複数形成されている。抜け止め突起10は、基部2aに向く側面10aが該挟持面3に対して垂直に形成されている。 【0009】上記挟持片2には、軸受部7,7が形成された基部2aに、一端を自由端11としその両側面に係止爪12a,12bを形成した略U字形のフック13と、該フック13を係止する係止部14が形成されている。係止部14は、挟持片2の正面に開口する係入口15と、該係入口15に連続する係止溝16とからなり、該係止溝16の対向壁17,17には、フック13の係止爪12a,12bを係止する係止縁18a,18bが形成されている(図5参照)。 【0010】同じく型成形される合成樹脂製の回動挟持片21は、その基部21aに上記挟持片2の軸受部7,7と軸受突条9に嵌まって回動自在に支持される回動軸22を形成するとともに、上記挟持片2の挟持面3と略合致する挟持面23を形成したもので、挟持面23には円錐状の抜け止め突起24が、挟持片2の抜け止め突起10と重ならないように所定間隔置きに複数形成されている。抜け止め突起24は、基部23aに向く側面24aが該挟持面23に対して垂直に形成されている。挟持面23の左右の両側端25,25に沿って、基部21aから離れるに従い徐々に突出度を大きくした掛止突片26,26が突成されている。そして、回動軸22の両端部には、軸受部7,7の上面の傾斜滑り面8,8と合致する傾斜面27,27が形成されている。 【0011】上記回動挟持片21は、回動軸22を挟持片2の一方の軸受部7に挿入するとともに、その反対側の軸受部7の傾斜滑り面8と該回動軸22の傾斜面27を向かい合わせて押し込むことにより、傾斜面27が傾斜滑り面8を滑って軸受7に嵌まり、回動自在に軸支される。そして、図4及び図7に示すように、携帯用ベルト31の両端部31a,31bを合わせて挟持片2の挟持面3に載せ、回動挟持片21を回動させるとともに、掛止突片26,26を押し込んで掛止爪6,6に掛止すると、挟持片2と回動掛止突片21とが携帯用ベルト31の両端部31a,31bを挟持して略水平姿勢に保持される。このとき、対向する挟持面3と23に形成した複数の抜け止め突起10と24が、挟持された携帯用ベルト31の両側から刺入して抜け止めとなる。 【0012】掛止突片2と回動掛止突片21が、携帯用ベルト31の両端部31a,31bを挟持して略水平姿勢に保持されるとともに、挟持面3及び23に対して垂直となる側面10a及び24aが、それぞれ基部3a及び23aに向く抜け止め突起10及び24が携帯用ベルト31に刺入するから、強固かつ確実に挟持でき抜け外れることがない。従って、携帯用ベルト31の両端部31a,31bを縫い合わせることなく、簡単に無端状とすることができる。 【0013】そして、フック13の自由端11から携帯電話や小型カメラ等の携帯ストラップ32のループを通した後、フック13を撓ませて該自由端11を係止口15から係止溝16に挿入し、係止爪12a,12bを係止縁18a,18bに係止する。フック13の自由端11から携帯ストラップ32のループを通して取り付けるもので、結び付ける必要が無いから必要に応じて容易に着脱できる。また、挟持面3及び23の裏面に、所定のシールを貼付して装飾性や宣伝効果を高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591070831 【氏名又は名称】株式会社丸善製作所
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| 【出願日】 |
平成12年3月30日(2000.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090239 【弁理士】 【氏名又は名称】三宅 始
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| 【公開番号】 |
特開2001−275734(P2001−275734A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月9日(2001.10.9) |
| 【出願番号】 |
特願2000−93113(P2000−93113) |
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